JPS589689Y2 - 調理テ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は調理物を加熱調理する調理テーブルに関する
もので、その目的とするところは清掃の容易なものを得
ようとするものである。

以下第１図に示すこの考案の実施例にて説明する。

図中１は本体ケースで、側板２と底板３と上板４とによ
り箱形に構成されている。

そして側板２には２ａの通気孔が、また底板３には３ａ
の通気孔が多数形設されている。

前記上板４には、その外周辺部と後述する汁受７を係止
する中央開口部の周辺部とに***部４ａ、４ｂを形成し
、吹きこぼれた煮汁が上板上から流出しないようにされ
ている。

又、***部４ｂ部には孔の周辺を裏側へ押し出した形の
通気孔４Ｃが形設されている。

５はシーズヒータ等の熱源部で、本体ケース１上面部に
支持板６により設置される。

７は汁受で、上板４に周縁部を係止して設置するもので
、底部には通気孔７ａ、上端周辺部は立ち上げて略水平
方向に延長し、通気孔４Ｃ上を覆うカバ一部７ｂとして
いる。

８はこの汁受の下部に、所定空間距離を保持して汁受７
を覆うように設けた遮熱板で、前記通気孔７ａの下面部
に通気孔７ａより太き目の通気孔８ａを有しており、略
漏斗形状をしている。

又、遮熱板８はその上部周辺開口部を上板４に近接した
位置に設置している。

９は汁受７や遮熱板８から落下した煮こぼれ汁を受けた
めるための汁受容器で、本体ケース１の外側より引出す
ことのできる。

１０は熱源部のコントローラ、１１は器体の脚、１２は
鍋を示す。

以上の様に構成したこの考案の実施例の調理テーブルは
、次のような特長がある。

■ 鍋１２から万一煮汁が吹きこぼれた場合において、
汁受７の通気孔７ａが遮熱板８の通気孔８ａより小さい
ので、汁受７内にこぼれ、通気孔７ａを通過した汁は、
遮熱板８を汚すことなく通気孔８ａを通過して全て汁受
容器９に落下し、汁受容器９を引出すことにより処理で
きる。

又、上板４上にこぼれた汁は***部４ ａ 、４ ｂに
さえぎられ、これより外部へ流出することがないため、
拭きとることかで゛きる。

■ 煮こぼれ汁が通気孔４Ｃから内部に流入しても遮熱
板８に落下し、上記と同様に汁受容器に回収できる。

尚、熱源部５、汁受７は通常の手段で容易にはずし得る
構造とすることができる為、これらのものは着脱して清
掃でき、遮熱板は内側より拭掃除ができる。

清掃が容易であれば汚損等が原因となる故障がなくなり
、器体の寿命が長くなるものである。

■ 汁受７と遮熱板８どの通気孔７ａ、８ａの位置が平
面的に一致しており、従って汁受側の通気孔７ａへの空
気の流入は良好である。

熱源部５がシーズヒータの場合、ヒータの過度の発熱を
防止する為、特に重要な必要条件である。

■ 遮熱板８の効果により本体ケース１内部の温度を低
くすることができ、内部機器、材料の熱的劣化がなくな
る。

■ 汁受７の通気孔７ａが遮熱板８の通気孔８ａより小
さいので、汁受７の通気孔７ａを通して遮熱板８（本体
内部構造）があまり見えず、よってデザイン上シンプル
なイメージを与える。

したがって、この考案によればケース内の温度を下げ、
かつこぼれた汁の処理が容器である等の多くの実用的利
点を有する。

【図面の簡単な説明】

図はこの考案の一実施例による調理テーブルを示す断面
図である。 なお図中１は本体ケース、２は側板、２ａは通気孔、３
は底板、３ ａ ハ通気孔、４は上板、４ ａ 、４
ｂはその***部、４Ｃは通気孔、５は熱源部、６は支持
板、７は汁受、７ａは通気孔、７ｂはカバ一部、８は遮
熱板、８ａは通気孔、９は汁受容器、１０はコントロー
ラ、１１は器体の脚、１２は鍋である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体ケース１の上面部に設けた熱源部５と、この熱源部
   の下部に本体ケース１の上板４に係止して設置した汁受
   ７と、この汁受の平面部下方に所定空間距離を置いて設
   けられ汁受７を覆う遮熱板８と、この遮熱板８の下方に
   設けられた汁受容器９とから成り、前記汁受７と遮熱板
   ８にはそれぞれの下面底部に通気孔７ ａ 、８ａを穿
   設し、この汁受の通気孔７ａは遮熱板の通気孔８ａの直
   上方にこれより小さく設定し、かつ遮熱板の通気孔８ａ
   の直下に前記汁受容器を位置させた調理テーブル。