JPS59140914A - ナツト及びその製造方法 - Google Patents
ナツト及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS59140914A JPS59140914A JP1334983A JP1334983A JPS59140914A JP S59140914 A JPS59140914 A JP S59140914A JP 1334983 A JP1334983 A JP 1334983A JP 1334983 A JP1334983 A JP 1334983A JP S59140914 A JPS59140914 A JP S59140914A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- titanium
- nut
- nut body
- based alloy
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明の耐食性、特に海水や塩分を含んだ空気に対する
耐食性に優れたナツト並びにその製造方法に関するもの
である。
耐食性に優れたナツト並びにその製造方法に関するもの
である。
各糎ナツトは通常鋼製であるが、それを海水中であるい
は海の近くの塩分を含む様な部所で用いる場合には著し
く腐食し易く、高級なステンレス鋼製のものでもその寿
命は非常に短い。海水に対しての耐食性に富む材料とし
てチタンがあるが非常に高価であるのでナツトの全素材
をチタンとする事は実際上困難である。
は海の近くの塩分を含む様な部所で用いる場合には著し
く腐食し易く、高級なステンレス鋼製のものでもその寿
命は非常に短い。海水に対しての耐食性に富む材料とし
てチタンがあるが非常に高価であるのでナツトの全素材
をチタンとする事は実際上困難である。
本発明は海水あるいは塩分を含む空気等の塩素イオンの
存在下でも応力腐食割れを起こさずかつ強度も大である
様なナツト並びにその製造方法を提供せんとするもので
ある。
存在下でも応力腐食割れを起こさずかつ強度も大である
様なナツト並びにその製造方法を提供せんとするもので
ある。
本発明のナツトは、例えば第１図及び第２図に示す様に
にナツト本体（１）の中央なくともねし部に溶接等の溶
融手段によるのではなく後で詳述する様に熱間等方圧加
圧接合方法よりチタン若しくはチタン基合金被覆層（２
）が接合されているものである。チタン基合金としては
Ｔ１−ＡＩ Ｓｎ合金、Ｔｌ−Ｍｎ合金又はＴｉ−Ａ
Ｉ−Ｖ合金を用いこのチタン若しくはチタン基合金被覆
層（２）はねじ部のみではなく外周部及び両端面部にも
設けてもよい。又同被覆層（２）は第２図に示す様にね
じの凹凸に沿って凹凸状の薄層を呈しナツト本体芯部と
の接合境界でも凹凸状をなしている形態と、第３図に示
す様にある程度の厚さがあり内周面のみねし山を形成す
べく凹凸状を呈しす・ソト本体芯部との接合境界は平坦
状をなしている形態とがある。
にナツト本体（１）の中央なくともねし部に溶接等の溶
融手段によるのではなく後で詳述する様に熱間等方圧加
圧接合方法よりチタン若しくはチタン基合金被覆層（２
）が接合されているものである。チタン基合金としては
Ｔ１−ＡＩ Ｓｎ合金、Ｔｌ−Ｍｎ合金又はＴｉ−Ａ
Ｉ−Ｖ合金を用いこのチタン若しくはチタン基合金被覆
層（２）はねじ部のみではなく外周部及び両端面部にも
設けてもよい。又同被覆層（２）は第２図に示す様にね
じの凹凸に沿って凹凸状の薄層を呈しナツト本体芯部と
の接合境界でも凹凸状をなしている形態と、第３図に示
す様にある程度の厚さがあり内周面のみねし山を形成す
べく凹凸状を呈しす・ソト本体芯部との接合境界は平坦
状をなしている形態とがある。
なお、このチタン若しく；よチタン基合金被覆層（２）
は、ナツト本体のねじ部のみではなく両端部（第４図）
、更に外周面（第５図）に装着される場合もある。
は、ナツト本体のねじ部のみではなく両端部（第４図）
、更に外周面（第５図）に装着される場合もある。
次に本発明ナフトの製造方法につき述べれば、本発明で
は熱同等方圧加圧接合法を用いて迅速かつ大量に製造出
来る点に大きな特徴がある。
は熱同等方圧加圧接合法を用いて迅速かつ大量に製造出
来る点に大きな特徴がある。
ここで上記熱間等方圧加圧接合法（以下ＨＩＰ法と言う
）とは、被処理物を装入した容器内に窒素やアルゴン等
の不活性ガスを充填し、該充填ガスを介して高圧を被処
理物に加えると共に高温に維持するという方法であり、
