JPS59129046A - 抗菌剤含有不織布クリ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は不織布製クリーナの改良に関するものである
。

従来の不織布製クリーナは繊維にポリ了ミド系繊維、ポ
リエステル系繊維、ポリオレフィン系繊維、塩化ビニＩ
Ｊデン系繊維等の合成繊維をそれぞれ単独に、もしくは
これらの繊維を適宜混合してウェブを形成し、繊維間の
結合或いは繊維に砥粒を固着せしめるための結合樹脂に
はＨＢＲ，ＢＢＲ等の合成ゴムラテックス、或いはアク
リル酸エステル、塩化ビニリデン、ポリウレタン、ポリ
エステル、フェノール、エポキシ等の樹脂エマルジ璽ン
またはこれらのソルベント溶液に、酸化アルミ、炭化ケ
イ素、エメリー、ガーネット等の研磨剤砥粒を混合した
スラリー溶液を含浸又は散布によシ適用しクリーナ全構
成している。

然るにこれらの材料だけでは親水性、疎水性にかかわら
ず、台所及びフロ場の使用後の湿潤状態において微生物
が繁殖し易く、それは繊維の分解損傷による強力の低下
、発臭などによる衛生上の間Ｍを引き起し、性能、衛生
面で大きな弊害となっている。

これらの欠点を防止する九めに公知の耐微生物加工とし
て、繊維の中に抗菌剤を混入する方法、樹脂中に単に混
入する方法があるが、上記の方法では抗菌剤が繊維又は
樹脂中に封入されてしまう割合が圧倒的に多く、最も重
要な表面での抗菌作用が添加した抗菌剤の割合に比較し
て十分でない為に、抗菌特性を発揮できず、クリーナの
使用後の湿潤状態、使用寿命から考慮して性能的、コス
ト的に問題があった。

本発明は上記入点を解消するものであり、結合処理され
た不織布の表面上に熱硬化性樹脂によｐ砥粒と抗菌剤を
固着せしめるに当シ抗菌剤を上記熱硬化性樹脂と相溶さ
せずに表面に分離固着せしめた新規な不織布製クリーナ
を提供するものである。

以下本発明の１実施例を図面に↓シ説明する〇第１図は
本発明に係る不織布製クリーナの一部拡大模式図、第２
図は抗菌剤の固着した状態を示す説明図で、不織布製ク
リーナは不織布構成ナイロン繊維１の交差接触部及び繊
維表面を被覆し、かつ砥粒３ｆ、固着した熱硬化性樹脂
２の表面上に、水溶系エマルジ厘ンである抗菌剤４が点
状に自然分離した状態に固着され構成している。

以下本発明に係る不織布製クリーナを詳細に説明する。

太さ１４デニールのナイロン繊維１００％全開繊機によ
ｐ目付１２０ｖ寂のウェブ状繊維集積体を形成し、ＰＶ
Ａ樹脂４０部、メラミン樹脂６０部の混合接着剤を適当
量（好ましくは５〜５５　ｔ／ａｄ　）両面に散布して
、乾燥、加熱によシ固層した後、ａＢＲ合成ゴムラテン
クスに浸漬して乾燥、加熱例よυ上記ＳＢＲ合成ゴムを
固ル樹脂５０邪、エポキシ樹脂５０部の混合接着剤に、
ホワイトアランダム２００部を投入した６５％エチレン
グリコールソルヘント溶液ニ、さらに抗菌剤として第４
級アンモニウム塩化合物であるジメチル・ベンジル・ス
ｆ７’）ル・アンモニウムクロリドの′ｍ度３０％の水
溶糸エマルジョンを上記樹脂に対して固形分て０，０５
部混合した溶液に浸漬し、乾燥工程に於てソルベント系
のフェノール、エポキシ樹脂と水溶系エマルジＶンであ
る第４級アンモニウム塩化合物を固化する上記樹脂表面
上で点状に自然分離せしめた状態で熱固着し、上シ目付
５５０　ｇ渾の不織布製ナイロンクリーナを得た。

なお、上記実施例で結合樹脂と抗菌剤を自然分離させる
ためには熱硬化性樹脂はソルベント系、抗菌剤は水溶系
で樹脂と抗菌剤が相溶しないものを用いることが必要で
ある０ 使用するソルベントは水と相溶性があり、かつ熱硬化性
樹脂を可溶せしめるエチレングリコールなどのアルコー
ル類が有効である。ｔた抗菌剤は実施例の他に、ジイソ
プチルクレゾキシ（またはフェノキシ）・エトキシエチ
ル・ジメチル・ベンジル−アンモニラムク四すド、セチ
ルトリメチルアンモニウムプロミド、セチルピリジニウ
ムクロリド、アルキルベンゾイルインドールなどの第４
級アンモニウム塩化合物が持続性、安全性、加工性の面
で有効である。

また不織布構成繊維はナイロンの他、ポリエステル、ポ
リプロピレン、塩化ビニリデン、モダアクリル、ガラス
、金属、ロック繊維、レーヨン、アセテート等の化学繊
維を用い、これらの繊維によシ形成したウェブは予めニ
ードルパンチ加工によｐ機械的績合処理或いは樹脂結合
剤の散布、含浸等による化学的結合処理或いはこの両者
を併用して不織布を構成する。

本発明は上記構成としたから、抗菌剤がクリーナの使用
に伴って添加した抗菌剤の量だけ溶出し、最も重要表面
での抗菌作用がムダなく発揮でき、微生物繁殖による繊
維の分解損傷に伴う強力の低下による寿命を延長し、発
臭などによる衛生上の間Ｍを解消すると共に、抗菌剤の
添加Ｍ’ｃ大巾に減少することができ、コスト的Ｉｆｆ
題も解消した抗菌割入シネ織布クリーナを安価に提供す
ることができるなどの効果全音する発明である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す不織布クリーナの一部
拡大模式図、第２図は抗菌剤の固着状Ｎを示す説明図で
ある。 １・・・繊維 ２・・・熱硬化性樹脂 ６・・・研磨砥粒 ４・・・抗菌剤 特許ｔＰｔ願人　　　　　金　　井　　宏　　之代理人
　　林　　清　明゛′・ 第１図 １

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 予め嵩高繊維層の繊維間相互の交差接触部を機械的又は
   化学的結合処理或いは両者の併用によシ固着した化学繊
   維よシ形成する不織布の構成繊維表面に、研磨剤砥粒を
   含む熱硬化性樹脂を被覆固着せしめ、かつ上記熱硬化性
   樹脂中に抗菌剤全相溶させずに表面に分離固着させてな
   ることを特徴とする抗菌剤含有不織布クリーナ。