JPS5910877B2 - 裏当て部材付インナ−クランパ装置 - Google Patents

裏当て部材付インナ−クランパ装置

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JPS5910877B2
JPS5910877B2 JP1328980A JP1328980A JPS5910877B2 JP S5910877 B2 JPS5910877 B2 JP S5910877B2 JP 1328980 A JP1328980 A JP 1328980A JP 1328980 A JP1328980 A JP 1328980A JP S5910877 B2 JPS5910877 B2 JP S5910877B2
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寛治 中野
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、裏当て部材付インナークランパ装置に係り、
さらに詳述すると、鋼管を外面から突合せ溶接する場合
に使用される継手部の開先合せ用および溶接中の裏波ビ
ード形成用の裏当て部材付インナークランパ装置に関す
る。
従来より、パイプライン等の敷設に際し、鋼管相互の開
口部をつき合せて溶接する場合には、その芯出し作業は
もとより、当該つき合せ部分の裏面における裏波ビード
の形成および突抜け防止のための裏当て作業には、多く
の時間と労力を要していた。
このため、かかる溶接作業においては、その自動化が著
しく遅れていた。而して、昨今にj0おいては、例えば
実公昭49−37927号および特公昭52−2290
5号公報にみられるように、鋼管の開口部相互間を内側
から比較的容易に係止し、これによつて被溶接部を予め
固定することのできる所謂インナークランパ装置が開発
され15ている。この従来例の内、実公昭49−379
27号記載の考案は、複数の裏当てヘッドをスプリング
の作用によつて常に機械芯から離間する方向に付勢する
とともに、当該裏当てヘッドを近接装備した20クラン
プヘッドによつて係止してその動作の一体性を確保する
という構成を採つているため、前記裏当てヘッドの外周
方向への押圧力は総て前記スプリングの圧縮力に依存し
ている。
しかしながら、インナークランパ装置の裏当てヘッドは
、使用時25においては常に高温の裏波ビードを繰り返
えして支承する状態下にある。このため前記スプリング
は、間断なく焼鈍される状態となり、従つて経時的にス
プリング機能が劣化して裏当てヘッドとして機能しなく
なり、その結果は溶接部の溶接時に30おける突抜け若
しくは溶接不良という結果を招来するという本質的欠点
が常に存在している。また、前記した特公昭52−22
905号公報記載の発明は、被接合部の一方の鋼管を、
まずクランプ用拡張部材で固定し、しかるのち裏当て用
35拡張部材を作動して被溶接部を裏当てするという構
成を採り、同時に、この裏当て用拡張部材に、他方の鋼
管をクランプするためのクランプ用部材を一体的に装備
し、さらに該クランプ用部材を装備した裏当て用拡張部
材全体を一つおきの二組に分け、それぞれ同心軸上に装
備された二個のハブで各組毎にこれを係止し、一方のハ
ブを押圧すると一方の組の複数の裏当て用拡張部材がク
ランクアームを介して外周方向に突出し、その後他方の
ハプを押圧すると他方の組の複数の裏当て用拡張部材が
同様にクランクアームを介して外周方向に突出し、これ
によつて、全体的には、前記他方の鋼管と一方の鋼管と
を同時に支持するとともに、裏当て用拡張部材を当該鋼
管接合部の内側周囲に配置することができるようになつ
ている。
しかしながら、この従来技術においては、前記二個のハ
ブを各々独立した流体圧シリンダで別々に作動させるよ
うに構成されているほか、さらに前記クランプ用拡張部
材を作動させるには、更に別に専用の流体圧シリンダが
必要とされる。このため、流体圧シリンダは最低三個は
必要となる。従つて、この従来技術では、インナークラ
ンパ装置自体が複雑となるばかりでなく、その制御用の
流体回路が異常に複雑となり、従つて、故障率が高くな
り、また、部品の加工および組立てに多くの時間と労力
を要するという不都合が常に存在していた。本発明の目
的は、上記従来技術の有する欠点を改善し、構造が簡単
で各構成部品の加工に高精度が要求されず且つ組立てが
容易となり、同時に耐久性の向上を図るとともに、軽量
化されて溶接作業の向上を図ることのできる裏当て部材