該被処理物にはその全周から高温高圧が作用される如ぎ
接合方法である。
）とは、被処理物を装入した容器内に窒素やアルゴン等
の不活性ガスを充填し、該充填ガスを介して高圧を被処
理物に加えると共に高温に維持するという方法であり、
該被処理物にはその全周から高温高圧が作用される如ぎ
接合方法である。
このＨＩＰ法を利用して本発明ナツトを造るには、普通
鋼やステンレス鋼製ナツト本体にねし山を形成する前に
第６図に示す様にチタン若しくはチタン基合金製パイプ
（２））を覆せ、同パイプ（２勺とナツト本体の外部接
触部を例えば電子ビーム溶接（３）等により気密状態と
なす、この際同パイプ（２））の外壁とナツト本体との
間に空隙が存在する場合にはそこを脱気して真空状態と
する。次いで上述のＨＩＰ法により高温高圧処理を行え
ばチタン若しくはチタン基合金製パイプ（２））はナツ
ト本体に強く押し付けられ、その接合面に於て拡散接合
を生じ両者は強固に密着接合する。その後転造によしね
し山を形成すれば目的物のナツトが製造され得る。
鋼やステンレス鋼製ナツト本体にねし山を形成する前に
第６図に示す様にチタン若しくはチタン基合金製パイプ
（２））を覆せ、同パイプ（２勺とナツト本体の外部接
触部を例えば電子ビーム溶接（３）等により気密状態と
なす、この際同パイプ（２））の外壁とナツト本体との
間に空隙が存在する場合にはそこを脱気して真空状態と
する。次いで上述のＨＩＰ法により高温高圧処理を行え
ばチタン若しくはチタン基合金製パイプ（２））はナツ
ト本体に強く押し付けられ、その接合面に於て拡散接合
を生じ両者は強固に密着接合する。その後転造によしね
し山を形成すれば目的物のナツトが製造され得る。
この場合に於て用いるチタン若しくけチタン基合金製パ
イプ（２１）の厚さ及び転造条件により第２図に示す如
きものや第３図に示す如きものが得られる。又ナツト本
体にねし山を形成した後にチタン若しくはチタン基合金
製パイプ（２’）を接合する場合も前と同様であるがこ
の場合には必ず両者間に内部空隙が存在するので脱気を
十分に行う必要がある。脱気を十分に行い比較的薄肉の
パイプ（２））を用いればその後のＨＩＰ法により同パ
イプ（２１）はねじ山に完全にならい第２図に示す様な
形態のナツトが得られその後転造をしなくてもよいが仕
上げの意味で軽い転造をする事もある。
イプ（２１）の厚さ及び転造条件により第２図に示す如
きものや第３図に示す如きものが得られる。又ナツト本
体にねし山を形成した後にチタン若しくはチタン基合金
製パイプ（２’）を接合する場合も前と同様であるがこ
の場合には必ず両者間に内部空隙が存在するので脱気を
十分に行う必要がある。脱気を十分に行い比較的薄肉の
パイプ（２））を用いればその後のＨＩＰ法により同パ
イプ（２１）はねじ山に完全にならい第２図に示す様な
形態のナツトが得られその後転造をしなくてもよいが仕
上げの意味で軽い転造をする事もある。
このＨＩＰ法による場合には用いるパイプ（２勺の厚さ
にもよるが通常温度は８００〜１４００℃圧力は１００
〜４００気圧の条件で行う。
にもよるが通常温度は８００〜１４００℃圧力は１００
〜４００気圧の条件で行う。
以上述べて来たのはナツトを一個ずつ製造する方法につ
いてであるが、それとは異なり長尺物のナツト本体用材
料（１勺の円穴に長尺物のチタン若しくはチタン基合金
製パイプ（２勺を覆せ、それを上述と同様にＨＩＰ法で
接合せしめたものから複数本のナツトを切り出し製造す
ることも可能である。
いてであるが、それとは異なり長尺物のナツト本体用材
料（１勺の円穴に長尺物のチタン若しくはチタン基合金
製パイプ（２勺を覆せ、それを上述と同様にＨＩＰ法で
接合せしめたものから複数本のナツトを切り出し製造す
ることも可能である。
またＨＩＰ法での接合処理に入る前の気密処理は上述の
如く電子ビーム溶接等で直接的に密封する方法以外に、
別の金属あるいはガラス製のケースで全体的に包囲して
しまい、該ケース内を真空とする様な方法を採用しても
よい。
如く電子ビーム溶接等で直接的に密封する方法以外に、
別の金属あるいはガラス製のケースで全体的に包囲して
しまい、該ケース内を真空とする様な方法を採用しても
よい。
更にＨＩＰ法での接合処理で、鋼製す９ト本体とチタン
若しくはチタン基合金間に金属間化合物が形成される事
も考えられるので、この金属間化合物の形成を積極的に
防止し、より強固な接合が得られる様に、ナツト本体と
チタン若しくはチタン基合金製パイプとの間に、ニッケ
