JPS59141520A - Dna合成抑制物質 - Google Patents

Dna合成抑制物質

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JPS59141520A
JPS59141520A JP58015790A JP1579083A JPS59141520A JP S59141520 A JPS59141520 A JP S59141520A JP 58015790 A JP58015790 A JP 58015790A JP 1579083 A JP1579083 A JP 1579083A JP S59141520 A JPS59141520 A JP S59141520A
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substance
dna synthesis
cells
cell
medium
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JP58015790A
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Koji Okai
康二 岡井
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KH Neochem Co Ltd
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Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/46Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
    • C07K14/47Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals
    • C07K14/4701Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals not used
    • C07K14/4702Regulators; Modulating activity
    • C07K14/4703Inhibitors; Suppressors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P1/00Preparation of compounds or compositions, not provided for in groups C12P3/00 - C12P39/00, by using microorganisms or enzymes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12RINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/91Cell lines ; Processes using cell lines

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規’&T細胞DNA合成抑制物質に関する。
さらに詳細には、本発明は、動物の線維芽細胞またはリ
ンパ球を無血清あるいは牛胎児血清含有培地で培養して
得られるT細胞DNA合成抑制物質に関する。
従来、T細胞などの免疫担幽細胞における免疫活性の異
常な亢進による各種の自己免疫疾患などに対する治療に
はステロイド、イムランなどが用いられている。これら
は、特定の疾病にはある程度の治療効果が認められるが
、正常細胞に対し副腎の機能低下、白血球数の減少など
の副作用があるので、よ#)優れた治療薬の開発が望ま
れている。
本発明者らは、動物の線維芽細胞、リンパ球などが免疫
細胞(T細胞)のDNA合成を抑制する物質を生産して
おシ、この物質が免疫細胞の活性を抑制して自己免疫疾
患に対する治療に有用であることを見出し本発明を完成
するに至った。
従来、免疫細胞に対する抑制物質は、J、 Immun
ol。
具ユ、 154−163(1972)、 J、Immu
nol、116゜1452−1458(1976)、 
Inflamation 1.5−21(1975)な
どで知られているが、これら既知の物質はいずれも高分
子物質であるため、患者の免疫的拒絶反応などの副作用
を惹起する可能性がある。本発明の物質は哺乳動物中に
由来する低分子ペプチドであるため副作用が低いことが
予想され、免疫疾患への応用が期待される。
以下本発明について詳細に説明する。
本発明に係る新規T細胞DNA合成抑制物質(以下゛電
率物質′と略記する)は、動物の線維芽細胞またはリン
パ球を培地で培養し、培養物中に生成蓄積した本物質を
採取することによって得ることができる。
動物としてはマウス、ラット、ヒトなどの哺乳動物が好
ましく、細胞としてはマウス(03H/’He)婢細胞
、マウス3T3)llii!維#細胞[J、 Ce11
Bi11.、17.2’99(1963)’:l、ラッ
ト牌細胞SD (Splague Dawley )、
ヒト胎児線維芽細胞が好適にあけられる。これらの細胞
は消和実験動物@(大分)から購入できる。
培地としては、動物細胞の培養に使用するものであれば
、いかなる培地をも用いることができる。好適にはRP
M11640培地、MEM培地などが好適に用いられる
。RPM11640培地およびMEM培地の組成につい
ては「組織培養」中井準之助ら編集、朝食書店、9−1
1頁、1976年を参照。培地には牛脂光血清を1〜1
0%加えてもよい。またフォルボールエステル類を培地
に添加することにより本物質の生成が向上する。
フォルボールエステルとしては、フォルボールミリステ
ート、7オルボールー13−アセテ−)、12−0−テ
トラデカノイル−フォルボール−13−アセテート(T
PA、)などが好適に用いられる。
フォルボールの濃度は、通常培養液11当シ1−1.0
00nf、好ましくは1O−100nJの範囲で用いる
培養社通常の動物細胞の培養条件に従って、液体、通気
培養を行う。゛通気は、5−10XC02,9O−95
N空気を用いる。培養温度は25−40℃、好ましくは
30−37℃、pH培養物からのT細胞DNA合成抑制
