JPS59164020A - 電気湯沸器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、上蓋に手動ポンプを内蔵し、この手動ポンプ
の操作により空気を圧送して容器内の液体を外部に注出
するジャーポット等の電気湯沸器に倶するものである。

（従来技術） 一般に、お茶、コーヒー、紅茶等の味や香りを引き出す
為に、水道水のカルキ等による特有の味を除去すること
が必要であり、又このような特有の味を除去する手段と
して水道水を沸騰させることが広く知られており、ジャ
ーポット等の電気湯沸器にあっても沸騰型のものが望ま
れている。

現在、この種の湯沸器として沸騰型のものが種々提案さ
れているが、その何れにあっても、実用化に際し沸騰時
における蒸気の放出構造に苦慮することになっていた。

一般に、ジャーポット等の電気湯沸器にあっては、上蓋
の内部に手動ポンプを設け、この手動ポンプの抑圧操作
により容器内に空気を圧送して該容器内の液体を外部に
注出できるように構成されており、このような構成のま
まで容器内の液体を加熱沸騰させた場合、沸騰により発
生した蒸気が送気口から手動ポンプ内に侵入してこの内
部に充満し、その結果、ポリエチレン樹脂或いはポリプ
ロピレン樹脂等の合成樹脂材料により成形され何万回と
いう伸縮に耐えることが要求される手動ポンプにあって
劣化を早め、寿命を縮めるという欠点を招くものであり
、このような対策に苦慮することになっていた。

（本発明の目的） 本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、上着内部に
容器内部と外部とを連通ずる蒸気放出通路を形設して、
容器内の蒸気を手動ポンプ内に通すことなく外部に放出
することにより従前の如き蒸気による手動ポンプの劣化
を防止できるようにしたものである。

（実施例） 以下図面に示した本発明の実施例について詳細に説明す
る。

先ず、第１図示の実施例において、電気湯沸器は、液体
を貯蔵する容器１、これを内装する外装体２、容器Ｉの
上面開口を附基する着脱自在な中蓋３、及Ｏ・該中蓋３
の上方を被う開閉かつ着脱自在な−Ｉ−蓋４に大別され
、下記の如く構成される。

容器１は例えばステンレスよりなり、上端フランジにバ
ッキング５を嵌着すると共に外底面に取付アンクル６を
固着し、かつ下部外周囲にはヒータ７を巻付げである。

又、容器１の外周壁には上下に適宜離間してｌ対の継手
８を装設し、この両継手８間に透明管よりなる水位計９
を支持して該水位計９を容器ｌの内部に連通させ、水位
計９により容器ｌ内の水位を表示できるようにしである
。

外装体２は筒状の外周ケース１０、該ケース１０の下端
開口部に嵌着する底カバー１１、及び外周ケースｌＯの
上端開口部に嵌着する上カバー１２により構成される。

上記外周ケースＩＯは側壁適所に縦方向の長孔を形設し
、この長孔に透明板よりなる表示窓１４を設けた表示パ
ネルＩ３を嵌着しており、組立時表示窓１４が水位側９
に対向すべく位置設定される。又−底カバー１１は合成
樹脂の成型品よりなり、その外周部適所においてプラグ
カバ一部１５を一体に成型し、このカバ一部１５内にプ
ラグピン■６を装設する。而して、このプラクピン１６
には図示しないプラグが接続され、ヒータ７等の電気部
品に給電するものであ番Ｌカバー１２は合成樹脂の成型
品でリング状をなしており、その外周部適所に臨出孔１
７を形成すると共に、該臨出孔１７０対向位置において
Ｌ字状の切溝１９を有する蝶香部１８を一体に成形して
いる。

このような構造の外装体２は」−カバー１２の内周部−
Ｌ面上に容器Ｉの」１端フランジをパフキング５を介し
て肖接し、取付アングル６を取付脚２゜を介して底カバ
ー１１に固定することにより容器１を内装固定する。

上記取付脚２０は一枚の板金により折曲形成され、中間
部にあって取付アングル６に当接する容器側取付板部２
１、該部２１の両１１１１Ｉにあって下方に折曲する起
立部２２及び該起立部２２の下端にあって側方に折曲す
る底カバー側取旬片２３よりなり、容器側取付板部２１
には取付アングル６に螺着するねじ（図示せず）の挿通
孔２４を、底カバー側取付片２３には底カバー１１を挿
通したねしく図示せず）が螺着するねし孔２５を夫々形
成する。又、上記容器側取付板部２１には先端を互犀対
回させ゛Ｃ対峙する２個の支持片２６．２６を切起こし
により形成して該支持片２６．２６に適当な弾性をもた
せてなり、この両支持片２６．２６の先端部には開口が
狭くなった部品取付用切欠部２７゜２７を夫々形成する
。而して取伺脚２０は取付アングル６及び底カバー１１
にねじを以って夫々取付けることにより容器１と外装体
２とを互に固定するものであり、又両支持片２６．２６
には切欠部２７．２７を利用してサーモスタノｉ・２８
及び温度ヒユーズ２９を支持することにより、これら廿
−モスタット２８及び温度ヒユーズ２９を支持片２６゜
２６の弾性により容器ｌの外底面に密着させるものであ
る。

