JPS59102807A - 改質赤リン - Google Patents

改質赤リン

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JPS59102807A
JPS59102807A JP21281082A JP21281082A JPS59102807A JP S59102807 A JPS59102807 A JP S59102807A JP 21281082 A JP21281082 A JP 21281082A JP 21281082 A JP21281082 A JP 21281082A JP S59102807 A JPS59102807 A JP S59102807A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改質赤リンの製造方法に関する。更に詳述すれ
ば発火点が高く、ホスフィノの発生量が少なく、基材と
なる物質の物性を低下させない、特に難燃化剤として価
値ある改賢赤リンの製造方法に関する。
赤リンはリンの含有量が高く、少量の添加で効果的な難
燃性を発揮することはすでに知られている。しかも、赤
リンはハロゲン系難燃剤のように有母ガスの発生が少な
く、また固形物であるので樹脂に対しての物性変化を起
すことが少なく、単なる増量剤といった観点で添加する
ことができることから最近特に注目される難燃剤の−っ
である。
しかしながら、赤リンそのままを添加したのでは、赤リ
ンが水分と反応して加水分解をおこし゛、ホスフィンと
なって揮散してしまうことから赤リンの改質が望まれて
いた。
また、赤リンを樹脂に難燃剤として使用する場合は、こ
のホスフィンの発生を防止するばかりて力<、総括する
と下記に示す三つの条件を全て満足しなければならない
(1)  発火点が高いこと 取扱い及び貯蔵上の安定性または樹脂によっては、混練
時にか、なり温度が高い場合があるので、その面での安
全性が要求される。
(2)  ホスフィンの発生が少ないこと赤リンは水分
の存在により加水分解をおこし、一部がホスフィンとな
って飛散するもので、労働衛生上問題である。特に樹脂
に高温で添加する場合、このホスフィンの発生は著しい
(3)基材となる物質(特に合成樹脂)の物性を低下さ
せないこと 赤リンが酸化または加水分解されて生ずる酸性物質は合
成樹脂の物理的性質、電気的性質を劣化させる原因とな
る。特に樹脂が長い間冒温にさらされた場合などは著し
い。
従来、これらの条件を満すために赤リンの諸性質を改良
すべく種々のことが行々われてきた。
例えば、赤リンを水酸化アルミニウム、水酸化マダイ・
シウム等の無機質で処理する方法、並び(こパラフィン
、ワックス、カプロラクタム、熱硬化性樹脂着の有機質
で処理する方法等(アメリカ特許第2635953号、
特公昭45−37125号、特公昭49−16354号
)が行なわれた。
しかしいずれの方法も工業的に均一な被膜を形成しにく
いため発火点についてはある程度効果はでるが被覆量が
多いわりにはホスフィンの抑制には効果が少なく、又被
覆と赤リンが単に物理的に結合しているだけのため、機
械的、熱的強度が弱く剥離しやすい等の問題点がある。
また、特公昭53−38171号に熱可塑性ポリマーを
用いて従来の一般的なカプセル化方法で赤リンをカプセ
ル化する方法の記載があるが、これらについては被覆効
率が低く、赤リンとの一体化が不十分で、さらにカプセ
ル化処理に多量の有機溶剤養剤いるため工業的にコスト
Z安全衛生上の面から好ましくない。また例えば、不飽
和ポリエステル等の樹脂に用いられる際にはスチレン等
に対する耐薬品性に劣るなどいずれかの問題点を含んで
いる。
サラには水懸濁液中でフェノール−ホルマリン系、尿素
−ホルマリン系等の重縮合を行ない、熱硬化性樹脂で被