物質の採取は通常動゛物細胞の培養物から蛋白質を採取
する方法に従って行なわれる。
細胞培養後、遠心分離によシ細胞を除き培養上清を回収
し、それに2倍容量の飽和硫安(pH7,5)を加え、
塩析処理する。塩析処理物を遠心分離して得た沈殿物を
生理食塩水にとかし、セファデックス0100カラムに
かけ、生理食塩水で溶出する。低分子物質を含む両分に
T細胞のDNA合成を抑制する活性が認められる。
その活性画分を2倍容量の蒸留水で希釈し、CMセファ
デックスにかける。50mM食塩水でカラムを洗ったの
ち、食塩の濃度勾配で溶出する。本物質は約400 m
M食塩水で溶出されてくるので、その活性画分をロータ
リーエバポレーターで濃粗し、セファデックスG50カ
ラムにかけ、生理的食塩水で溶出する。分子量約i、 
o o oダルトンの位置に活性が認められるので、活
性画分をロータリーエバポレーターで濃縮しシリカゲル
薄層クロマトグラフィーにスポットしメタノール−水溶
媒系で展開する。その結果2つのニンヒドリン陽性スポ
ットが認められる。T細胞DNA合成抑制活性は、よシ
易動度の低いスポットに存在しているので、その部分の
シリカゲルを回収し、水によって本物質を抽出する。
T細胞のDNA合成活性の測定は次のとおシに行なう。
0.1dのRPMI 1640−10X牛脂児血清中に
懸濁した2、5X10’個のC3H/Heマウスの胸腺
細胞を0.1 K/の線維芽細胞の培養上清またはカラ
ムクロマドグ2フイーの各両分と混合し、2.5μ2贋
のコンカナバリンAを加えて2日間イン・ビトロで培養
する。最後の20時間を1μC1の〔3H〕−チミジン
でパルスラベルし、胸腺細胞にとシこまれた〔3H〕−
チミジンを計測する。
かくして得られる本物質は低分子ペプチドであシ、以下
の理化学的性質を示す。
■ 元素分析: C,H,0,NおよびSの元素を有す
る。
■ 分子量:約i、 o o oダルトン■ 熱安定性
ニー20℃で数カ月間安定(pH6,6〜6・7)56
−C”t’30分間安定90℃で5分間安定 ■ 酸性・塩基性・中性の区別二弱酸性大を示す(第5
図参照) ■ 呈色反応:ニンヒドリン陽性反応。
■ 溶解性:水、エタノール、メタノールに易溶。
■ 物質の色:上記溶媒に溶かすと無色。
[相] トリプシン処理でT細胞DNA合成抑制活性が
消失する。
本物質のT細胞への作用機作は次のとおシ。
本物質の添加によるT細胞の生存率をトリパy−ブルー
を用いるdye ecclusion法によって調べる
と、無添加の系のものとあまシ変らない。つt、b、本
物質は基本的にはT細胞を殺さないがそのDNA合成の
みを抑制する(実験例1および第1表参照)。
また本物質はT細胞のRNA合成の抑制はおこさない(
実験例2および第6図番M)。ただ、T細胞の初期(0
〜5時間)のヌクレオチドのとり込み活性を有意に抑制
する(第6図a参照)本物質による初期の細胞の機能の
抑制−(初期のヌクレオチドの取シ込みの抑制)はT細
胞DNA合成抑制によると考えられる(実験例3および
第2表参照)。゛ 実施例 本物質のT細胞の生存率に対する影響 マウス(C3H/He )の胸腺細胞5X10’個を1
w1lのRPM11640培地−5%牛脂児血清中に懸
濁し、本物質0.1 m/または対照として生理食塩水
0.1−を懸濁液に加え、1日および2日後の細胞の生
存率を調べた。測定法は dyeeXC1ulllio
n法によるが、1日後および2日後に0.1%トリバン
ブルー液(t、9v)で細胞液(O,IV)を20倍に
希釈し、トリバンプルーに染まる細胞を顕微鏡下で数え
、その生存率を計算した。
結果を第1表に示す。
第1表 実施例 本物質のT細胞に対する作用機作 マウス(C3H/He )の胸腺細胞5X10’個をR
PM11640培地−5%牛脂児血清に懸濁し、コンカ
ナバリンA(5μr/sE/)を加え最終容量を0.1
dとした。
RNAをラベルするために1μC1の〔3H″] UT
Pを培養細胞に加え、各時点で、冷した10%トリクロ
ロ酢酸(TCA)で反応を止め、TCA不溶画分にある
RNAをG F / Fメンブレンフィルター(’1l
il’hatman社製)にトラップした。メンブレン
を5%T’CAでくシ返し、エタノールで1回洗った後
、乾燥させた。メンブレンをトルエン−p o p 系
iiK入してβ−シンチレーションカウンターでRNA
画分の放射能を測定し、そのRNA合成能を決定した。
その結果を第6図に示す。図中(a)は〔3H〕UTP
のT細胞への取シ込み活性、(1))はRNA合成活性
を示す。また図中白丸は本物質非存在下、黒丸は本物質
の存在下の結果を示す。
実施例 DNA合成抑制効果への本物質の有効な添加時間 マウス(C1/He)の胸腺細胞2.5 X 10’個
をコンカナバリンA5μり/−を含むRPM11640
培地−5%牛脂児血清(最終容量0.111Ll)に懸
濁し5%CO2,95%空気の条件で37℃、3日間培
養した。その培養中鎖2表に記載した時間に本物質を0
.1 d添加した。培養終了12時間前に細胞を1μC
1の〔3H〕チミジンでラベルし細胞に取り込まれた〔
3H〕チミジン活性を測定した。
結果を第2表に示す。
第2表 t0524±102  14.0 2.5  507±191  13.55509±65
  13.6 15  903±178  241 本物質は、T細胞のDNA合成を強く抑制する低分子ペ
プチドであるので、自己免疫挾患などへの治療剤として
用いることができる。また本物質はDNA合成のみを抑
制するが、T細胞を殺しはしカいので、特異的にDNA
合成のみを抑制することへの応用もできる。さらに、フ
ォルボールエステルによって本物質産生細胞を前癌状態
にすると本物質の産生が高まるので、癌に対する診断の
マーカーとしても本物質を用いることができる。
実施例1゜ マウス3T3線維芽細胞による本物質の製造マウス3T
3線維芽細胞108個を、100μy/yttストレプ
トマイシン、100単位/−ペニシリンおよび5%FC
8(仔牛血清、Gibc。
社製)を含むRPM工1640培地(GibCO社製)
10dに接種し、5%C02および95%空気を通気し
つつ、37℃で3日間培養した。この培養によシマウス
3T3線維芽細胞は飽和細胞濃度いわゆるコンフルエン
ト状態になる。
培養物から上清を除いたのち、無血清条件下で新しいR
PM11640培地10dを加え、37℃、5%CO2
