JPS5913181Y2 - ステアリングギヤの防塵、防水装置 - Google Patents
ステアリングギヤの防塵、防水装置Info
- Publication number
- JPS5913181Y2 JPS5913181Y2 JP5966180U JP5966180U JPS5913181Y2 JP S5913181 Y2 JPS5913181 Y2 JP S5913181Y2 JP 5966180 U JP5966180 U JP 5966180U JP 5966180 U JP5966180 U JP 5966180U JP S5913181 Y2 JPS5913181 Y2 JP S5913181Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dust cover
- housing
- steering gear
- yoke
- peripheral edge
- Prior art date
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ハウジング内にて軸支された回転軸のハウジ
ング外突出部にヨークが脱着可能に組付られるステアリ
ングギヤに適した防塵、防水装置に関する。
ング外突出部にヨークが脱着可能に組付られるステアリ
ングギヤに適した防塵、防水装置に関する。
従来のステアリングギヤの防塵、防水装置においては、
環状のダストカバーがその内周縁部にて回転軸のハウジ
ング外突出部又はヨークに組付けられてはいるがこのダ
ストカバーの外周縁部とハウジングの外面間にはスキマ
があり、十分な防塵、防水効果を期待できない。
環状のダストカバーがその内周縁部にて回転軸のハウジ
ング外突出部又はヨークに組付けられてはいるがこのダ
ストカバーの外周縁部とハウジングの外面間にはスキマ
があり、十分な防塵、防水効果を期待できない。
これに対処するため、ダストカバーの外周縁部をハウジ
ングの外面に単に接触させてスキマを無くすことが考え
られるが、その場合には、回転軸の回転操作トルクが増
加することはもちろんのこと、ハウジング、回転軸、ヨ
ーク、等各部材の製作誤差及び組付誤差により上記回転
操作トルクが製品間において不均一となって、実用に適
さない。
ングの外面に単に接触させてスキマを無くすことが考え
られるが、その場合には、回転軸の回転操作トルクが増
加することはもちろんのこと、ハウジング、回転軸、ヨ
ーク、等各部材の製作誤差及び組付誤差により上記回転
操作トルクが製品間において不均一となって、実用に適
さない。
また、中央部に環状の柔軟な屈曲部を有するダストカバ
ーの内周縁部を回転軸の外周に嵌着固定し外周縁部をハ
ウジングの外面に摺動可能に接触なすようにし、該ダス
トカバーの内周部をヨークの先端で位置決めする防塵、
防水装置も考案されている。
ーの内周縁部を回転軸の外周に嵌着固定し外周縁部をハ
ウジングの外面に摺動可能に接触なすようにし、該ダス
トカバーの内周部をヨークの先端で位置決めする防塵、
防水装置も考案されている。
このものはダストカバーの内周部の押圧力が大きい場合
はダストカバーの中央部がハウジングから離反する方向
に反転してしまうおそれがある。
はダストカバーの中央部がハウジングから離反する方向
に反転してしまうおそれがある。
その結果、ダストカバーの外周縁部のリップ部のシメシ
ロが減少したり、あるいは、リップ部とハウジング間に
隙間ができるおそれがある。
ロが減少したり、あるいは、リップ部とハウジング間に
隙間ができるおそれがある。
本案は、このようなおそれを解消するためになされたも
ので゛、その要旨とするところは、ダストカバーと回転
軸に係止されてダストカバーの内周を位置決めするヨー
ク等の部材との間に平ワツシヤを介挿しダストカバーに
働く押圧力をダストカバーの上面で一様に受けるように
し、ダストカバーの反転を防止することにある。
ので゛、その要旨とするところは、ダストカバーと回転
軸に係止されてダストカバーの内周を位置決めするヨー
ク等の部材との間に平ワツシヤを介挿しダストカバーに
働く押圧力をダストカバーの上面で一様に受けるように
し、ダストカバーの反転を防止することにある。
以下その一実施例を図面について説明する。
第１図は本考案による防塵、防水装置をパワーステアリ
ングギヤ１０に実施した例を示す。
ングギヤ１０に実施した例を示す。
パワーステアリングギヤ１０の回転軸１１は本体１２
ａ及びカバー１２ｂを備えるハウジング１２内にて軸支
されている。
ａ及びカバー１２ｂを備えるハウジング１２内にて軸支
されている。
また回転軸１１はその右端部がオイルシール１３を介し
てハウジング１２外に突出している。
てハウジング１２外に突出している。
このハウジング外突出部１１ ａには環状のダストカバ
ー１４が組付けられるとともにヨーク１５が脱着可能に
組付けられている。
