JPS5913012B2 - シネカメラ - Google Patents

シネカメラ

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JPS5913012B2
JPS5913012B2 JP52154254A JP15425477A JPS5913012B2 JP S5913012 B2 JPS5913012 B2 JP S5913012B2 JP 52154254 A JP52154254 A JP 52154254A JP 15425477 A JP15425477 A JP 15425477A JP S5913012 B2 JPS5913012 B2 JP S5913012B2
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film
lever
camera
pinch roller
force set
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オツト−・フロイデンシユス
オツト−・カントネル
ペ−タ−・レフイ・フオン・ベルフアルト
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RAIMUNTO HAUZERU
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RAIMUNTO HAUZERU
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【発明の詳細な説明】 本発明はテープを支持する大きさおよび場合に35より
形も異なる少なくとも2つのカセットをそれぞれ1つの
収容装置に挿入することができ、そのうち1つのタイプ
のカセットがカセツトケーシング内にテープを1定の範
囲にわたつて露出する凹所を備えている、テープ状の情
報伝達体のための撮影または再生装置、とくに録音装置
を有するシネカメラに関する。
西ドイツ特許公報第1472619号により異なる幅お
よび(または)像版のフイルムを装てんしうるシネカメ
ラが公知である。
これを可能にするためフイルムの各タイプにフイルムを
支持するスプールまたは力セツトを挿入しうる固有のフ
イルムマガジンが対応配置される。フイルムマガジンは
外側がすべて同じ形を有するので、カメラへ挿入する際
困難は生じない。もちろんフイルムの各タイプに対して
内部構造が異なつて形成された固有のマガジンを使用し
なければならない。これはカメラを初めに考えた目的に
役立せるために多数の補助マガジンの購入を必要とする
。さらにカメラへ挿入するか、または取付けたフイルム
カセツトの形に応じてたとえばスプール駆動モータのよ
うな装置が制御されるシネカメラが公知である。
たとえば西ドイツ特許公報第1228511号には10
m−スプール用力セツトまたは30m−スプール用力セ
ツトを装てんしうるカメラが示される。
30m−スプールカセツトは固有の駆動モータを使用す
るので、このモータの接続もカメラレリーズによつて可
能でなければならない。
そのためカメラは30m−スブールカセツトを設置する
範囲に接触面を支持し、この接点が開いたまま10m−
スプールカセツト用のカメラモータが電池に接続され、
とくに30m−スプールカセツトのソケツトに接続され
た接点が閉じた場合力セツトモータが電池に接続される
。そのときカメラモータは作動が停止される。本発明に
より補助装置なしに操作することができ、それにもかか
わらずそれぞれの力セツトの正しい挿入が保証される首
記方式による簡単な撮影または再生装置が得られる。異
なるタイブの力セツトの装てんしうる装置の場合、小さ
い力セツトが正しくない位置に挿入され、それによつて
場合により力セツトに配置されたコードマーク用の触子
装置が破壊される危険が生ずる。とくにシネカメラの場
合力セツトの誤挿入により送り爪によるフイルム送りも
不可能になるので、送り爪自体または送り爪と心の合わ
ないフィルムが損傷される。この欠点を避けるため本発
明により凹所を有さない力セツトの正しい挿入を制御す
る突起その他を力セツト収容装置の壁および場合により
収容装置を選択的に蔽う壁にも設け、凹所を有する力セ
ツトを挿入する際、この突起その他をテープと力セツト
ケーシングにより形成される空間へ挿入でき、とくに凹
所の1部に接触しうるように配置することが提案される
。突起の大きなは凹所の大きさにより変わるが、それぞ
れの場合突起の輪かくにより装置に挿入された凹所を有
さない力セツトの正しい操作を保証するための位置ぎめ
が行われる。突起は収容室を閉鎖するふたに配置するこ
とも可能であり、その際ふたはいずれのタイブの力セツ
トを誤挿入しても閉鎖することができない。本発明のと
くに空間を節約する実施方式によれば、場合により突起
と結合する触子装置が収容装置へ挿入する力セツトのタ
イプを確認するために設けられる。たとえば録音装置を
有するシネカメラの場合、有利に触子装置によりそのつ
ど挿入される力セツトのタイプに応じて配置された制御
装置、たとえば録音ランプ、マイク制御装置、音声入力
信号の増幅装置などが接続される。装置操作者はそれに
よつてそれぞれの力セツト挿入により自動的に他の調節
操作の必要から解放される。したがつてそれぞれの力セ
ツトの正しい挿入が保証されるだけでなく、その力セツ
トに適した制御装置が接続される。それによつてカメラ
内に無声フイルムカセツトが存在する場合、操作者が有
声フイルムカセツトを挿入したと信じ、マイクをカメラ
に接続し、フイルムに吹込むようなことが避けられる。
操作者が力セツトを取出して後初めて誤操作に気付いて
も、多くは遅過ぎ、とくに再来しない事件の撮影または
録音の場合は重大である。本発明のもう1つの実施方式
により無声フイルムカセツトをカメラに挿入した場合、
録音ランプがまつたく接続されないように制御すること
が提案される。この手段により録音ランプは実際にその
点灯が適切な場合のみ接続されるので、ランプの寿命も
長くなる。本発明のもう1つの有利な実施方式によれば
外部からカメラへ接続しうる録音用マイクのためのソケ
ツトが無声フイルムカセツトを挿入した場合カバー装置
によつて閉鎖される。
一般に触子装置によつて接続される指示装置を設けるこ
とができ、この装置はカメラ操作者に音または光により
、たとえばフアインダ光路にどの種類の力セツトをカメ
ラに挿入したか、またはカメラ自体内に配置されるかも
しくはカメラと結合する種々の装置が録音の準備状態に
あるかどうかを指示する。できるだけ均一なテープの運
動を達成するためほぼ定速のモータを使用し、モータに
付加的に遠心調速装置を配置することはテープレコーダ
の場合に公知である。
普通のフイルムカメラの場合にも駆動モータは遠心調速
装置により制御されるので、フイルムに付加的に録音す
る場合、そのために音声記録装置の範囲にもう1つの駆
動装置が備えられ、両駆動装置を固有の速度制御器によ
り制御する問題が生ずる。しかし両制御装置は駆動装置
の同じ速度で有効になるように調節することはできない
ので、本発明により調節可能のモータと結合する第1駆
動装置およびとくに固有のモータと結合する第2のフイ
ルム駆動装置を有するシネカメラにおいて、有声フイル
ム操作の場合モータの速度を制御する公知装置たとえば
遠心調速装置が触子装置により切離されるけれど、とく
に普通の速度より高い速度に調節され、これに対しモー
タを制御するもう1つの装置が2つの駆動装置の間にあ
るフイルム長さを1定に保持するため触子装置により接
続される。制御装置はたとえば高い制御速度に調節され
るので、第1駆動装置の速度またはフイルム送り爪の噛
込み周期は接続された第2の制御装置によつてのみ監視
される。
録音装置の範囲に配置された第2の駆動装置たとえばキ
ャプスタンはさらに速度制御装置によつて制御される。
第2の制御装置は公知のようにたとえばフイルムによつ
て形成されるループの大きさをさぐるダンサロールによ
つて形成されるけれど、送り爪とキャプスタンの間のフ
イルムのパーホレーシヨン孔の数を測定し、所定数から
送り爪の送りストロークの周期を低速側へ切換える装置
も考えられる。本発明のもう1つの有利な実施方式は力
セツトの収容装置を有する収容室および少なくとも2つ
の異なる作動位置でカメラに取付けうる握りとして形成
された電池ケーシングを備え、各作動位置で電池ケーシ
ングが電気的接続装置を介してカメラボデ一と結合する
シネカメラとくに無声フイルムカメラに関する。
電池ケーシングとして形成された握りを備えるシネカメ
ラは多数公知である。
1つの公知方式はカメラモータと握り内に支持される電
池の間を電気的に結合するため握りにプラグを備える。
プラグはカメラボデ一の2つの異なる位置に配置された
ソケツトに差込みうるので、それによつて握りも2つの
異なる操作位置を占めることができる。本発明の実施方
式はこの種のカメラから出発し、さらにカメラは異なる
