JPS5914573B2 - オ−プンエンド精紡機における繊維束開繊装置 - Google Patents

オ−プンエンド精紡機における繊維束開繊装置

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JPS5914573B2
JPS5914573B2 JP5152276A JP5152276A JPS5914573B2 JP S5914573 B2 JPS5914573 B2 JP S5914573B2 JP 5152276 A JP5152276 A JP 5152276A JP 5152276 A JP5152276 A JP 5152276A JP S5914573 B2 JPS5914573 B2 JP S5914573B2
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JP
Japan
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fiber
fibers
fiber bundle
rotor
open
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JP5152276A
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JPS52137042A (en
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陽 小林
訓司 千葉
紀明 宮本
雅雄 白木
尚武 古川
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Toyota Industries Corp
Daiwa Boseki KK
Original Assignee
Daiwa Boseki KK
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Publication date
Application filed by Daiwa Boseki KK, Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK filed Critical Daiwa Boseki KK
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Priority to US05/789,029 priority patent/US4109453A/en
Priority to GB16490/77A priority patent/GB1582172A/en
Priority to DE2718146A priority patent/DE2718146C2/de
Priority to CH515477A priority patent/CH617970A5/de
Publication of JPS52137042A publication Critical patent/JPS52137042A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオープンエンド精紡機における繊維束開繊装置
に関するものである。
従来この種の繊維束開繊装置としては第1図に示すよう
に繊維供給口28から導入される繊維束27を、バネ2
6によって供給ローラ23に押し付けられているプレフ
サ25と供給ローラ23との間にニップしながらコーミ
ングローラ22へ供給し、同コーミング爾−ラ22のコ
ーミングワイヤにより、前記繊維束27中の繊維Fのう
ち繊維ニップ点35から離れた繊維Fを開繊域Aにおい
て繊維束27から順次分離させた後、移送域Bを通過さ
せ、さらに繊維Fを、大気と連通ずる空気取入口10か
ら吸入される空気の流れに載せ、剥離域C及び空気移送
域りを経てロータ30へ供給するように構成したものが
あった。
ところが、このような従来構成の繊維束開繊装置におい
ては、繊維通過経路を流れる空気はロータ30の自己排
気作用あるいは吸引源作用によって吸入されるもののみ
で、又、開繊時に繊維ニップ点35から離れた繊維Fの
みに対してコーミングローラ22のコーミングアクショ
ンが及ぶように開繊域Aの供給ローラ23側を若干広く
形成していた。
このため、同開繊域Aにおいては繊維束27中の繊維F
のうちコーミングローラ22に近い側の繊維Fは良好に
開繊されるが、ケーシング21側の繊維Fはその壁面1
2との摩擦により折れ曲がったり繊維Fどうし絡み合っ
たりして停滞し、糸質が低下して紡出される糸にスラブ
、ネップ、薄部、厚部、糸斑が生じ、又停滞が原因で集
団開繊され、糸切れが生ずることがあるという欠陥があ
った。
又、この従来構成においては開繊域Aの長さを繊維束2
7の平均繊維長程度に設定していたために、平均繊維長
が長い場合にはそれにつれて開繊域Aを長くとる必要が
あり、前記の糸切れ、糸質低下の欠陥がより一層顕著に
表れるものであつた。
本発明の第1の目的は上記従来技術に存する欠陥を解消
し、開繊を円滑に行って開繊域における繊維の停滞を防
止し、糸質を向上させて糸切れをなくすことができるば
かりでなく、長繊維からなる繊維束の開繊をも容易に行
うことのできるオープンエンド精紡機における繊維束開
繊装置を提供することにあり、第2の目的は第1の目的
に加えて、開繊経路を短縮し得るにもかかわらず、開繊
効果をより高めることのできるオープンエンド精紡機に
おける繊維束開繊装置を提供することにある。
以下本願の第1発明を第2図について説明すると、オー
プンエンド精紡機のケーシング21内にはコーミングロ
ーラ22がP矢印方向への回転可能に設けられ、その外
周面にはコーミングワイヤ(図示しない)が巻き付けら
れている。
コーミングローラ22の繊維束供給側(第2図において
左側)直近位置には供給ローラ23が設けられ、同ロー
ラ23は前記コーミングローラ22と同一方向(P矢印
方向)へ回転するようになっている。
供給ローラ23の繊維束通過側(第2図において下側)
には、ケーシング21に対して回動可能に取付けられた
プレフサ25が設けられ、その先端部が前記供給ローラ
23の外周面の一部に接近した位置に来るようになって
いる。
なお、同プレツサ25は、ケーシング21内に装備され
たバネ26により先端部が供給ローラ23から離間しな
いように同ローラ23側へ押圧されている。
又、プレフサ25の一部には繊維束27を機内へ導入す
るための繊維供給口28が設けられている。
