JPS59101259A - 連続鋳造機用鋳型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、７“３曲型連続鋳造杉゛多、特に機高６ｍ
以下のローヘッド連続鋳造機における鋳型の改良に関す
る。

近年、連続門造機（以下、連鋳機と略称する）は、垂直
型、垂直曲げ型から湾曲型へと定着する趨勢にある、 従来の湾曲型連鋳機の湾曲鋳型は、鋳造時に、鋳片の上
面側および１面側（以下、それぞれＬ側およびＦ　１１
ＴＱと略称する）にそれぞれ接する鋳型内壁面の円弧半
径をそれぞり、　ｎも、几、とすると、鋳込み厚さｄと
の間に次の関係がある形状になっている。

ＲＦ　　−ＲＬ　＝　　ｄ　　・・・・・・・・・ｆｉ
ｌ上式の関係をもち、几Ｆ　、　ＲＬ　　が小さい、６
ｍ以下の低機高（ローヘッド）用の湾曲鋳型で溶鋼を連
続鋳造する場合には、Ｌ側とＦ　＠１１との鋳型壁面か
らの抜熱能の相異が、高梯高用の、ＲＦ　、　ｎＬが大
きい湾曲鋳型の場合に比べて、顕著であること、即ちＬ
側の抜熱能が甚しく低いこと、及び鋳片と鋳型内壁面と
の間の接触状襲が、Ｆ側に比べてＴ、側が不良であるこ
とを知った。そして、これらが原因になって発生する鋳
片表層の熱応力によって、表面割れが生じる等、鋳片の
品質劣化を招くこと、及び甚しい場合にはブレークアウ
トｉ生じることを知った。

鋳造過程で、鋳片が保有している顕熱を、ｎ造後に消失
してしまわずに、高温のままで鋳片を圧延工程へ供給し
、圧延のための加熱エネルギの節減或は省略を８Ｙる、
所謂連鋳−圧延直結プロセスが、近年指向されているが
、連続鋳造過程での鋳片の品質の劣化は、この連鋳−圧
延直結プロセスでは、問題が直接的に顕在化することに
なシ、連鋳−圧延直結プロセスの成否を左右することに
なる。

この発明は、低機高連続鋳造機による溶鋼の連続鋳造に
おける、上に述べた如き問題を解決することを目的とし
てなされたもので、その要旨は、湾曲型連続鋳造機用鋳
型において、鋳片上面側（５面）と接する鋳型内壁面の
円弧半径が、鋳片下面側（Ｆ面）と接する鋳片内壁面の
円弧半径から鋳片鋳込厚さを差引いた寸法未満の半径で
あることを特徴とする連続鋳造機用鋳型である。

以下に、この発明の詳細な説明する。

発明者等は、低機高連続鋳造機における湾曲鋳型の形状
について、多くの実験を伴なう研究を行なった結果、（
１）式で示される鋳型のＬ側内壁面の円弧半径（曲率半
径）　ＲＬよシも、円弧半径の小さなＬ側円弧半径を有
する湾曲鋳型を用いることが前記問題の解決に有効であ
ることを知見した。

第１図は、この発明の湾曲鋳型のＬ側、Ｆ側の鋳型片の
説明図である。

第１図において、線分ＡＯは、メニスカスを表ワシ、！
ＬＵ、Ｔ、　（１１１１鋳Ｗ　ａｉ？、・ｚ゛ハ、Ｆ　
１１１１　ｎ　型ｉ　−ｒ　６る。

第１図において、実線で示す、鋳型片内壁面のもので、
Ｌ側曲率半径ＦＬＬ％　Ｆ側曲率半径ＲＦの円の一部で
あり、この円弧半径ＲＬとＲＩＦ　　および鋳片鋳込厚
さｄとの間には、既に述べた（１）式の関係ＲＦ　　−
ＲＬ　＝　　ｄ　　がある。

今、角、４ＡＯＢの２等分線上に新たな曲率中心Ｅ全設
定し１点Ａと点Ｂｔ−通る半径Ｂ　Ｌ　／の円弧を考え
る。この場合、鋳造方向中央点における鋳型内壁面間の
絞り込み量ｒと、線分ＯＥの長さａ、曲率半径ＲＴ、、
’との関係は、実線で示した半径ＦＬＬの円弧ＡＢの長
さ２ｔとすると、次の＋２１　、　＋３１式で与えられ
る。

ｔｔ４．　　　　　α＋β ＲＬ　　　　　　　α＋β αは、鋳型の長さに関係する量で、βは、絞り込み量に
関係する量である。

絞り込み量ｒの決定は、鋳込む鍋種、鋳造温度、鋳造中
の鋳型内壁面と鋳片間の潤滑状態、鋳型材質、さらに円
弧半径ＲＬｌによるけれども、実験によれば−ｒ／ｌ＝
ｏ・３〜（）・５％程度に取るの力Ｉ好ましい。

