JPS589917B2 - 薬液用熱交換装置 - Google Patents

薬液用熱交換装置

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JPS589917B2
JPS589917B2 JP10244877A JP10244877A JPS589917B2 JP S589917 B2 JPS589917 B2 JP S589917B2 JP 10244877 A JP10244877 A JP 10244877A JP 10244877 A JP10244877 A JP 10244877A JP S589917 B2 JPS589917 B2 JP S589917B2
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JP
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pipe
heat exchange
plug
pipes
branch
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JP10244877A
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正文 福本
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NITSUSHIN KEMIKARU KOGYO KK
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NITSUSHIN KEMIKARU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車工業、化学工業、その他金属表面処理工
業、メッキ工業等に適用される薬液用熱交換装置に関す
る。
この種の熱交換装置は冷却すべき対象および加熱すべき
対象が硫酸等の薬液であるために、薬液と冷媒および熱
媒との熱交換には耐薬液性にすぐれたフッ素樹脂、例え
ばテフロン(商標)が用いられる。
このようなテフロン製熱交換装置の一つとして、第8図
に示すように極細径のテフロン製チューブAを用い、此
等を多数本束状に一体的に結合させてバンド様体Bで結
束して、集合チューブの横断面がハチの巣状を呈する形
状を与え、各チューブA内に熱媒、例えばスチームを流
通させるようにしたものがある。
しかしながら、このような構造では、各チューブを薄く
形成することから内圧の上昇等で破損し易く、しかも各
チューブが分離不能に一体結合しているため破損チュー
ブの取替が不可能である。
これに対して、上下に平行に配した支持パイプの中間部
相互を連結固定する連結板と連結板の両側位置に線対称
的にX字状に設置されて上記両支持パイプ間を連結する
支持板とに、比較的小径の熱交換用パイプを複数本並列
状態で且つ上記連結板および支持板に対して外方向から
漸次縮径されていく方向にうす巻き状に挿通保持せしめ
、各パイプの入力側端および出力側端をそれぞれ入力側
および出力側のコネクタに連通連結した構造のものがあ
る。
この装置では、各パイプの実長を長くしても装置がコン
パクトとなり、各パイプを微細径とする必要がないため
に破損しない強靭なものとでき、仮に破損してもその発
見と取替そが容易である等の種々の利点がある。
ところがこのような装置においては複数の熱交換用パイ
プを入力側および出力側コネクタに個別に接続するので
、この接続部においてスチーム等の熱交換媒体の漏れを
確実に防止する必要があるが、上記媒体にて熱膨張した
接続部分の部材間で熱膨張量の差を生じ、接続部分に通
常介在させるリングパッキンに対する圧縮力が変化して
シール効果が損なわれ易いという問題がある。
また、パイプに薬液を供給する場合ではパイプの分子間
を通して薬液のガス通過が生じ、接続部材とパイプとの
空隙部に透過ガスが滞溜して接続部材が損傷することが
ある。
本発明は、上記問題点を解消した熱交換装置に係り、以
下、本発明を図面に基いて説明する。
第1図および第2図において、1は熱交換装置を示し、
該装置1は上下に横方向のテフロン製支持パイプ2,3
を平行に有すると共に、此等支持パイプ2.3の中間部
同士がテフロン製連結板4にて連結されている。
更にこの連結板4を挾み線対称状にテフロン製支持板5
,6が上下支持パイプ2,3間に連結され、此等支持板
5,6がX字状を呈するように配置される。
そして、此等支持板5,6と連結板4との中央部がボル
ト結合構成7により一体連結されている。
一方、本熱交換装置1に適用されるパイプ8はテフロン
製より成り、その両端に接続用プラグ9,10が装置さ
れており、このようなパイプ8が複数本並列状態で且つ
支持板5,6および連結板4に穿孔された挿通用孔11
…を通しうず巻状に装備される。
即ち、各パイプ8は外方向から漸次縮径する方向へうず
巻状に巻回装備され、このパイプ8の外端側がそのプラ
グ9を介し入力側コネクタ12に、また内端側がそのプ
ラグ10を介し出力側コネクタ13に連通連結される。
またパイプ8は上記のように複数本が並列状態で平行に
うす巻き状に巻回されるのであるが、この時支持板5,