大きさの力セツトを挿入し得なければならない。この種
のカメラで空間を最大に利用するため電池ケーシングを
少なくとも1部、有利には完全に大小力セツトの空間差
の形と大きさに相当させ、収容装置に小さい力セツトを
挿入する場合電池ケーシングを付加的に収容室へ挿入す
ることができ、これに反し大きい力セツトを収容装置に
挿入する場合電池ケーシングを外側からカメラへ取付け
うるように形成することが提案される。大きい力セツト
による撮影の場合カメラの所要空間の節約はほとんど達
成されないけれど、小さい力セツトによる撮影の際これ
まで握りとして使用した電池容器を小さい力セツトで占
められない収容室の空間へ挿入するのは非常に有利なこ
とが実証された。この場合にもたとえばカメラモータへ
の電流供給を維持するため、収容室に電池ケーシングの
プラグのために電気的接続ソケツトが設けられる。電池
ケーシングまたは握りは同時に収容装置に挿入される小
さい力セツトの支持体または位置ぎめ装置として役立つ
。しかし力セツトはそれ自体に設けられた位置ぎめフイ
ンによつてカメラ内に支持されてもよく、その際必要に
応じて握りを外側からカメラへ取付けることも可能であ
る。もちろんその場合収容室の大きさは完全には利用さ
れない。大きい力セツトに収容されたフイルムのために
収容室とくに小さい力セツトに必要でない空間にフイル
ムガイド装置が配置される場合、小さい力セツトを使用
する際このガイド装置はこの空間へ握りを挿入すること
を妨げる。
他面このガイド装置は大きい力セツトの凹所内で自由に
導かれるフイルムを摩擦なく出口スリツトまたは凹所の
入口スリツトへ導くために必要である。それゆえ本発明
の有利な形成による収容室内の大きい力セツトによつて
占められる範囲に大きい力セツトに収容されたフイルム
のためのガイド装置が配置され、とくに電池ケーシング
によつて作動しうる切替装置がガイド装置を収容室から
切替える。カメラが大きい力セツトの凹所から出るフイ
ルムのために録音装置を備える場合、この切替装置によ
つて録音装置も力セツト収容室から切替えられる。
本発明のもう1つの実施形式はとくに録音装置の範囲に
配置されたキヤプスタンとピンチローラによつて形成さ
れるテープ駆動装置を備えるテープ状情報伝達体のため
の記録または再生装置に関し、とくに力セツトの収容装
置に閉鎖装置が配置され、この装置が選択的に収容装置
を開放および閉鎖する位置へもたらされる。カセツトテ
ーブレコーダの場合、装置へ挿入する力セツトをまず装
てん装置へ入れ、次に装てん室のふたを閉鎖することは
公知である。
簡単な装置の場合力セツトの装てん装置は直接ふたに設
けられるので、装置の作動中カセツト−の外部からの有
害な影響に対する付加的安全装置は必要がない。それは
力セツトがふたを閉鎖した場合のみ使用できるからであ
る。力セツトに巻取られた録音テープと接触するテープ
駆動装置は操作種類スイツチにより、ふたが閉鎖されて
いるか、または力セツトが装置に挿入されているかどう
かに関係なく作動に切替えられる。それゆえふたが開い
ている場合テープ駆動装置が切替えられ、かつ外部影響
に対し保護された位置からテープと接触せずに自由に手
の届く位置に切替えられる。その際装置使用者が力セツ
ト挿入に際し駆動装置の位置を考えずに力セツトととも
にふたを閉じようとすれば、駆動装置または力セツト、
少なくとも録音テープが損傷される。そのほか装置を知
らない使用者がこのように簡単に駆動装置に近づきうる
ようにすることは不利である。これらの欠点は本発明の
実施方式により収容および(または)閉鎖装置と結合す
る制御装置がテープ駆動装置のために設けられ、この制
御装置によつて駆動装置は収容装置内の力セツトが誤挿
入または不正挿入の場合および(または)閉鎖装置が収
容装置を解放する位置でテープ駆動に関し無効の、キャ
プスタンとピンチローラとが相互に遠く離れているテー
プ装てんの第1位置へ切替えられ、収容装置中への力セ
ツトが正しく挿入された場合および(または)閉鎖装置
が収容装置を閉鎖する位置ではテープ駆動に関し無効の
、キヤプスタンとピンチローラが相互に接近している第
2の作動準備位置へ切替えられ、テープ駆動装置はたと
えば操作種類スイツチまたはテーブ引張りキーによつて
形成される切替装置によつて第2の切替位置からテーブ
に駆動を伝達する第3の位置へ切替えられる。
これによつてなお、情報伝達体の力セツトまたはスプー
ルを、テープがたとえば駆動装置自体によつて損傷され
ることなく収容室中へ挿入することができ、テープ駆動
装置が自動的に準備位置へ切替えられる利点が生ずる。
この準備位置は、テープ駆動装置を最終的にテープに作
用させるのに僅かな力で十分であるように選択すること
ができる。この最後の切替えはたとえば反転ばねにより
制御することができる。駆動装置がキヤプスタンまたは
ピンチローラである場合には、その第2の切替位置で、
装置を作動する際の始動時間を僅かなものに減少させる
ためフライホイールど連結したキャプスタンを始動させ
ることも考えられる。この場合にはピンチローラだけに
切替運動を行なわせるのが有利である。この構造の有利
な形式は、制御装置を触子装置および(または)閉鎖装
置の位置をさぐる触子と結合する場合に得られる。
このような触子は多数公知であり、かつ僅かな機械的費
用で多数の制御過程を導入しうるという利点を有する。
触子を収容室の閉鎖装置に所属するロツク装置によつて
形成することも考えられるが、容器または閉鎖装置自体
の位置をさぐる方が構造的に簡単である。この場合、容
器の不正挿入の際駆動装置がテープ保護のためまつたく
作動に切替えられないことによつて付加的安全策が講じ
られる。とくに触子装置および(または)触子と係合し
うる駆動装置の切替運動用の制御スリツトが制御装置と
結合している場合には、駆動装置を第1の位置から第2
の位置へないしは第2の位置から第3の位置へ切替える
場合に切替速度も切替ストロークの大きさも制御するこ
ともできる。さらに本発明はカメラレリーズ、およびカ
メラを保持および(または)支持する場合に強制的に静
止位置から作動位置へ動かされる操作器を有し、とくに
操作器作動の際にカメラレリーズを制御するターンスイ
ッチが露光制御装置の電流回路、場合によりカメラモー
タの電流回路に接続され、さらにキヤプスタンとピンチ
ローラを録音装置に有するシネカメラに関する。
このようなシネカメラの場合収容装置中ヘカセツトを挿
入する際キヤプスタンとピンチローラとの間へのフイル
ムの確実な導入が保証されることがとくに必要である。
従つて、これら双方の駆動要素を相互に、最大限遠く離
すことが必要である。この場合駆動装置のこの切替運動
を制御するために、操作器によつて制御しうるピンチロ
ーラは操作器の静止位置でキヤプスタンとピンチローラ
とが遠く離れている導入位置へ切替えられ、これに反し
て操作器の作動位置ではキヤプスタンとピンチローラが
接近していて、場合によりすでに相互に押しつけられて
いる作動位置へ切替えられる装置が提案される。操作器
の強制作動によつてピンチローラは、フイルムの導入さ
れている場合にピンチローラがキャプスタンから小さい
距離しか有さない切替位置へ切替えられる。キヤプスタ
ンの駆動はこの切替位置ではすでにターンスイッチによ
つて作動に切替えられ、これによつてフイルム送りの開
始の際の始動時間は著しく短縮されて目標駆動速度が得
られる。カメラがとくに短い始動時間を有するモータを
備えている場合には、ピンチローラはすでにキャプスタ
ンを押してフイルム送りを実施することができる。原則
としては操作器を作動することによつてピンチローラを
導入位置へ切替えることも可能であり、これは力セツト
をカメラに挿入する際力セツトが操作器に接続される場
合に有利である。しかしながらフイルム駆動装置を作動
に切替える場合にはピンチローラは上述せる配置におけ
るよりもはるかに大きい距離を進まねばならず、これに
よつて再びフイルムの始動時間が長くなる。従つてピン
チローラをキヤプスタンに接するその切替位置ヘカメラ
レリーズにより制御でき、その際とくに操作器をその静
止位置へもどしうるようにすることが提案される。
カメラ使用者はこのような装置では付加的に作動される
スイツチに注意する必要はなく、有声フイルムカメラは
普通のフイルムカメラのように操作することができる。
もちろんピンチローラの制御装置はセルフタイマーによ
つて行なうこともでき、この場合レリーズとセルフタイ
マーの間が結合しなければならない。キヤプスタンに対
するピンチローラの押え力を一定に保つために、ピンチ
ローラに働くバネをレリーズにより接続することができ
る。既に上述したように録音および(または)再生装置
においては、装置の作動と同時にテープ駆動のためのピ
ンチローラを旋回させて数分の1秒後にテープの送りを
行ないうることが必要である。
これはとくに、フイルム縁の磁気トラツクに録音が一緒
に行なわれる録音装置の場合に重要である。画像と音と
