JPS59117994A - 延性破壊の伝播を防止するための装置および方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

発明の背景 高い応力を受ける金属またはその他の材料製の物体は、
自由伝線き裂と称される伝播延性破壊が生しることによ
って破断する傾向がある。そのような伝播する延性破壊
を生じろ物体の種類は、極めて多く、ここで詳細に列挙
することはできないが、例えば、圧縮ガスボンベ、ファ
ンおよび風牢タービンのブレード、自動車の車軸、パイ
プなどがある。伝播性の延性破壊による問題で最も大き
な困難に直面している分野の１つは、パイプ、特にパイ
プラインに使用される大径のパイプである。 スチールやその他の金属製のパイプ・によって構成され
る比較的大径のパイプラインは、天然ガス、炭酸ガスお
よびその他の揮発性流体などの搬送に益々重要な役割を
果Ｆｖしている。例えば、国内のガス備蓄が増大し、そ
れに対応して天然ガスの使用が増大ずろと、ガスを集積
パイプラインで搬送するｔ：めに、また、ガスを長距離
輸送管で送るためｆとパイプラインの需要が増大する。 この種のパイプは、特に暇疵や損閏が生じると、あるい
は比較的高圧の流体を鏝送している場合、伝播性の延性
破壊即ち伝線き裂を生じ易い。そのようなき裂；よ、１
２２〜２７４　ｍ７秒の速さで伝播即ち伝線する。この
ようなき裂が発生ずる確率は、パイボライン内の流体が
（ガス自体またはガスに包含されている水分のために）
腐蝕性である場合特に高くなる。また、き裂発生確率は
、多量の硫化水素

【水素脆化を惹起することが知られて
いる）を包含した天然ガスを搬送するスチールパイプの
場合にも高くなる。また、ガスに含まれている水分や、
ＣＯ２から炭酸が生じ、それがスチールパイプを閂めろ
場合もある。この破断の問題は寒い気候において（よ一
層複雑になる。また、伝播性延性破壊即ち伝線き裂は、
溝掘機がパイプラインに偶発的にぶつかること、地震そ
の他の外力による１ｆＭ撃によって惹起されることがあ
る。 物体が伝播延性破壊によって破断する傾向は、一般に、
その物体の素材の性質と、その素材が物体を形成するた
めに加工または賦形された態様に依存する。例えば、パ
イプライン用の多くのパイプは、金属ブロックをローラ
対などの間を通し、それによって得られた他の方向より
一方向に大きく伸長された金属板をその長手軸線のｉり
に湾曲させろこと（ζよってＵ字形金属板を更に湾曲さ
せてその長手方向の両側縁を衝接させ溶接などによって
接合することにより直線状の長手方向の継目を形成する
ことによって円筒形に形成される。このようなパイプで
は、円周方向即ちフープ方向よりも、長手方向の強度の
方が相当に高く、従って、パイプは、フープ方向よりも
、長手方向の応力にはより高い応力に耐えることができ
、フープ方向は固有の弱点軸線を画定する。従って、そ
のようなパイプが破損ずろ場合、まず、パイプに、ある
幅のフープ（円周方向のずし状帯域）が破断してその破
断したフープの両端が分離する。次いで、その最初のフ
ープの破断の結果と１７でそのフープに隣接するフープ
が破断し、そのようなフープの両端の分Ｆ［がパイプの
長手に沿って走り、伝播延性破壊を生じる。 物体、特にミパイプの延性破壊の伝播即ち伝線を制限す
るために、厚内パイプ、ケーブル、コンクリート、安全
弁、金属スリーブの使用などを含めいろいろな提案が従
来からなされているが、それらは、いずれも、完全には
満足なものではなかったり 例えば、米国特許第４．１９５．６６９号は、パイプの
周りに一定の間隔を置いて円周拘束材として囲繞体（輸
）を嵌めることを開示しているが、そこで押室されてい