付インナークランパ装置を提供することにある。本発明
は、ハウジング外周上に突出配置された鋼管係止用の複
数のプランジヤヘツド部と、この各プランジヤヘツド部
をプランジヤおよびクランクアームを介して押し出し若
しくは引込み駆動する流体圧シリンダのピストンロツド
と、前記プランジヤヘツド部に近接して前記ハウジング
外周に突出し且つ連続して交互に隣接配置された複数個
から成る二種類の裏当て部材とを有する裏当て部材付イ
ンナークランパ装置において、前記二種類の裏当て部材
をそれぞれプランジヤおよびクランクアームを介して円
盤状ハブにより略等間隔に軸支するとともに、この円盤
状ハブを前記ピストンロツドに固着し、さらに、前記二
種類の裏当て部材の各隣接面の内、一方を扇状に、又他
方を逆扇状に、それぞれ形成するとともに、この他方の
各逆扇状裏当て部材に連結された前記各クランクアーム
に、動力遅延伝達機構を設け、これによつて前記目的を
達成しようとするものである。
以下、本発明の一実施例を図面に従つて説明する。
第1図において、1はハウジングを示す。
このハウジング1は、ハウジングケース2,3と、環状
に形成されたハウジング胴体4とにより構成されている
。前記ハウジングケース2,3は、ハウジング胴体4を
介して相互に一体的に対向連結され、その左右方向の外
端部には、それぞれピストン5A,6Aを収納した流体
圧シリンダ5,6が各々個別的に装着されている。この
流体圧シリンダ5,6には、本実施例においては図示し
ない空圧制御装置に制御されて所定の圧縮空気が送り込
まれ、前記ピストン5A,6Aが必要に応じてそれぞれ
左右へ移送されるようになつている。前記ピストン5A
,6Aの各々には、同図に示すようにピストンロツド7
,8が、それぞれ前記ハウジングケース2,3を貫通し
且つ該ハウジングケース2,3に支承されて前記ハウジ
ング1内に延設装備されている。これらのピストンロツ
ド7,8の内、ピストンロツド7は、前記ハウジング1
内において7A,7B,7Cの三段にわたつて順次細く
形成され、その先端部7Cは、前記他方のピストンロツ
ド8内に形成された有底穴8A内に摺動可能に挿入され
、該ピストンロツド8を介して前記ハウジング3に支持
されている。前記ピストンロツド8の前記ハウジング1
内に突出した部分にはハブ係止用の段部8Cが形成され
、この段部8Cに、一定の厚さを有する円板状の第1の
ハブ10が固着されている。
この第1のハブ10の周囲には、第3図にも示すように
その複数個所(第3図においては12個所)に略等間隔
に切除溝10A,10A,・・・が設けられ、この各切
除溝10Aにクランクアーム11の一端部が、前記第1
のハプ10に直交する方向に、回動可能に軸支されてい
る。これらの各クランクアーム11.の他端部は、当該
各クランクアーム11に対応して前記ハウジング胴体4
の周囲12個所に装備されたプランジヤ12,12,・
・・に軸支されている。ここで、前記ブランジヤ12,
12,・・・およびその周辺機構について更に詳細に説
明する。まず、当該プランジヤ12,12,・・・は、
前述したように、ハウジング胴体4の第1図における右
端部周囲に略等間隔に形成された摺動貫孔13,13,
・・・に、摺動可能に装備されている。これらの各プラ
ンジヤ12の外端部には、プランジヤヘツド部14,1
4,・・・が各々固着装備されている。これらの各プラ
ンジヤヘツド部14は、第3図に示すように、円周方向
に沿つて幾分細長く形成されたヘツド本体14Aと、こ
のヘツド本体14Aの長手方向に沿つて所定距離隔てて
軸支されるとともに外周に向けて一部突出した一対の押
圧ローラ14B,14Cとにより構成され、前記ヘツド
本体14Aがその中央部でプランジヤ12にねじ止めさ
れることにより、当該プランジヤ12に一体化されてい
る。このように、前述した流体圧シリンダ6と、ピスト
ン6Aと、ピストンロツド8と、第1のハブ10と、複
数のクランクアーム11と、このクランクアーム11の
外端部に各々軸支されたプランジヤ12と、このプラン
ジヤ12の各外端部に固着されたプランジヤヘツド部1
4とにより、第1図の上下部分に仮想線で示した一方の
鋼管Aを、その内側から係止するための第1の拡張係止
機構K1が形成されている。
この結果、空圧制御により前記ピストン6Aが第1図の
左方へ移送されると、これと一体化されたピストンロツ
ド8と第1のハプ10とが同図の左方へ移送される。そ
して当該第1のハブ10およびピストンロツド8の機械
