JPS5915309B2 - 化粧板の製造法 - Google Patents
化粧板の製造法Info
- Publication number
- JPS5915309B2 JPS5915309B2 JP50124006A JP12400675A JPS5915309B2 JP S5915309 B2 JPS5915309 B2 JP S5915309B2 JP 50124006 A JP50124006 A JP 50124006A JP 12400675 A JP12400675 A JP 12400675A JP S5915309 B2 JPS5915309 B2 JP S5915309B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- resin
- urea
- decorative board
- decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は重さ1009/m2以下の紙に印刷模様を施し
た後、その印刷面から尿素−メラミン系樹脂を塗布含浸
することを特徴とするポリエステル化粧板の製造法に関
するものである。
た後、その印刷面から尿素−メラミン系樹脂を塗布含浸
することを特徴とするポリエステル化粧板の製造法に関
するものである。
更に詳しくは、尿素一メラミン樹脂を使用することによ
り、ポリエステルとの密着性を保持しつつ、なお且つポ
リエステル樹脂の流動性を向上させることを特徴とした
ポリエステル化粧板の製造法に関するものである。
り、ポリエステルとの密着性を保持しつつ、なお且つポ
リエステル樹脂の流動性を向上させることを特徴とした
ポリエステル化粧板の製造法に関するものである。
従来のポリエステル化粧板の製造法は重さ23〜100
9/m”の紙に印刷模様を施して化粧紙を作り、欠いで
該化粧紙とベニヤ合板等の木質基材とを尿素酢ビ系エマ
ルジョン型の接着剤を介して加熱加圧して圧着して成る
基材の表面に不飽和ポリエステル樹脂と硬化剤とを調合
した樹脂を塗工して製造していた。
9/m”の紙に印刷模様を施して化粧紙を作り、欠いで
該化粧紙とベニヤ合板等の木質基材とを尿素酢ビ系エマ
ルジョン型の接着剤を介して加熱加圧して圧着して成る
基材の表面に不飽和ポリエステル樹脂と硬化剤とを調合
した樹脂を塗工して製造していた。
この従来法の場合、ベニヤ5 合板等の木質基材に圧着
された化粧紙の表面に硬化剤を調合したポリエステル樹
脂を流し、ビニロンフイルム等にて表面をおおいゴムロ
ーラーにてポリエステル樹脂を化粧紙表面に均一に塗工
する際、ピンホールと呼ばれる細かい気泡が混入し易“
0 く、表面にピンホールが形成されてしまうという欠
点があつた。と同時に坪量の小さい、すなわち薄手の紙
を使用した場合には、ベニヤ合板の導管の溝が化粧紙表
面に目ヤセとして出易い傾向があつた。’5 又、坪量
の大きい、すなわち厚手の紙を使用し、ても、製品を沸
騰水による煮沸試験又は寒熱繰り(返し試験等を行つた
場合、目ヤセが発生してそれらの試験には不合格となつ
た。
された化粧紙の表面に硬化剤を調合したポリエステル樹
脂を流し、ビニロンフイルム等にて表面をおおいゴムロ
ーラーにてポリエステル樹脂を化粧紙表面に均一に塗工
する際、ピンホールと呼ばれる細かい気泡が混入し易“
0 く、表面にピンホールが形成されてしまうという欠
点があつた。と同時に坪量の小さい、すなわち薄手の紙
を使用した場合には、ベニヤ合板の導管の溝が化粧紙表
面に目ヤセとして出易い傾向があつた。’5 又、坪量
の大きい、すなわち厚手の紙を使用し、ても、製品を沸
騰水による煮沸試験又は寒熱繰り(返し試験等を行つた
場合、目ヤセが発生してそれらの試験には不合格となつ
た。
また従来法では、紙質は表面から印刷インキ及びポリエ
ステル樹脂フ0 による浸透があり、裏面からはエマル
ジョン型接着剤及び一部不飽和ポリエステル樹脂を使用
している場合もあるが、この場合ポリエステル樹脂の浸
透があつたのであるが、紙の中心部は殆んど本来の紙質
のみであつた。その為、紙の層間に於けフ5 る強度が
弱く、それによる性能面の弱点があつた。本発明は、か