るスチール製のカラー、スチールのケーブル巻線、鉄筋
コンクリートなどはいずれも非常に重く、取扱いおよび
取付けが困難である。しかも、そのような１Ｉｌｆ体と
パイプとの間の間隙や、スチールケーブルの場合はその
隣接する巻線の間の隙間に塵や水分が侵入し易く、その
結果、隙間腐蝕が生じ、パイプを弱めろ。更に、そのよ
うな腐蝕は、特にケーブルの場合、囲繞体自体をも冒す
ことになる。 米国特許第４，１４飢１２７号および４．２２４．９６
６号は、バンド型のき製函止部材をパイプの外径に嵌合
し、かつ、その防止部材をパイプに緊密に嵌着させるた
めにパイプの内周面に半径方向外方の力を加えることを
教示している。このき製函止部材は、パイプラインと同
じ素材のバンドまたはリングであるから、上記米国特許
第４．１９５．６６９号の囲繞体の場合と同様に、重さ
の問題と、取扱いおよび取付困難の問題がある。しかも
、このき製函止部材の縁部がパイプに強く嵌着ずろ結果
として、該縁部によって係合されるパイプ部分に応力が
集中する傾向がある。もちろん、応力の集中はパイプの
早期破損につながる。これらの特許は、バンドをガラス
繊維としてもよいと述べて【まいるが、ガラス繊維のバ
ンドについてはそれ以上回も教示していない。もし、そ
のバンドをランダムに配向されたガラス繊維の典型的な
成形リングしとｔ：とずれば、き裂を阻止するのに役立
つようにずろには、相当な厚みのものとしなければなら
ないから、バンドは非常に嵩ばった、取扱いにくいもの
となる。 米国特許第３．８７０．３５０号は、パイプの周りに円
筒状のスチール部材を嵌着し、それらをパイプに少なく
とも部分的に溶接することによってパイプにき裂抵抗強
化帯域を形成することを開示している。しかし、これら
のスチール部材は、非常に重く、従って、取扱いおよび
取付けが困難であり、腐蝕も生じ易い。 き引明止部材を設けろことのほかに、パイプおよびその
他の部材に、き引明止部材が設けられていない場合にも
、腐蝕防護手段を施すことが望ましいが、き引明止部材
の設けられる領域においてパイ−ｆに腐蝕防護を施すに
は、しかも、き引明止部材の設置と適合するような態様
で腐蝕防護を施ずには１．更に困難な問題がある。 焦ｍ栗 本発明の目的は、パイプのような物体におけろ、伝播性
の延性破壊を防止するための方法および装置を提供する
ことである。 本発明の他の目的は、最少限の労力および材料で、低コ
ストで延性破壊を防止するための方法および装置を提供
ずろことである。 本発明の他の目的は、軽量で、耐蝕性を有し、物体を衝
撃から保護することができる上記型式の装置および方法
を提供する乙とである。 本発明の更に他の目的は、物体のための腐蝕防護手段を
組入れた上記型式の装置および方法を提供ずろ乙とであ
る。 本発明は、上記の目的を達成ずろために、各々、樹脂材
即ち樹脂マトリックスと、該マトリックス内に封入（包
被）された連続した一方向の軽量高検非金属繊維とから
成るバンドによって形成された複数のき引明止部材をパ
イプなどの勢体の周りに長手方向に間隔をおいて巻きつ
ける。 ある種の非金属繊維は、非常に高い引張強さを有し、し
かも、軽量で、耐蝕性があり、非常に安価であるう例え
ば、ガラスｗＡ紺は、スチールの引張強さの約４倍の引
張強さを有している。従って、例えば複数の平行な可撓
性ガラスストランドから成るロービングのように一方向
に整列させた連続ガラス繊維は、その長手に平行な方向
に極めて大きな強度を有している。従って、伝播延性破
壊即ち伝線き裂を生じ易い物体に、そのき裂方向に対し
て垂直方向に複数の平行なロービングを巻きつけておけ
ば、それらのロービングは、該物体のフープ（円周方向