覆する方法(特公昭54−39200号)があるが、こ
の方法においては水懸濁液中では重縮合、硬化が完結し
に<<、乾燥処理の過程において重縮合を完結させるこ
ととなり、その際に粘着性の初期縮合物に起因すると考
えられる赤リン粒子間の凝集が起こりやすいといった問
題点がある。
そこで本発明者等は上記に鑑み、難燃剤として既述した
3つの条件を満足する改質赤リンの製造方法につき種々
検討した結果特定条件下で赤リンの粒子表面を架橋構造
を有するポリマーで被覆することにより上記条件が達成
されることを見出し本発明を完成した。
即ち本発明はpH2〜6の赤リンの水懸濁液に、メタク
リル酸低級アルキルモノマー、2・2′−アゾビス−(
2−アミジノプロパン)二塩酸塩及び架橋剤を加え共厘
合させることにより、赤リンの粒子表面を架橋構造を有
するポリマーで被覆することを特徴とする改實赤リンの
製造方法である。
本発明に用いる赤リンは製造後未処理のものは勿論、酸
化アルミニウム、酸化マグネシウム等で安定化した赤リ
ン又は黒リン等の黄リン以外のリン同素体の混合したも
のでも差支えなく、通常は粒度が01〜100μの範囲
に入るものが、得られた改質赤リンを樹脂に混入するの
に樹脂との混練性が良く好ましい。
かかる赤リンの水懸濁液濃度としては、水100東量部
に対して赤リン5〜80重量部程度懸濁させたものが作
業性が良好である。つまり上記濃度範囲の懸濁液が分散
性が良く赤リン粒子表面に均一にポリマー被覆すること
ができる。5重量部未満では目的物の歩留りが悪く経済
性に劣り、80重量部を越えるときには生成ポリマーが
バインダーとなり赤リン粒子の凝集が起こり易くなり好
ましくない。
次に本発明で用いるメタクリル酸低級アルキルモノマー
は重合開始剤である2・2′−アゾビス−(2−アミジ
ノプロパン〕二塩酸塩の存在下で後述する架橋剤と共重
合し架橋構造を有するポリマーを赤リン粒子表面上に形
成する化合物である。具体的にはメタクリル酸メチル、
メタクリル酢エテル、メククリル酸イソブチル、メタク
リルM−n令 一ブチル、メタクリル酸−t−ブチルなどのメタクリル
酸の低級アルキルエステルを挙げることができる。
メタクリル酸低級アルキルモノマーと同様のビニル糸上
ツマ−例えば塩化ビニル七ツマー1酢酸ビニル七ツマ−
、アクリル酸メチルモノマー、メタクリル酸モノマー、
アクリル酸モノマー等の使用も考えられるが−これらは
水中で適当な温度で重合を行なうには、沸点が低い、加
水分解をしやすい、水への溶解度が犬で赤リン粒子に対
する親和性(濡れ)効果に劣る、重合性に劣るなどのう
ちいずれかの問題点を含んでいる。従って上記欠点のな
いメタクリル酸低級アルキルモノマーが赤リンとの組合
せにおいて最適である。
しかし、本発明のメタクリル酸低級アルキルモノマーは
これを100%単独に用いることに限定されるものでは
なく、メタクリル酸低級アルキルモノマーの性状が支配
的、であるならば他のビニル糸上ツマ−例えばスチレン
等を一部共重合させて使用することも可能である。
かかるメタクリル酸低級アルキルモノマーの赤リンに対
する適度な添加量は赤リン100重量部に対し、05〜
100重量部である。添加量が05重量部未満であると
本発明の目的を達成するのに安定した効果が得られず、
また、100車量部を越えて多量に用いると水媒賀中に
おいての重合もかなり起こり、赤リン粒子表面に凝集沈
着しないポリマーが多量に生成したり、あるいは生成ポ
リマーがバインダーとなって赤リンを凝集させることが
あり好ましくない。このようにフリーのポリマーが混在
することは樹脂と混練する際に不必要に樹脂を汚染し、
又粒度が粗いことは樹脂・\の分散性を損うことにもな
る。
また、本発明の架橋剤は生成ポリマーを架橋溝、のとす
る1分子中に2個以上の2束結合を有する多官能性七ツ
