JPS5913692Y2 - 照明器具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は提灯型セードをもった照明器具に関し、３重
構造の提灯型セードを簡単かつ確実に連結でき、しかも
美観を損わないようにすることを目的としている。

この考案の一実施例を第１図ないし第７図に示す。

すなわち、この照明器具は、吊下コード１の下端部にブ
ツシュ２を介して板状器具本体３を取付け、器具本体３
に２本の支持棒４，４′の上端部を取付けて垂下し、そ
の中間部の２個所および下端部にスイッチ取付板５〜７
をスポット溶接により架設するとともに、スイッチ取付
板５〜７にソケット８のソケット台９を取付け、前記コ
ード１の下端部よりスイッチ１０を介して各ソケット８
に配線している。

１１はランプ、１２は豆球ソケット、１３は豆球である
。

提灯型セード１４は、ひごを等間隔に配置してその表面
に美濃紙等を貼付して軸方向に伸縮できるようにしたも
ので゛、内セード１５．中セード１６．外セード１７よ
りなり、これらが同心配置されるように、内セード１５
が最小径で最大の軸長をもち、外セード１７が最大径で
最小の軸長をもち、中セード１６がそれぞれ中間の寸法
をもっており、各セード１５〜１７の上下縁部に化粧輪
１８．１９を取付けている。

これらのセード１５〜１７の上側輪１８にそれぞれ吊り
金具２０がねじ２１により取付けられ、吊り金具２０は
第３図および第４図のようにその上端部にかぎ部２２を
形成し、かぎ部２２の中央の上下縁に抜止め用切欠部２
３を形成している。

針金の中央部および両端部を折曲してそれぞれに輪部２
４〜２６を形成した吊り棒２７を用意し、各輪部２４〜
２６をかぎ部２２に第７図のように掛け、切欠部２３に
係止する。

これによって全セード１５〜１７が連結される。

つぎに内セード１５の上側化粧輪１８に一対の本体取付
金具２８を木ねじ２９で固定し、この取付金具２８を器
具本体３につまみねじ３０により固定する。

３１はコード１を吊下げる引掛シーリングである。

このように構成したため、セード１５〜１７を連結する
吊り棒２７を上下に切欠部２３がある吊り金具２０でひ
っかけ支持する構造により、セード１５〜１７の自重に
対して吊り棒２７が各々の切欠部２３に嵌合しているた
め、セード１５〜１７に外力がかかったときでも、吊り
金具から外れることなく確実な保持をする。

またセード１５〜１７にねじれの外力がかかった場合で
も、吊り棒２７が上下の切欠部２３のいずれかがひっか
かっており、セード１５〜１７が同じタイミングで動か
ない限り吊り棒２７が吊り金具２０から落ちることはな
い（第４図）。

しかも吊り金具２０は線材で形成されているためセード
１５〜１７に比べて見に写りにりく、提灯型セードの美
観を損わない。

以上のように、この考案の照明器具は、３重配置された
各セードの上縁に抜止め凹部付かぎ部を設け、その四部
に吊り棒の輪部を引掛けるようにしたため、簡単でしか
も美観を損わない構成により確実に組立できるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例の斜視図、第２図はその半
断面図、第３図は吊り金具の正面図、第４図はその断面
図、第５図はセードの吊り状態の半断面図、第６図は吊
り棒の引掛状態の斜視図、第７図はその部分正面図であ
る。 ３・・・・・・器具本体、１５・・・・・・内セード、
１６・・・・・・中セード、１７・・・・・・外セード
、２２・・・・・・かき部、２３・・・・・・切欠部（
抜止め凹部）、２４〜２６・・・・・・輪部、２７・・
・・・・吊り棒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 提灯型であって３重配置された内セード、中セードおよ
   び外セードと、これらのセードの上端部にそれぞれ設け
   られて引掛位置の両側に抜止め凹部を形成したかぎ部と
   、両端部および中間部に輪部を設けて前記抜止め凹部に
   引掛けることにより前記セードを連結する吊り棒と、前
   記内セードの上縁部を保持する器具本体とを備えた照明
   器具。