,95%空気の条件で10時間培養した。培養上清を回
収し2倍量の飽和硫安(p、m7.s)を加え、塩析す
る。塩析物を遠心分離して沈殿物を得、これを少量の生
理食塩水に溶かし2耐のセファデックス0100カラム
クロマトグラフイーにかけ、生理食塩水で溶出した。溶
出液は2.5耐ずつ分画した。第1図に示すとおシ、低
分子領域にT細胞のDNA合成を強く阻害する活性が認
められた。
活性画分を2倍量の蒸留水で希釈し、0Mセファデック
スカラムにかけ、50mM食塩水で洗浄後、食塩濃度勾
配(50−600mM )で溶出した。溶出液は1.5
dずつ分画し、た。第2図に示すように主要活性は、約
0.4M食塩で溶出される。活性画分(9d)をロータ
リーエバポレーターを用い50℃で0.5−まで濃縮し
、−一セファデックス050カラムにかけ、生理食塩水
で溶出した。溶出液は1.25dずつ分画した。
第3図に示すように活性は、約i、 o o oダルト
ンの位置に認められる。活性画分をシリカゲル薄層クロ
マトグラフィーで展開すると、第4図に示すように、2
つのニンヒドリン陽性のスポット(PI、PIE)があ
り、pHに強いT細胞DNA合成抑制活性が認められた
。第3表にPI、pmの活性を示す。pnのシリカゲル
を回収し、水によって本物質を抽出し、凍結乾燥し本物
質50μ2を得た。
第3表 対  照      5627±231P I   5
456±629 pH821±105 実施例2 マウス牌細胞による本物質の製造: CH3/He−rウスの牌細胞108個を101!I/
のRPM11640培地に懸濁し、37℃、5%co2
.95%空気の条件で10時間培養した。培養上清を実
施例1と同様セファデックス0100カラムクロマトグ
ラフイーにかけ、溶出すると第7図に示すとおシ、低分
子領域にTM胞のDNA合成を強く阻害する活性が認め
られた。
さらに実施例1と同様に活性画分を0Mセファデックス
カラムにかけ、0.4MNaC1で溶出したのちセファ
デックス050カラムにかけると第8図に示したように
、実施例1の場合と同じ位置に活性が認められた。さら
に実施例1と同様に活性画分をシリカゲル薄層クロマト
グラフィーで展開し、精製して本物質的20μVを得た
実施例3、 ヒト胎児線維芽細胞による本物質の製造2力月のヒト胎
児胚をトリプシン処理し、MEM培地(田水製薬社製)
に10%FC8(Gibco社製)、10 mM N 
−N−ビス〔2−ヒドロキシエチルクー2−アミノエタ
ン−スルホン酸(BES)、5mMN−)リス〔ヒドロ
キシメチル〕−メチルー2−アミノプロパン−スルホン
酸(TES)および5 m M N−ヒドロキシメチル
−ピペラジン−N−2−エタン−スルホン酸(HEPE
S、牛丼化学社製)を加えた培地中10XCO2および
90X空気を通気しつつ、37℃で4日間培養した。こ
の培養によシヒト胎児線維芽細胞は飽和細胞濃度いわゆ
るコンフルエント状態になる。
このコンフルエント状態の細胞5×108個を10%F
 CS (Gibco社製)を含んだMEM培地で、3
7℃、10%C’02.90%空気の条件で10時間培
養した。このとき、TPA 100nf/xlを加えた
培地を用いても同様に培養した。
培養上清を実施例1と同様にセファデックス0100カ
ラムクロマトグラフイーにかけ、溶出したところ第9図
に示す結果が得られた。
TPAの添加によシ本物質の生産が高められることがわ
かる。
TPA添加培地を用いたものについて、活性的 両分を実施例1と同様に処理して、本物質2〇八 μ2を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施側光における本物質精製のため第2図は実
施例1における本物質精製のための0Mセファデックス
カラムクロマトグラムを示す。 第3図は実施例1における本物質精製のためのセファデ
ックス050カラムクロマトグラムを示す。図中、矢印
はバシトラシン(1,500ダルトン)マーカーを示す
。 第4図は実施例1における活性画分およびアミノ酸マー
カーのシリカゲル薄層クロマトグラムを示す。 第5図は本物質の紫外線吸収スペクトジムを示す。 第6図は本物質のT細胞に対する作用機作を示す。 第7図は実施例2における本物質精製のためのセファデ
ックス0100カラムクロマトグラムを示す。矢印a、
bはチトクロームC(13,000ダルトン)とバシト
ラシン(1,500ダルトン)マーカーをそれぞれ示す
。 第8図は実施例2における本物質精製のためのセフアゾ
′ツクスG50カラムクロマトグラムを示す。矢印a、
bはバシトラシン(1,s 00ダルトン)とマイトマ
イシンC’(340ダルトン)マーカーをそれぞれ示す
。 第9図は実施例3におけるTPAによる本物質産生の増
加を示すためのセファデックス0100カラムクロマト
グラムを示す。矢印a、bはチトクロームC(13,0
00ダルトン)とバシトラシン(1,500ダルトン)
マーカーをそれぞれ示す。 特許出願人(102)協和醗酵工業株式会社第1図 令画軟 第2図 分画軟 第3図 分画畝 第4図 第5図 200     .250     300     
350兼+(nm) 第6図 3       6       9 日今間 第7図 2b 第6図 第9図 at) 骨画軟 手続補正書(自発) 昭和3年グ月26日 1、事件の表示 昭和58年特許願第15790  号 2、発明の名称 DNA合成抑制物質 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 100 住 所  東京都千代田区大手町−丁目6番1号名 称
 (102)協和醗酵工業株式会社(置 : 03−2
01−7211  内線2751)5、補正の内容 (1)明細書全文を別紙のとおり訂正する。 明     細     書 1、発明の名称 DNA合成抑制物質 2特許請求の範囲 (1)T細胞のDNA合成を抑制する新規T細胞合成抑
制物質。 (2)下記理化学的性質を有する特許請求の範囲第1項
記載の物質。 元素分析:C,H,○、NおよびS の元素を有する。 分  子  量 : 約1.000ダルトン熱 安 定
 性 :  −20t:で数カ月間、56℃で30分間
〜1時間、 100℃で30分間安定。 酸性・中性・塩基性の別 ・ 弱塩基性pH安定性 :
  pH3,5〜10.0で安定紫外線吸収スペクトル