マ−であり、例えば、ジメタクリル酸エチレン、ジメタ
クリル酸ジエチレングリコール、ジメタクリル酸トリエ
チレングリコール、ジメタクリル酸テトラエチレングリ
コール、ジメタクリルlvl、3−ブチレン、トリメタ
クリル酸トリメチロールプロパン等から選ばれた一種又
は二種以上のものが用いられる。
この架橋剤のメタクリル酸低級アルキルモノマーに対す
る適度な添加量はメタクリル酸低級アルキルモノマー1
00重量部に対して1〜20重量部である。添加量が1
重量部未満であると生成ポリマーは、耐薬品性の効果に
劣り、また20重量部を越えると生成ポリマーの収率が
低くなる。
尚、架橋構造を有する生成ポリマーは赤リン粒子表面上
に強固に被覆として固着し、有機溶剤例えばスチレン、
メチルエテルケトン等によって破壊したり、抽出された
りすることがないことで確認される。
重合開始剤である2・2′−アゾビス−(2−アミジノ
プロパン)二塩酸塩の添加量については、モノマー濃度
、重合温度、懸濁液のpH1重合時の雰囲気等の東金条
件と関係するが通常は水1tあたり、O,OOO1〜0
03モルの範囲で添加される0 本発明では以上の原料を用いて改質赤リンを製造するの
であるが、その際の実施態様につき述べれば所定量の赤
リンを水中に充分)し濁させpH2〜6の赤リンの水懸
液を調整し、これにメタクリル酸低級アルキルモノマー
、2・2′−アゾビス−(2−アミジノプロパン)二塩
酸塩及び架橋剤を加え共恵合させる。
ここて赤リン懸濁液のpHについては上記範囲内のpH
で車台反応が行なイつれると効率よく赤リンを被覆でき
る。例えば、赤リンとして水醒化マグイ・シウムで安定
化した赤リンを採用した場合の水懸濁液のようにpHが
6より商い条件で車台反応を行なうとポリマー収率も低
く赤リンと生成ポリマーの一体化が不完全となり、難燃
剤として要求される諸性質を十分に満足できるものは得
られないので、pH6より高いときには、塩酸、硫酸、
リン酸等の通常の鉱酸てpHを2〜6に調整して反応を
行なう。これに反して安定化していない未処理赤リンの
場合は亦リン粒子表面はやや酸化さ1’していることが
多く、その水懸濁液は上記pH晩囲内に入るのでそのま
ま重合反応に用いられる。
原料の務\加順序については赤リンの水懸濁液を攪拌し
ながら、架橋〆1jを溶解させたメタクリル酸低級アル
キルモノマーを添加し、赤リン粒子とモノマー液を充分
に接触させ、しかるのち、重合開始剤の2・2′−アゾ
ビス−(2−アミジノプロパン)二塩酸塩を添加し、重
合反応を行なうのが有利である。しかしながら、必ずし
も上記の順序で行なう必要はなく、例えば、赤リンの水
?@′濁液に2・2′−アゾビス−(2−アミジノプロ
パン)二塩酸塩を先に添加し、次にモノマーを添加し重
合反応を行なう方法、あるいは、水中でモノマーの重合
反応を先に始め、反応の途中で赤リンを添加し、赤リン
の被覆を行なう方法等も可能である。
いずれにせよ重合反応は好ましくは窒素ガスの如き不活
性ガス雰囲気下で30〜90°Cの加温下、1〜7時間
も重合させれば充分である。重合反応終了後は常法に従
い濾過、水洗を光分に行ない乾燥する。
かくして本発明゛によれば赤リンの粒子表面を架橋構造
を有するポリマーで強固に被覆することができ、後述す
る試験例からも明らかな如く、発火点が高く、ホスフィ
ンの発生が少なくかつ基材となる物質の物性を低下させ
々いという難燃剤として優れた改質赤リンが得られる。
以下、実施例、比較例及び試験例を挙げて本発明を具体
的に説明する、 実施例1 撹拌機、温度計、還流用冷却器そして窒素ガス群人管を
(ifii刊したカラス製の1000艷の反応容器に水
450m1と安定化していない未処理赤リン(平均粒度
18μ)5002を仕込み攪拌して均一に分散させた。