の間の同期を得るかまたは維持するためにはフイルムゲ
ートと磁気ヘツドとの間のフイルムの長さは一定でなけ
ればならない。しかしこのためには再び、フイルムゲー
トの範囲に配置されたフイルム送り装置たとえばパーフ
オレーシヨン孔に噛合う送り爪が作動に切替えられると
同時に磁気ヘツドの範囲に配置されたピンチローラとキ
ヤプスタンを有する第2の送り装置も作動されることが
基本条件となる。従来のテープレコーダでは、ただ1つ
の情報のみがテープに記録され、従つて第2の情報と同
期する必要はないので、ピンチローラをキヤプスタンに
急速に接続することは多くの場合57要である。
ピンチローラはこのような装置では普通操作種類スイツ
チ自体と直接に結合されている。従つて駆動軸へピンチ
ローラを切替える速度は操作種類スイツチの開閉動作時
間に左右される。しかし作動切替が操作種類スイツチの
動作時間に左右されず、あらかじめ緊張されたバネがピ
ンチローラを駆動軸へ送る装置も公知である。
ピンチローラまたはそれと結合するレバーはバネの緊張
状態で操作種類スイツチによりロツクされており、この
場合ロツク解除自体はスイツチによつて行なわれる。し
かしこの場合、ピンチローラをキ{ヤプスタンに接続し
た後にバネを改めて緊張する際に問題が起きた。
この緊張は手で固有の操作ノブによるかまたは操作種類
スイツチ自体によりオフ位置へ戻す際行なわねばならな
かつた。従つて本発明の1実施方式によれば駆動軸への
ピンチローラの急速かつ骨の折れない作動切替が保証さ
れねばならず、蓄力装置の緊張は自動的に著しい機械的
費用なしに行なわれねばならない。
これは録音および(または)再生装置、ことに一方で駆
動装置、他方でとくにフライホイールと結合せるキヤプ
スタンおよび少くとも2つの切替位置へ切替えうるテー
プ駆動のためのピンチローラを有する有声フイルムカメ
ラにおいて実施され、この場合静止位置ではピンチロー
ラはキヤプスタンから離れ、第1のロツク装置によりロ
ツクすることができ、これに反して作動位置では蓄力装
置を緊張するため駆動装置に連結しうる装置が設けられ
、この装置がピンチローラを作動位置に切替えた場合に
起動しうる第2のロツク装置によりロツクしうることに
よつて、蓄力装置の作用下にキヤプスタンに接触しうる
。この装置は普通、蓄力装置のチヤージされた場合に第
1のロツク装置が作動し、その後ピンチローラがテープ
の間挿下に駆動軸に衝撃的に接するように作用する。
第1のロツク装置は有利に操作後自動的に再び、ピンチ
ローラをその静止位置にロツクしうる位置に戻ることが
できる。テープの送りを遮断する場合には、バネ装置の
緊張装置を作動に切替えると同時にピンチローラをその
静止位置に戻してそこにロツクする第2のロツク装置を
作動させる。その後蓄力装置の緊張装置は再び自動的に
遮断に切替えられる。他の実施形式によれば、蓄力装置
の緊張装置をフライホイールによつてロツクすることが
提案される。
フライホイールは装置を遮断に切替えた後それが静止す
るまでなお若干の時間を必要とするので、付加的費用な
しに蓄力装置の緊張装置を駆動するためフライホイール
を惰性運動させることができ、この場合フライホイール
は同時に制動される。次に本発明を図面により説明する
第1A図に示す力セツト1は凹所がないけれど、第1B
図に示す力セツト2はaだけ長く、この範囲に凹所3が
ある。
力セツト1および2をたとえばシネ映写機5へ挿入する
ため、収容室4が設けられる。
収容室4の範囲に力セツト1,2に作用する装置たとえ
ば力セツトケーシングのコードマーク7のための触子6
、しかしとくにフイルム駆動のためのフイルム送り爪8
が設けられ、力セツト1,2のフイルムステージ9は送
り爪8に相対する。さらに点線で示すミラー10はフイ
ルムステージ9と力セツトケーシングの間の空間に挿入
できるので、図示されていない映写ランプからの光線は
ミラー10によつてフイルムへ、さらに映写孔11へ反
射される。収容室4は大きい力セツト2の収容にも考慮
されているので、小さい力セツト1を室4へ挿入する際
この力セツトは不定の位置を占める。
そのためたとえば触子6はマーク7と相対せず、とくに
送り爪8は運転中力セツト壁を引つかくか、またはフイ
ルムを損傷する。これを避けるため収容室4は突出する
フイン12を備え、これに力セツト1の下面17が接す
る。力セツト1をこれ以外の状態で室4へ挿入すること
はまつたく不可能である。フイン12は大きい力セツト
2の凹所3に対応配置されているので、大きい力セツト
2もこのフイン12によつて誤挿入が避けられる。
フイン12は非常に細く形成されているので、力セツト
2の凹所3にたとえば付加的情報のための音声記録一ま
たは再生装置のような補助装置を配置することができる
。第3図は収容室4へ挿入したカセツト−装置を自動的
に適合させうる装置を示す。
フイン12は触子13と結合し、この触子は力セツト2
の凹所3を仕切る耳14に接触する。力セツト2は第3
図に示す状態で収容室4へ挿入され、それによつて触子
13はバネ15の作用に対して押されている。触子13
のこの位置でたとえばこの力セツト2を使用するため装
置内に設けられた機構を作動することができる。力セツ
ト1が室4へ挿入される場合、力セツト1は触子13の
範囲に達しないので、触子13は点線で示す位置を占め
、それによつて同様力セツト1に付属の装置を作動する
ことができる。
原理的には凹所3の各面に触子を配置することができる
。第4図にはフイン12を収容室内でなく、収容室4を
閉鎖するふた16に配置することもできることが示され
る。
フイン12の機能はこの場合も同じである。力セツト1
または2が室4に正しく挿入されていない場合、フイン
12が挿入された力セツトの壁に当たるので、ふた16
は閉鎖することができない。本発明は図示のフイルム映
写機に限定されない。
たとえば種々のタイプの力セツトを装てんしうるシネカ
メラにもこの種の装置を使用することが考えられる。た
とえば1つのタイプの力セツトでは無声撮影しかできな
いけれど、外形の異なる他のタイプの力セツトによつて
画像露光と付加的に音声記録もできることが望ましい。
この種のカメラ18はたとえば第5図に示され、この場
合カセツト収容室4に挿入した力セツトのタイプを検出
するため触子装置が備えられる。第6図は触子装置の詳
細な形成を示す。
カセツト収容室4は下面に可動の底板25を備え、この
板は収容室4の側壁26,27に案内される。バネ28
は底板25を図示の位置に保持し、この位置は無声フイ
ルムカセツト1を室4へ挿入する際も同じである。した
がつて底板25の背面にバネで接触し、装置固定の軸2
9,30を中心に旋回しうるレバー31,42も第6図
に示す位置にとどまる。レバー31とスライダ32はピ
ン33を介して結合し、このスライダ32はカメラ18
の壁34に沿つて外部マイクのためのソケツト35の範
囲を摺動することができる。スライダ32は無声フイル
ムカセツト1が挿入された場合、壁34の孔36を閉鎖
するので、マイクのプラグ37はソケツト35へ差込む
ことができない。スライダ32の1部は指示装置として
形成され、無声フイルムの場合マーク38、有声フイル
ムの場合マーク39が孔36に隣接する窓40に現れる
。有声フイルムカセツト2をカメラ18へ挿入すると、
力セツト底板25はバネ28に対して第6図で下へ押さ
れる。その際レバー31は時計方向に回転し、スライダ
32をその孔41ぎ孔36と=致する位置に切替え、そ
れによつてマイクプラグ37のソケツト35への接続が
可能になる。同様に窓40へ切替えられたマーク39に
よつて有声フイルム装てんが指示される。スライダ32
の摺動と同時に同様底板25の下面に弾性的に接するレ
バー42は軸30を中心に反時計方向に回転される。そ
の際たとえばランプ45および(または)磁気ヘツド4
6を含む信号回路の増幅器44を接続するスイツチ43
が閉じられる。また音声記録装置のスイツチ接続は直接
行うこともできる。触子装置が2つの力セツト1,2の
境界範囲にある2つの触子47によつて形成され、かつ
スプロケツトの形の録音ロールが使用される第5図配置
の代りに、装置の説明に必要な部分のみを示す第8〜1
0図の配置も可能である。この場合も1つしか示されて
いないけれど触子47が存在する。この触子47は力セ
ツト壁48のアングル内にあり、このアングルは第8図
では簡単にするため省フ略されている。
触子47の背面にレバー49が比較的強力に選ばれたバ
ネ50の作用下に接する。壁48の孔51から突出する
触子47は当板52によつて落下が防がれる。レバー4
9は軸53に支持され、この軸には比較的短いレバー5
4も支持され、このレバーは壁48の孔から前方へ突出
する。第5図のスプロケツトに形成された録音ロールの
代りに常用のキヤプスタン55が備えられ、このシャフ
トには常用の方法で壁48の後方でフライホイールを固
定することができる。
このキャプスタン55に軸58を中心に旋回するレバー