中蓋３は外周部をバッキング５」二に当接して容器１の
開口部を閉塞するもので、例えばステンレスよりなり、
上面中央部には合成樹脂の成型品よりなる嫡子３２をね
じ３３を以って固定している。

上記嫡子３２は中蓋３の内外を連通ずる空気通路３４と
、同じく中蓋３の内外を連通ずる給湯通路３５とを内部
に区画形成しており、空気通路３４は上下面に、給湯通
路３５は下面と側面とに夫々開口する。空気通路３４の
下面開口端には送気管３６の一端が連設し、又給湯通路
３５の下面開口端には汲上げ管３７の一端が、側面開口
端には給湯管３８の一端が夫々連設している。

送気管３Ｇは吐出側端を給水必要水位Ａの積上方位置ま
で延長しており、その吐出側端は振動板３９を配設する
と共に、周壁に最高水位Ｂより上方に位置すべく小孔４
０を形成する。」１記振動板３９は給水必要水位Ａより
稍」一方（湯により振動が妨げられない程度」１方）に
あり、空気の流通により振動して音を発生するもので、
報知手段を構成する。又、汲」二は管３７は吸込（１ｔ
ｌ＋端を容器１の内底部近傍に位置させ、周壁には給水
必要水位Ａ上に位置すべく空気流入孔４Ｉを形成する。

給湯管３８は外方端を上カバー１２の臨出孔１７を介し
て外方に臨出しており、丞湯通路３５、汲上は管３７等
と共に内部液体の注出路を形成する。この注出路の途中
例えば給湯通路３５内にはポットの転倒時に通路を閉塞
して液体の流出を防止するボール弁４２を納めである。

上蓋４は蓋主体４３とこの下面開口を閉塞する蓋カバー
４４とにより外郭を構成し、蓋主体４３に固定した軸４
５を蝶番部１８の切溝１９に嵌挿することにより開閉自
在に枢設し、又蓋主体４３に回動自在に軸支され操作釦
４７を外方に突出するフックレバー４６を、上カバー１
２の係止部材４８に係合することにより閉状態にロック
される。

」二記蓋主体４３と蓋カバー４４間には吸気口５０を蓋
主体４３の上面上に、送気口５Ｉを蓋カバー４４の下面
下に夫々臨ませた状態で蛇腹状の手動ポンプ４９を内装
しており、このポンプ４９は送気口５１側を蓋カバー１
４４に固定し、内蔵のスプリンタ５２により常時伸張方
向に付勢されている。

而して、上記ポンプ４９は上蓋４の閉状態において送気
口５１を嫡子３２の上面側にバッキング５１ａを介し圧
接することにより空気通路３４と連通するものであり、
上記バッキング５１ａはポンプ４９の送気口５１部に嵌
着する。

押釦５３はポンプ４９を圧縮操作するものであり、蓋主
体４３の上面凹所５４内に出没自在に納められ、ポンプ
４９との間に縮設するスプリング５５を以って常時出方
向に（＝Ｊ勢ぎれており、出方向への移動借ハストノパ
ー５６により規制されている。又、押釦５３は裏面にお
いてポンプ４９の吸気口５０部外固に少許間隙を生じる
ように遊嵌する筒状部５７を一体に突設し、この筒状部
５７はポンプ４９上に貼着したバッキング５８に先端を
対向し、常時バッキング５８より離間している０蒸気放
出通路５９はパイプ等により上蓋４の内部に形設された
通路であり、一端を上蓋４の外方に、他端をポンプ４９
の送気口５１部に夫々開口して容器１の内部と外部とを
連通状態としている０この蒸気放出通路５９の送気口５
１部側端（内方端）とポンプ４９の内部間にはポンプ４
９の操作時に蒸気放出通路５９側を閉塞し、かつポンプ
４９の無操作時特に沸騰時にお（ンてポンプ４９側を閉
塞できる弁装置６０を設けである。この弁装置６０はス
プリング、弾性等により常時ポンプ４９　（Ｉｌｌを閉
塞するか、沸騰時の蒸気圧によってポンプ４９側をｒ７
１塞する構成で、ポンプ４９の操作時に圧送される空気
圧によって蒸気放出通路４９側を閉塞できる構成であれ
ばよい。

（実施例の動作） 今、容器１内に水を最高水位まで注入した状態で中蓋３
及び」−蓋４を順に閉じ、ヒータ７に通眠すると、容器
１内の水は加熱されて昇温し、やがて沸騰を始めること
になる。この沸騰時において発生する蒸気は小孔４０か
ら送気管３６、空気通路３４、送気口５１を経て蒸気放
出通路５９に流入し、この外方端より外部に出ることに
なり、、蒸気は弁装置６０によりポンプ４９内部への侵
入を防止され、ポンプ４９を劣化させることはない。