6および連結板4に穿孔される挿通用孔11は第3図に
示すように隣接する列a,bの挿通用孔11同士を横方
向に位置をずらして設けておくようにする。
これはパイプ8と薬液との熱交換面積が確実に維持され
るようにするためである。
支持板5,6と連結板4とをつなぐボルト結合構成7は
周知のもので、第4図のように連結板4の両側にカラー
14.14を置く状態で此等連結板4、カラー14.1
4および支持板5.6にボルト15を貫挿し且つその両
端にナット16止めしたものである。
17.17は各パイプ8・・・の入力側端および出力側
端を支持パイプ2に保持させる止め部材で、テフロン製
から成り、支持パイプ2に巻回させた状態で第5図の如
くその両端辺部に開口している孔(図外)に各パイプ8
・・・を通すように使用される。
かく構成された熱交換装置1は第1図の如き薬液槽等の
浴槽18内に吊設具19.19を介し沈められ、入力側
コネクタ12側からスチームが供給される。
このスチームは各パイプ8・・・を通り且つこのパイプ
8・・・に沿ってうず巻き状に流れ、次に出力側コネク
タ13より外部に取り出される。
従って浴槽18内ではパイプ膜を通しスチームと薬液と
の熱交換が促進され、これによって薬液が昇温されるこ
とになる。
以上の説明ではパイプ8にスチームを流し、浴槽8内の
薬液を昇温させるようにしているが、スチーム(熱媒)
に代えて冷媒を流し薬液を降温させるようにしても良い
またパイプ8内に昇温もしくは降温すべき薬液を流して
、パイプ8外に存する熱媒もしくは冷媒と熱交換させる
ことも勿論可能である。
第6図は上記の如き熱交換装置1,1を多段(2段)に
重ねた他の実施例を示すもので、図に見られるように上
下一対の熱交換装置」,1の各支持パイプ2,3,2.
3を接続板19.19によって連結して一体化すると共
に、両接続板19,19の上端間に懸吊パイプ20を挿
通させ、この懸吊パイプ20を浴槽18上端に架設する
ことで浴槽18内に沈めるようにしている。
21は下段側熱交換装置1の各パイプ8・・・を集束状
態で上方へ導出させるための集束具、22は前述の17
と同タイプの止め具を示す。
次に入力側および出力側の各コネクタ12,13と接続
プラグ9,10との接続構成を、第7図で説明すると、
コネクタ12は一端面を蓋体23で閉塞された有底筒形
状を呈し、側面部を接続するプラグ数だけの分岐口24
・・・が形成される。
この分岐口24は口管25を有し、この日管25の外周
面に雄ねじ部26が設けられている。
一方、プラグ9は一端側に分岐口挿入孔27が形成され
ると共に、この分岐口挿入孔27の内周面に上記雄ねじ
部26に見合う雌ねじ部28が刻設されている。
また他端には分岐口挿入孔27よりも小径な熱交換用パ
イプ挿入孔29が形成され、且つパイプ挿入孔29とこ
れより径大の雌ねじ部28との間の径段部をテーパ面3
0に形成されている。
31はテフロン製のリングパッキンであり、断面が三角
形状に形成され、外周側幅厚よりも内周面側幅厚の方が
肉厚になっている。
接続にあたっては、パイプ8をパイプ挿入孔29側から
挿入して、パイプ先端をテーパ面30に沿わせる。
この状態からリングパッキン31を分岐口挿入孔27側
から内嵌させ、リングパッキン31の一方の傾斜側面3
1aとテーパ面30との間にパイプ先端が挾持されるよ
うにして、分岐口24に対しプラグ9を雄ねじ部26と
雌ねじ部28とによって捻じこみ固定する。
一方分岐口24を形成する口管25の内角部にも前記プ
ラグ内周の段部テーパ面30に略八の字状に対応するテ
ーパ面32が形成されており、プラグ9の捻じこみに従
い該テーパ面32がリングパッキン31の他方傾斜側面
3lbに当接される。
従ってリングパッキン31にはその両傾斜側面31a,
31b方向から圧縮力が働くに至り、パイプ先端はプラ
グ側テーパ面30およびリングパッキン31との間にお
いて強力にシールされ、且つ分岐口管25のテーパ面3
2とリングパッキン31との間でもシールされる。
従ってコネクタ12側からパイプ8にスチームが流れる
も、この接続部におけるスチーム洩れが良好に阻止され
る。
尚、流通するスチームによってパイプ8、口管25およ
びプラグ9に熱膨張が生じ、その熱膨張量の差でリング
パッキン31に対する圧縮力に変更が生じる恐れがある
が、本発明のリングパッキン31は断面三角状とされ、
内周面側肉厚が外周面側のそれよりも肉厚に形成されて
いるから、両傾斜側面31 a . 31 bに両側方
から圧縮力が作用しても、内周面側はその肉厚構成故に
充分な弾性力を貯えており、上記圧縮力に相応してリン
グパッキン31が追従変形し、該部におけるシール効果
を有効裡に現出させる効果がある。
33はガス抜き孔である。
即ち、コネクタ12側からパイプ8に供給されるものが
薬液である場合には、パイプ8の分子間を通して薬液の
ガス透過が生じ、これがパイプ8外に洩れる。
そして該透過ガスがパイプ8とプラグ9との空隙部に滞
溜されることとなると、該ガスにてプラグ9が損傷せら
れる。
このガス抜き孔32は上記ガス透過でプラグ9とパイプ
8との空隙部に滞溜しようとするガスを、プラグ9外に
確実に放散させる役目を成す。
以上のように、本発明に係る薬液用熱交換装置は、第1
図〜第6図示の如き構造において、各熱交換用パイプの