ル、銀あるいはモリブデン等の中間層を介在せしめてお
く事もある、この場合二・ンケル等の中間層はパイプを
用いてもよく又は帯状や線状材をナツト本体の内周に叡
め込む法の他メッキや溶射によりす、ット本体の所要面
上に二５ケル若しくはニッケル合金層を形成した物であ
ってもよい。
若しくはチタン基合金間に金属間化合物が形成される事
も考えられるので、この金属間化合物の形成を積極的に
防止し、より強固な接合が得られる様に、ナツト本体と
チタン若しくはチタン基合金製パイプとの間に、ニッケ
ル、銀あるいはモリブデン等の中間層を介在せしめてお
く事もある、この場合二・ンケル等の中間層はパイプを
用いてもよく又は帯状や線状材をナツト本体の内周に叡
め込む法の他メッキや溶射によりす、ット本体の所要面
上に二５ケル若しくはニッケル合金層を形成した物であ
ってもよい。
以上述べて来た様に本発明によれば、設置された状態で
そのねじ部に大きな応力が作用するす・ソトにあって、
該ねじ部にチタン若しくはチタン基合金が用いられてお
りそれらが耐食性に優れ（特に耐海水性は大）ているの
で応力腐食割れや空洞腐食を起こす事なく、シかも基地
の鋼製ナツト本体との間では溶融接合によらない拡散接
合により接合されているので金属間化合物層も薄いため
に強度が維持出来る。特にねし山部に基地の鋼製ナツト
本体芯部が食い込んでいる形態のもの（第２図参照）で
は機械的荷重を鋼で受ける形態なのでその強度は一層大
である。又本願発明方法はチタン若しくはチタン基合金
を所望部所に覆せその後ＨＩＰ法を行うという簡単な操
作で一時に大量の物を処理出来るし、予めねじ山を形成
しておく方法は勿論、ＨＩＰ法の後にねし山を形成する
方法による場合も転造によるのでチタン若しくはチタン
基合金を接合した部所にあっては基地の鋼が露出すると
いう事はなく均一にチタン若しくはチタン基合金被覆が
なされるものである。
そのねじ部に大きな応力が作用するす・ソトにあって、
該ねじ部にチタン若しくはチタン基合金が用いられてお
りそれらが耐食性に優れ（特に耐海水性は大）ているの
で応力腐食割れや空洞腐食を起こす事なく、シかも基地
の鋼製ナツト本体との間では溶融接合によらない拡散接
合により接合されているので金属間化合物層も薄いため
に強度が維持出来る。特にねし山部に基地の鋼製ナツト
本体芯部が食い込んでいる形態のもの（第２図参照）で
は機械的荷重を鋼で受ける形態なのでその強度は一層大
である。又本願発明方法はチタン若しくはチタン基合金
を所望部所に覆せその後ＨＩＰ法を行うという簡単な操
作で一時に大量の物を処理出来るし、予めねじ山を形成
しておく方法は勿論、ＨＩＰ法の後にねし山を形成する
方法による場合も転造によるのでチタン若しくはチタン
基合金を接合した部所にあっては基地の鋼が露出すると
いう事はなく均一にチタン若しくはチタン基合金被覆が
なされるものである。
第１図は本発明ナツトの平面図、第２図は第１図ＩＩ−
ＩＩ線に於る拡大断面図、第３図〜第５図はそれぞれは
本発明ナツトの他の例の断面図、第６図及び第７図はそ
れぞれ本発明ナツト製造方法の一工程を示す説明図。 図中、（１）： ナツト本体 （１’ ） ：ナット本体用材料 （２）： チタン若しくはチタン基合金被覆層 （２’Ｊ： チタン若しくはチタン基合金製パイプ 特許出願人 株式会社黒木工業所 代理人有吉教晴
ＩＩ線に於る拡大断面図、第３図〜第５図はそれぞれは
本発明ナツトの他の例の断面図、第６図及び第７図はそ
れぞれ本発明ナツト製造方法の一工程を示す説明図。 図中、（１）： ナツト本体 （１’ ） ：ナット本体用材料 （２）： チタン若しくはチタン基合金被覆層 （２’Ｊ： チタン若しくはチタン基合金製パイプ 特許出願人 株式会社黒木工業所 代理人有吉教晴
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、ｊｌｌ製ナツト本体の少なくともねじ部にチタン若
しくはチタン基合金被覆層を、ナツト本体との間で非溶
融でしかも冶金的に接合せしめたことを特徴とするナツ
ト。 ２、ねし山を形成する前の鋼製ナツト本体の少なくとも
ねじ部に相当する部所に、チタン若しくはチタン基合金
製パイプを嵌め込み、同パイプとナツト本体との外部接
触部を気密状態とすると共に、内部に空隙部がある場合
には該空隙部を真空状態となした後、熱間等方圧加圧接
合により両者を拡散接合せしめ、次いで転造によりねし
山を形成することを特徴とするナツトの製造方法。 ３、ねじ山を形成した後の鋼製ナツト本体の少なくとも