の）強度をその長手方向の強度と均衡させ、物体が破損
ずろことなく耐えることができる応力限度を大幅に増大
させる。更に、円周方向即ちフープ方向にバンドの形で
物体に巻きつけられたガラス繊維は、伝線き裂の形の破
断をそれが始まった後停止させる働きを有する。 このような連続した一方向のガラス繊維は、き製函１Ｆ
部材としてパイプに適用するのに適しており、工場でパ
イプの所定部位に巻きつけてもよく、あるい；よずでに
敷設されているパイプに現場で巻きつけることもてきる
。このようなガラス繊維は、また、パイプの継手部やコ
ーナまた（まエルボなど応力が集中する部位に適用する
こともできろ。また、乙のようなガラス繊維のバンドは
、機城：こよっても、あるいは手操作によっても巻きつ
けることができる。 このき引明止部材においては、連続した一方向がラスＷ
Ａｎ、をアスファルトエナメル、コールタールエナメル
、ポリエチレンまたはエポキシなどの樹脂質マトリック
ス内に封入し、次いでこのマトリックスを硬化させる。 ガラス繊維は、軽量であって、腐蝕されに＜＜、シかも
、硬化樹脂７１−リックス内に埋設されているので、乙
のき引明止部材は、従来のき製函止手段の難点であっｔ
：腐蝕およびその他の環境作用に対する耐性を有してい
る。 更（こ、本発明によるき引明止部材は、相手物体（パイ
プ）に対して結合（ボンド）を形成し、パイプのための
腐蝕防護体となり、塵埃および水分の侵入を防止し、隙
間腐蝕を防止する。更に、このき引明止部材は、弾性が
あり、エネルギー吸収作用を有するので、パイプを外部
衝撃から防護し、パイプに応力集中が生しるのを回避す
る。 本発明のさ引明止部材は、裸のパイプに巻きつけろこと
ができ、あるいは、耐蝕材を全面に被覆したパイプに巻
きつけることもでき、あるいは耐蝕材を包含したラップ
を被覆したパイプに巻きつけることもてきる。このき引
明止部材のガラス織締に【よ、それをパイプに巻きつけ
る際に樹脂浴内を通ずことによって樹脂質を飽和（含浸
）させても、しく、あるいは、ガラスｔＩＡ維に、それ
らをパイプに巻きつけた後に塗布ローラまたはスプレー
ヘッドによって樹脂質を含浸させてもよい。更に別の方
法として、織汗に予め樹脂を含浸させておき、それらの
ｍｓを乾燥した状態でパイプに巻きつけ、次いて加熱し
て樹脂を流動させるようにずろこともてきる。 ガラスｍ　ＩＩは、複数のスプールから引出し、パイプ
に巻きつける際に平行に整列させろようにしてもよく、
あるいは、ガラス繊維を予め整列させて横断フィラメン
トによって保持してマットを形成し、そのガラスｍ維マ
ットをパイプに巻きつけるようにしてもよい。 樹脂質マトリックス内に封入したガラス繊維のバンドを
パイプの周りに適当な厚さにまで巻きつけた後、マトリ
ックスを硬化させ、硬化した流体不透過性、耐蝕性、エ
ネルギー吸収性の軽量部材を形成する。この硬化操作は
、加熱、紫外線放射、触媒などの適当な手段によって行
う。パイプが、例えば耐蝕性を与えるための融着エポキ
シを被覆される場合のように、加熱を必要とずろ工程で
先に処理される場合は、その工程の直後にガラス繊維お
よび樹脂質マトリックスをパイプに巻きつけ、先の工程
の残留熱を利用１７て樹脂質マトリックスを硬化させ、
それによってマトリックスを硬化させるための追加の工
程を必要としないようにすることができる。 本発明は、また、マンドレル上に樹脂７トリツクス内に
封入したガラス繊維バンドを巻きつけて硬化させた後、
マンドレルから取外し、そのガラス繊維バンドを好都合
な時および場所でパイプに滑り嵌合させるようにするこ
と、即ち、き製函止部祠をパイプとは別個に形成すると
とも企図している。本発明のき引明止部材は、非常に軽