57に支持されたピンチローラ56が作用する。レバー
57はバネ59によつてローラ56がキヤプスタン55
を押す方向に負荷されるけれど、バネ59の作用はバネ
50(または2つのバネ50、第5図の触子47は1組
配置されている。)の作用より小さい。レバー57はレ
バー54によつて貫通されるアイ60を備える。
通常2つの触子47はバネ50によつて力セツト室へ押
され、バネ50の力はバネ59の力より大きいのでピン
チローラ56はキャプスタン55から離れている。しか
し力セツト2がカメラ18へ挿入されると、この力セツ
トは2つの触子47を押し、したがつてレバー49,5
4は第10図で反時計方向に旋回され、それゆえレバー
57は解放され、バネ59の作用下に反時計方向(第8
図)に旋回するので、ピンチローラ56はキヤプスタン
55に接する。第5図に示す触子47の配置はこれが同
時に力セツト2の良好な保持に役立2点でとくに有利で
ある。
第11図には本発明のもう1つの実施方式が示される。
公知のようにテープレコーダ装置の場合テープは有利に
は速度制御器を配置した回転の安定なモータ20によつ
て駆動される。キヤプスタン55のためのこの種のモー
タが第5図に略示される。無声フイルム駆動の際このモ
ータ20はフイルムに作用せず、フイルムはもつぱら送
り爪8によつて駆動される。送り爪8はモータ62と結
合し、遠心力ガバナ63は送り爪の噛込み周期を1定に
保つ。ガバナ63の第11図に示す位置は無声フイルム
駆動に相当し、その際モータ62は端子64,65を介
して図示されない電源と接続する。スイツチ66はガバ
ナ63と公知の方法でいつしよに作用し、モータ速度が
大き過ぎる際再び呼称速度に達するまでモータ回路を切
る。中断はガバナ63の突起67によつて行われ、この
突起がスイツチ部材66bに作用する。有声フイルム駆
動の場合、フイルム駆動は付加的にモータ20によつて
行われる。
このモータ20は既述のように速度1定なので、駆動モ
ータ62の付加的速度制御はフイルム進行に有害に作用
する。それゆえ触子47によりガバナ63の代りにもう
1つの制御装置68が駆動モータ62のために接続され
る。ガバナ63の切放しは運転中決して達しない速度に
制御範囲を調節することによつて簡単に行われる。この
場合触子47の1つのアーム69によつてスイツチ66
はガバナ63が運転速度を超える速度で初めて接続され
るような位置(第11図に点線で示すスイツチ66の位
置)へ旋回される。付加的に触子47のもう1つのアー
ム70によつてスイツチ71が動かされ、それによつて
制御装置68がモータ回路に接続される。この制御装置
68は送り爪8とキヤプスタン55の間にフイルムによ
つて形成されるループのための自体公知の触子でもよく
、ループが大き過ぎるときモータ62が短時間切られる
。制御装置68はもちろんたとえば送り爪8とキヤプス
タン55の間のパーホレーシヨン孔の数を検出する装置
によつて形成することもできる。しかし一般に制御装置
68は2つの駆動装置の間のフイルムの長さを1定に維
持する。一般にキヤプスタン55および送り爪8の駆動
を1つだけのモータで行うことも可能であり、公知であ
るけれど、これは構成部材に費用を多く要し、かつ速度
制御が複雑である。
第12〜15図は2つの力セツト1,2を装てんしうる
シネカメラを示し、この場合″a″だけ小さい力セツト
1を収容室4に装てんする際、残された場所を有利に利
用することができる。第12A図に示すシネカメラ75
は力セツト収容室4内の有声フイルムカセツト2の凹所
3の範囲でフイルムFを力セツト収容室のこの範囲に案
内するためガイド軸78,79を備える。フイルム駆動
はレリーズ80によつて接続されるカメラモータ62に
よつて制御される。
モータ62の電気はカメラの握り82内に収容された電
池81から供給される。モータ62と電池81の間は第
12A図によれば握り82のプラグ83とカメラボデ一
T5のソケツト84により電気的に結合される。第12
B図によればカメラ75に小さい力セツト1が装てんさ
れ、その巻取スプールはカメラモータ62により駆動さ
れる(モータ62とスプール軸の鎖線結合)。力セツト
1は力セツト2より小さく形成されているので、力セツ
ト室4には握り82を付加的にカメラへ挿入するために
十分な場所が残される。その際モータ62の電気供給を
維持するため、.握り82のプラグ83に対してさらに
ソケツト85が収容室に配置される。握り82ぱカメラ
内のこの位置で完全に突出せず、カメラはその長方体の
形のためポケツトに容易に収めることができる。さらに
同時に握り82のフイン86によつて第2図のフイン1
2のように力セツト1を収容室内で正しく支持すること
ができる。握りを第12A図のようにカメラの外側でソ
ケツト84に差込みうることは明らかであり、その場合
はもちろん小さい力セツト1のためのフイン12を収容
室に備えなければならない。第13図は収容室4に挿入
した力セツト2を示す。
さらに凹所3にガイド軸78,r9が配置され、そのう
ちガイド軸79が詳細に示される。第13図から明らか
なように軸79またはそのベアリング87は板88に軸
89を中心に回転しうるように支持され、板88は力セ
ツト室背壁の1部を形成し、軸80を中心に回転可能で
ある。ガイド軸79の作動位置でそのベアリング部87
は引きバネ91により固定ストツプ92の方向に負荷さ
れ、その際第13図によればストツプ92は〈アリング
笥侶7の切欠き93に接してその位置が固定される。ガ
イド軸78は同様の方法で板88に支持される。力セツ
ト2の代りに力セツト1を収容室4に挿入する場合、握
りの挿入も可能にするため、ガイド軸78,79は握り
の収容室の範囲から切替えなければならない。
これはたとえば板88と結合する切替器94(第15図
)によつて制御される。切替器をIの位置からの位置へ
回転すると、板88も同様軸90を中心に時計方向に回
転される。その際ベアリング部87の切欠き93はスト
ツプ92から離れる。そのとき有効になるバネ91はベ
アリング部8rを軸79とともに反時計方向に回転する
。板88の旋回角は約900に、たとえば切替器94の
ストツプによるか、または場合により収容室へ挿入され
る握り82のフイン86(第14図)によつても制限さ
れる。ガイド軸79はこの静止位置で板88と平行し、
握り82とそのフイン86の間の空間に配置される。力
セツト1はフイン86の他の面に支持される。板88を
再びその作動位置に引戻すと、まずベアリング部87の
切欠き93がストツプ92に当たり、その際ベアリング
部は軸89を中心にして板88に対し時計方向に旋回さ
れる。同時にバネ91が引かれる。板88を作動位置に
保持するためたとえば切替器94に作用するストツプを
備えることができる。カメラが音声記録装置を備える場
合、これは有利に板88に支持され、ガイド軸78,7
9とともに非作動位置に切替えられる。
板88に支持されるキヤプスタンの駆動は板88の位置
に応じて接続されるカプリングを介して行われる。第1
6図には有声フイルムカセツト2の使用および挿入をと
くに容易にしたシネカメラが示される。
さらにこの装置ではキヤプスタンの始動時間が最小に低
下される。第16図はシネカメラ101の平面図を示す
力セツト2のための第17A図に示す収容装置102に
ふた104が配置され、このふたはカメラボデ一側壁の
軸105を中心に旋回可能である。収容装置102へ図
示されていない駆動モータと結合するキヤプスタン10
8が突出する。ピンチローラ109とともにこのキャプ
スタン108は力セツト2内のフイルムの駆動装置を形
成し、カメラ101ヘカセツト2を正しく挿入した場合
、キヤプスタン108はフイルムと力セツトケーシング
の間に形成される空間内でピンチローラ109の反対側
からフイルムに接触することができる。力セツト2を収
容室102へ挿入する際、凹所3のフイルムを駆動装置
によつて傷つけないために、ピンチローラ109がキャ
プスタン108からできるだけ離れていることが必要で
ある。
これは1端が収容室102の底部、他端がピンチローラ
109の支持体112のピン111に支持されるコンパ
スバネ110によつて行われる。L形支持体112は直
線ガイド113に沿つてキヤプスタン108の方向に摺
動可能であり、かつピンチローラ109の軸115を支
持する縦スリツト114を備える。第1rA図および第
1rB図によれば軸115はスリツト114の下端に接
しているので、ピンチローラ109ぱキャプスタン10
8からもつとも離れた位置にある。この位置で力セツト
2を収容室102に挿入することができる。力セツト2
を正しく挿入した後、ふた104は完全に閉鎖すること
ができる。
その際ふた104の脚部に配置された傾斜突起116が
支持体112に作用し、これをバネ110の力と反対に
ガイド113に沿つてキャプスタン109の方向に動か
す。ふた104を閉鎖する際傾斜突起116が支持体1
12を突くのを避けるため、支持体112は傾斜突起1