コーミングローラ22を挟んで前記繊維供給口28と反
対側には排気孔29を有するロータ30が設けられ、同
ロータ30は、その回転軸31をケーシング32に取付
けられた一対のベアリング33を介して支持されること
により回転可能となっている。
機台の前記繊維供給口28側には空気送り込み口34が
設けられ、同送り込み口34内における前記供給ローラ
23とプレフサ25との間の繊維ニップ点35からコー
ミングローラ22の外周約半分を通ってロータ30に至
る経路が繊維通過経路36となっている。
同繊維通過経路36は、繊維ニップ点35から繊維束2
7中の繊維Fの平均長だけの長さを有する開繊域A、繊
維Fをコーミングローラ22から剥離するための剥離域
C1同剥離域Cと前記開繊域Aとの間の移送域B及びコ
ーミングローラ22から離れた繊維Fをロータ30へ送
るための空気移送域りよりなっており、開繊域Aに対し
、ロータ30へ繊維Fを移送するための主たる空気流Z
を前記空気送り込み口34から吹き付けるようになって
いる。
従って、繊維供給口28から導入された繊維束27は、
従来と同様供給ローラ23によりコーミングローラ22
へ移送された後、同ローラ22によって開繊されながら
繊維通過経路36内を通りロータ30へ送られる。
次に本願第1発明の作用及び効果について説明する。
さて、上記のように構成されたオープンエンド精紡機に
おいては、繊維供給口28から機内に導入された繊維束
27は、従来と同様に、供給ローラ23により同ローラ
23とプレフサ25との間にニップされてコーミングロ
ーラ22側へ移送される。
そして、同繊維束27中の繊維Fのうち繊維ニップ点3
5から離れたものが開繊域Aにおいてコーミング七−ラ
22により梳られて繊維束27から分離された後、繊維
通過経路36内において移送域B、剥離域C及び空気移
送域りを経てロータ30へ送られる。
従って、この装置においては繊維Fはコーミング油−ラ
22の外周面に沿ってその約半分の距離を移送されるこ
とになる。
この場合、本発明においては開繊域A内すなわち繊維ニ
ップ点35から繊維束27の平均繊維長の範囲内にロー
タ30へ繊維Fを移送するための主たる空気流Zを及ぼ
すようにしたので、同開繊域Aにおける繊維Fの移送は
、ロータ30の回転に基づく自己排気作用によって生ず
る前記の空気送り込み口34から開繊域Aに流入し、繊
維通過経路36を通る空気流Zによって行なわれる。
従って、繊維束27から分離された繊維Fは繊維通過経
路36の開繊域Aを通過する際、コーミングローラ22
側に位置する繊維Fが同ローラ22によって梳られなが
ら送られるとともに、コーミングローラ22から離れた
位置の繊維Fも空気流Zによって強制的にコーミングロ
ーラ22側に押し付けられ、開繊かつ移送されるので、
結局、繊維Fの一部が停滞して折れ曲がったりすること
なく、全体が単独開繊されて糸欠点や糸斑がなくなり糸
質が向上するとともに、糸切れが減少して紡出安定性が
増すものとなる。
又1本発明は前記のように繊維ニップ点35から繊維F
の平均長の範囲内に主たる空気流Zを及ぼすようにした
ので、開繊時には繊維Fがコーミングローラ22の外周
面に押さえ付けられ開繊が円滑に行われるものとなり、
開繊する繊維Fの長さに合わせて開繊域Aを長くとった
場合でも繊維Fが停滞することがない。
次に、本願の第2発明を第3図について説明すると、こ
の発明の繊維束開繊装置においては供給ローラ23、プ
レフサ25、空気送り込み口34等がロータ30寄り位
置、すなわちコーミング冶−ラ22の周面に沿ってロー
タ30に近づいた位置に設けられ、繊維ニップ点35と
剥離域Cの剥離点37との間の距離が平均繊維長程度に
設定されるとともに、繊維ニップ点35と剥離点37と
の間に空気流Zが及ぼされるようになっている。
他の構成は前記第1発明と同様である。
従って、この第2発明においては第1発明における効果
に加えて、ニップされた繊維Fの先端がケーシング21
の壁面により規制された状態でコーミングローラ22の
コーミング作用を受けるので、開繊効果が大きくなると
いう効果がある。
又本発明は繊維通過経路36の距離がコーミング冶−ラ
22の外周長さの約4分の1となって、第1発明におけ
る移送域Bが省略されるため、機内に導入された繊維束
27は短い繊維通過経路36内において短時間に開繊さ
れ、必要以上にコーミングされることがなくなって糸質
が向上する。
すなわち、繊維移送域Bでは、通過繊維Fについてその
中間をコーミングローラ22のコーミングワイヤが引掛
けて移送する場合もあり、繊維Fが座屈する憂いがある
が、第3図に示す発明(後述の第4図も同様)ではその
憂いは除かれるのである。
次に第2発明の別例を第4図について説明すると、この
実施態様においては繊維通過経路36の開繊域A内に複
数個の整流板38が設けられている。
このようにすれば繊維ニップ点35と剥離点37との間
に及ぼされる主たる空気流Zが整流板38によってその
流れを制御調整されるため、繊維Fの流れを乱す過流が
なくなって開繊効果がより一層大きなものとなるととも
に、整流板38の先端での繊維Fの規制作用が増す。
なお、この別例における整流板38は1個のみとしても
よい。
このように本発明は繊維ニップ点からロータに至る繊維
通過経路のうち、繊維ニップ点から繊維束の平均繊維長
の範囲内に前記ロータへ繊維を移送するための主たる空
気流を及ぼすようにしたことにより開繊を円滑に行って
開繊域における繊維の停滞を防止し、糸質を向上させて
糸切れをなくすことができるばかりでなく、長繊維から
なる繊織束の開繊をも容易に行うことができ、又、繊維
ニップ点と剥離点との間の距離を繊維束の平均繊維長程
度に設定するとともに、それら両者間に、ロータへ繊維
を移送するための主たる空気流を及ぼすようにした空気
送り込み口を設けたことにより、前記の効果に加えて開
繊経路を短縮しても開繊効果をより高めることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のオープンエンド精紡機における繊維束開
繊装置の路体断面図、第2図は本願の第1発明のオープ
ンエンド精紡機における繊維束開繊装置の路体断面図、
第3図は同じく第2発明のオープンエンド精紡機におけ
る繊維束開繊装置の路体断面図、第4図は第2発明の別
例を示すオープンエンド精紡機における繊維束開繊装置
の路体断面図である。 繊維束・・・・・・27、ロータ・・・・・・30、空
気送り込み口・・・・・・34、繊維ニップ点・・・・
・・35、繊維通過経路・・・・・・36、剥離点・・
・・・・37、繊維・・・・・・F、空気流・・・・・
・Z0