:210〜220nmに最大吸収 呈 色 反 応 : ニンヒドリン陽性溶  解  性
 : 水、エタノール、メタノールに易溶。 物 質 の 色 : 上記溶媒に溶かすと無色(3) 
 動物または昆虫の線維芽細胞またはリンパ球を培地に
培養し、培養物中にT細胞DNA合成抑制物質を精製蓄
積せしめ、該培養物よりT細胞DNA合成抑制物質を採
取することによって得られる特許請求の範囲第1項記載
のT細胞DNA合成抑制物質。 (4)動物が哺乳類に属する動物であることを特徴とす
る特許請求の範囲第3項記載のT細胞DNA合成抑制物
質。 (5)動物がマウス、ラットまたはヒトであることを特
徴とする特許請求の範囲第4項記載のT細胞DNA合成
抑制物質。 (6)培養液が無血清あるいは牛胎児血清を含むRPM
11640培地またはIψEM培地から選ばれることを
特徴とする特許請求の範囲第3項記載のT細胞DNA合
成抑制物質。 (7)培地がフォルボールミリステート、フォルボール
−13−アセテートおよび12−0−テトラテ゛カッイ
ルーフォルボール−13−アセテートから選ばれるフォ
ルボールエステル類の少なくとも1種を含むことを特徴
とする特許請求の範囲第3項記載のT細胞DNA合成抑
制物質。 (8)哺乳動物血清および昆虫体液から採取して得られ
る特許請求の範囲第1項記載のT細胞DNA合成抑制物
質。 (9)哺乳動物血清が、ヒト、ウシ、ラットまたはマウ
スの血清から選ばれる特許請求の範囲第8項記載のTi
e胞DNA合成抑制物質。 σO昆虫の体液が、カイコガ、ヤママユガ、ニクバエま
たはミツバチの体液から選ばれる特許請求の範囲第8項
記載のT細胞DNA合成抑制物質。 3、発明の詳細な説明 技術分野 本発明は新規なT細胞DNA合成抑制物質に関する。さ
らに詳細には、本発明は、動物または昆虫の線維芽細胞
ならびにリンパ球を無血清あるいは牛胎児血清含有培地
で培養して得られるT細胞DNA合成抑制物質および動
物の血清または昆虫の体液から採取して得られるT細胞
DNA合成抑制物質に関する。 背景技術 従来、T細胞などの免疫担当細胞における免疫活性の異
常な先進による各種の自己免疫疾患などに対する治療に
はステロイド、イムランなどが用いられている。これら
は、特定の疾病にはある程度の治療効果がS忍められる
が、正常細胞に対し副腎の機能低下、白血球数の減少な
どの副作用があるので、より優れた治療薬の開発が望ま
れている。 本発明者らは、動物の線維芽細胞、リンパ球などが免疫
細胞(T細胞)のDNA合成を抑制する物質を生産して
おり、この物質が免疫細胞の活性を抑制して自己免疫疾
患に対する治療に有用であることを見出し本発明を完成
するに至った。 従来、免疫細胞に対する抑制物質は、J、 Immun
ol。 109、154−163 (1972) 、 J、Im
munol、 116.1452−1458 (197
6)、  lnflamation  1 、5−21
 (1975)などで知られているが、これら既知の物
質はいずれも高分子物質であるため、患者の免疫的拒絶
反応などの副作用を惹起する可能性がある。本発明の物
質は哺乳動物中に由来する低分子ペプチドであるため副
作用が低いことが予想され、免疫疾患への応用が期待さ
れる。 発明の開示 本発明に係る新規T細胞DNA合成抑制物質(以下゛本
物質′”と略記する)は、動物または昆虫の線維芽細胞
ならびにリンパ球を培地で培養し、培養物中に生成蓄積
した本物質を採取することによって得ることができる。 動物としてはマウス、ラット、ヒトなどの哺乳動物が好
ましく、細胞としてはマウス(C3H/He)肺細胞、
マウス3T3線維芽細胞(J、 Ce1lBio1.、
 17.299 (1963)) 、ラット牌細胞SD
(Spla3ue  Dawley) 、ヒト胎児線維
芽細胞が好適にあげられる。これらの細胞は消和実験動
物■(大分)から購入できる。 昆虫の細胞としては、ヤママユガ(Antheraea
enkalypti)より確立した線維芽細胞CGra
ce。 Nature、 195.788 (1962) )が
好適な例としてあげられる。 培地としては、動物細胞の培養に使用するものであれば
、いかなる培地をも用いることができる。 好適にはRPM11640培地、MEM培地などが用い
られる。RPM I 1640培地およびMEM培地の
組成については「組織培養」中井準之助ら編集、朝食書
店、9−11頁、1976年を参照。 培地には牛胎児血清を1〜10%加えてもよい。 またフォルボールエステル類を培地に添加することによ
り本物質の生成が向上する。 フォルボールエステルとしては、フォルボールミリステ
ート、フォルボール−13−アセテート、12−0−テ
トラデカノイル−フォルボール−13−アセテ−) (
TPA)などが好適に用いられる。 フォルボールの濃度は、通常培養液1ml当り11、O
OOng 、好ましくは110−1O0nの範囲で用い
る。 培養は通常の動物細胞の培養条件に従って、液体、通気
培養を行う。通気は、5−10%C○2.90−95%
空気を用いる。培養温度は25−40℃、好ましくは3
0−37℃、p)lは7.5−8.5、好ましくは7.
8−8.0である。培養時間は5−24時間が好適であ
る。培養物からのT細胞D N A合成抑制物質の採取
は通常動物細胞の培養物から蛋白質を採取する方法に従
って行われる。 細胞培養後、遠心分離により細胞を除き培養上清を回収
し、それに2倍容量の飽和硫安(pH7,5)を加え、
塩析処理する。塩析処理物を遠心分離して得た沈澱物を
生理食塩水にとかし、セファデックスG100カラムに
かけ、生理食塩水で溶出する。低分子物質を含む画分に
T細胞のDNA合成を抑制する活性が認められる。その
活性画分を2倍容量の蒸留水で希釈し、CMセファデッ
クスにかける。50mM食塩水でカラムを洗ったのち、
食塩の濃度匂配で溶出する。 本物質は約400mM食塩水で溶出されてくるの室、そ
の活性画分をロータリーエバポレーターで濃縮し、セフ
ァデックスG50カラムにかけ、生理的食塩水で溶出す
る乙分子量約1.000ダルトンの位置に活性が認めら
れるので、活性画分をロークリ−エバポレーターで濃縮
しシリカゲル薄層クロマトグラフィーにスポットしメタ
ノール−水溶媒系で展開する。その結果2つのニンヒド
リン陽性スポットが認められる。T細胞DNA合成抑制
活性は、より易動度の低いスポットに存在しているので