芯に沿つた直線運動が、クランクアーム11の起伏動作
により前記プランジヤ12の外周方向への運動すなわち
機械芯から離間する方向への直線運動に変換され、これ
によつて前述したように、一方の鋼管Aの開端部を内側
から係止することができるようになつている。一方、前
記ピストンロツド7の段部7Aには、前記第1のハブ1
0と略同一形状の第2のノヅ20が固着装備されている
この第2のハブ20の周囲に等間隔に形成された切除溝
20A,20A,・・・に、クランクアーム21,21
,・・・の一端部が、前記第2のハブ20に直交する方
向への回動を許容されて軸支されている。そして、これ
ら各クランクアーム21の他端部は、前述した第1の拡
張係止機構K1におけるプランジヤ12と同様に、前記
ハウジング胴体4の第1図における左端部周囲に装備さ
れたプランジヤ22,22,・・・によつて軸支されて
いる。これらの各ブランジヤ22の外端には、前述した
第1の拡張係止機構K1と同様のブランジヤヘツド部2
4が固着装備されている。このように形成された第2の
拡張係止機構K2においても、前述した第1の拡張係止
機構K1同様に、空圧に付勢されてピストン5Aとピス
トンロツド7と第2のハブ20とが第1図の右方へ移送
されると、クランクアーム21を介して前記プランジヤ
22が外周方向すなわち機械芯から離間する方向への直
線運動に変換されて押し出されるように動作し、これに
よつて第1図の上下位置に示した被接合鋼管Bを、内側
周囲において強固に係止することができるようになつて
いる。前記第1の拡張係止機構K1と第2の拡張係止機
構K2との間には、第1図に開示されているように裏当
て機構URが装備されている。この裏当て機構URは、
前記ピストンロツド7の段部7B部分に固着装備された
第3のハブ30と、この第3のハプ30の周囲に略等間
隔に且つ一つおきに軸支された二種類のクランクアーム
31A,31A,・・・,31B,31B,・・・と、
これらの各クランクアーム31A,31Bの各外端部に
連結されたプランジヤ32と、この各プランジヤ32の
外端に固装された逆扇状裏当て部材34Aもしくは扇状
裏当て部材34Bとにより構成されている。これを更に
詳述すると、前記第3のハブ30は、前述した第2のハ
ブ20と略同等の形状を有し、その周囲複数個所(本実
施例では12個所)に略等間隔に、比較的深く切り込ま
れた切除溝30Aを有している。この第3のハブ30に
形成された切除溝30Aの各々には、一つおきに前記一
方のクランクアーム31Aおよび前記他方のクランクア
ーム31Bの各端部が軸支されており、それぞれ機械芯
から離間する方向に起伏動作可能に配設されている。前
記裏当て機構URのプランジヤ32,32,・・・の各
々は、前述した各拡張係止機構Kl,K2の各ブランジ
ヤ12,22と同様に、前記ハウジング胴体4の外周中
央部に沿つて複数個所に略等間隔に形成された摺動貫孔
33に、摺動可能に挿入されている。
そして、当該各プランジヤ32の機械芯側端部には、前
記各クランクアーム31A,31Bの外端部が回動自在
に連結されている。これによつて、前記各クランクアー
ム31A,31Bの起伏動作力z、各プランジヤ32の
直線運動へと変換されるようになつている。さらに、前
記各プランジヤ32の外端には、裏当て固定板35を介
して裏当て部材34A,34Bが交互に固着装備されて
いる。
すなわち、第4図に示すように、前記クランクアーム3
1A,31A,・・・に連結されたプランジヤ32には
、逆扇状裏当て部材34Aが、第5図に示すように裏当
て固定板35を介して固着装備されており、また、前記
クランクアーム31B,31B,・・・に連結されたプ
ランジャ32には、扇状裏当て部材34Bが、第6図な
いし第7図に示すように裏当て固定板あを介して固着装
備されている。前記逆扇状裏当て部材34Aは、第5図
でも明らかのように、その外端面40が円弧状に形成さ
れ、その長手方向の両下端の角部がテーパ面41を形成
している。また前記他方の扇状裏当て部材34Bは、第
6図でも明らかのように、その外端面50が前記逆扇状
裏当て部材34Aの円弧と同一曲率の円弧面を形成して
おり、その長手方向の両上端の角部が逆テーパ面51を
形成している。そして、これらの各裏当て部材34A,
34Bは、それぞれが前述した第4図の如く配設されて
各プランジヤ32に固着装備された場合において、前記
プランジヤ32の全体が所定距離だけ外周に向つて押し
出されると、前記各裏当て部材34A,34Bの外端の