次に撹拌しながらメタクリル酸メチル957に架橋剤と
してジメタクリル酸トリエチレングリコール05グを溶
解させたモノマー液を添加し、赤リン粒子とモノマーの
接触を十分(こ行なった後、この懸濁液の温度を60〜
65℃に調整し、2・2′−アゾビス−(2−アミジノ
プロパン)二塩酸塩を0.05 i7 (1車量%水溶
液として5−)を冷加し窒素雰囲気中に2時間重合反応
させた。このときの懸濁液のpHは3てあった。
反応終了後、赤リン懸面液中にフリーのポリマーはほと
かど観察されなかった。
冷却後、この懸濁液を吸引濾過、水洗をよく行ない、そ
の濾滓を70〜80℃で4時間減圧乾燥し、ポリマーで
被覆された赤リン581ノが得られた。よって反応後の
赤リンの重量増加分よりポリマーの収率を計算すると8
1%となる。
実施例2 実施例1と同様な装置に水450献、あらかじめメタク
リル酸メチル95gに架橋剤としてトリメタクリル酸ト
リメチロールプロパン05gを溶解させた七ツマー液及
び2・2′−アゾビス−(2−アミジノプロパン)二塩
酸塩0.03 P (1重量%水溶液として3憾)を添
加し、塩酸でpH5,0にpH調整を行ない、窒素雰囲
気中60〜65℃で30分間車合を行なった。その後、
未処理赤す75002.2・2′−アゾビス−(2−ア
ミジノプロパン)二塩酸塩0.03 P (1重量%水
溶液として3−)を冷加し、さらに重合を2時間行ない
、す、下実施例1と同様な操作でポリマー被覆赤リン5
852を得た。ポリマーの収奪は85%である。
実施例3 実施例1と同様な装置及び操作で、水400m1、未処
理赤リン100.09、メタクリル酸メチル852、ス
チレン10gに架橋剤としてジメタクリル酸トリエチレ
ングリコール0.5gを溶解させたモツマー液、そして
2・2′−アゾビス−(2−アミジノプロパン)二塩酸
塩0.05 F (1重量%水溶液を5−)を順に仕込
み重合反応させ、ポリマー被覆赤すノ108.49を得
た。ポリマーの収率は84%である。
実施例4 実施例1と同様な装置及び操作で、水400―、未処理
赤リン200.09、メタクリル酸エチル97ノに架橋
剤としてジメタクリル酸1,3−ブチレン0.3gを溶
解させた七ツマー液、そして2・2′−アゾビス−(2
−アミジノプロパン)二塩酸塩0.109 (1車量%
水溶液を10艷)を順に仕込み重合反応させ、ポリマー
被覆赤リン208゜17を得た。ポリマーの収率は81
%である。
実施例5 実施例1と同様な装置及び操作で、水500−1未処理
赤リン4002、メタクリル酸エチル9.07にジメタ
クリル酸アトフエチレングリコール10グを溶解させた
七ツマー液、そして2・2′−アゾビス−(2−アミジ
ノプロパン)二塩酸塩o10 F! (1重量%水溶液
を10艷)を順に仕込み重合反応させ、ポリマー被榎赤
リン4769を得た。ポリマーの収率は76%である。
比較例1 実施例1と同様な装置及び操作で未処理赤リンを一般に
市販されている水酸化マグネシウムで安定化された赤リ
ンに置きかえて車台を行なった。
このときの懸濁液のpHは8てあった。反応終了後、赤
リン懸濁液中にフリーのポリマーの白濁がかなり観察さ
れ、赤リン粒子と生成ポリマーの一体化が十分になされ
ていなかった。濾滓を乾燥して565グの収量を得た。
従ってポリマーの収率を計算すると65Xとなる。
比較例2 実施例1と同様な装置及び操作で架橋剤を添加せずにメ
タクリル酸メチルモノマーを10.09添加し重合を行
なった。濾滓を乾燥して583グの収量を得た。従って
ポリマーの収率は83%となる0 実施例1で得られたもの及び比較例2で得られたものを
それぞれヌチレンに3時間& ?jtした後、乾燥する
と前者は外観上変化なかったのに対し、後者はポリマー
の被覆がくすれ、−塊となった。
同様に実施例1と比較例2で得られたものそれぞれ5.