16に面する面に傾斜117を備えるのが有利である。
閉じると同時にその位置にロツクされる(突起118、
溝119)ふたを閉鎖する際、キヤプスタン108はま
だフイルムFに接しない。
それはピンチローラ109がその準備位置に切替えられ
ただけであるからである。ピンチローラ109のキヤプ
スタン108への旋回は第17B図に示すようにレバー
アーム121を介して反転バネ122と結合するカメラ
レリーズ120によつて制御される。反転バネ122の
他端にホークロツド123が支持され、これはピンチロ
ーラ109の軸と自在に結合している。撮影のためレリ
ーズ120を押すと、反転バネ122はそのもう1つの
位置に反転し、ホークロツド123は支持体112のス
リツト114に沿つて軸115を上端まで動かす。
ふたを閉鎖したこの位置でピンチローラ109は間接的
にキヤプスタン108と接触し、その間にあるフイルム
Fを1駆動する。第17Aおよび17B図と類似の装置
が第18Aおよび18B図に示される。
それゆえ同じ機能の部分は同じ番号を有する。ピンチロ
ーラ109をキヤプスタン108に切替える方法が異な
るだけである。第17Aおよび17B図の装置のように
ピンチローラ109を支持する支持体112はふた10
4を閉鎖すると傾斜突起116によつて準備位置に動か
される。
前記装置の構造に比する改善は軸115がその位置を変
えず、支持体112に対しスリツト114で摺動しうる
支持体124が動くので、ピンチローラ109の支持が
安定に形成されることである。ふたを閉じた際に、ピン
チローラ109のキヤプスタン108への旋回はループ
触子125によつて制御される。
図示されていないレリーズの作動によつて同様図示され
ていない送り爪が作動すると、フイルムFは矢126の
方向に動き、フイルムによつて形成されるループ127
が大きくなる。それによつてループ触子125は第18
A,B図でバネ128の作用下に左へ旋回し、反転バネ
129はその第2の位置に反転する。反転バネ129に
支持されるレバー130は軸131を中心として時計方
向(第18A図)に旋回し、レバー130の他端と結合
するもう1つの反転バネ132をその第2の位置に切替
える。この反転バネ132は支持板124と結合し、こ
れをスリツト114に沿つてピンチローラ109がフイ
ルムFをキヤプスタン108と摩擦接触させるまで動か
す。撮影または再生の終りにまず送り爪がはずされ、そ
れによつてただちにループ127が小さくなる。
触子125はキヤプスタン109を再びその第18A,
B図に示す位置に戻す。第19図は第17A,B図の装
置を示すけれど、ピンチローラ109の準備位置への切
替えは直接ふたによつて行われないで、ロツク装置13
3によつて行われる。
支持体112はその静止位置に引きバネ134によつて
保持され、このバネはスリツト135に嵌まる支持体1
12と結合している短軸136を引く。支持体112の
アングル131は収容室102の底部を摺動しうるプロ
ツク138に支持される。このプロツク138は同時に
ロツクボタン140を摺動可能に導く孔139を蔽う。
ふた104を閉鎖すると、ふた104が曲がり141は
プロツク138を押し、それによつて孔139が開放さ
れる。
ふたの閉鎖位置で曲がり141に設けられた孔142は
孔139と一致し、ロツクボタン140は2つの孔を貫
通して上へ(第19図で)押すことができ、同時に支持
体112をスリツト135に沿つてその準備位置へ押す
。ふたのロツクまたはピンチローラ109の切替位置を
維持するように、ボタン140に突起140aが備えら
れ、これがボタン140を押した位置で回転される。第
20A,B図にはもう1つの実施方式が示される。
ピンチローラ109は支持体143に回転可能に支持さ
れる。支持体143は互いに平行に走る2つの制御スリ
ツト145に案内される2つの案内ピン144を備える
ので、支持体143の旋回は不可能である。制御スリツ
ト145は力セツト収容室102に突出する触子14r
と結合する板146に設けられる。触子147は収容室
102ヘカセツト2が正しく挿入された場合、板146
をバネ148の力と反対に力セツト収容室102の隔壁
149に垂直に動かし、それによつてピン144は誘導
部の範囲から平行な制御スリツト145に達する。バネ
151はピン144をスリツト145の斜めに走る範囲
に沿つて動かす。それによつてピンチローラ109は壁
149の孔152を通つて力セツト収容室102へ入り
、準備位置に切替えられる。ピン144は傾斜スリツト
の終りに図示されていない操作種類スイツチと結合する
ストツプスライダ153に当たる。カメラを始動する際
ストツプスライダ153は左へ動かされ、スリツト14
5の壁149と平行に走る範囲154がピン144に対
して解放される。ピンチローラ109は図示されていな
いキヤプスタン108のほうへ旋回する。第21図は有
声フイルムカセツト2のフイルムFの挿入を容易にする
ためのもう1つの実施方式を示し、その際同様力セツト
2の正しい挿入も確認される。
この方式の制御は既述のようにふたによる制御に比して
装置が力セツト2を収容室102に挿入したときのみ作
動する利点がある。この場合触子155は異なるタイプ
の力セツトを装てんしうる装置内でキヤプスタンまたは
ピンチローラの作動が適当である力セツトに固有の位置
に相対する。この種の力セツトの1つである力セツト2
を挿入する際、触子155は収容室102から動かされ
、当板156を介してレバー157を反時計方向に旋回
する。
レバー157は当板156と反対饅の端部にスリツト1
58を備え、これにピンチローラ109の軸115のピ
ン159が案内される。それゆえレバーが反時計方向に
旋回すると、ピンチローラ109は孔152を通つて収
容室102へ切替えられ、フイルムFの下の静止位置に
くる。レバー157が回転すると、同時に力セツト保持
装置161のロツク160がはずされ、その結果力セツ
ト2はバネ162の力で壁149へ押される。
そこで図示されていない操作種類スイツチが作動され、
レバー163はバネ164に反して上へ動く。
レバー163は同時にピンチローラ軸115を支持して
いるので、この軸はスリツト158に沿つて動かされ、
ピンチローラ109はフイルムFと摩擦接触し、駆動さ
れるキヤプスタン108の1駆動トルクをフイルムFに
伝達する。操作種類スイツチが再び解放されると、キヤ
プスタン109は再び準備位置へ戻る。力セツト2を除
去するためカメラボデ一から突出するスライダ165が
備えられ、これが力セツト保持装置161を開き、ロツ
ク160が掛けられる。ピンチローラ109は収容装置
102から力セツト2の除去によね自動的に、たとえば
触子155を負荷するバネ155aによつて戻される。
次に第22図には本発明のとくに有利な実施方式が示さ
れる。
この場合ピンチローラとキヤプスタンの間の開きがその
静止位置でとくに広く、そのため力セツト2の挿入また
はフイルムFの挿入が非常に容易である。力セツト2に
収容室102内で再び触子155が対応配置され、これ
は同様レバー157″の当板156″に作用する。レバ
ー157″は軸166を中心に旋回可能であるけれど、
L形に形成され、ピンチローラ109を力セツト収容室
102内でキャプスタン108の位置に対し傾斜した位
置に保持する。それによつてフイルムFをキヤプスタン
108とピンチローラ109の間に導入する孔がとくに
大きくなる。力セツト2を挿入した後レバー157′は
第22図に点線で示す位置を占める。
ピンチローラ109を準備位置にするレバー1571の
旋回は前述のように軸166を中心にコンパスバネ16
7の作用に抗して行われる。軸166は同時に操作種類
スイツチと結合するレバー168に固定されているので
、ピンチローラ109のキヤプスタン108への旋回は
レバー168を介して同様軸166によつて制御される
。ピンチローラ109がキヤプスタンの作動中離れ得な
いように、当板156″は十分長く形成されるので、レ
バー157″の全切替運動の間触子155に接する。他
面力セツト2は有利に図示されていないバネによつて触
子155に押され、触子の位置が1定に保たれる。キヤ
プスタンへの旋回したピンチローラのためのロツク装置
を備えうることは明らかである。さらにピンチローラの
その第3の位置への切替えは装置始動の際に接続される
すべての部材、たとえばシネカメラの場合送り爪または
巻取りギヤによつて制御することができる。カメラレリ
ーズによるピンチローラの制御は第23および24図に
示される。
カメラ101は詳細には図示されていない対物レンズに
絞り羽根103を備え、この羽根は電流計105により
撮影するシーンの明るさに応じて調節される。電流計1
05は電流計回路に挿入されたホトレジスタまたはホト
ダイオードにより制御される。106はカメラ駆動モー
タを表わし、このモータは略示された送り爪駆動装置1
07を介して力セツト2に配置されたフイルムFを送る