ー１４が組付けられるとともにヨーク１５が脱着可能に
組付けられている。
ヨーク１５は、回転軸１１のハ５ウジング外突出部１１
ａに公知の連結手段、すなわち、セレーション結合し
固定ボルト１６により挟圧固定しかつ抜は防止をなす。
ａに公知の連結手段、すなわち、セレーション結合し
固定ボルト１６により挟圧固定しかつ抜は防止をなす。
ダストカバー１４は弾性体からなり、内周縁部１４ａに
て回転軸１１のテーパ段部１１ ｂに嵌着固定され、外
周縁部１４ｂにてハウジング１２におけるカバー１２
ｂの外面に摺動可能に接触し、且つ中央部に環状の柔軟
な屈曲部（蛇腹部）１４Ｃを有している。
て回転軸１１のテーパ段部１１ ｂに嵌着固定され、外
周縁部１４ｂにてハウジング１２におけるカバー１２
ｂの外面に摺動可能に接触し、且つ中央部に環状の柔軟
な屈曲部（蛇腹部）１４Ｃを有している。
またダストカバー１４は、その内周部１４ｄをヨーク１
５の先端にて押されて位置決めされている。
５の先端にて押されて位置決めされている。
このように構成することにより、タ゛ス１〜カバー１４
が内周縁部１４ａにて回転軸１１のテーパ段部１１ ｂ
に嵌着固定され、外周縁部１４ ｂにてカバー１２ ｂ
の外面に接触しているため、防塵、防水効果を十分発揮
することは勿論のこと、回転軸１１．ハウジング１２、
ヨーク１５、ポル１１６等各部材の製作誤差及び組付誤
差により、第２図に示したように、ダストカバー１４が
回転軸１１におけるテーパ段部１１ ｂの大径部側より
に位置決めされたり、あるいは第３図に示したように、
ダストカバー１４がテーパ段部１１ ｂの小径部側より
に位置決めされても、その位置決め位置の不均一をダス
トカバ−１４自体がその屈曲部１４ Ｃにて屈曲して吸
収するため、ダストカバー１４における外周縁部１４ｂ
のカバー１２ ｂ外面に対する接触圧（外周縁部１４
ｂが仮想線にて示した自由状態から実線にて示した取付
状態まで変形されることにより生じる復帰力による圧）
は略一定となる。
が内周縁部１４ａにて回転軸１１のテーパ段部１１ ｂ
に嵌着固定され、外周縁部１４ ｂにてカバー１２ ｂ
の外面に接触しているため、防塵、防水効果を十分発揮
することは勿論のこと、回転軸１１．ハウジング１２、
ヨーク１５、ポル１１６等各部材の製作誤差及び組付誤
差により、第２図に示したように、ダストカバー１４が
回転軸１１におけるテーパ段部１１ ｂの大径部側より
に位置決めされたり、あるいは第３図に示したように、
ダストカバー１４がテーパ段部１１ ｂの小径部側より
に位置決めされても、その位置決め位置の不均一をダス
トカバ−１４自体がその屈曲部１４ Ｃにて屈曲して吸
収するため、ダストカバー１４における外周縁部１４ｂ
のカバー１２ ｂ外面に対する接触圧（外周縁部１４
ｂが仮想線にて示した自由状態から実線にて示した取付
状態まで変形されることにより生じる復帰力による圧）
は略一定となる。
従って回転軸１１の回転操作トルクは製品間において不
均一となることがなく略一定となる。
均一となることがなく略一定となる。
したがって、ダストカバー１４における外周縁部１４ｂ
の変形量Ａを適切に設定すれば、回転操作トルクを比較
的小さくすることが可能である。
の変形量Ａを適切に設定すれば、回転操作トルクを比較
的小さくすることが可能である。
しかもその回転操作トルクは製品間において略均−化さ
れるため、当該パワーステアリングギヤ１０の製品性能
を略均−化することか゛できる。
れるため、当該パワーステアリングギヤ１０の製品性能
を略均−化することか゛できる。
本考案はさらに、ヨーク１５とダストカバー１４の間に
平ワツシヤ１７を介挿し、ダストカバー内周部１４ｄの
押圧力によってダストカバー１４がその中央部１４Ｃで
ヨーク１５方向へ反転することを防止した。
平ワツシヤ１７を介挿し、ダストカバー内周部１４ｄの
押圧力によってダストカバー１４がその中央部１４Ｃで
ヨーク１５方向へ反転することを防止した。
すなわち、平ワツシヤ１７によってダストカバー１４を
全面均一にハウジング１２方向へ押しつけることによっ
て、ダストカバー１４のこの反転を積極的に防止し、つ
ねに適正な締め代を確保するようにした。
全面均一にハウジング１２方向へ押しつけることによっ
て、ダストカバー１４のこの反転を積極的に防止し、つ
ねに適正な締め代を確保するようにした。
この平ワツシヤ１７は第４図示の如く、スナップリング
１８により固定してもよい。
１８により固定してもよい。
なお、上記実施例においては、パワーステアリングギヤ
１０に本考案を実施した例について説明したが、本考案
は通常のステアリングギヤにも同様に実施し得るもので
ある。
１０に本考案を実施した例について説明したが、本考案
は通常のステアリングギヤにも同様に実施し得るもので
ある。
以上要するに、本考案においては、ハウジング内にて軸
支された回転軸のハウジング外突出部にヨークが脱着可