量であり、直径側フィートものき引明止部材ても１人で
持上げ、取付けることがてきる。き引明止部材をパイプ
に固定するための特別の手段は不要であり、必要なのけ
、単に、き引明止部材がパイプに沿って動くのを防止す
るための何らかの手段を設けること、例えばき引明止部
材とパイプとの間の空間をフＡ−ムプラスチックのよう
なフオーム材て充填することである。このようなフオー
ム材は、パイプとき引明止部材との間の隙間腐蝕を防止
する。 ガラスｆＭ　１１の強度と、樹脂のエネルギー吸収能力
とにより、本発明のきＱ防止部材は、それが被っている
パイプの部分を外部衝撃から防護するとともに、パイプ
が破断したとき該き引明止部材の部分のパイプの破砕を
防止または抑制する。 以下に添付図を参照して本発明の詳細な説明ずろ。 実施例の説明 第１図から分かるように、本発明によるき引明止部材１
０は、回転マンドレル１４に取付けられた裸バイブ１２
のような物体の周りに巻きつけろ。 第１図には例としてパイプが示されているが、き引明止
部材は、伝播性の延性破壊即ち伝線き裂を生じるおそれ
のある圧縮ガスポン埒、風車タービンのブレードまたは
その他の物体に巻装することもできる。 このき引明止部材は、各々、例えばガラス繊維のような
表敬の連続した、一方向の、軽量、高強度の、不導電性
、非金属無機ｔａ維を有する複数のロービング１６で形
成したバンドから成る。ここではガラスｍ維を用いた場
合について説明ずろが、ケブラー（登録商標）などのよ
うな、高い引張強さを有する他の同様な繊維を用いるこ
とができる。 これらのロービング１６は、巻糸軸架２０内に収納され
た複数のスプール１８から引出し、収集器２２および整
列＠２４を通して送給し、エポキシ、アスファルトエナ
メル、コールタールエナメルまｔこはポリエチレンのよ
うな樹脂２７の浴２６を通して引出１ノ、ロービング１
６に樹脂２７を含浸させる。ロービング１６は、浴２６
からロービング巻付は器２８へ通ず。巻付は器２８は、
回転マンドレル１４に平行に配置したバー３０上に移動
自在に取（−Ｊけてあり、ロービングから余剰樹脂を掻
き落す装置を備えている。、巻付は器２８は、所定の範
１ＩＴＩ　内でパー３０に沿って往復動させる乙とがで
き、パイプ１２−を二に所望の幅のｔｉ維バンドを巻付
けることができる。適当な厚みを有するバンド即ちき引
明止部材１０が得られるまで、樹胞内に封入さオ］た連
続繊維の追加の層をパイプ１２に巻きつけろことができ
ろ。 パイプ】２にき引明止部材１０を巻装するための図示の
装置は、単に例として示したものであり、ロービング１
６の形のガラス繊維を樹脂なしてパイプ１２に巻きつけ
、パイプ１２に巻装されｔニガラス繊維巻きにコーチン
グローラ、スプレーノズルまた（ま他の適当な装置によ
って樹Ｈｎ２７を塗布するようにずろこともできるが、
ロービング１６を対象物体に巻きつける前にロービング
に樹脂２７を適用しておくことは、樹脂２７の粘着性に
よりロービング１６を対象物体に接着させ、それによっ
て繊維の巻っけの開始を容易にするという利点がある。 いずれにしても、き引明止部材１０が、樹脂２７のマト
リックス内に封入された連続的な一方向繊維によって構
成され、対象物体に対し連続した途切れのないボンド（
接合）を形成し、それによって物体とき引明止部材の間
に腐蝕を起１ような塵埃や水分が侵入する隙間を残さな
いようにするのに十分な景の樹脂を適用する。 き引明止部材１０は、第１図に示された回転マント１／
ル１４に取付けられたパイプ１２の他に、他の機械によ
って静止しｔこ物体に巻きつけろこともでき、手操作に
よって回転する物体または静止した物体に巻きつけるこ
ともできろ。ある種の機械は、き引明止部材１０を工場
