JPS589526B2 - コウゴヨリドウジタルミツキ シユウゴウヨリセンノセイゾウホウホウナラビニ ソノソウチ - Google Patents

コウゴヨリドウジタルミツキ シユウゴウヨリセンノセイゾウホウホウナラビニ ソノソウチ

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JPS589526B2
JPS589526B2 JP50023033A JP2303375A JPS589526B2 JP S589526 B2 JPS589526 B2 JP S589526B2 JP 50023033 A JP50023033 A JP 50023033A JP 2303375 A JP2303375 A JP 2303375A JP S589526 B2 JPS589526 B2 JP S589526B2
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twisting
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twist
alternately
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JP50023033A
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吉田善三
吉田徳治
松本義徳
石原浩志
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
YKK Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は交互撚り同時たるみ付集合熱線の製造方法なら
びにその装置、さらに詳しくいえば複数本(例えば4本
)の素線群複数列(例えば5列)をその素線群毎に適宜
の比較的短かい周期をもって同時に交互撚りするととも
に、前記により形成された交互撚線の複数列を集束し、
さらに適宜の短かい周期をもって交互撚りしながら抑え
巻きを施してなり、全体として素線の各々に撚り返しを
付与したと同効の特性を保有し、かつ全長さにおける任
意の個所においてある長さをもっていずれの素線をも容
易に取り出し得る余長を保持している通信ケーブル用の
竃合撚線を素線の状態から連続一工程をもって殆ど同時
に製造することのできる交互撚り同時たるみ付き集合撚
線の製造方法ならびにその装置に関するものである。
とこで本発明の詳細な説明に入るに先立ちその理解を助
けるため本発明の対象である交互撚り同時たるみ付き集
合撚線について述べる。
一般に通信ケーブルを構成する撚線において、4本の素
線の各々に撚り返しを付与しながら同一方向に撚り合せ
てなる撚線の単位をカッド撚線、または単にカツドと称
しているが、この種通信ケーブル用の撚線に撚り返しを
付与する目的は主として通信ケーブルとしての電気的特
性を向上せしめるためのものであることは良く知られて
いる。
このカッド撚線を5本集合して同一方向に撚り合せたも
のは5カツド集合撚線、または単に5カッドと称し通信
ケーブルを構成する撚線単位のおおむね代表的なものと
して広く使用されているものである。
この5カツド集合撚線製造の前工程である同一方向の撚
りを付与する前記カツド撚線の製造工程を、比較的短か
い周期の交互反転撚りを付与する交互撚りの工程に置き
換え、さらに後工程である同一方向の撚りを付与する集
合撚りの工程を、同様に比較的短かい周期の交互反転撚
りを付与する交互撚り、すなわち後者においては所謂る
たるみ付の工程に置き換えたものは、いうならば交互5
カッドたるみ付き集合撚線とも称すべきもので、このも
のは各々の素線に撚り返しを付与することなく、しかも
撚線全体としては撚り返しを付与したと同効の電気的特
性を保有し、しかも撚線の全長さにおける任意の個所に
おいて、ケーブルを切断することな《抑え巻きを解除す
ることにより、いずれの素線をもほぼ相等しい長さをも
って容易にかつ整然と取り出すことのできる余長(たる
み)を保持し、ケーブルの接続作業にも極めて便ならし
めた全く新規に開発された通信ケーブル用の撚線単位と
して新たな効果が期待され得るものである。
本発明は前記交互5カツドたるみ付き集合撚線を含めた