カメラ駆動モータ106および絞り調節器の電流計10
5はカメラの操作器に配置された電池170から電流が
供給される。
操作器の背面に旋回可能のレバー171が配置され、こ
れは電池回路のスイツチ183(第24,25図)を制
御し、かつカメラを使用しない場合この電池の遮断に作
用する。カメラレリーズ120は作動の際カメラモータ
106の回路のスイツチ172(第24,25図)を閉
じ、同時に送り爪駆動装置107の機械的ロツクを解放
する。レリーズ120が離されると、逆に送り爪駆動装
置107はロツクされ、カメラシヤツタ一が像窓を蔽い
、同時にモータ回路が切れる。レリーズ120はロツク
バ一174を支持するスライダ173に配置される。
このロツクバ一は第24A図に示す位置で軸176を中
心に回転するカム177の制御面175に接する。この
カムは引きバネ178の作用によりレバー171の突起
179に圧着される。突起179はスリツト180を備
え、これに沿つてレバー1r1は固定ピン181に案内
される。カム177はスイツチ183に作用する接触ブ
リツジ182と結合する。スイツチ183は露出計およ
びカメラ駆動モータを電池170と結合する。カム17
7はさらに軸184に結合するスライダ185を支持す
る。
このスライダ185に沿つて連結リンク186が摺動で
きるけれど、バネ187によつてスライダ185のスト
ツプ188に押されている。連結リンク186ぱ同時に
ピンチローラ109を支持する。第24A図に示す位置
でカム177はこれによつて制御されるピンチローラ1
09がキヤプスタン108からもつとも離れている位置
にある。
この位置は駆動装置ヘフイルムを通す位置に相当し、力
セツト2はこの位置で収容室に挿入される。第24A図
に示す位置から出発してレリーズ120が押されると、
ロツクバ一174はカム177の制御面175へ当たり
、それによつてレリーズのそれ以上の調節運動が妨げら
れ、カメラ駆動はロツクされたままにとどまる。カメラ
を普通の方法で握りで持つと、握りを包囲する手によつ
てレバー171が押される(第24B図)。レバー11
1の突起179によつてカム177は反時計方向に旋回
され、制御面1r5はバ一1r4の範囲からはずれ、同
時にスイツチ183が閉じられる。スイツチ183の作
動により電流計105に電圧が印加され、測光が始まる
(第25図)。
しかしそのときすでにカメラモータ106もキヤプスタ
ン108の駆動を開始できるので、もちろん送り爪ギヤ
107の駆動はレリーズ120によつて接続しうるクラ
ツチにより切つておかなければならない。カムの反時計
方向の回転によつてスライダ185の軸184の位置が
上げられ、したがつてピンチローラ109はキヤプスタ
ン108に近い準備位置にもたらされる。
レバー171がその第24B図に示す位置を占めるとカ
メラレリーズはさらに動かすことができる(第24C図
)。使用者がレリーズ120を押しながらレバー171
を放しても、カム177したがつて接点ブリツジ182
は始動位置へ戻ることができない。引きバネ178はカ
ムを時計方向に旋回しようとするけれど、制御面175
を有するこのカムはそのレリーズのロツクバ一174に
当たり回転運動が阻止される。したがつて露出計の電流
回路およびカメラ駆動モータの回路はレリーズ120を
押している限り閉鎖してとどまる。ロツクレバ一174
はカム177をさらに旋回するように作用したので、ピ
ンチローラ109は第24C図に示す位置で駆動される
キヤプスタンと接触し、フイルムFを駆動する。
キヤプスタン108を押す圧力を―定に保つため、ピン
チローラ109がキヤブスタン108に接した後、連結
リンク186はストツプ188から離れ、ピンチローラ
に1定バネカ187が作用する。カムまたはピンチロー
ラの個々の切替位置を決定するため、ノツチ189を設
けることができる。
レリーズを放した後カム177はバネ178の作用下に
再びその始動位置に戻り、スイツチ183を開く。レリ
ーズ120による制御の代りにカム177と結合するセ
ルフレリーズを使用することもできる。第26図の実施
例によればカメラ190は撮影の際に必然的に作用する
操作器191をその底面にレバー191の形で備える。
レバー191はボデ一に固定された軸192を中心に旋
回し、図示の位置でピンチローラ109をフイルム挿入
位置に保持する。レバー191とピンチローラ109の
間はレバーロツド193によつて結合され、この1連の
レバーの最後のレバー194にピンチローラ109の軸
195がスリツト196内に導かれる。バネ197はピ
ンチローラ109を図示の位置に保持する。レバー19
1がカメラ側へ押されると、レバー194は反時計方向
に旋回し、軸195は2脚レバー199のホーク状の溝
198へ入る(第26図に点線で示す位置)。
2脚レバーの頂点はソレノイド202のアンカ201の
軸200を支持する。
レバー199のホーク198と反対側の脚は装置固定の
軸203に支持される。点線で示す位置でピンチローラ
は準備位置にある。レリーズ204を作動すると、カメ
ラモータまたはフイルム送り爪ギヤの作動のほかにソレ
ノイド202がスイツチ205を介して電源に接続され
、励起され、アンカ201が引かれる。
その際レバー199は軸203を中心に反時計方向に旋
回する。軸195はホーク198内をスリツト196に
沿つて作動位置へ滑り、駆動されるキャプスタン108
に押付けられる(鎖線で示す位置)。レリーズ204を
放した後ソレノイドは励起が解除され、ピンチローラは
バネ197の作用下に再び始動位置へ戻る。第27およ
び28図はピンチローラの位置の制御が無条件に手で操
作されるレバーによつて行われる必要はなく、たとえば
フアインダ接眼レンズ207の範囲に配置された額当て
206によつても行われることを示す。
カメラ使用者がフアインダをのぞくと、その額は額当て
206をバネ208の力に対してカメラ壁へ押し、その
際額当て206と第24図のカム17rまたは第26図
のレバ−194をロツド209を介して結合することが
できる。第28図に示す装置も同様であり、この場合フ
アインダ接眼レンズ207a自体が摺動され、ロツド2
09aを介してピンチローラが制御される。
音声記録装置の範囲におけるフイルム駆動装置の始動時
間を短縮するため、第29図以下の図面に示す装置を備
えることができる。しかしこの場合これらの装置は有声
フイルムカメラの場合のみならず、テープ送り装置の遅
れのないスタートが必要であるすべての装置に使用しう
ることを明らかにしておかなければならない。たとえば
第23図で詳述したカメラ101の場合、有声フイルム
カセツト2のためにオーストリー特許明細書29602
1号に詳述される駆動装置300が備えられる。しかし
巻取りスプールのための爪駆動装置300は必ずしも送
り爪107によつて行う必要はなく、キヤプスタンと結
合するフライホイール311(第30A図)のモーメン
トを利用するのも有利である。送り爪装置107はフイ
ルム記録の終了後つねに1定位置でストツプされるので
、爪駆動装置300およびこれと結合する突起312も
第29図に示す1定位置にある。
この突起312とロツク爪313がリンク結合し、カメ
ラ101の非使用位置でレバ−314に回転可能に支持
されたピンチローラ109をキヤプスタン108から離
れた位置に保持する。レバ−314は軸315を中心に
回転可能に支持され、その第29図に示す位置で比較的
強いバネ316によりキヤプスタンの方向に負荷される
。レバ−314と結合する第2のバネ317はレバーの
この静止位置で弛み、レバーへ作用をおよぼさないし(
第30A図も参照)カメラ101がたとえばレリーズ1
20によつて作動されると、モータ106が接続され、
送り爪装置107、キヤプスタン108またぱフライホ
イール311を駆動する。1駆動モーメントは両方の送
り装置から機械的にフイルム巻取装置300に伝達され
、それによつてロツク爪313はロツク位置からレバ−
314を解放する位置にもたらされる。
バネ316はレバ−314を引き、ピンチローラ109
をキヤプスタン108へ切替える(第30B図)。同時
にバネ316と反対側のバネ317は引張られる。フラ
イホイール311によりカム318はギヤを介してつね
に時計方向に駆動される。
カメラの作動を停止する場合、たとえばレリーズ120
によつてレバ−320のためのロツクバ−319は短時
間旋回される。いまだに緊張しているバネ316の他端
はレバ−320に掛かつているので、このレバーはバネ
の作用により軸321を中心として接触面322がカム
318と接触するまで旋回する(第30C図)。レバ−
320はバネの力によりカム318に接して、まずカム
318の同心部が面322に相対するまで時計方向に旋
回する。レバ−320のこの限界位置でバネ316は完
全に張力を失うので、レバ−314に作用する緊張した
バネ317はレバ−314の復元およびしたがつてピン
チローラ109がキヤプスタン108から離れる旋回に