かる従来の欠点に鑑みて発明されたものであり、上記欠
点を解消し、なお且つ大量に安定供給を可能にしたもの
である。以下、本発明を詳細に説明する。
ステル樹脂フ0 による浸透があり、裏面からはエマル
ジョン型接着剤及び一部不飽和ポリエステル樹脂を使用
している場合もあるが、この場合ポリエステル樹脂の浸
透があつたのであるが、紙の中心部は殆んど本来の紙質
のみであつた。その為、紙の層間に於けフ5 る強度が
弱く、それによる性能面の弱点があつた。本発明は、か
かる従来の欠点に鑑みて発明されたものであり、上記欠
点を解消し、なお且つ大量に安定供給を可能にしたもの
である。以下、本発明を詳細に説明する。
■0 本発明は例えば重さ1009/m”以下の紙に所
望の模様印刷を施した後、尿素一メラミン系樹脂塗料を
模様印刷面より109/m゛を越えない範囲で塗布して
含浸させ、70℃乃至90℃にて1分乃至3分間乾燥さ
せて樹脂加工化粧紙を得る。
望の模様印刷を施した後、尿素一メラミン系樹脂塗料を
模様印刷面より109/m゛を越えない範囲で塗布して
含浸させ、70℃乃至90℃にて1分乃至3分間乾燥さ
せて樹脂加工化粧紙を得る。
■5 向、該樹脂加工化粧紙を得るに際しては、前記方
法以外に、該尿素一メラミン系樹脂塗料を模様印刷面か
ら塗布含浸すると共に紙の裏面より5乃至809/M2
、好ましくは、5乃至109/M2塗布して含浸させ、
70℃乃至90℃にて、1分乃至3分間乾燥させて得る
方法でもよい。この時樹脂を塗布する順序は、印刷面が
先でも裏面が先でも、又同時でもかまわない。なお、樹
脂を裏面から塗布含浸するだけの場合は、紙の表面側に
尿素−メラミン系樹脂の層が形成できないので、不飽和
ポリエステル樹脂の流動性を向上させるという効果が得
られない。
法以外に、該尿素一メラミン系樹脂塗料を模様印刷面か
ら塗布含浸すると共に紙の裏面より5乃至809/M2
、好ましくは、5乃至109/M2塗布して含浸させ、
70℃乃至90℃にて、1分乃至3分間乾燥させて得る
方法でもよい。この時樹脂を塗布する順序は、印刷面が
先でも裏面が先でも、又同時でもかまわない。なお、樹
脂を裏面から塗布含浸するだけの場合は、紙の表面側に
尿素−メラミン系樹脂の層が形成できないので、不飽和
ポリエステル樹脂の流動性を向上させるという効果が得
られない。
次いで該樹脂加工化粧紙を酢酸ビニル樹脂、又はアクリ
ル酸エステル及びエチレンによる変性酢酸ビニル樹脂等
と、尿素樹脂等との混合物よりなる合成樹脂接着剤を介
して、ベニヤ合板等の木質系基材と加熱加圧成型して一
体化させる。
ル酸エステル及びエチレンによる変性酢酸ビニル樹脂等
と、尿素樹脂等との混合物よりなる合成樹脂接着剤を介
して、ベニヤ合板等の木質系基材と加熱加圧成型して一
体化させる。
而して後、合板等と一体化させた該積層物の表面にメチ
ルエチルエチルケトンパーオキサイド等の硬化剤を混入
した不飽和ポリエステル樹脂を150乃至2009/M
2塗布してビニロンフイルムを介し、表面の樹脂をゴム
ローラーにて均一に圧延することによりポリエステル化
粧板を得る方法である。又本発明において紙の重さとし
て1009/M2以下のものを限定して使用した理由は
、重さ1009/M2以上の紙を使用した場合、前記尿
素−メラミン系樹脂の樹脂量をいかに変えても、紙の中
心部迄浸透せず、紙間強度を向上させることが困難な為
である。又、尿素−メラミン樹脂を紙の表面から塗付す
る場合109/M2以下に付着量を定めた理由は、10
f!/M2以上塗布した場合はポリエステル樹脂面との
密着性を阻害する傾向が若干出た為である。
ルエチルエチルケトンパーオキサイド等の硬化剤を混入
した不飽和ポリエステル樹脂を150乃至2009/M
2塗布してビニロンフイルムを介し、表面の樹脂をゴム
ローラーにて均一に圧延することによりポリエステル化
粧板を得る方法である。又本発明において紙の重さとし
て1009/M2以下のものを限定して使用した理由は
、重さ1009/M2以上の紙を使用した場合、前記尿
素−メラミン系樹脂の樹脂量をいかに変えても、紙の中
心部迄浸透せず、紙間強度を向上させることが困難な為
である。又、尿素−メラミン樹脂を紙の表面から塗付す