ねじ部に相当する部所に、チタン若しくはチタン基合金
製パイプを嵌め込み、同パイプとナツト本体との外部接
触部を気密状態にすると共に、内部に空隙部がある場合
には該空隙部を真空状態とした後、熱間等圧加圧接合に
より両者を拡散接合せしめることを特徴とするナツトの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1334983A JPS59140914A (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | ナツト及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1334983A JPS59140914A (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | ナツト及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59140914A true JPS59140914A (ja) | 1984-08-13 |
Family
ID=11830627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1334983A Pending JPS59140914A (ja) | 1983-01-28 | 1983-01-28 | ナツト及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59140914A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61162309U (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-08 | ||
| JP2012241751A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Nissan Motor Co Ltd | ボルト締結部のガスシール構造及びそのガスシール構造を有する固体酸化物型燃料電池 |
| CN107288981A (zh) * | 2017-08-24 | 2017-10-24 | 柳州市贵高物资有限责任公司 | 防锈螺母 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5623392A (en) * | 1979-07-31 | 1981-03-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Manufacture of clad pipe |
| JPS5733309B2 (ja) * | 1978-11-24 | 1982-07-16 |
-
1983
- 1983-01-28 JP JP1334983A patent/JPS59140914A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5733309B2 (ja) * | 1978-11-24 | 1982-07-16 | ||
| JPS5623392A (en) * | 1979-07-31 | 1981-03-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Manufacture of clad pipe |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61162309U (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-08 | ||
| JPH0344331Y2 (ja) * | 1985-03-29 | 1991-09-18 | ||
| JP2012241751A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Nissan Motor Co Ltd | ボルト締結部のガスシール構造及びそのガスシール構造を有する固体酸化物型燃料電池 |
| CN107288981A (zh) * | 2017-08-24 | 2017-10-24 | 柳州市贵高物资有限责任公司 | 防锈螺母 |
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