尚、沸騰後は、例えば人為的に回路を切換えることによ
り、サーモスタッＩ−２８Ｋよってヒータ７を制御し、
所定の温度で保温するものである。

而して、容器１内の湯を注出する場合には、先ず押釦５
３をスプリング５５に抗して押下けることにより筒状部
５７の先端をバッキング５８に圧接させて吸気口５０側
を密閉し、ざらに押釦５３を押下げて行くことによりポ
ンプ４９をスプリング５２に抗して圧縮操作する。する
七、弁装置ｉ”？　６０は空気圧により蒸気放出通路５
９側を閉塞し１，３５ンプ４９内の空気は送気１１：］
５Ｌ中蓋３の空気通路３４及び送気管３６を経て容器１
内に圧送され、内部圧力を高めることになり、この内部
圧力のＬ昇によって湯を汲−には管３７により汲上け、
その湯を給湯通路３５から給湯管３８を経て外部に注出
することになる。尚、押釦５３の押圧を解除すると、押
釦５３はスプリング５５により復帰して筒状部５７をバ
ッキング５８より離間させる一方、ポンプ４９は吸気口
５０がら空気を吸込みながらスプリング５２により伸張
復帰する。

」−記のような注出操作即ちポンプ４９の圧縮操作は送
気管３６の周壁に炉高水位Ｂより上方位置において小孔
４０を設けたことにより、小さな力で軽易に操作するこ
とができる。即ち、小孔４０がない場合には送気管３６
内にある振動板３９が大きな抵抗となり、大きな操作力
が必要になるところ、小孔４０という逃げ道を設けたこ
とにより上述欠点の解消を計ったものである。

而して、湯の注出を繰り返し容器ｌ内の水位が給水必要
水位Ａまで低下し、このような状態においてポンプ４９
が圧縮操作されると、水位Ａより稍上方にあって湯面上
に露出した振動板３９がポンプ４９からの圧送空気によ
り湯に邪魔されることなく振動して音を発生することに
なり、この音によって給水時期であることを認識するこ
とができる。一方、汲上は管３７の空気流入孔４１も湯
面上に露出する為、ポンプ４９から圧送された空気の一
部が空気流入孔４１から汲上げ管３７内に直接入り、湯
の注出量を極端に低下させることになり、この注出量の
低下によっても給水時期を知ることができる。

苗、本実施例シζおいて送気管３６を省略してもよい。

（他の実施例） 第２図及び第３図示の実施例において、この実施例は、
押釦５３を常時上方及び周方向にスプリング６１を以っ
て付勢し、「止」表示、が指標６２に合致している時に
押釦５３を押圧できないようにロックし、押釦５３を回
転し「出」表示を指標６２に合致させた時に始めてポン
プ４９を圧縮操作できるようにした電気湯沸器にあって
、押釦５３に応動する弁装置ｉ！”ｆｆ１６３を蒸気放
出通路５９中に設けたものである。この弁装置６３は、
「止」表示と指標６２とが合致した状態で押釦５３の突
起５３ａにより開放され、′押釦５３を回転しポンプ４
９の操作に移行した際に閉塞するものである。

尚、この実施例でにポンプ４９に逆止弁６４、抵抗体等
を設けて、蒸気がポンプ４９内に侵入するのを防止する
必要がある。

又、他の実施例としては、ポンプ４９側と蒸気放出通路
５９側とを切換える弁装置を設け、この弁装置を押釦５
３に連動して切換えることも可能である。

さらに、蒸気放出通路は、１ポンプから容器内部に至る
送気通路とは別に独立して設けてもよい。

その他、本発明は上記しかつ図面に示す実施例にのみ限
定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜
変形して実施し得るこ吉勿論である○ （本発明の効果） 以上の如く本発明によれば、沸騰時蒸気を手動ポンプ内
に通すことなく外部に放出する為、蒸気による手動ポン
プの劣化を防止でき、しかも手動ポンプの操作時に蒸気
放出通路を閉塞することにより液体の注出に何ら悪影響
を及ぼすことがなく、実用上極めて有益なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明電気湯沸器の一実施例を示す概略断面構
成図、第２図は同地の実施例を示す外観図、第３図は同
主要部の概略断面構成図である。 １：容器、４：上蓋、４９：ポンプ、５９：蒸気放出通
路、６０・６３：弁装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、液体を貯蔵する容器と、該容器内の液体を加熱する
   ヒータと、手動ポンプを内蔵する上蓋とを具備し、手動
   ポンプの操作により容器内に空気を圧送して該容器内の
   液体を注出路を介し外部に注出するものにおいて、上蓋
   内部には容器内部と外部とを連通ずる蒸気放出通路を形
   設し、この蒸気放出通路には手動ポンプの操作に応動し
   て閉塞する弁装置を設け、手動ポンプの無操作時容器内
   の蒸気を手動ポンプ内に通すことなく外部に放出するこ
   とを特徴とする電気湯沸器。