JPS59123657A

JPS59123657A - 複合板

Info

Publication number: JPS59123657A
Application number: JP57234435A
Authority: JP
Inventors: 秀一藤井; 山根　千代樹; 文男河合
Original assignee: Koshii and Co Ltd; Kawasaki Heavy Industries Ltd; Kawasaki Jukogyo KK
Current assignee: Koshii and Co Ltd; Kawasaki Heavy Industries Ltd; Kawasaki Motors Ltd
Priority date: 1982-12-28
Filing date: 1982-12-28
Publication date: 1984-07-17
Also published as: JPS6236864B2; US4520057A; CA1209777A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、地下鉄その他の車両用床板や壁板、天井板、
その他の構築用板４４などに用いられる複合板に関する
ものである。

従来、合板の耐火性を高めるために￥１１燃剤を含浸さ
せたＩｌｌｌｌ様が公知であるが、このように単に難燃
剤を含浸さぜただけでは充分なる耐火効果を発揮できず
、火災時には、炎の発生は抑制できたとしても、煙が発
生づるという防災」二の重大な問題があった。一方、普
通合板あるいは難燃合板の表裏両面にステンレス鋼板あ
るいはアルミ合金様を張りイ」けて耐火椛造とした合板
があるが、周囲の木口面は開放したままであるため、そ
の木口面から内部の合板が燃えるおそれがあり、完全な
耐火性能を発揮できず、また、内部の合板が木口面から
吸湿し、これによって腐食したり合板外形寸法に狂いが
生じたりする等の問題もあった。

本発明は、このような従来の木製板の問題点を解決し、
木製板の燃焼および吸湿を防止し、耐火性、耐食性を大
幅に改善することを目的とづ−る。

本発明の要旨は、木製板を芯４Ａとして、ぞの表裏両面
はいうまでもなく、木口面までも金属板にて包囲接合し
、前記芯材を前記金属板にて完全に蜜月したことを特徴
とする複合板にある。

ツメ下、本発明の実施例を図によって説明づ−る。

第１図乃至第８図は本発明の第１実施例を示づ一８第１
図は芯材１の斜視図である。この芯材１は合板にて形成
され、その表面１１（よ平坦面とし、裏’＋（６１２と
名木に１面１３・・・との交差部に一定の高さおよび１
１］をイｊ’Ｊる段部１４・・・が形成されている、。

なお、この段部１４・・・は製品の裏面の平滑性を得る
ためのものである。

第２図は表面側金属板２の展開図である。この金属板２
は、ステンレス鋼板により前記芯材１の表面１１を覆う
ための表面部２１と、芯１１の全周の木口面１３・・・
を覆うための局面部２３・・・と、接合部２５・・・と
をそれぞれ折目２２・・・ｄ５よび折目２４・・・を介
して〜体に設りてなるものである。前記各接合部２５・
・・の両側辺部２６・・・は、接合時に互いに干渉しな
いようにほぼＶ状に切断されている。

第３図は裏面側金属板３の展開図である。この金属板３
は、ステンレス鋼板により前記芯材１の裏面１２を覆う
ための裏面部３１の周辺に折目３２・・・を介して接合
部３３・・・を一体に設け′Ｃなるものである。前記各
接合部３３・・・の両側辺部３４・・・は、接合時に前
記表面側金属板２の接合部２５・・・に対応づ−るよう
にほぼＶ状に突出づるＪ：うに切ＩＤｉされている。

第４図乃至第８図は、第１実施例にＪ３４ノる複合板の
製造１稈を示覆ものであり、次にこの工程について順次
説明づる。

まず第４図に示すように、表面側金属板２の各局面部２
３・・・を表面部２１に対し下向きに直角に折曲げてこ
の金属板２を箱状に組立てる。＝方、裏面側金属板３の
裏面部３１の周辺に設ｆｊ　Ｉ〔接合部３３・・・を、
芯材１の裏面周辺部に設けた段部１４・・・に対応づる
ように断面口字形に折曲げる。

次いで、第５図に示１ように、箱状に形成した前記表面
側金属板２を前記芯材１に被せることにＪ、す、ぞの表
面部２１にて芯材１の表面１１を隠＃ｉｆづるとともに
、各局面部２３・・・にて芯材１の全周木［」而１３・
・・を隠蔽し、がっ、裏面側金属板３の周辺に折曲形成
された断面口字形の各接合部３３・・・をｌ’ｌｒｔ記
芯祠１の芯材１２に形成された段部１１・・・に１系合
させて、該金属板３の裏面部３１の内面を）Σ−（Δ１
の裏面１２に沿わゼることにＪ、って、該芯４し１の裏
面１２を裏面部３１にて隠蔽づる。

この場合、表面側金属板２の表面部２１ｄ５よび局面部
２３・・・と裏面側金属板３の裏面部３３を、芯材１の
表面１１および木［１面１３・・・と裏面１２に対して
接名してもよいし、単に密着させたたりでもよい。また
、前記表面側金属板２を芯材１に被ぜる場合、表面部２
１を芯材１の表面に接着した後に各局面部２３・・・を
折曲げて名木ｌ」面１３・・・に接着してもよい。

