JPS59130246A - β−ヒドロキシ−アミノ酸の製造法 - Google Patents

β−ヒドロキシ−アミノ酸の製造法

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JPS59130246A
JPS59130246A JP357583A JP357583A JPS59130246A JP S59130246 A JPS59130246 A JP S59130246A JP 357583 A JP357583 A JP 357583A JP 357583 A JP357583 A JP 357583A JP S59130246 A JPS59130246 A JP S59130246A
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JP
Japan
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glycine
copper
salt
aqueous solution
reaction
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Pending
Application number
JP357583A
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English (en)
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Tadamitsu Kiyoura
清浦 忠光
Isamu Sudo
勇 須藤
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、グリシンとアルデヒドからβ−ヒドロキシ−
アミノ酸を製造する方法の改良に関するものである。
グリシンを銅塩の存在下にアルデヒドと縮合させて、一
段の反応操作でβ−ヒドロキシ−アミノ酸を製造する方
法は、古くからよく知られている( BJJ、 cムm
、sσc、JtLPtL、 30937(1957)。
5aitt dxJ、 、:]。この方法によって、例
えば、ホルムアルデヒドからはdl−セリン、アセトア
ルデヒドカラはdL−スレオニン、あるいはイソブチル
アルデヒドからはβ−ヒドロキシロイシンを、比較的高
収率で得ることができる。
上記したアミノ酸を、安価に製造するためには、安価な
原料を用いることが必要であり、特に、グリシンのコス
トを低減せしめることが重要である。
グリシン製造法の主流は、ホルムアルデヒド。
青酸およびアンモニア等を原料とし、いわゆるストレッ
カー反応により、下式のルートで製造される。
HCl−10+HCN+NH3→H2NCH2CN→H
2N−CH2−C00Na−→H,NCH2−C0OH
このストレッカー反応の問題点は、副生ずるイミノジ酢
酸とグリシンの分離が困難な点、および中和で生成する
無機塩の除去にある。これがために、アミノアセトニト
リルの加水分解液中におけるグリシンの収率は85〜9
0%に達するにもかかわらず、グリシンを固体として単
離するには繁雑な操作を必要とするので分離損失も多く
、グリシン収率は65〜70%まで低下する。
本発明者らは、高価な単離したグリシンを用いてアルデ
ヒド類と縮合させるかわりに、ストレッカー反応による
アミノアセトニ) IJルの加水分解液を、そのままの
状態でβ−ヒドロキシアミノ酸の合成妊使用することを
研究した結果、加水分解液を本質的に処理することな(
、β−ヒドロキシアミノ酸の合成に使用できることを見
出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨とするところは、グリシン銅と
アルデヒド類とを反応させて、β−ヒドロキシ−アミノ
酸を製造するに際し、アミノアセトニ) IJルの加水
分解液を銅塩で処理して得られるグリシン銅をアルデヒ
ド類と坂反応させることにある。
本発明の方法によれば、イミノジ酢酸および無機塩類を
含有する粗グリシン水溶液を直接グリンン源として利用
出来、単離した精製グリシンを用いるのと同様の収率が
得られ工業的に極めて有利にβ−ヒドロキシアミノ酸を
製造することができる。
本発明の方法におけるアミノアセトニトリルの加水分解
液は、アミノアセトニトリルをアルカリで加水分解した
グリシンのアルカリ金属塩水溶液を用いても、あるいは
、グリシンのアルカリ金属塩を中和した、遊離のグリシ
ンや、グリシンの塩酸塩等の水溶液を用いてもよい。
すなわち、本発明の方法に用いるアミノアセトニトリル
は、通常、ホルマリンと青酸でグリコロニトリルを製造
し、これをアミノ化して得るか、ホルマリン、青酸、ア
ンモニアで一行程で製造する。アミノアセトニトリルの
水溶液を、塩基性下に加水分解して、グリシンのアルカ
リ金属塩水溶液とする。グリシンのアルカリ金属塩は、
これと当量の酸で中和し遊離のグリシンとするか、過剰
の酸を用いてグリシンの酸塩として本発明の方法に供す
ることも出来る。
本発明の方法では、上述の粗グリシンを含有するアミノ
アセトニトリルの加水分解水溶液に銅塩を添加しグリシ
ン銅等を生成せしめる処理を行なう。用いる銅塩は、塩
基性炭酸銅、硫酸銅、塩化3− 銅等が多用される。銅塩の使用量は、通常、アミノアセ
トニトリルに対し0.01〜1当量の範囲で十分である
アミノアセトニ) IJルの加水分解液の処理は、一般
に該水溶液を40〜70℃に加熱し攪拌しながら、前記
銅塩を少量ずつ添加する。該水溶液中のグリシンと副生
じているイミノジ酢酸は、銅塩と反応して、直ちにグリ
シン銅およびイミノジ酢酸銅を生成する。生成したグリ
シン銅は、水溶液から結晶状で析出するが、イミノジ酢
酸銅は、全く析出せず、水溶液中に溶解している。
アミノアセトニトリルの加水分解液を銅塩と処理して得
られたグリシン銅は単離後、別の溶媒を用いて反応を実
施してもよいし、そのまま単離せず、アルデヒド類との
反応を実施することも出来る。