上記の条件を満した円弧面をもつＬ側の鋳型片を具備し
ている本考案の湾曲鋳型は、Ｌ側内壁面の曲率半径が、
（１）式に示されるそれよシも小さく、そして鋳造条件
に対応した絞シ込み量ｒ　Ｋ　してあるので、本考案の
６曲鋳型を低機高の連鋳機に使用することにより、鋳型
内壁面と、鋳片との接触状態がＬ側で従来＠晋νよりも
密になシ、鋳型内壁面からの抜熱量が、Ｌ側とＦ側とで
均一化して、操栗上のトラブルを避けることができると
ともに凝固過程の厚さ方向における偏りを防止しでき、
延いては、鋳片の厚さ方向における偏りも生じることが
ない。かくして、前記の諸問題をすべて解決できる。

上記の例では、絞り込み量ｒを得るためのＬ側鋳型内壁
面の、よシ小さな曲率半径の曲面を、第１図におけるＡ
、Ｂ点を通る曲面としたけれども、絞り込み量ｒが最大
の点Ｇから、鋳造方向下流側へＦ伸鋳型内壁面と平行或
は漸増する曲率半径の円弧面としてもよい。かかる構成
とすることによシ、Ｌ側鋳型内壁面と鋳片間の接触状態
がよシ良好になυ、Ｌ側の抜熱能を向上せしめＦ側によ
り一層近づけることができる。

この発明によれば、Ｌ側の鋳型片の内面が以上に述べた
曲率半径、又は曲面であるから、低機高の湾曲型連続鋳
造機、就中６ｍ以下の低機高湾曲型連続鋳造機による溶
毎の連続鋳造において、Ｌ側、Ｆ側のｖＪ型内壁面から
の抜熱を均一ならしめることができ、これに依って、Ｌ
τ１１ｊ、Ｆ側の抜熱量の差異に起因する鋼材材質の不
均一が生じなくなる等の効果を奏することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の湾曲型鋳型のＬ側、Ｆ側部型片の
説明図である。 ■−・・鋳型のＬ細部型片、２・・・鋳型のＦ（Ｉｎ鋳
型片。 代理人　弁理士　　秋　沢　政　党 外２名 オ目図 特許庁長官　　殿 昭和５７年１１月３０日差出の特許願（１）２、発明の
名称 連続げ１ａ造機用釣型 ３、補正をする各 “１′１１牛との関［系　出　顧　人 １１：所（居所）　束基部千代田区大手町２丁目６査３
号氏名（名称）　（６１’＋５）　＠１日本馴鐵株式会
社４、代　理　人 居　所　東京都中央区１」本僑兜町１２番１号人洋ヒル
ｒ＋ｌｉ　、＋ｌ（６□７′７のＨ付昭和　　年　　月
　　日（発送）５°　１１・絶理１１１通う１１ ６、浦１１モにより増加する発明のＶｉｉニジ補　　正
　　の　　内　　容 １、　本願特許請求の範囲を下記の通り訂正する。 「（１）　　湾曲型連続鋳造機用鋳型ＶＣおいて、鋳片
上面側（Ｌ面）と接する鋳型内壁面の円弧半径−公−１
箔片下面側（２面）と接する鋳片内壁面の円弧半径から
鋳片鋳込厚さを差引いた寸法未満の半径とした湾曲部を
有することな特徴とする連続鋳造機用鋳型。」 ２　明細書ｊ・３頁矛ｌＯ行「・・・・・円弧半径が、
１片下」を「・・・・円弧半径を、鋳片下」と改める。 ３　同牙３員第１２行「・・・・半径であるこ」す「・
１−半径とした湾曲部な有するこ」と改める。 ４、間中３頁下かも２行目「さなＬ側円弧半径を・・・
りな「さなＬ側円弧半径の湾曲部ｍｌと改め麿５、　同
３１５頁下から５〜４行目「上記の・・・・本考案の湾
曲鋳型は、」を「上記の条件を満した円弧面ＩＬ側の鋳
型片にもつ湾曲部を有する本考案の湾曲鋳型は、」と改
める。 ６　同士６頁下から２行目［又は曲面であるから、」７
を「又は曲面をもつ湾曲部を有するので、」と改める。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　湾曲型連続鋳造機用鋳型において、鋳片上面ｆ
   ｉｌｌ（Ｌ面）と接する鋳型内壁面の円弧半径が、鋳片
   下面側（１面）と接する鋳片内壁面の円弧半径から鋳片
   朗込厚さを差引いた寸法未満の半径であることを特徴と
   する連続鋳造機用鋳型。