作用する。カメラの作動を停止した後ロツク爪313は
前述のようにレババ−314をロツクする位置に切替え
られるので、ピンチローラはその静止位置にとどまる(
第30D図)。カム318はその間にさらに回転し、そ
れによつてカムの山が接触面322に接し、レバー32
0は始動位置に戻る。そこでレバーはロツク319によ
つてロツクされる(第30A図)。カム318はレバ−
320のロツク状態で接触面322に接触することなく
この面を通り過ぎる。というのはロツクアーム319の
爪323がロツクの際レバ−320をカム318から少
し(“゜b゛だけ)上げるからである。レリーズの際ロ
ツクアーム319をカム318の半回転の間放しておく
ことが必要である。
それは場合によりカムの山がレリーズの際レバー320
の復元を導入する位置にあることが起こりうるからであ
る。その場合バネ316は緊張状態にあり、バネ31r
はピンチローラ109をキヤプスタンから放し得ない。
カメラ101はこの復元の終りに再び撮影準備状態にあ
る。
これはたとえば指示装置または解除したロツク装置によ
りカメラ使用者に知らせることができる。ピンチローラ
をキヤプシタン108へ旋回させずにカメラ101を操
作しうるように、レバー314の旋回軸315に回転可
能に支持された操作種類スイツチ324が備えられる。
操作種類スイツチの第29図に示す位置1で有声フイル
ム操作が可能であり、この場合コンパスバネ325は完
全に無負荷である。バネの1つの脚326はこの位置で
レバー314のストツプ327に接し、第2脚328は
操作種類スイツチ324のストツプ329に接する。ス
イツチ324を位置へ切替えると、ストツプ329は脚
326に接し、これをレバーストツプ327から放す。
しかしバネの脚328がこのストツプに接し、レバー3
14を切替運動の間連行する。この過程はバネ316の
力より強く行われる。スイツチ324は位置でロツクさ
れ(図示されず)、それによつてピンチローラ109を
支持するレバー314は第2の静止位置に保持される。
カメラ始動の際爪313が解除されても影響がない。こ
のスイツチ324は静止位置にあるピンチローラ109
とキャプスタン108の間の空間を拡大するためのフイ
ルム挿入スイツチとして使用できることも明らかである
。それによつて力セツト2の凹所3に自由に導かれるフ
イルムFを容易にカメラに挿入することができる。第3
1A〜31C図はもう1つの実施方式を示す。
ピンチローラ109のキヤブスタン108への切替えは
既述の方法で行うことができるので、さらに説明する必
要がない。第29および30図の装置と異なり、レバー
314aはアングル330を備え、その端部にレバー3
31が軸332を中心に旋回可能に支持される(第31
B図)。レバー331の旋回運動はレバー331の2つ
の突起333および334によつて制御され、これらは
レバー331の切替位置に応じてアングル330の側縁
に当たる。レバー331はさらにコンバスバネ335を
支持し、その脚はアングル330の孔336を通るカム
触子337の各端部に固定される。レバー331はそれ
ゆえ突起333または334がアングル330の側縁に
接する2つの位置にのみ切替えられ、その際同時に触子
337は第31A図に実線で示す位置と点線で示す位置
へ切替えられる。カメラを始動し、ロツク爪313aが
解除されると、ピンチローラ109はバネ316の作用
によりキヤブスタン108へ旋回する。
この場合レバー331は第31A図に点線で示す位置に
あり、突起334がアングル330に接する。同時に触
子337はその点線で示す位置にある。作動の終りにた
とえばレリーズ120によつて制御しうる詳細には図示
されていないスイツチ369が短時間左へ旋回され、そ
れに接するレバー331をその実線で示す位置へ反転さ
せる。その際触子337はたとえばフライホイール31
1自体に備えられたら線溝338(第31C図)の半径
方向で最内側の軌道へくる。この溝はその半径方向外側
へ拡る形に付加的に軸方向の深さが減少する。第31A
図にはピンチローラ109がキヤプスタン108から離
れる間の位置が示される。カム溝338の半径方向の経
過によつてそれゆえピンチローラ109はキヤプスタン
108から離され、その際半径方向最外部でカムは軸方
向に、触子337を介して反転バネ335がレバー33
1を再び始動位置(第31A図の点線位置)へ切替える
ように上昇する。しかし同時にレバー314aもバネ3
16が緊張した状態でロツク爪313aにロツクされる
。次にもう1つの有利な実施例を第32A−D図により
説明する。
2つのロツク装置313および319の解放はもつばら
レリーズ339によつて行われる。
レリーズ339を押すとモータスイツチ340が閉じら
れ、送り爪またはキヤブスタン108が駆動される。
同時にレリーズロツド341に固定される円錐342が
第32A図で右へ動かされる。その際ロツク爪313に
回転可能に、スリツト343に沿つて摺動可能に支持さ
れたロール344が円錐342の端縁345からスリツ
ト343に沿つて動き、爪313は短時間軸346を中
心に反時計方向にバネ347の力に抗して旋回される。
それによつて引きバネ348によつて引かれたピンチロ
ーラ109を支持するレバー349は解放され、テープ
が駆動される。レリーズロツド341のもう1つの円錐
350は中間レバ一353のスリツト352に沿つても
う1つのロール351を備える。中間レバー353はバ
ネ354によつてレリーズロツド341の摺動方向に引
張られ、装置固定のストツプ355に当たつているので
、ロール351の運動はレバー353の位置およびレバ
ー353とリンク結合するロツク319に何も影響をお
よぼさない。ロツク319はしたがつてバネと結合して
2つの直線ガイド356および357内を摺動するレバ
ー358をその位置にそのま一まロツクする。カメラの
作動を停止するためレリーズ339が放され、押しバネ
359の作用下に再びその始動位置に戻される。それと
同時にロツド341が左へ摺動する際にロツク位置で装
置固定のストツプ360にバネ347によつて保持され
たロツク爪313は変化されない。これに反しロール3
51は円錐350を介して戻しバネ359のモーメント
を中間レバー353に伝達し、これからロツク319に
伝達し、レバー358を解放する。ロツク319はロー
ル351が円錐350の円錐面の範囲に達し、ついでそ
の自重により再びスリツト352の下端に当たるまで解
放位置に保持される。レバー353またはロツク319
の復元はバネ354が制御する。解放されたレバー35
8はバネ348より著しく強いバネ361の作用下に直
線ガイド356,357に沿つて動かされ、接触面36
2がフライホイール311によつて駆動されるカム31
8に接する(第32B図)。
同時にバネ348は引かれるけれど、バネ361はレバ
ー358をカム318に押付けるためになお十分強く引
張られている。カム318の半径方向最短部が接触面3
62に接すると、レバー358のピン363が直線ガイ
ド357のロツク364に掛けられる。直線ガイド35
7はピンチローラ109のレバー349とロツド365
を介して固定的に結合する。カム318の山が接触面3
62に接触すると、ピン363またはレバー358が初
めの位置へ戻されないで、直線ガイド357内にロツク
されたピン363によつてロツド365全体が摺動され
る。その際ピンチローラ109はキャプスタン108か
ら離れ、バネ361が張られ、バネ348は同じ緊張状
態が続く。カムの半径方向最外側部が接触面362に接
すると(第32C図)、レバーノC 358はロツク爪319に掛かり、レバー349はロツ
ク爪313に掛かる。
さらにロツク364は固定の傾斜面366上を走り、こ
の面によつて解放位置に保持されるので、ピン363は
直線ガイド357内を再び自由に動くことができる。レ
リーズ339を新たに作動すると、レバー349は再び
解放され、ロツド365とともにバネ348によつてキ
ヤプスタン108の方向に引かれる。第30A−D図に
より述べたように、ロツク爪319はレバー358を“
b゛の値だけカムの回転軌道から放すために斜面を備え
る。
ピンチローラ109が再びその静止位置に戻るのを保証
するため、ロツク爪319は1定時間、少なくともカム
半回転の間、開いてとどまらなければならない。すなわ
ちレバー358はカム318の山がレリーズを放した時
点で接触面362へ接触すると再びただちにロツクされ
、ピンチローラはキヤプスタンに接する位置にとどまる
。この目的でロツク爪319を制御する円錐は円筒部3
67を備え、この部分はレリーズ解放の間ロール351
、レバー353を介してロツク爪319を開放位置に保
持する。第33図はとくに簡単な実施方式を示す。
この装置の場合たマ1つだけのレバーが蓄力装置のチャ
ージに必要であり、このレバー370は同時にキヤプス
タン108に対してピンチローラ109を支持する。静
止位置でこのレバー370はループ触子371によつて