こうして、芯材１の各面１１，１２．１３を各金属板２
，３により包囲した後、裏面周辺部において、前記各金
属板２，３の各接合部２５・・・の先端と各接合部３３
・・・の先端とを、第６図（ａ　＞（ｂ　）　　（Ｃ）
に示−づ順序でいわゆるハビ折りにてＵいに係合７る如
く内側に折返して接合し、がっ、それらの折返し部△に
シリコンゴム、ブヂルゴムあるいは軟質プラスチック等
のシール月４を設（）て各折返し部Ａをシール覆る。こ
のどき、各接合部２５・・・および同３３・・・の各側
）７２部２６・・・、３４・・・を第２図、第３図に示
したように切断し一’ＣｉＪ３　＜ことにより、各辺の
接合部２５・・・および３３・・・が裏面コーナ部にお
い−ｃｖＬいに干渉しないように形成できる。

然る後、各コーナ部において、第７図に示り−ように周
面部２３・・・同志の突合わせ部Ｂおよび各折返し部へ
同志の突合わせ部Ｃをそれぞれ溶接り−ることにより、
第８図に示すように芯材１を完全に密」ｊして目的とり
る複合板を製作づる。

」ニ記第１実施例にａ３いて、表面側金属板２の各周面
部２３・・・同志の突合せ部Ｂの溶接は、この表面側金
属板２を芯材１に被せる前に行ってもよい。

また、前記折返し部Ａのシール材４を省略し、表面側金
属板２におりる周面部２３・・・の先端接合部２５・・
・と裏面側金属板３に、ＢＬプる裏面部３１の周）Ｕ接
合部３３・・・とをシーム溶接またはスポット溶接によ
り溶接した後、その溶接部を折返してもよい。

第９図乃至第１５図は第２の実施例を示Ｊ０第９図は芯
材５の斜視図である。この芯材５は合板にて形成され、
表面５１および裏面５２が平滑面に形成され、全周の木
口面５３・・・の上半部に段部１５４・・・が設【ｊら
れている。なお、この段部５４・・・Ｃｊ、製品の周面
の平滑性を得るだめのものである。

第１０図は表面側金属板６の展開図である。この金属板
６は、ステンレス鋼板により前記芯材５の表面５２に対
応する表面部６１の全周辺部に折目６２・・・を介して
前記芯材５の各段部５４・・・に対応する接合部６３・
・・を一体に設【ノてなるものである。

第１１図は裏面側金属板７の展開図である。この金属板
７は、ステンレス鋼板により前記芯材５の裏面５２に対
応する裏面部７１の全周辺部に、前記芯材５の木口面５
３・・・おＪ：び段部５４・・・の形状に対応する周面
部７２・・・と、前記表面側金属板６の接合部６３・・
・に対応する接合部７３・・・とを各折目７４，７５．
７６・・・を介して一体に設【プてなるものである。

この第２実施例では、芯ｔｒＡ５に対し、表面側金属板
６，７を第１２図乃至第１５図に示す工程で被せて芯材
５を密ｌづる。

すなわち、まず第１２図に示すように、裏面側金属板７
の周面部７２・・・を裏面部７１に対して上向きに直角
に折曲げるとともに、前記芯材５の段部５４に対応する
にうに折曲げ、さらに、各接合部７３を各周面部７２・
・・に対して外向ぎに直角つまり水平に折曲げて箱状に
組立てる。

次いで、第１３図に示すように、この箱状の裏面側金属
板７を芯材５に被せて裏面部７１を芯材５の裏面５２に
接着するとともに、各周面部７２・・・を各木口面５３
・・・に沿わせて接着し、さらに、表面側金属板６の表
面部６１を芯材５の表面５１に接着することにＪ：す、
芯材５の全面５１，５２゜５３を各金属板６，７ににり
包囲する。

次いで、第１４図＜ａ　）　　（ｂ　）に示すように、
各金属板６．７の各接合部６３・・・、７３・・・同志
を重ね合わせ−Ｃ溶接により接合した後、各接合部６３
・・・、７３・・・を前記各周面部７２・・・の外表面
で前記芯材５の段部５４・・・に治わＵる如く折曲げ、
然る後、第１４図（Ｃ）に示すように、周面の８稜に４
３いて、周面部７２・・・おにび各接合部６３・・・。

７３・・・の突合わぜ部りを溶接し、以って、表面側金
属板６の表面部６１と裏面側金属板７の裏面部７１およ
び周面部７２・・・にて芯材５を完全に密封する。

この実施例によれば、板周面において、表面側金属板２
の周辺に設けた接合部６３・・・ど、裏面側金属板７の
周面部７２・・・の先端に設けた接合部７３・・・を溶
接により接合して周面側に折曲げているので、第１図乃
至第８図の実施例で用いられたシール材４を省略しても
気密性を高めることができると共に、表裏両面ともフラ
ット面に形成でき、方向性をなくし、汎用性を向上でき
ることになる。