、その部分のシリカゲルを回収し、水によって本物質を
抽出する。 本物質は、また哺乳動物血清、昆虫捧液から採取するこ
とによっても得ることができる。 哺乳動物血清としては、ヒト、ウシ、ラット。 マウスの血清などがあげられる。昆虫の体液としては、
鱗翅類、双翅類、膜翅類などの昆虫類だきえばカイコガ
、ヤママユガ、ニクバエ、ミツバチの体液などが用いら
れる。 哺乳動物血清および昆虫体液からの本物質の採取は、上
記細胞培養液から本物質を採取する方法と同様にして行
う。 採取行程中、T細胞のDNA合成活性の測定は次のとお
りに行う。 0.1mlのRPMI 1640−10%牛脂児血清中
に懸濁した2、5X105個のC3H/Heマウスの胸
腺細胞を0.1mlの線維芽細胞の培養上清またはカラ
ムクロマトグラフィーの各両分と混合し、2.5μg 
/mlのコンカナバリンΔを加えて2日間イン・ビトロ
で培養する。最後の20時間を1μC1の〔3H〕−チ
ミジンでパルスラベルし、胸腺細胞にとりこまれた〔3
H〕−チミジンを計測する。 かくして得られる本物質は低分子ペプチドであり、以下
の理化学的性質を示す。 ■ 元素分析:CXH,OlNおよびSの元素を有する
。 ■ 分 子 量:約1.000ダルトン100℃で30
分間安定 ■ 酸性・塩基性・中性の区別二弱塩基性に吸収極大を
示す(第5図参照)。 ■ 呈色反応:ニンヒドリン陽性反応。 ■ 溶 解 性:水、エタノール、メタノールに易溶。 ■ 物質の色:上記溶媒に溶かすと無色。 ■、トリプシン(25μg/ml)処理(37℃。 1時間)でT細胞DNA合成活性活性b<消失する。 ■ リボヌクレアーゼΔ(25μg /ml )および
デオキシリボヌクレアーゼ■(25μg /ml )処
理(37℃、1時間)ではT細胞DNA合成抑制活性に
影響を与えない。 本物質の生物学的活性の測定は次のとおり行う。 C3H/Heマウスの牌細胞または胸腺細胞それぞれ5
X105個を10%牛脂4y血a(ギブコ社製)を含む
RPM11640培地(日永製薬社製)に懸濁し、コン
カナバリンA(シグマ社製、最終濃度5μg /ml 
)存在下で5%co2.g5%空気の条件下で、3日間
培養する。培養最後の1日間、細胞を1μc1の〔3H
〕チミジン(英国Radjochemjcal Cen
ter社製)でラベルした後、セルハーベスタ−を使っ
て細胞をCF/CまたはCF/Fメンブレンフィルター
(Whatman社製)にトラップする。 そのメンブレンを水とエタノールで洗い乾燥させ、細胞
中にとり込まれた〔3H〕チミジンの活性ヲヘツクマン
・シンチレーション・カウンターで測定する。 その他の哺乳類細胞のDNA合成の活性測定は、細胞l
X104個を0.1mlの10%牛脂児血清を含むRP
M11640培地に懸濁し、測定する分画0.1mlを
入れコンカナバリンA非存在下で24時間培養する。最
後の8時間細胞を1μCi(3M:lチミジンでラベル
する。他の条件は、上記リンパ球の場合と同じである。 リンパ球へのヌクレオチドの取り込み活性の測定DNA
合成抑制物質の細胞膜の機能に対する作用をしらべるた
め、ヌクレオチド、ここでは、ウリジントリフ t ス
フ エイト(lJridine triphospha
te)(UTPと略す)の取り込み活性を測定する。 マウス牌細胞を上記DNA合成活性の測定上回じ条件で
培養し、培養開始時に細胞を1μcIC3H) LIT
P (Rad1ochemica1cer+ter社製
)でラベルする。活性の測定は上記と同様の方法で行う
。 バクテリアのDNA合成活性の測定 10μlのバクテリア(大腸菌、シュードモナス・マル
トフィリア、枯草菌など)懸濁液(0,5A660n−
)を90μmの5%牛脂児血清を含むRPM11640
培地で希釈し、各分画0.1mlを加える。〔3H〕チ
ミジン1μciを加衣た後37℃で一晩(16時間)バ
クテリアを培養する。上記方法と同じ<GF/Cメンブ
レンフィルターにバクテリアをトラップしたのちチミジ
ンの取り込みを測定する。 本物質のT細胞への作用機作は次のとおりである。 本物質の添加によるT細胞の生存率をトリパン・ブルー
を用いるdye exclusion法によって調べる
と、無添加の系のものとあまり変わらない。つまり、本
物質は基本的にT細胞を殺さないがそのDNA合成のみ
を抑制する(実験例1および第1表参照)。 各種細胞のDNA合成に対する抑制の程度は、哺乳類リ
ンパ球が最も強(、哺乳類線維芽細胞に対しても一定の
効果がある。しかし癌化した細胞には、効果は、認めら
れない。バクテリアに対するDNA合成の抑制の効果は
、ダラム陰性菌である大腸菌で強く、ダラム陽性菌であ
る枯草菌では弱い。リンパ球DNA合成反応に対する抑
制のメカニズムとしては、レクチン刺激後の比較的初期
に細胞膜の機能(例えばヌクレオチドの転送活性)を抑
制し、その後のDNA合成を特異的に抑制すると推定さ
れる。またこの物質群は、DNA合成 。 を強く抑制するが細胞の生存率には、影響を与え l【 ない。                      
Iさらに本物質はT細胞のRNA合成の抑制はおこさな
い(実験例2および第6図参照)。ただ、T細胞の初期
(0〜5時間)のヌクレオチドのと本物質による初期の
細胞の機能の抑制(初期のヌクレオチドの取り込みの抑
制)はT細胞DNA合成抑制によると考えられる(実験
例3および第2表参照)。 実施例 本物質のT細胞の生存率に対する影響 マウ7− (C3)1/He)の胸腺細胞5X106個
を1mlのRPM I 1640培地−5%牛脂児血清
中に懸濁し、本物質0.1mlまたは対照として生理食
塩水0.1mlを懸濁液に加え、1日および2日後の細
胞の生存率を調べた。測定法は、clye exclu
sion法によるが、1日後および2日後に0.1%ト
リパンブルー液(1,9m1)で細胞液(0,1m1)
を20倍に希釈し、トリパンブルーに染まる細胞を顕微
鏡下で数え、その生存率を計算した。 結果を第1表に示す。 第    1    表 起       対   照     本物質処理険 
培養欝 可 の日  細胞数  生存率  細胞数 生存率攻 
    (XIO5)   (%)   (XIO5)
   (%)1  日     3.6       
72       3.8       7612B 
 2.1  4,2  2.0  401  日   