0yをソックスレー抽出器にてメチルエテルケトンで8
時間抽出した。この結果、実施例1で得られたものは抽
出減量0092従って抽出できないポリマーは871%
、比較例2で得られたものは抽出減量0552、従って
抽出できないポリマーは225Xとなった。
試験イタリ 次に実施例について発火点及びホスフィン発生量を測定
し、比較例とともに第1表に示した。
2 発火点測定法 装置は外部を断熱材でおおった底面積200 crZ、
高さ25cmの円筒形の電気炉を用いた。底部中心より
約lQcmの位置に10−のルツボが保持できるように
なっている。
測定はルツボに37の赤リンを入れルツボの中心部に熱
電対を差し入れ33−C分の昇温速度で温度上昇をおこ
なう。ある所までくると温度が急激に上昇し発火が始ま
る。温度が急激に上昇する直前の温度を発火点とした。
本実施例及び比較例中の発火点は同様の測定を3回行な
いそれを平均したものである。1以下は( 四捨五入とした。
ホスフィン発生量の測定法 (1)25’Cのとき 試f4109を1000−のフラスコに入れ密閉し24
時間25“C±05の恒温槽中に放置した。
放置後フラスコ内の気体中のホスフィン濃度を定量し、
この数値を赤リン1g当たりのホスフィン発生量に換算
した。
+2+80℃のとき 試料10グをあらかじめs o ’c±0.5℃の油浴
に浸しである1000fniのフラスコに入れ密閉し3
0分間放置した。放置後フラスコ内の気体中のホスフィ
ン濃度を定量し、この数値を赤リン1g当たりのホスフ
ィン発生量に換算した。
13)150℃のとき 試料12をあらかじめ150℃±0.5℃の油浴に浸し
である1000−のフラスコに入れ密閉し30分間放置
した。放置後フラスコ内の気体中のホスフィン濃度を定
量し、この数値を赤リン15’当たりのホスフィン発生
量に換算した。
なお、値はそれぞれ3回の測定を行ない、それらの平均
値である。
以上のように本発明にもとづいて得られたポリマー被覆
赤リンは、発火点、ホスフィン発生量の試験結果の点か
らみても、使用上安定したポリマー被覆を持っているこ
とがわかる。
なお、本発明によるポリマー被覆赤リンは樹脂に添加し
た場合、難燃性が著しく同上し、また、樹脂の機械的特
性、電気的特性を低下させるようなことはなかった。
特許出願人  日本化学工業株式会社 代  理  人   豊   1)  善   雄31

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)pH2〜6の赤リンの水懸濁液に、メタクリル酸低
    級アルキルモノマー、2・2′−アゾビス−(2−アミ
    ジノプロパン)二塩酸塩及び架橋剤を加え共重合させる
    ことにより、赤リンの粒子表面を架橋構造を有するポリ
    マーで被覆することを特徴とする改質赤リンの製造方法
    。 2)赤リンの水懸濁液が水100重量部に対して赤リン
    5〜80重量部を懸濁させたものである特許請求の範囲
    第1項記載の改質赤リンの製造方法。 3)赤リンの粒度が01〜100μである特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載の改質赤リンの製造方法。 4)メタクリル酸低級アルキルモノマーを赤リン100
    重量部に対して05〜100重量部用いる特許請求の範
    囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の改質赤リンの
    製造方法。 5)架橋剤をメタクリル酸低級アルキルモノマー100
    重量部に対して1〜20重量部用いる特許請求の範囲第
    1項〜第4項のいずれか1項に記載の改質赤リンの製造
    方法。 6)架橋剤としてジメタクリル酸エチレン、ジメタクリ
    ル酸ジエチレングリコール、ジメタクリル酸トリエチレ
    ングリコール、ジメタクリル酸テトラエチレングリコー
    ル、ジメタクリル酸1.3−ブチレン、トリメタクリル
    酸トリメチロールプロパンのうちから選ばれた一種又は
    二種以上を用いる特許請求の範囲第1項〜第5項のいず
    れか1項に記載の改貿赤リンの製造方法。
JP21281082A 1982-12-06 1982-12-06 改質赤リン Granted JPS59102807A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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