入力側端および出力側端を入力側および出力側コネクタ
に連通連結するに当たり、両コネクタに接続すべき熱交
換用パイプ数に対応する分岐口を設けると共に各分岐口
の口管開口端にテーパ面を形成する一方、分岐口挿入口
より小径の熱交換用パイプ挿入口に備えると共にその先
端部に前記テーパ面に対し略八の字状に対応する段部テ
ーパ面を形成し且つ外周面から熱交換用パイプ挿入口に
至る透孔が開設されたプラグを使用し、このプラグに熱
交換用パイプを挿入してその端部を上記段部テーパ面に
沿わせ、更に外周面が両側傾斜して断面略三角形状とな
ったリングパッキンを上記両テーパ面間に介装し、しか
してこのプラグをコネクタの分岐口管に螺合してなるも
のである。
従って本発明によれば入力側および出力側コネクタと熱
交換用パイプとの各接続部において、各部材間に熱膨張
量の差を生じても断面略三角形状のリングパッキンが圧
縮力の変動に追従してシール効果が十分となり、またプ
ラグにガス抜き孔を備えるのでパイプに薬液を供給する
場合でも透過ガスによるプラグの損傷を回避できるとい
う優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る熱交換装置の使用状態
を示す正面図、第2図は第1図A−A線切断矢視図、第
3図は支持板の要部拡大図、第4図はボルト結合構成の
拡大図、第5図は止め具の拡大図、第6図は本発明の他
の実施例に係る熱交換装置の正面図、第7図はコネクタ
と熱交換用パイプとの接続部を示す半断面図、第8図は
従来例を示す要部断面図である。 1・・・・・・熱交換装置、2.3・・・・・・支持パ
イプ、4・・・・・・連結板、5,6・・・・・・接続
板、8・・・・・・熱交換用パイプ、9,10・・・・
・・プラグ、11・・・・・・挿通孔、12.13・・
・・・・コネクタ、24・・・・・・分岐口、25・・
・・・・分岐口管、27・・・・・・分岐口挿入口、2
9・開・熱交換用パイプ挿入口、30・・・・・・段部
テーパ面、31・・・・・・リングパッキン、3 1
a , 3 1 b−...傾斜側面、32・・・・・
・テーパ面、33・・・・・・ガス抜き孔(透孔)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所要間隔をおいて上下に平行に支持パイプを配し、
    此等パイプの中間部同士を連結板で連結固定し、この連
    結板を挾みその両側位置に、それぞれ上下支持パイプ同
    士を連結する支持板を線対称的にX字状に配置し、また
    小径な熱交換用パイプを複数本並列状態に且つ上記連結
    板および支持板に対して外方向から漸次縮径される方向
    にうす巻き状に挿通保持せしめた薬液用熱交換装置にお
    いて、各パイプの入力側端および出力側端を、上部支持
    パイプに設けた止め具に装着し、かつ上方へ導出してそ
    れぞれ入力側コネクタおよび出力側コネクタに連通連結
    するに当たり、面コネクタに接続すべき熱交換用パイプ
    数に対応する分岐口を設けると共に各分岐口の口管開口
    端にテーパ面を形成する一方、分岐口挿入口より小径の
    熱交換用パイプ挿入口を備えると共にその先端部に前記
    テーパ面に対し略八の字状に対応する段部テーパ而を形
    成し且つ外周面から熱交換用パイプ挿入口に至る透孔が
    開設されたプラグを使用し、このプラグに熱交換用パイ
    プを挿入してその端部を上記段部のテーパ面に沿わせ、
    更に外周面が両側傾斜して断面略三角形状のリングパッ
    キンを上記両テーパ面間に介装し、しかしてこのプラグ
    をコネクタの分岐口管に螺合してなる薬液用熱交換装置
JP10244877A 1977-08-25 1977-08-25 薬液用熱交換装置 Expired JPS589917B2 (ja)

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JPS5436652A JPS5436652A (en) 1979-03-17
JPS589917B2 true JPS589917B2 (ja) 1983-02-23

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ID=14327742

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602894A (ja) * 1983-06-10 1985-01-09 イ−・アイ・デユポン・ド・ネモア−ス・アンド・コンパニ− 熱交換装置
JPS63159677U (ja) * 1987-04-02 1988-10-19
JPS63184378U (ja) * 1987-05-15 1988-11-28
JPH02169992A (ja) * 1987-11-28 1990-06-29 Junkosha Co Ltd 飲料用熱交換装置

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JPS5436652A (en) 1979-03-17

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