  3.4       68       3.3 
      66実施例 本物質のT細胞に対する作用機作 マウス(C3H/He)の胸腺細胞5×105個をRP
M11640培地−5%牛脂児血清に懸濁し、コンカナ
バリンA(5μg /ml )を加え0.1mlとし、
活性画分0.1mlを加えた。その後細胞中のRNAを
ラベルするために培養器始時に1μC1の[3H〕UT
Pを培養系に加え、各時点で、冷した10%トリクロロ
酢酸(TCA)で反応を止め、TCA不溶画分にあるR
NAをCF/Fメンブレンフィルター(Whatman
社製)にトラップした。タンブレンを5%TCAでくり
返し洗浄し、エタノールで1回洗った後、乾燥させた。 メンブレンをトルエン−POP系溶液溶液れてβ−シン
チレーションカウンターでRNA画分の放射能を測定し
、そのRNΔ合成能を決定した。 その結果を第6図に示す。図中(A)は〔3H〕UTP
のT細胞への取り込み活性、(B)はRN八へ成活性を
示す。また図中白丸は本物質非存在下、黒丸は本物質の
存在下の結果を示す。 実施例 DNA合成抑制効果への本物質の有効な添加時間 マウス(C3H/He)の胸腺細胞2.5×105個を
コンカナバリンA5μg /mlを含むRPM 116
40培地−5%牛脂児血清(最終容量0.1m1)に懸
濁し、5%C○2.95%空気の条件で37℃、3日間
培養した。その培養中実2表に記載した時間に本物質を
0.1ml添加した。培養終了12時間前に細胞を1μ
CIの〔3H〕チミジンでラベルし細胞に取り込まれた
〔3H〕チミジン活性を測定した。 結果を第2表に示す。 第    2    表 −3742±234100.0 0524±10214.0 2、5    507±191    1.3..5゜
5509±6513.6 15 903±1.78 24.1 30 3218±203 86.0 実施例 各種哺乳類細胞に対す゛る本物質の効果上記の方法で哺
乳類細胞に対する本物質の効果を調べた。結果を第3お
よび4表に示す。 第3表 各種哺乳類細胞に対するウシ胎児血清由来本物
質(FC3I)の効果 GM258 (ヒト線維芽細胞)   2341   
 4821MR90(同   上   >      
5029     2312SV40−形質転換細胞(
同よ)  9193   9005PCIO(ヒト肺カ
ルシノーマ)    9124   89231.92
9 (マウスフィブロサルコーマ)         
   4056       4219MeLa3  
(ヒトメラノーマ)    4392   4155マ
ウス牌細胞        22180    .69
8第4表 各種哺乳類細胞に対するヤママユガ由来本物
質(AeI)の効果 0M258          1467    26
0IMR9055122659 SV40−形質転換細胞    9689   932
1PCIO90659215 L929           4367   452
8MeLa 3          5978   4
862マウス牌細胞        16850   
1721実施例 バクテリアのDNA合成に対する本物質の効果上記の方
法でバクテリアのDNA合成に対する本物質の効果を調
べた。結果を第5表に示す。 Bscherichia coli        l
 2.4      5.1Bacillus 5ub
tilis      88.3    8 g、 9
Pseudomonas maltophilia  
  71.0    96.5本物質は、T細胞のDN
A合成を強く抑制する低分子ペプチドであるので、自己
免疫疾患などへの治療剤または炎症反応のような異常な
リンパ球の活性化の抑制剤として用いることができる。 本物質はDNA合成のみを抑制するが、T細胞を殺しは
しないので、特異的にDNA合成のみを抑制することへ
の応用もできる。また、フォルボールエステルによって
本物質産生細胞を前癌状態にすると本物質の産生が高ま
るので、癌に対する診断のマーカーとしても本物質を用
いることができる。 さらに本物質はダラム陰性菌に対する特異的な抗菌物質
として使用できる。 発明を実施するための最良の形態 実施例1゜ マウス3T3線維芽細胞による本物質の製造マウス3T
3線維芽細胞108個を、100μg /m+ストレプ
トマイシン、100単位/mlペニシリンおよび5%F
C3(牛胎児血清、Gibco社製)を含むRPM I
 164 G培地(Gibco社製)10mlに接種し
、5%C02および95%空気を通気しつつ、37℃で
3日間培養した。この培養によりマウス3T3線維芽細
胞は飽和細胞濃度いわゆるコンフルエント状態になる。 培養物から上清を除いたのち、無血清条件下で新しいR
PM11640培地10m1を加え、37℃、5%CO
2,95%空気の条件で10時間培養した。培養上清を
回収し2倍量の飽和硫安(pH7,5)を加え、塩析す
る。塩析物を遠心分離して沈殿物を得、これを少量の生
理食塩水に溶かし2mlのセファデックス6100カラ
ムクロマトグラフイーにかけ、生理食塩水で溶出した。 溶出液は2.5mlずつ分画した。第1図に示すとおり
、低分子領域にT細胞のDNA合成を強く阻害する活性
がδ忍められた。 活性画分を2倍量の蒸留水で希釈し、CMセファデック
スカラムにかけ、50mM食塩水で洗浄後、食塩濃度匂
配(50−600mM)で溶出した。溶出液はl、5m
lずつ分画した。第2図に示すように主要活性は、約0
.4 M食塩で溶出される。 活性画分(9ml>をロータリーエバポレーク−を用い
50℃で3.5mlまで濃縮し、セファデックス050
カラムにかけ、生理食塩水で溶出した。溶出液は1.2
5m1ずつ分画した。第3図に示すように活性は、約1
.000ダルトンの位置に認められる。活性画分をシリ
カゲル薄層クロマトグラフィーで展開すると、第4図に
示すように、2つのニンヒドリン陽性のスポット(PI
、P1′)があり、PIに強いT細胞DNA合成抑制活
性が認められた。第6表にPI、PI’の活性を示す。 PIのシリカゲルを回収し、水によって本物質を抽出し
、凍結乾燥し本物質5μgを得た。PIが本物質に相当
する。 第    6    表 対    照      5627  ±  231P
 I’  5456±629 実施例2゜ マウス牌細胞による本物質の製造 C3H/Heマウスの牌細胞108個を10m1のRP