円弧面が共通の円C上に設定されるようになつており、
同時に、かかる状態にあつて、前記各裏当て部材34A
,34Bのテーパ面41と逆テーパ面51とが、それぞ
れ摺接された状態に構成されている。さらに、前記各裏
当て部材34A,34Bの外端の円弧面には、その中央
部に、凹部42,52が形成され、溶接個所の裏波ビー
ドを整然と均一に形成し、これによつて不良溶接を防止
することができるようになつている。前記クランクアー
ム31A,31Bの内、扇状裏当て部材34Bを連結し
ているクランクアーム31Bは、その第3ハブ30に軸
支されている部分が長穴60となつている。
このため、前記第3のハブ30が例えば第2図の状態か
ら同図の右方に移送されると、まずクランクアーム31
Aを介して一方のプランジヤ32が一つおきに外側に押
し出される。この間、他方のクランクアーム31Bは、
前記長穴60の作用により他方のプランジヤ32を何ら
押圧しない状態となつている。一方、前記クランクアー
ム31Aがプランジヤ32および逆扇状裏当て部材34
Aを一つおきに外周方向に押し出すと、この逆扇状裏当
て部材34Aのテーパ面41と前記扇状裏当て部材34
Bの逆テーパ面51との摩擦力により、当該扇状裏当て
部材34Bが僅かずつ前記逆扇状裏当て部材34Aとと
もに外周方向に押し出される。そして、第1図の状態に
近づくと前記長穴付クランクアーム31Bに第3ハブ3
0の押圧力が印加され、それまで被動されていた扇状裏
当て部材34Bがクランクアーム31Bによつて直接的
に外周方向へ押し出される状態となり、最終的には前記
各裏当て部材34A,34Bが円環状に連続して、隙間
のない裏当て状態が設定される。また、逆に、クランプ
解除時には、第1図の状態(クランプ状態)におけるハ
ブ30が第2図の状態に戻るが、この場合、まず、クラ
ンクアーム31Aを介して一方のプランジヤ32と該ブ
ランジヤ32に固着された逆扇状裏当て部材34Aが引
込みはじめる。
この際、他方の扇状裏当て部材34Bは、クランクアー
ム31Bの長穴60の作用により第1図の状態を保つ。
次に、前記ハブ30が第2図の状態に近づくに従い、こ
のハブ30によつて前記クランクアーム31Bの長穴6
0の機械芯側端部が係止され、当該クランクアーム31
Bも引込みはじめ、これによつてプランジヤ32に固着
された扇状裏当て部材34Bも引込みはじめ、第2図の
状態まで戻される。このように、前記クランクアーム3
1Bの長穴60は、動力遅延伝達機構としての機能を備
えている。次に、上記実施例の全体的動作について説明
する。
まず、鋼管AとBとの接合部の溶接に先立つて、上記イ
ンナークランパ装置が鋼管Aの開口端部に、第2図に示
す如く配置される。
この場合、第1ないし第2の拡張係止機構Kl,K2お
よび裏当て係止機構URは、第2図の状態となつている
。又第3図および第4図の断面図の下側部分も、この状
態を示したものである。次に、流体圧シリンダ6の右方
に圧縮空気が送り込まれ、これによつて前述した如く第
1の拡張係止機構K1が作動し、第3図の断面図の上側
部分に示したように、複数のプランジヤヘツド部14に
よつて鋼管Aの開口部周囲が内側から係止される。
このように鋼管Aが係止されると、これに続いて前記鋼
管Bが鋼管Aの開口部に配置され、その後直ちに前記流
体圧シリンダ5の左方に圧縮空気が送り込まれて、第2
の拡張係止機構K2が作動し、前記第1の拡張係止機構
K1と同様に機能して鋼管Bの開口部周囲を内側から係
止する。このような=連の動作によつて、鋼管A,Bの
溶接部は強固に係止されるが、この間、とくに前記第2
の拡張係止機構K2の動作過程において、裏当て機構U
Rも前述した如く作動し、第2拡張係止機構K2の拡張
動作の終了とともに裏当て部材34A,34Bを溶接部
周囲の内側に当接せしめ、以下、溶接部の溶接作業が終
了するまで第1図に示すような設定状態が維持される。
そして、溶接作業が終了すると、第1図左右両端部の流
体圧シリンダ5,6内の圧縮空気は外部操作によつて排
出され、第1ないし第2の拡張係止機構Kl,K2およ
び裏当て機構URは、前述したように第2図の状態に復
帰する。
そして、その後装置全体が次の溶接部分へ移送され同様
のことが繰返えされる。なお、上記実施例において、ク
ランクアーム31B,31B,・・・に形成されている
動力遅延伝達機構としての長穴60は、第3ハブ30と
の連結部分に設けた場合を例示したが、本発明は必ずし
もこれに限定されず、例えばプランジヤ32との連結部
に設けてもよい。