る場合109/M2以下に付着量を定めた理由は、10
f!/M2以上塗布した場合はポリエステル樹脂面との
密着性を阻害する傾向が若干出た為である。
以上の如く本発明はポリエステル化粧板を製造するに際
し、重さ1009/M2以下の紙に模様印刷を施した後
に、尿素−メラミン系樹脂を塗布含浸して乾燥せしめた
後、接着剤を介して木質基材に貼り合わせ、その上に不
飽和ポリエステル樹脂を塗付してなる化粧板の為、紙間
強度が著しく向上すると同時に、ピンホールの発生防止
効果及びベニヤ合板等の基材による目ヤセを防止するの
に対して著るしい効果を発揮する。
し、重さ1009/M2以下の紙に模様印刷を施した後
に、尿素−メラミン系樹脂を塗布含浸して乾燥せしめた
後、接着剤を介して木質基材に貼り合わせ、その上に不
飽和ポリエステル樹脂を塗付してなる化粧板の為、紙間
強度が著しく向上すると同時に、ピンホールの発生防止
効果及びベニヤ合板等の基材による目ヤセを防止するの
に対して著るしい効果を発揮する。
それ故作業性の向土と共に外観、性能面より従来のポリ
エステル化粧板の欠点を解消した高級なポリエステル化
粧板の製造を可能としたのである。以下本発明を実施例
に基づいて説明する。
エステル化粧板の欠点を解消した高級なポリエステル化
粧板の製造を可能としたのである。以下本発明を実施例
に基づいて説明する。
実施例 1
重さ809/M2のチタン白人り原紙に酢酸セルロース
系インキを用いて所望の印刷模様をグラビア印刷にて施
した後、該印刷化粧紙の表面に尿素−メラミン樹脂の固
形分40〜60%水溶液をグラビアコート法により10
〜159/M2塗布含浸して樹脂加化粧紙を得た。
系インキを用いて所望の印刷模様をグラビア印刷にて施
した後、該印刷化粧紙の表面に尿素−メラミン樹脂の固
形分40〜60%水溶液をグラビアコート法により10
〜159/M2塗布含浸して樹脂加化粧紙を得た。
尿素−メラミン樹脂溶液の配合は、尿素一メラミン系樹
脂100部、浸透剤0.3部、塩化アンモン0.3部、
水100部である。
脂100部、浸透剤0.3部、塩化アンモン0.3部、
水100部である。
この樹脂加工化粧紙を酢酸ビニル系樹脂3部、尿素樹脂
7部、塩化アンモン0.7部の組成によるエマルジヨン
型接着剤にて、2.7♂厚の、ベニヤ合板に重ねた後、
12『C〜130℃、10KV斌1〜2分間加熱加圧し
て貼り合わせた後、ナフテン酸コバルトを0.4%混入
したポリエステル樹脂に対して硬化剤(メナルエチルケ
トンパーオキサイト)を1〜2%入れたポリエステル樹
脂を150〜2009/M2塗付し、ビニロンフイルム
によるフイルム法にてポリエステル化粧板を製造した。
7部、塩化アンモン0.7部の組成によるエマルジヨン
型接着剤にて、2.7♂厚の、ベニヤ合板に重ねた後、
12『C〜130℃、10KV斌1〜2分間加熱加圧し
て貼り合わせた後、ナフテン酸コバルトを0.4%混入
したポリエステル樹脂に対して硬化剤(メナルエチルケ
トンパーオキサイト)を1〜2%入れたポリエステル樹
脂を150〜2009/M2塗付し、ビニロンフイルム
によるフイルム法にてポリエステル化粧板を製造した。
実施例 2重さ1009/M2のチタン白人り原紙に酢
酸セルロース系インキを用いて所望の印刷模様をグラビ
ア印刷にて施した後、その印刷化粧紙の表面に尿素−メ
ラミン樹脂溶液の固形分20%のものを2〜39/M2
グラビアコートした後に、該印刷化粧紙の裏面に尿素−
メラミン樹脂溶液の固形分40〜60%の水溶液をグラ
ビアコートにより10−159/M2塗付し、樹脂を含
浸した印刷化粧紙を得た。
酸セルロース系インキを用いて所望の印刷模様をグラビ
ア印刷にて施した後、その印刷化粧紙の表面に尿素−メ
ラミン樹脂溶液の固形分20%のものを2〜39/M2
グラビアコートした後に、該印刷化粧紙の裏面に尿素−
メラミン樹脂溶液の固形分40〜60%の水溶液をグラ
ビアコートにより10−159/M2塗付し、樹脂を含
浸した印刷化粧紙を得た。
Claims (1)
- 1 模様を印刷した坪量100g/m^2以下の紙の模
様印刷面から、尿素−メラミン系樹脂を10g/m^2
を越えない範囲で塗布含浸させ、乾燥させた後に、接着