M11640培地に懸濁し、37℃、5%CO2,95
%空気の条件で10時間培養した。 培養上清を実施例1と同様セファデックス0100カラ
ムクロマトグラフイーにかけ、溶出すると第7図に示す
とおり、低分子領域にT細胞のDNA合成を強く阻害す
る活性が認められた。 さらに実施例1と同様に活性画分をCMセファデックス
カラムにかけ、0.4M  NaCAで溶出したのちセ
ファデックス050カラムにかけると第8図に示したよ
うに、実施例1の場合と同じ位置に活性が認められた。 さらに実施例1と同様に活性画分をシリカゲル薄層クロ
マトグラフィーで展開し、精製して本物質的20μgを
得た。 実施例3゜ ヒト胎児線維芽細胞による本物質の製造2力月のヒト胎
児胚をトリプシン処理し、MEM培地(田水製薬社製)
に10%FC3,10mMN−N−ビス〔2−ヒドロキ
シエチル〕−2−アミノエタン−スルホン酸(BES)
、5mM  N−トリス〔ヒドロキシメチルツーメチル
−2−アミノプロパン−スルホン酸(TBS)および5
mMN−ヒト和キシノチルーピペラジンーN−2−エタ
ン−スルホン酸(HEPES、牛丼化学社製〉を加えた
培地中10%C○2および90%空気を通気しつつ、3
7℃で4日間培養した。この培養によりヒト胎児線維芽
細胞は飽和細胞濃度いわゆるコンフルエント状態になる
。 このコンフルエント状態の細胞5X1θ8個を10%F
C3を含んだMEM培地で、37℃、10%C02,9
0%空気の条件で10時間培養シタ。コノとき、TPA
100T1g/m+を加えた培地を用いても同様に培養
した。 培養上清を実施例1と同様にセフアゾ・ノクスG100
カラムクロマトグラフィーにかけ溶出したところ、第9
図に示す結果が得られた。TPΔの添加により本物質の
生産が高められることがわかる。 TPA添加培地を用いたものについて、活性画分を実施
例1と同様に処理して、本物質的20μgを得た。 実施例4、 牛胎児血清とカイコガ体液からの本物質の製造牛胎児血
清(Gibco社製)とカイコガ体波谷25m1を50
m1の冷やした飽和硫安(pH7,5)でよく混ぜ、4
℃で1時間静置した。遠心(16,000rpmにて1
5分)をした後、沈殿物を10 m M IJン酸バッ
ファ〜(pH7,2)5mlに溶かし、セファデックス
G100カラム(1,8X43cm)にかけ、同じリン
酸バッファーで1分画5+++Iにて溶出した。第10
図に溶出パターンを示す。 セファデックスG100クロマトグラフイーの活性画分
を2倍量の蒸留水で希釈し、CMセファデックス(C−
25)カラム(1,8X10cm)にかけ75mM食塩
を含む水約30m1でカラムを洗った後、7.5mMか
らIMまでの食塩の濃度勾配を含む水で1分画2.5m
lにて溶出した。各分画の食塩濃度はシンダクティビテ
ィーメーターで測定した。第11図に溶出パターンを示
す。その活性画分をロータリーエバポレーターで濃縮し
セファデックス050カラム(1,2X 56cm)に
かけ0.1M炭酸アンモニウムで1分画1.25m1に
て溶出し、その活性画分を凍結保存した。第12図に0
.3−0.4M  NaCβ濃度で溶出する両分の溶出
パターンを示す。 さらに精製を進めるため活性画分を水にとかしンリカゲ
ル薄層プレート(メルク社、シリカゲル60.20X2
0Cm)にスポットしメタノールと水(3:1)の混合
溶液で約2時間展開した。展開後薄層プレートにニンヒ
ドリン溶液をスプレッドした後2〜3分間バーナーで熱
し、ペプチドの位置を確かめた。結果を第13図に示す
。図中のLys、 Arg、 Ala、 Trpは、そ
れぞれのアミノ酸マーカーの位置を示す。図中のFC3
IおよびBmIが本物質に相当する。 肺細胞をレクチン(コンカナバリンA:5Mg/111
1 )で刺激すると同時にUTPIμC1を細胞に加え
37℃で培養した。培養開始と同時に第10図のFC3
I活性画分N023〜27を集めた液の0.1mlを加
え、初期[JTP取り込み活性へのFC3Iの影響を調
べた。結果を第14図に示す。図中、白丸、黒丸はFC
3Iの非存在および存在下での活性を示す。 実施例5゜ Graceによって確立されたヤママユガ(Anthe
rea  enkalypti )由来の線維芽細胞(
Nature、 195.788 (1962) ) 
2.5 X 10’個/mlを10%牛脂児血清を含む
Graceの培地((、i b c o社製)I Qm
lで37℃、5%CO2で3日間培養し、1回同じ培地
を交換してさらに3日間培養し、コンフルエントの状態
になった細胞をQraceの培地1[1mlで3回洗っ
た。その後Graceの培地(無血清)で37℃、5%
CO2で3日間培養した。培養液を回収し、アミコンダ
イヤフローメンブレン(YMIO:カットサイズ、 1
0.000ダルトン)に通した。その濾液をロータリー
エバポレーターで濃縮し、セファデックス050カラム
(1,8X 43cm)にかけ、0.1mMJン酸バッ
ファー(p H7,2)で溶出した。 溶出液は2.5mlずつ分画した。第15図に示すよう
に、かなりのリンパ球DNA合成抑制活性が分子量約5
.000ダルトンの位置(12〜14画分)に、また主
要活性が約1. OOOダルトンの位置(17〜19両
分)に認められた。第15図中、白丸はリンパ球へのチ
ミジンの取り込み、黒丸は各画分の280nmにおける
吸収を示す。 トリプシン(25μg /m+ )で30℃でインキニ
ベートすると、5.000ダルトンの活性は消失し、1
.000ダルトンの位置に活性が移動する。 さらに、トリプシン消化を続けると、この活性の大部分
が消失する(第16図)。第16図中、上段は無処理、
中段はトリプシンを加え30分間インキュベート、下段
はトリプシンを加え1時間インキュベートした場合を示
す。 上記の結果は、これらの因子がペプチド性であることを
示している。さらに分子量1.000ダルトンの活性を
CMセファデックスクロマトグラフィー(lQml)に
かけた。すなわち、遠心管中のCMセファデックス(ケ
ルベット:lQml)を100mM  NaC1で平衡
化し、第15図の17〜19画分を加えて懸濁した。4
℃で15分間静置後、上清を捨て、lQmlの0.IM
  NaCAでゲルを3回洗った。同じ操作を異なる塩
濃度を含んだ水10m1(0,2〜0.6M  NaC
A)で繰り返した。 リンパ球のDNA合成の測定には、各分画を水で4倍に