また、上記実施例は、第1および第2の各拡張係止機構
Kl,K2と、裏当て機構URとを別々に装備した場合
を例示したが、本発明は必ずしもこれに限定されず、例
えば前記裏当て機構URの裏当て部材34A,34Bを
、それぞれ隣接して装備された第2の拡張係止機構K2
のプランジヤヘツド部24に、一体的に装備するととも
に、当該各プランジヤヘツド部24の機械芯側に連結さ
れているクランクアーム21,21を前述した裏当て機
構URのクランクアーム31A,31Bと同等に形成し
てもよい。このようにすると、第1図に示すように、他
に独立して装備されている裏当て機構URの、プランジ
ヤ32,32からハブ30に至る一連の機構が不要とな
り、全体的構造は更に単純化され、従つて故障率も少な
くなり、又軽量化も尚一層促進されて溶接作業ノの能率
向上を図ることができるという利点が生じる。
以上のように、本発明によると、二つの鋼管の溶接部に
対する裏当て部材の拡張および引込み動作を、同時に併
設した鋼管係止用の流体圧シリンダによつて同時に行い
得るように構成するとともに、二種類の裏当て部材とそ
の動作を付勢する流体圧シリンダとの間に介装連結され
たクランクアームの内、一ー方の種類である逆扇状裏当
て部材の方に連結されたクランクアームに、動力遅延伝
達機構を設けたので、従来より機械的強度および耐久性
の大きい裏当て機構にあつては二種類の裏当て部材に対
応して二つの流体圧シリンダを必要としていたのに対し
、本発明では唯一の流体圧シリンダにより同等の機械的
強度および耐久性の大きい裏当て機構を得ることができ
、従つて、装置全体としては構造が簡単で軽量化され、
さらに動力遅延伝達機構を単に長穴で形成することがで
きるので、何ら部品の加工精度を要求されず、又組立作
業も非常に容易となり、さらに前述したように構造が簡
単で軽量化されているので、溶接作業の能率向上を図る
ことができるという従来にない優れた裏当て部材付イン
ナークランパ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る裏当て部材付インナークランパ装
置の実施例を示す二種類のクランクアーム部を含んだ断
面図、第2図は第1図の作動前の状態を示す断面図、第
3図は第1図の−線に沿つた断面図で下半分はその動作
前の状態を示すもの、第4図は第1図の−線に沿つた断
面図で下半分はその動作前の状態を示すもの、第5図は
第4図のV部分の説明用断面図、第6図は第4図の部分
を示す説明用断面図、第7図は第6図の−線に沿つた断
面図である。 1・・・・・・ハウジング、5,6・・・・・・流体圧
シリンダ、7,8・・・・・・ピストンロツド、11,
21・・・・・・クランクアーム、12,22・・・・
・・ブランジヤ、14,24・・・・・・プランジヤヘ
ツド部、30・・・・・・円盤状ハブ、31A,31B
・・・・・・裏当て部材用クランクアーム、32・・・
・・・裏当て部材用ブランジャ、34A,34B・・・
・・・裏当て部材、60・・・・・・動力遅延伝達機構
の主要部を成す長穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ハウジング外周上に突出配置された鋼管係止用の複
    数のプランジャヘッド部と、この各プランジャヘッド部
    をプランジャおよびクランクアームを介して押し出し若
    しくは引込み駆動する流体圧シリンダのピストンロッド
    と、前記プランジャヘッド部に近接して前記ハウジング
    外周に突出し且つ連続して交互に隣接配置された複数個
    からなる二種類の裏当て部材とを有する裏当て部材付イ
    ンナークランパ装置において、前記二種類の裏当て部材
    を、それぞれプランジャおよびクランクアームを介して
    円盤状ハブにより略等間隔に軸支するとともに、この円
    盤状ハブを前記ピストンロッドに固着し、さらに、前記
    二種類の裏当て部材の各隣接面の内、一方を扇状に、又
    他方を逆扇状に、それぞれ形成するとともに、この他方
    の各逆扇状裏当て部材に連結された前記各クランクアー
    ムに、動力遅延伝達機構を設けたことを特徴とする裏当
    て部材付インナークランパ装置。
JP1328980A 1980-02-06 1980-02-06 裏当て部材付インナ−クランパ装置 Expired JPS5910877B2 (ja)

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