本発明の方法を適用するアルデヒドは、通常、従来グリ
シン銅とアルデヒドの反応に用いられるものが全べて使
用できる。主な例はホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、インブチルアルデヒド、4− およびベンズアルデヒド等である。また、酢酸ビニルモ
ノマーの如き、反応時にアルデヒドを与える化合物も使
用できる。アルデヒドの使用量は、グリシン銅に対して
当モル以上、通常は2〜4倍モルの範囲を用いるのが転
化率を高く保つ上で好ましい。グリシン銅とアルデヒド
との反応は、通常、塩基触媒の存在下に実施される。塩
基としては、アルカリ金属水酸化物またはアルカリ金属
炭酸塩等が用いられ反応溶媒にアルコール等の有機化合
物を用いる際にはアルカリ金属のアルコラードも用いら
れる。塩基の使用量は通常、グリシン銅に対して0.1
〜1当量の範囲が用いられる。
したがって、グリシン銅を含有する水溶液を用いて引続
きアルデヒドと反応させるときは、必要な塩基を添加し
、アルデヒドと反応を実施する。
単離したグリシン銅を用いる場合は、メタノール溶媒中
に苛性曹達あるいは金属ナトリウムを溶解させ、これに
無水の状態にしたグリシン銅を懸濁攪拌し、50〜60
℃に加温する。このときメタノールに対するグリシン銅
の添加量は5〜30wt%、グリシン銅に対する塩基は
0.2〜0.6当量の範囲が多用される。
次いで上述のメタノール懸濁液にアセトアルデヒドを滴
下注入して縮合反応を行なう。
このグリシン銅とアルデヒドとの縮合反応は室温〜10
0℃、特に室温〜70℃の範囲で実施される。反応に要
する時間は、10分〜数時間の範囲で、反応温度、等に
より変化する。
反応終了液はイオン交換樹脂によるか、あるいは硫化水
素等により脱銅し、常法、例えばイオン交換樹脂を用い
る精製工程を経て目的物を単離する。
以下、実施例により本発明を説明する。
実施例−1 10%苛性ソーダ水溶液を90℃に加熱攪拌し、その中
にアミノアセトニトリルを滴下し30分間加水分解を実
施しグリシンソーダの水溶液を得た。
グリシンソーダ水溶液を減圧下に加熱しアンモニアを回
収後の水溶液にグリシンと当量の硫酸調水溶液を添加し
た。生じたグリシン銅の沈澱を戸別し、130℃で乾燥
してグリシン銅の無水物とした。
得うれたグリシン銅の収率はグリシン基準で99%であ
る。
メタノール200gに苛性ソーダ5gを溶解せしめた溶
液に無水グリシン銅30シを添加し58〜60℃に加熱
攪拌しながら80%アセトアルデヒド水溶液32mを1
5分間を要して滴下した。滴下終了後更に20分間攪拌
を続行した後、反応を中止し室温に冷却後塩酸を加え、
アルカリ分を中和した。反応液からメタノールを留去し
た残渣に水50fnlを加え残渣を溶解せしめ、−晩放
置後、生じたスレオニン、銅、アセトアルデヒド錯体(
TJ−)2Cu(HAC)2 を炉別、冷水で洗滌した
。得られた錯体は24りである。この錯体を濃アンモニ
ア水に溶解し、キレート樹脂LEWATIT TP−2
07により除銅し dl−スレオニン21’7を得た。
4られた d−スレオニン中のスレオ体濃度はNMr(
の値から99%以上である。
実施例−2 実施例−1のアミノアセトニ) IJル加水分解液7− に少量の活性炭粉末を添加し脱色操作を行った水溶液は
、グリシンソーダ17%、イミノジ酢酸1%を含有して
いた。この水溶液200−に苛性ソーダ4g塩基性炭酸
銅6.89を加え60℃に加熱攪拌しながら、80%ア
セトアルデヒド水溶液、35−を添加し、2時間反応さ
せた。反応液を鹸型にしたスルホン酸型のイオン交換樹
脂カラムに吸着させ、よく水洗してから、■規定酸で溶
出させ、di−スレオニンを含有する割分を取り出した
。塩酸水溶液を減圧下に蒸留で除去し、残分をエタノー
ルに溶かし、アンモニアを加えて、スレオニンを析出さ
せ、粗d1−スレオニン粉末35.59を得た。スレオ
体とアロ体の割合はNMRの測定値から7:3であった
実施例−3 実施例−2と同様の加水分解液を50−採り、水で4倍
に希釈した。これに炭酸ソーダ29、硫酸銅2.5g、
ホルマリン30−を添加し85℃で1時間反応させた。
反応液を実施例2と同様の方法でスルホン酸型イオン交
換樹脂で処理し、−一8− セリン2.6gを得た。
実施例−4 実施例−1で得たグリシン銅錯体15gを150−の水
に懸濁させ苛性ソーダ3りを添加し60°Cに加熱攪拌
した。これにイソブチルアルデヒド22g を滴下し6
0℃で1時間反応させた。反応液をH十型スルホン酸型
のイオン交換樹脂カラムに吸着させ、水洗後lN、塩酸
で生成した。β−ヒドロキシ−ロイシンを溶出させた。
溶出β−ヒドロキシロイシンの塩酸水溶液を留去し、ア
ンモニアで遊離のアミノ酸としてからエタノールにより
状態を析出させた。β−ヒドロキシ−ロイシンの粉末状
結晶が16g生成した。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)グリシン鋼とアルデヒド類とを反応させてβ−ヒド
    ロキシアミノ酸を製造するに際し、アミノアセトニ) 
    IJルの加水分解液を銅塩で処理して得られるグリシン
    鋼とアルデヒド類とを反応させることを特徴とするβ−
    ヒドロキシ−アミノ酸の製造法。
JP357583A 1983-01-14 1983-01-14 β−ヒドロキシ−アミノ酸の製造法 Pending JPS59130246A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2624109A (en) * 2022-10-07 2024-05-08 Innospec Ltd Fungicidal agent and composition

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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