ででも、現場でても巻きつけるのに適している。き引明
止部材が対象物体に巻きつけられたならば、樹脂２７を
加熱、紫外線放射、触媒または他の適当な手段によって
硬化させ、流体不透過性、耐蝕性、エネルギー吸収性の
、軽い部材を形成ずろ。 ガラス繊維に予め樹脂２７を含浸させておき、乾燥しｔ
：状態てパイプ１２に巻きつけるよう（こして７．よい
。樹ｌｌ１Ｖ２７を予備含浸させたガラス繊維をパイプ
に巻きつけたならば、ガラスｍ　１１を加熱して樹脂２
７を流動させ、樹脂マトリックス内に封入されたガラス
繊維の単一体を形成する。更に熱を加えれば、先に述べ
た他の硬化方法の場合と同様に樹脂を硬化させろ。 本発明に従ってパイプを処理するに先立って、パイプを
サンドブラストまたはグリッドブラストにより、あるい
は機械的な削り落しおよびワイヤブラシによって浄化し
、パイプの表面からカ１、グリス、塵、水分、非接着性
の圧延皮膜などを除去１、でおくことが好ましい。第２
図は、き製函止部＄４１０がパイプ１２に接合されｔ−
ところを示ずつ第２図のパイプ１２は裸パイプであるが
、き製函１Ｆ１部利］０は、例えば耐蝕コーチングを有
するパイプのような被覆バイブに適用するとともできる
。 例えば、本出噸大の米国特許願第３１２．９５８号に開
示されているようにパイプの下塗りされた外表面にコー
ルタールエナメル、アスファルトエナメルのような熱い
、比較的粘性の物質を被覆しておくこともできる。ある
いは、パイプの予め加熱された外表面に静電法などによ
って流動状のエポキシ粉末を吹付けろことによって被覆
しておくこともてきる。更にはまた、押出ポリエチレン
のコーチングをパイプの外表面に慣用のａ様で被覆ずろ
こともできる。 第３図は、き引明止部材１０′を被覆パイプ１２′の周
りに一部巻きつけたところを示す。このき引明止部材ｊ
Ｏ′の連続ガラスｌａ！ｍｌよ、複数のロービング１６
′の形とし、それらのロービングを横断フィラメント３
２によって結合してマット３４の形としである。このマ
ット３４を、それに樹脂２７を含浸させてパイプ１２′
の周吟に巻きつけろ。ここに例示したマット以外の形態
のマットを用いることもできる。 本発明によるき引明止部材を第３図に示される実施例に
おけるように、被覆パイプに適用する場合で、そのパイ
プへの被覆工程にパイプを加熱操作が伴う場、ｆＴは、
その被覆工程の直後にき引明止部材１０′をパイプに巻
きつけ、パイプ被覆工程の残留ｆ為を利用してき製函１
１一部材の樹脂７トリツクスを硬化させ、それによって
樹脂マトリックスを硬化させるｔ−めの別途の操作を必
要としないようにすることができろ。 第４図に示されるように、パイプ１２′に＃４腐蝕保護
を付与するためにアスファルトまたはその他の耐蝕物質
で処理しｔ：紙、布またはその他のキイ料の包被材３５
を予めらせん状に巻装されているパイプ１２″にき製函
１１：部材］０を巻きつけることもてきる。包被材３５
は、接着材を被覆したポリエずレンまたはポリプロピレ
ンのテープであってもよい。第４図には、第１〜２図の
き製函止部月１０を包被材３５の」−に巻装したところ
が示されているが、樹脂含浸マット３４によって形成さ
れた第３図のき引明止部材１０’または以下に述へる本
発明の他の実施形態のき引明止部材を用いることもでき
る。 き引明止部材は、通常、き裂の伝播を停止させろことが
てさる幅および厚さにまで巻きつけ、パイプラインに沿
って所定の間隔をおいて配設する。 例えば、パイプラインの１パイプ分節当り１つのき引明
止部材１０を設けることができる。大抵の場合、本発明
のき引明止部材は、伝播するき裂を停止させろ（こけ、
パイプの径より狭い幅のものでよく、パイプの肉厚より