希釈して用いた。CMセファデックスの結果を第17図
に示す。図中、矢印はNaCβ濃度を示す。第17図に
示すように、約0.4MNa(lで溶出される活性が認
められた。この活性をAeIと名付けた。この活性は、
さらにセファデックス025クロマトグラフイーで精製
すると、第18図のように分子量約1.000ダルトン
を示した。次にこの因子の精製度をシリカゲル薄層クロ
マトグラフィーで確かめた。すなわち、第18図の活性
画分AeIを凍結乾燥後、水に溶かし、シリカゲル薄層
プレート上にスポットした。メタノール−水(3:1)
溶液で展開後、ニンヒドリン溶液をプレートにかけ、バ
ーナで3分間炙り発色させた。Lys、Arg、 Al
a、 Trpはアミノ酸マーカーのそれぞれの位置を示
す。AeIは、アラニンより少し遅い移動度を示した(
第19図)。第19図中AeIが本物質に相当する。 4図面の簡単な説明 第1図は、実施例1における本物質精製のためのセファ
デックス0100カラムクロマトグラムを示す。矢印a
、 b、 c、 dはアルブミン〔67キロダルトン(
以下K(]という)〕、西洋ワサビのノ々−オキシダー
ゼ(40Kd)、チトクロームC(13Kd)およびバ
シトラシン(1,,5Kd)マーカーをそれぞれ示す(
以下同じ)。 第2図は、実施例1における本物質精製のためのCMセ
ファデックスカラムクロマトグラムを示す。 第3図は、″実施例1における本物質精製のためのセフ
ァデックス050カラムクロマトグラムを示す。 第4図は、実施例1における活性画分およびアミノ酸マ
ーカーのシリカゲル薄層クロマトグラムを示す。 第5図は、本物質の紫外線吸収スペクトラムを示す。 第6図は、本物質のT細胞に対する作用機作を示す。白
丸は無処理、黒丸は本物質処理を示す。 第7図は、実施例2における本物質精製のためのセファ
デックスG100カラムクロマトグラムを示す。 第8図は、実施例2における本物質精製のためのセファ
デックス050カラムンロマトダラムを示す。矢印eは
マイトマイシンC(340ダルトン)マーカーを示す(
以下同じ)。 第9図は、実施例3におけるTPAによる本物質産生の
増加を示すためのセファデックスG100カラムクロマ
トグラムを示す。 第10図は、実施例4における牛脂児血清(A)とカイ
コガ体液(B)のセファデックスG100クロマトグラ
フイーの溶出パターンを示す。 第11図は、実施例4における牛脂児血清(A)とカイ
コガ体液(B)のCMセファデックス(C−25)クロ
マトグラフィーの溶出パターンを示す。 第12図は、実施例4におけるFe2 IとBmIのセ
ファデックスG50クロマトグラフイーの溶出パターン
を示す。白丸と黒丸はFe2 IとBmIのリンパ球の
DNA合成活性を示す。 第13図は、実施例4におけるFe2 I 、およびB
ml、のシリカゲル薄層クロマトグラフィーのパターン
を示す。 第14図は、実施例4におけるFe2 Iによるリンパ
球のレクチン刺激後の初期UTP取り込み活性への影響
を示す。 第15図は、実施例5におけるカイコガ線維芽細胞の培
養上清のセファデックスG50クロマトグラフイーを示
す。図中1はインシュリン(5,7K(1)の分子量マ
ーカーを示す。 第16図は、実施例5における活性因子へのトリプシン
処理の効果を示す。 第17図は、実施例5におけるCM、セフアゾ・ソクス
クロマトグラフイーを示す。 第18図は、実施例5におけるAelのセファデックス
G25クロマトグラフイーを示す。 第19図は、実施例5におけるAeTの7リ力ゲル薄層
クロマトグラフィーを示す。 第10図 分画番号 第11因 分画番号 第1と図 分画番号 第13図 第14図 時間 第15図 cfd       e 金歯番号 第46図 金歯番号 第17図 0.1M  0.2M  O,3M  O,6M第1δ
図 第19図 =146

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)T細胞のDNA合成を抑制する新規T細胞合成抑
    制物質。
  2. (2)下記理化学的性質を有する特許請求の範囲第1項
    記載の物質。 元素分析:C,H,O,NおよびSの元素を有する。 分子量二二約i、oooダルトン 熱安定性ニー20℃で数カ月間、56℃で30分間、9
    0℃で5分間安定。 酸性・中性・塩基性の別:弱酸性 pH安定性: p H3,5−9,5で安定紫外線吸収
    スペクトル:220nmに最大吸収呈色反応:ニンヒド
    リン陽性 溶解性:水、エタノール、メタノールに易溶。 物質の色二上記溶媒に溶かすと無色
  3. (3)動物の線維芽細胞またはリンパ球を培地に培養し
    、培養物中にT細胞DNA合成抑制物質を生成蓄積せし
    め、該培養物よfiT細胞DNA合成抑制物質を採取す
    ることによって得られる特許請求の範囲第1項記載のT
    細胞DNA合成抑制物質。
  4. (4)動物が哺乳類に属する動物であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項記載のT細胞DNA合成抑制物
    質。
  5. (5)動物がマウス、ラットまたはヒトであることを特
    徴とする特許請求の範囲第4項記載のT細胞DNA合成
    抑制物質。
  6. (6)培養液が無血清あるいは牛胎児血清を含むRPM
    11640培地またはMEM培地から選ばれることを特
    徴とする特許請求の範囲第3項記載のT細胞DNA合成
    抑制物質。
  7. (7)  培地が7オルボールミリステート、フォルボ
    ール−13−アセテートおよび12−0−テトラデカノ
    イル−フォルボール−13−アセテートカラ選ばれるフ
    ォルボールエステル類の少なくとも1種を含むことを特
    徴とする特許時求の範囲第3項記載のT細胞DNA合成
    抑制物質。
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US06/662,287 US4613458A (en) 1983-02-02 1984-02-01 Regulatory substance of DNA synthesis
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