剤を介して木質基材に貼り合わせ、次いでその上に不飽
和ポリエステル樹脂加工をすることを特徴とする化粧板
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50124006A JPS5915309B2 (ja) | 1975-10-15 | 1975-10-15 | 化粧板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50124006A JPS5915309B2 (ja) | 1975-10-15 | 1975-10-15 | 化粧板の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5247867A JPS5247867A (en) | 1977-04-16 |
JPS5915309B2 true JPS5915309B2 (ja) | 1984-04-09 |
Family
ID=14874687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50124006A Expired JPS5915309B2 (ja) | 1975-10-15 | 1975-10-15 | 化粧板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5915309B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57137151A (en) * | 1981-02-18 | 1982-08-24 | Noda Plywood Mfg Co Ltd | Overlay plywood and its manufacture |
JPS5880908A (ja) * | 1981-11-09 | 1983-05-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 増幅回路 |
-
1975
- 1975-10-15 JP JP50124006A patent/JPS5915309B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5247867A (en) | 1977-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS59101312A (ja) | 強化化粧板の製造方法 | |
JPH02175101A (ja) | 化粧材の製法 | |
JPS5915309B2 (ja) | 化粧板の製造法 | |
JPS5848347B2 (ja) | 化粧材の製造法 | |
JPS6153947B2 (ja) | ||
JPS6254674B2 (ja) | ||
JPS6197498A (ja) | 強化紙 | |
JPS6219766Y2 (ja) | ||
JPH0241140Y2 (ja) | ||
JPS5826113Y2 (ja) | 立体化粧材 | |
JPH02209288A (ja) | 化粧シート及び化粧板の製造方法 | |
JPS6156104B2 (ja) | ||
JPH0134791B2 (ja) | ||
JPS6099650A (ja) | 化粧単板の表面強化方法 | |
JPS628304B2 (ja) | ||
JPS60182913A (ja) | 家具用板及びその製造方法 | |
JPS62221508A (ja) | 着色化粧板の製造方法 | |
JPS5922643B2 (ja) | ツキ板の製造方法 | |
JPH0648015A (ja) | 化粧材の製法 | |
JPH0832999B2 (ja) | プレコ−ト紙の製造方法 | |
JPS5831751A (ja) | ポリエステル化粧板の製造法 | |
JP2000052519A (ja) | ポリエステル化粧板及びその製造方法 | |
JPS60178052A (ja) | 化粧合板の製法 | |
JPS59118404A (ja) | 人工化粧単板の製法 | |
JPH046542B2 (ja) |