薄い厚さのもので十分であることが判明している。パイ
プの直径の約２７３の幅を有し、パイプの肉厚の６０％
に相当する厚みを有するき引明止部材のバンドをパイプ
に巻装しておけば、き裂を停止されることができろこと
が判明している。 このき引明止部材は、また、樹脂マトリックスに封入し
たガラス繊維の１つのバンドだけてはき裂を停止させる
のに十分ではないが、一連のそのようなバンドを設け、
それらが合わさって、き裂の伝播を遅らＭ１停止させろ
ような形で適用するとともできる。例えば、第５図に示
されるよう（ζ、慴脂マトリックスに封入したガラス繊
維の連続しｊ二つる巻バンド３６をパイプ１２の全長（
こ亘って各パイプ分節１２１１．１２ｂ、１２ｃ、　　
　・・の１７ｔ＋の継手３８　（通常、溶接部）を横切
って巻回することができる。このつる巻きは、その隣接
する巻きと巻きの間に空間ができるようなピッチとする
。あるいは別法として、第６図に示されろように、き裂
の伝播を遅らゼ、停止させろために複数の小バンド４０
を小さな間隔てパイプ１２に巻装する乙ともてきる。 更に別の実施例として、第７図に示されろ」うに例えば
パイプ分節＋２ｈ、１２ｄ　　　・のよう（ζ１つ置き
のパイプ分節節ま、ｉ二１．を幾つか置きのパイプ分節
に、樹脂７トリツクスに封入した連続ガラスｔａ紺を巻
装してパイプ分節の全長に亘って延長するき引明止部材
４２を形成するようにする乙ともでさろつもちろ／し、
この構成では、１つのき引明止部材でき裂を防止よるの
に十分てあり、き製函１ト処理は、総パイプ分節数の１
７２まｔ：はそれ以下のパイプ分節に施せばよい。 通常、本発明のき引明止部材の巻きは、長方形の断面形
状とするが、長方形以外の形状とずろこともできる。例
えば、第８図に示されるように、き引明止部材４４の両
側縁４５をｆＲ切してもよい。 第９図に示される実施例では、き引明止部材４６の中央
部を厚くし、両側縁４７をテーパさせて円弧状の断面形
状としている。第８および９図ではき引明止部材４４お
よび４６の断面にガラス繊維が点々で表わされているが
、実際には、好ましくは直径０．０２５４ｍｍの何千木
ものガラスｍ維が一方向に平行に配列されている。本発
明によるき製函市部材は、はとんど張力をかけろことな
く、ガラス繊維をきち／しと巻きつけるのに必要なだけ
の張力で巻回させる。従って、乙のき引明止部材は、そ
れが巻きつけられたパイプに大きな応力を伝えることが
なく、従って、パイプに、特にき引明止部材の側縁に沿
って応力集中を惹起することがない。 第８および９図の実施例のき引明止部材は、その両側縁
とパイプ１２との間の応力を特に小さくし、それによっ
てき引明止部材がその両側縁においてパイプに応力集中
を惹起、する可能性を排除する。 本発明のき４防止部材は、現場でパイプに巻装ずろこと
がてきるのて、第１０図に符号１０て示される」うにパ
イプ１２にそれらのパイプ分節１２＋＋、１２ｂ、＋２
ｃ　　　　の間の継手３８を直接被うＪうにして装着す
ることができ、それによってき製函止機能と同時に、通
常は別途の防護手段を必要とする継手３８を防護する機
能をも果す。 第１０図に（よ第１〜２図のき４防止部材ＪＯが継手３
８を被うように装着されたものとして示されている。マ
ット３４を用いｔ：第３図のき４防止部材１０′の」：
うな本発明の他の実施例のものも、継手３８を被うよう
にして装着することがてきろ。 第１１図は、分離自在のき４防止部材４８を装置　Ｉ、
　ｔ：パイプ１２の横断面を示す。き４防止部材４８は
、上述した他の実施例のものと同じ材料で形成されるが
、例えば回転マンドレル上に巻装して硬化させ、マンド
レルから取外すことによって、被処理物体（パイプ）と
