JPS59131451A

JPS59131451A - 金属箔への樹脂のラミネ−ト方法

Info

Publication number: JPS59131451A
Application number: JP58006112A
Authority: JP
Inventors: 中西　二三夫; 誠岩崎
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1983-01-18
Filing date: 1983-01-18
Publication date: 1984-07-28
Also published as: JPS6260969B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はアルミニウム、鉄、銅、亜鉛等の金属箔の表面
（片面か両面かを問わない）にポリエチレン、ポリプロ
ピレン、等の樹脂を接着剤を用いずにラミネートする方
法に関するもので、特に金属箔表面にコロナ放電処理を
殉した後、溶融状態のポリエチレン、ポリエステル等を
押出塗工することを特徴とするものである。

従来、金属箔、特にアルミニウム箔にポリプロピレン、
ポリエステル等をラミネートする技術は知られておシ、
また、広く一般的に実殉されているが、その場合はラミ
ネートするポリエチレン等のフィルムの被接着面にアン
カーコート剤又は接着剤を捲してから該フィルムを金属
箔表面に貼合わせる方法がとられている。しかし、この
従来の方法だと前処理としての金属箔の表面の脱脂処理
が充分には行なわれず、若干の油が表面に残りプラスチ
ックフィルムとの接着性が阻害されるという欠点がある
。

また、従来のアンカーコート剤又は接着剤を用いる方法
だと、金属箔の表裏両面にプラスチックを同時にラミネ
ートすることができないため、用途が限られてし捷うと
いう欠点もある。

本発明は以上の点を鑑みて考えられたものであシ、以下
、図面の実施例に基いて詳細に説明する。

まず、本発明は第１図の概略図に示すように巻取状態か
ら送シ出されてくるアルミニウム、鉄、銅、亜鉛等の金
属箔（１）の表裏両面にコロナ放電処理（Ｃ）（電圧３
４０Ｖ以上、電流１　ｂ　Ａ以上が好ましいが、この値
に限定されるものではない）を確し、先ず、金属箔（１
）の表面（〜に溶融状態の樹脂（２）、例えば、ポリエ
チレン、ポリエステル等を押出塗工し、次いで金属箔（
１）の表裏面を反転（９）させて、裏面（Ｂ）に同様に
溶融状態の樹脂（２）を押出塗工して成るものである。

ここでコロナ放電処理度について、処理後の金属箔表面
の表面張力に基いて説明すると、ライン速度（巻取状金
属箔の流れる速度）との関係で、表−１のようになるこ
とがわかっている。

〈表−１〉一般的に金属などの自由エネルギーは５００ｄ　ｙ　ｒ
＋／Ｊであるのでライン速度の上昇とともに表面処理炭
が落ちるため、コロナ放電時の高電圧化が必要となる。

〈表−１〉の関係からライン速度が５０〜１００プｍｌ
ｎの範囲であれば実用上、問題ないが、表面処理炭（コ
ロナ放電処理度）とラミネート強度の安定性の両面を満
足する条件トしては１００ｍ１ｍｉｎが好ましい。

さらには金属箔（１）のコロナ放電処理面の酸化促進の
ため、樹脂ラミネート後、４０〜５０’Ｃのれるもので
はなく、従来、積層材として用いられ、金属箔と接着可
能なものならばよく、さらに樹脂（２）と樹脂（３）と
は同種のものである必要はなく、異種の樹脂であっても
構わない。

次に本発明の効果を示すものとして、本発明によるコロ
ナ放電処理をした場合とコロナ放電処理をしない場合の
金属箔表面にラミネートされた樹脂の接着強度を測定し
た結果、〈表−２〉のように顕著な差が現われた。

〈表−２〉〈測定対象〉鉄箔７０μの表裏両面を表面処理炭４５　ｄｙ＋ｙｆ’
Ｊでコロナ放電処理した後、ポリエチレン２０μを両面
に押出塗工して形成された積層材〈測定器〉テンシロン降下速度２００ｉｍ／ｍｉ　ｎの測定柵柱・
・・傘　ユニット１とは鉄箔表面のポリエチレンユニッ
ト２とは鉄箔裏面のポリエチレン本発明は以上のような
構成になっているので、次のような優れた実用上の効果
を有する。

（イ）金属箔表面に対してコロナ放電処理を椎すので表
面処理能力が優れておシ、樹脂との接着強度が優れてい
る。

（ロ）接着剤を用いないのでそのだめの装置が不要であ
シ、まだ、接着剤による臭気、汚れがない０（ハ）反転装置を組込むととＫよシ、同一ライン上で一
工程で金属箔の表裏両面に樹脂をラミネートすることが
できる。

に）樹脂の鍾類、数を選択することにより様々の用途の
材料を製造することができる。

例えば、第２図に示すように鉄箔（４）の表裏両面にポ
リエチレン（５）をラミネートしたものは、モーターオ
イル、粉末コーヒー等の容器、または炭酸飲料等の液体
用高圧容器の本体として適しておシ、第３図に示したよ
うな銅箔（７）の表面にポリエステル（８）をラミネー
トしたもの、あるいは第４図に示すように、接着用のポ
リエチレン（５）を介１−て鉄箔（４）の表面にポリエ
ステル（８）をラミネートしたものと、銅箔（７）の表
面にポリエステル（８）をラミネートしたものとを貼合
わせた多層材は、電磁波シールド材として壁材、コンピ
ュータキャビネット、テレビジョンキャビネット、高圧
線の被覆材、リニアモーターカーボディ材、自動車ボデ
ィ材として用いることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の工程を示す説明図、第２図は本発明に
よシ製造される積層材の第−例を示す断面図、第３図は
同第二例を示す断面図、第４図は同第三例を示す断面図
である０（１）・・・金属箔　　　　　　（２）　（３）・・・
樹月旨（４）・・・鉄Ｈ（５）・・・・・・ポ１ノエチ
レン（６）・・・コロナ処理面　　　（７）・・・銅箔
（８）・・・ポリエステル　　　（９）・・・反転部（
Ａ）−１，金属箔表面　　　　（Ｂ）・・・金属箔裏面
（Ｃ）・・・コロナ放電処理部特許出願人凸版印刷株式会社第１図＠２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

金属箔の表面にコロナ放電処理を怖じた後、該表面に溶
融状態の樹脂を押出し塗工して成る金属箔への樹脂のラ
ミネート方法。