上記各実施例では、芯材１および芯材５を密封する金属
板２，３および金属板６，７としＣステンレス鋼板を用
いたが、ステンレス鋼板以外にアルミ合金板その仙の金
属板を用いてもよい。まｌ〔、芯材１および芯材５には
、前記各コーナ部の溶接を考慮して難燃合板を用いるの
が好都合であるが、普通合板を用いてもよく、フッ・イ
バーホードやパーティクルボード等の木製板を用いても
よい。

さらに、本発明に係る複合板は、正方形や長方形のフラ
ン１〜板に限らず、任意の多角形に形成してもよく、表
面の一側辺部と、裏面の表面とは反対側の側辺部とに対
称的に接合用段部を形成し、その設置時に互いに隣接づ
る板の各段部同志を互いに係合さｖ−Ｕ接合づるように
してもよい。

上記の如く製作した複合板は、たとえば地下鉄その他の
車両川床板や壁板、大月板、その他の４１４築用板材等
に用いられる。

以上説明したように、本発明の複合板によれば、木製板
からなる芯材を金属板にＣ完全に密封され、外気と遮断
されているので、該木製芯材が燃えることを防止でき、
かつ、芯材が吸湿することｂなく、芯材の吸湿による膨
張および腐食を防止でさ、耐火性、耐食性を大幅に向上
できる。また：芯材が木製板であるから、適度のクッシ
ョン性をイｊし、かつ、比較的軽量で所望の厚みに容易
に製作でき、しかし、金属板の使用により耐摩耗性、強
度等の而でもづぐれた効果を発揮できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第８図は本発明に係る複合板の第１実施例を
示１」もので、第１図は芯材の斜視図、第２図（、Ｌ表
面側金属板の展開図、第３図は裏面側金属板の展開図、
第４図は芯材に両金属板を被せる前の状態を示す断面図
、第５図は芯材を金属板にて包囲した状態を示す断面図
、第６図（ａ）（ｂ’）＜Ｃ＞は接合部にお（プるハゼ
折りの順序を示す断面図、第７図はその製品のコーナ部
の斜視図、第８図は製品の断面図、第９図乃至第１５図
は第２の実施例を示すもので、第９図は芯材の斜視図、
第１０図は表面側金属板の展開図、第１１図は裏面側金
属板の展開図、第１２図は芯材に両金属板を被せる前の
状態を示す断面図、第１３図は芯材を金属板にて包囲し
た状態を示すＩ’ｆｌｉ而図、第面４図（ａ）（ｂ）（
Ｃ）はそのコーナ部にＪ）りる接合ａ３よび溶接の順序
を示Ｊ部分斜視図、第１５図は製品の断面図である。１．５・・・木製芯材、２．６・・・表面側金属板、３
゜７・・・裏面側金属板、４・・・シール祠。特許出願人　　　　川崎千工業株式会ネ１同　　　　　
　越井木祠工業株式会社＠／Ｚ図第７４図手続補正書動式）１．事件の表示昭和５７年特許願第２３４４６５号２、発明の名称複合板３、補正をする者事件との関係　　　　特許出願人名　称　　　　（０９７）川崎重工業株式会社（はか１
名）４、代理人７、補正の内容１１純φ運淘　　明細書の浄書（内容に変更なし）−３
０へ−

Claims

【特許請求の範囲】１、木製板を芯材とし、その表裏両面および周囲の木口
面の全面を金属板により包囲接合し、前記芯材を前記金
属板により密封してなることを特徴とする複合板。２、金属板の接合を溶接としたことを特徴とする特許請
求の範囲第１項記載の複合板。３、芯Ｈの表面を覆う表面側金属板の周辺に芯材の木口
面を覆う局面部を一体に段（プ、各局面部の先端と、芯
材の裏面を覆う裏面側金属板の周辺部とを折り重ねて接
合するとともに、その接合部をシール拐にＪ：り密」ｊ
し、かつ、前記周面部同志の突合せ部を溶接により密封
したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の複合
板。ｉ、　、　；＋、！、祠の表面を覆う裏面側金属板の周
辺に芯Ｉの木Ｉ−１面を覆う周面部を一体に設Ｅ）、各
局面部の先端と、芯材の表面を覆う表面側金属板の周辺
部とを溶接により接合りるとともに、その接合部を木口
面側に折返し、これらの接合部Ｊ′３よび前記筒面部同
志の突合せ部を溶接により密封したことを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載の複合板。５、金属板の材質をステンレス鋼板としたことを特徴と
する特許請求の範囲第１項、第２項、第３項または第４
項記載の複合板。６、芯材に合板を用いたことを特徴とする特許請求の範
囲第１項、第２項、第３項、第４項または第５項記載の
複合板。