制御されるロツク爪372によつてロツクされる。カメ
ラが作動されると、第33図に示されていない送り爪(
第29図の送り爪107)はフイルムFを送り、それに
よつてループ373が大きくなる。反転バネ375と結
合するダンサロール374によりレバー370のロツク
が解除され、レバーはバネ376の作用下に固定軸37
7を中心に駆動されるキヤプスタン108へ旋回する。
カメラの作動を停止すると、まず送り爪が停止し、フイ
ルムFは1瞬の間キヤプスタン108によつてさらに送
られる。
その際ループ373が小さくなり、ダンサロール374
は反転バネ375を切替え、それによつてロツク爪37
2をロツク位置に切替える。カメラの作動停止と同時に
たとえばレリーズによつて制御されるロツド378が矢
379の方向に動かされ、それによつてダブルレバー3
80はギヤ381をそのピン382により小角度だけ回
転する。ギヤ381は静止状態でフライホイール311
によつて駆動されるピニオン384と相対する歯の欠落
部383を備える。ギヤ381が回転されると、歯の部
分がピニオン384と噛合い、ピニオンはギヤ381を
1回転の間駆動する。ギヤ381によつてカム318が
駆動され、このカムはこの1回転の間にレバー370を
その静止位置に戻し、したがつてピンチローラ109は
キヤプスタン108から放れる。ギヤ381またはカム
318の1回転の正確な制限はオーストリ一特許明細書
第306521号にその機能が詳述される制御装置38
5によつて行われる。この装置によりピンチローラ10
9を第2の静止位置たとえばフイルムFの駆動装置10
8,109への挿入を容易にする位置へ切替えることも
できる。
この目的で第34図によれば力セツト触子386が備え
られ、これは押しバネ387によつてカメラの力セツト
収容室に保持される。触子386によりピン389の嵌
まる制御溝388が摺動される。カメラの収容室に力セ
ツトがない場合ピン389は第34図で制御溝388の
右端にある。ピン389を支持するスライダ390は反
対の端部でダブルアームレバー391とリンク結合する
。このレバー391はレバー370と同じ軸377を中
心に旋回可能であり、バネ392により押しバネ387
の作用がバネ392により支援されるように負荷される
。触子386したがつてスライダ390がその上端位置
(第35図の点線位置)にあるので、ダブルレバー39
1とスライダ390の間のリンクと一致するバネ376
の作用点393もレバー370の旋回点377より上に
あり、ピンチローラ109を支持するレバー370をロ
ツク爪372からフイルム挿入位置へ上げる(点線の位
置)。力セツト2をカメラ101へ挿入すると、触子3
86は第34図で右側へ押され、それによつてスライダ
390(ピンースリツト案内388,389)の下向き
運動およびダブルアームレバー391のバネカ392に
反する旋回が導入される。
バネ376の作用点393は旋回点377より下になり
、レバー370をキヤプスタン108の方く向へ負荷す
る。
フイルム駆動はロツク爪372を解除した後始動するこ
とができる。この実施例の場合原理的にはダブルアーム
レバー391を使用しないこともできる。
しかしこのレバーの使用は制御スリツト388があまり
大きい磨耗にさらされない利点を有する。それはピン3
89をスリツト388へ押す力をレバーロツドを介して
制御するほうが、直接ピン389に作用するバネによる
より簡単なためである。
【図面の簡単な説明】
第1A図はカセツト本体に凹所を有しないフイルムカセ
ツトの略図、第1B図はカセツト本体に凹所を有するフ
イルムカセツトの略図、第2図は本発明によい装置を有
する録音一または再生装置5の断面図、第3図は力セツ
ト触子と結合せる本発明による装置の略図、第4図は別
の実施形式の断面図、第5図は本発明による力セツト用
触子装置を有するシネカメラの断面図、第6図はこの装
置の詳細図、第7図は触子装置により制御されるカノ
メラ使用者用の指示装置の略図、第8図〜第11図は種
々の実施形式の略図、第12A,B図はそれぞれ1つの
異なる大きさの力セツトを装てんしたシネカメラを部分
的に断面図で示す略図、第13図は第12A図に示した
力セツトを有し、有利に収容室の一部を断面図で示すカ
メラの略図、第14図は第12B図に示したカメラおよ
び力セツトに関しかつ同様に収容室を断面図で示す略図
、第15図はフイルムの切替装置を制御するための操作
種類スイツチの略図、第16図は第1B図に示した力セ
ツトを装てんしうるシネカメラの略示平面図、第17A
1第17B図はフイルム駆動装置用制御装置を有するこ
のカメラの一部の断面図、第18A図および第18B図
は制御装置の他の実施形式を示す種々の図、第19図〜
第22図は制御装置の別の実施形式の略図、第23図は
サウンドカメラ0賂図、第24A図〜第24C図は第2
3図のカメラに使用しうるカメラレリーズを個々の切替
相で示す略図、第25図はレリーズを可能な電気的作動
結線図、第26図は別の可能な実施形式を一部断面図で
示す略図、第27図及び第28図はターンスイッチの制
御装置の例を示す略図、第29図はピンチローラをフイ
ルムの駆動軸に急速に接続するための装置をフイルム巻
上げ機構により制御しうるカメラの略図、第30A図〜
D図は第29図からの装置を種々の切替相で示す略図、
第31A図〜C図はピンチローラをフライホイールに設
けられた制御溝により駆動軸から除くことのできる実施
形式を示す略図、第32A図〜D図は別の実施形式を種
々の切替相で示す略図、第33図はテープの導入位置に
も切替えうる装置の略図、第34図および第35図は同
上装置の部分である。 1・・・・・・凹所を有しない力セツト、2・・・・・
・凹所を有する力セツト、4・・・・・・力セツト収容
室、12・・・・・・フイン、104・・・・・・ふた
、108・・・・・・キヤプスタン、109・・・・・
・ピンチローラ、112・・・・・・支持体、123・
・・・・・ホークロツド、130・・・・・・レバー1
46・・・・・・プレート、157,166・・・・・
・レバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 録音装置と、夫々モーターによつて駆動されるフィ
    ルムの間欠送り装置と連続送り装置とを備え、有声フィ
    ルムを収納し、該フィルムを録音装置のために一定の範
    囲にわたつて露出する凹所を有する有声フィルムカセッ
    トと、これとは形状を異にし、大きさの小さい無声フィ
    ルムカセットとを選択的に挿入し得るカセット収納室を
    有するシネカメラに於て、該カセット収納室に、有声フ
    ィルムカセット挿入の際は前記凹所内に位置する突起を
    設けて、無声フィルムカセットの挿入の際は該突起によ
    つてカセットの位置を規制すると共に、有声フィルムカ
    セットの挿入を検知する触子手段と、間欠送り装置と連
    続送り装置との間のフィルムループ量に応じて間欠送り
    装置の駆動モータを制御する制御装置とを設けて、該駆
    動モーターは無声フィルムカセット挿入の際は定速制御
    手段によつて一定速に制御され、有声フイルムカセット
    挿入の際は前記触子手段によつて、定速制御手段による
    速度制御から前記制御装置による速度制御に切換えられ
    るようにしたことを特徴とするシネカメラ。
JP52154254A 1973-04-11 1977-12-21 シネカメラ Expired JPS5913012B2 (ja)

Applications Claiming Priority (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
AT316873 1973-04-11
AT0000A3168/73 1973-04-11
AT0000A3383/73 1973-04-16
AT0000A3485/73 1973-04-19
AT0000A4565/73 1973-05-24
AT0000A5212/73 1973-06-13
AT0000A5261/73 1973-06-14
AT0000A5263/73 1973-06-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5386213A JPS5386213A (en) 1978-07-29
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49115545A (ja) * 1973-02-20 1974-11-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49115545A (ja) * 1973-02-20 1974-11-05

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