は別個に形成する。ガラス繊維と樹脂は非常に軽いので
、直径何フィー１−ものパイプのためのき４防止部材で
あっても、１人で持上げ、パイプに取付けることができ
るほど軽い。き４防止部材４８は、パイプ１２に滑り嵌
合させてパイプに固定し、パイプの長手に沿ってｔｌ！
Ｊ　！ＰＩＪ　Ｌないようにする。このき４防止部材４
８をパイプ上の所定位置に保持するための好適な１つの
手段は、パイプ１２とき４防止部材４８との間の空間に
、例えばプラスチックフオームのようなフオーム埴＠５
０を充填する乙とである。′７号−ム填材５０は、き４
防止部材４８をパイプ１２に接合ずろばかりでなく、部
材４８とパイプ１２との間の空間を充填し、塵および水
分の侵入を防止し、それによって隙間腐蝕を防止する。 以上の説明から明らかなように、本発明は、伝播ずろ延
性破壊即ち伝線き裂／を防止する上で顕著な利点をもた
らず。本発明は、その精神および範囲から逸脱すること
なく、いろいろな変型が可能であることは、当業者には
明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図はパイプに巻装するところを示す本発明のき４防
止部材の透視図、伍２図は裸パイプに装着された第１図
のき４防止部材の立面図、第３図は被覆パイプに装着さ
れた変型実施例のき４防止部材の立面図、第４図は耐蝕
包被材を被覆されたパイプに巻装した第１図のき４防止
部材の立面図、第５〜１０図は、それぞれ本発明の変型
実施例によるき製函止部オイの立面図、第１１図は本発
明に従ってパイプと（ま別途に形成され、パイプに装着
されたき４防止部材およびパイプの横断面図てある。 図中、］０．１０’　、４２．４４．４６．４Ｂはき４
防止部材、１２．１２’　、１２’はパイプ、１４はマ
ンドレル、１６はロービング、３２はフィラメント、３
４はマット、３６はつる巻バンド、５０はフオーム埴キ
イ。 手続補正書（方式） 昭和５９年２月ら日 特πト庁長官　若杉和夫殿 １１１（件の表示 昭和５Ｂ年　持　許　願　第１．７８３８１号２　発明
の名称 延性破壊の伝播を防止）るための装置および方法３？１
ｌ１１１：をする者 ワ（件との関係　　特許出願人 ノーマン・シー　°ファウツー ４化工１７人 （発送日　昭和５９年１月３１日） ６　袖１１−の対象 （１）委　　任　　状 （２）図　　面（浄書、内容（ご変更なし）７　補正の
内容 別紙の通り

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）物体に発生し、一定の方向に伝播する延性破壊を防
   止するためのき裂防止部材において、前記方向に対して
   垂直方向に向けられ、樹脂マトリ・ソクス内に封入され
   た連続的な、引張強さの高い、非金属ｍ維によって形成
   され、前記物体を囲繞して該物体に係合するバンドから
   成るき裂防止部材。 ２）物体に発生し、一定の方向に伝播する延性破壊を防
   止する方法において、 樹脂マトリックス内に封入させた連続的な、引張強さの
   高い、非命Ｉｎ繊維のバンドを前記方向に対して垂直な
   方向に前記物体の周りに巻きつけ、該憫脂マトリウクス
   を硬化させろことから成る方法。 ３）物体に発生し、一定の方向に伝播する延性破壊を防
   止する方法において、 樹脂マトリックス内に封入させた連続的な、引張強さの
   高い、非金属繊維のバンドをマンドレルの周りに巻きつ
   け、該樹脂マトリックスを硬化させて、硬化バンドを形
   成し、該硬化しｔ：バンドをマンドレルから取外し、該
   バンドをその繊組が前記方向に対して垂直となるように
   前記物体に装着して固定することから成る方法。