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 繊維ニップ点からロータに至る繊維通過経路のうち
    、繊維ニップ点から繊維束の平均繊維長の範囲内に前記
    ロータへ繊維を移送するための主たる空気流を及ぼすよ
    うにしたことを特徴とするオープンエンド精紡機におけ
    る繊維束開繊装置。 2 繊維ニップ点と剥離点との間の距離を繊維束の平均
    繊維長程度に設定するとともに、それら両者間に、ロー
    タへ繊維を移送するための主たる空気流を及ぼすように
    した空気送り込み口を設けたことを特徴とするオープン
    エンド精紡機における繊維束開繊装置。
JP5152276A 1976-04-26 1976-05-06 オ−プンエンド精紡機における繊維束開繊装置 Expired JPS5914573B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5152276A JPS5914573B2 (ja) 1976-05-06 1976-05-06 オ−プンエンド精紡機における繊維束開繊装置
US05/789,029 US4109453A (en) 1976-04-26 1977-04-20 Fiber separating device of an open-end spinning apparatus
GB16490/77A GB1582172A (en) 1976-04-26 1977-04-20 Fibre separating device in an open-end spinning apparatus
DE2718146A DE2718146C2 (de) 1976-04-26 1977-04-23 Offen-End-Spinnvorrichtung
CH515477A CH617970A5 (ja) 1976-04-26 1977-04-26

Applications Claiming Priority (1)

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JP5152276A JPS5914573B2 (ja) 1976-05-06 1976-05-06 オ−プンエンド精紡機における繊維束開繊装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52137042A JPS52137042A (en) 1977-11-16
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ID=12889334

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