能に組付けられるステアリングギヤにおいて、前記回転
軸のハウジング外突出部に、内周縁部にて前記回転軸の
外周に嵌着固定され外周縁部にて前記ハウジングの外面
に摺動可能に接触し且つ中央部に環状の柔軟な屈曲部を
有する環状のダストカバーを組付け、このダストカバー
の内周部を前記回転軸に係止した部材にて位置決するよ
うにするとともに、平ワツシヤを前記部材とダストカバ
ー間に介挿したことにその構成上の特徴がある。
支された回転軸のハウジング外突出部にヨークが脱着可
能に組付けられるステアリングギヤにおいて、前記回転
軸のハウジング外突出部に、内周縁部にて前記回転軸の
外周に嵌着固定され外周縁部にて前記ハウジングの外面
に摺動可能に接触し且つ中央部に環状の柔軟な屈曲部を
有する環状のダストカバーを組付け、このダストカバー
の内周部を前記回転軸に係止した部材にて位置決するよ
うにするとともに、平ワツシヤを前記部材とダストカバ
ー間に介挿したことにその構成上の特徴がある。
これにより、十分な防塵、防水効果を期待できることは
勿論のこと、回転軸の回転操作トルクを比較的小さく、
しかも製品間において略均−化することができ、且つ常
にダストカバー外周縁部に適正な締め代を確保すること
ができる。
勿論のこと、回転軸の回転操作トルクを比較的小さく、
しかも製品間において略均−化することができ、且つ常
にダストカバー外周縁部に適正な締め代を確保すること
ができる。
第１図は本考案の一実施例を示す一部破断側面図、第２
図ないし第４図は共に作用説明のための要部拡大断面図
である。 １０：パワーステアリングギヤ、１１：回転軸、１１ａ
：ハウジング外突出部、１１ｂ：テーパ段部（外周）、
１２：ハウジング、１４：ダストカバー、１４ａ：内周
縁部、１４ｂ：外周縁部、１４Ｃ：屈曲部、１４ｄ：内
周部、１５：ヨーク、１７：平ワツシヤ。
図ないし第４図は共に作用説明のための要部拡大断面図
である。 １０：パワーステアリングギヤ、１１：回転軸、１１ａ
：ハウジング外突出部、１１ｂ：テーパ段部（外周）、
１２：ハウジング、１４：ダストカバー、１４ａ：内周
縁部、１４ｂ：外周縁部、１４Ｃ：屈曲部、１４ｄ：内
周部、１５：ヨーク、１７：平ワツシヤ。
Claims (1)
- ハウジング内にて軸支された回転軸のハウジング外突出
部にヨークが脱着可能に組付けられるステアリングギヤ
において、前記回転軸のハウジング外突出部に、内周縁
部にて前記回転軸の外周に嵌着固定され外周縁部にて前
記ハウジングの外面に摺動可能に接触し且つ中央部に環
状の柔軟な屈曲部を有する環状のダストカバーを組付け
、このダストカバーの内周部を前記回転軸に係止した部
材にて位置決めするとともに、前記ダストカバーと部材
間に平ワツシヤを介挿してなるステアリングギヤの防塵
、防水装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5966180U JPS5913181Y2 (ja) | 1980-04-28 | 1980-04-28 | ステアリングギヤの防塵、防水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5966180U JPS5913181Y2 (ja) | 1980-04-28 | 1980-04-28 | ステアリングギヤの防塵、防水装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56160169U JPS56160169U (ja) | 1981-11-28 |
| JPS5913181Y2 true JPS5913181Y2 (ja) | 1984-04-19 |
Family
ID=29654136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5966180U Expired JPS5913181Y2 (ja) | 1980-04-28 | 1980-04-28 | ステアリングギヤの防塵、防水装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5913181Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4380234B2 (ja) * | 2003-06-19 | 2009-12-09 | Ｎｏｋ株式会社 | パワーステアリング用密封装置 |
-
1980
- 1980-04-28 JP JP5966180U patent/JPS5913181Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56160169U (ja) | 1981-11-28 |
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