この種撚線、すなわち交互撚りたるみ付き集合撚線を素
線の状態から連続一工程をもって殆ど同時に製造するこ
とのできる、いうなれば交互撚り同時たるみ付き進合撚
線の製造方法ならびにその装置を新たに提供するもので
あって、説明の便宜上この種撚線におけるおおむね代表
的なものとして前記交互5カツド同時たるみ付き集合撚
線の製造方法ならびにその装置を一実施例として図面に
示し説明を行うものであるが、本発明の精神はこれのみ
に限定されるものでなく、この種撚線の全般に及ぶもの
であり、また撚線の集合形式においても層集合、ユニッ
ト集合の如何を問わず適用されるものであることは論を
俟たない。
従来一般に前記した5カッド等の通信ケーブル用撚線を
製造するには、カッド撚機(4コ撚機とも称す)の撚り
返し付き送り出し部に装着した4個の素線ボピンから引
き出される各素線に撚り返しを付与しながら撚線型巻取
装置内に導入し、それらを集束撚合せて機内に装着する
巻取ボビンに巻き取り、前記ボビンが渦巻きになり次第
機械の運転を停止して別の空ボビンと掛け替え、爾後同
様の操作を繰り返し、前記カッド撚線を渦巻きにしたボ
ビンを多数形成備巻しておき、次で別装置である5カツ
ド集合撚線装置の送り出し部に前記ボビンを所要数(勿
論この場合5個)装着し、これらのボビンからカツド撚
線を引き出し、撚線装置によって集束撚り合せ、これを
大径の巻取ボビンに巻き取り、前記5カツド集合撚線を
製造する方法が広く行なわれていたのであるが、当然の
ことながら、前記カツド撚線機における巻取ボビンはフ
ライヤが回転する撚線機内に装着されているので、この
巻取ボビンからカツド撚線を取り出して次の5カツド集
合撚線装置と連続して作業を行なうことは不可能であり
、前記したように別工程をもって行なう他な《、従って
カッド撚腺機および5カツド集合撚線装置におけるボビ
ンの掛け替え等に多くの煩雑な作業を必要とし、またそ
の都度機械の運転を停止させなければならない等撚線製
造工程全体の作業能率を著し《阻害し、製品のコストを
高くしているばかりでなく、前記ガイド撚線機は5カツ
ド集合撚線装置1台に対し数台を必要とし、かつかなり
大型のフライヤ等の撚線機構を高速回転させるので、極
めて多《の電力を必要とし、従ってそれに伴う騒音も激
しくまた回転部の損耗も甚だしい等多くの欠点や障害が
あり、さらに多数ボビンの運搬、管理及びそれらの設備
等の面においても種々の問題点があった。
加うるにまたこの種撚線においてはカッド毎の撚り、及
び集合撚りにおける撚りがすべて同一方向の撚りである
ため、これらによって構成されたケーブルの接続に際し
てはケーブルを切断した後各々の一方向撚りを人手によ
り戻して行なわねばならず、またそのため素線の配列が
乱れそれらの選別などにも多くの煩雑な手間を必要とし
た。
そのため近時前記したケーブル接続の際の煩雑さを解消
すべく、たるみ付き集合撚線として集合撚りの過程にお
いて交互反転撚りを施した通信ケーブル用の集合撚線が
開発されてはいるが、いまだ満足すべきものの出現をみ
ていない。
すなわちそのいずれもが複数列の撚線単位の集合過程の
みにおいて交互反転撚りを行なうものであって、撚線単
位毎の余長(たるみ)は保持しているが撚線単位自体と
しては従来通り一方向撚りで、しかも別工程によって集
合撚りを行なっているので、撚線製造作業においてもケ
ーブル接続作業においてもさしたる能率の向上は達成し
得なかった。
さらにまた素線の状態から連続一工程をもって製造され
るS,Z撚り集合撚線の製造も開発されてはいるが、こ
れとても長大でしかも重量のある線条蓄積装置を正逆反
転させて交互撚りを行なうものであるから高速運転を行
なうことは不可能であり、連続一工程であるにもかかわ
らずその能率は殆ど向上し得なかった。
またこのものは最犬な線条蓄積量毎に交互反転撚りを行
なうためその反転撚り長さ、つまり一方向撚りの部分が
甚だしく長いので実質的には一方向撚りのものと大差が
なく、また同様の理由により交互反転の際の反転動作が
極めて緩慢であるため、撚りの施されない反転部分が長
く、しかも反転部の撚りの戻りを防止するため“糊付け
“を必要とする等通信ケーブルとしての生命ともいうべ
き電気的特性の劣化を招来し易い等多くの問題点があっ
た。
本発明は前述したような従来の通信ケーブル用集合撚線
の製造方法ならびにその装置における多《の欠点や障害
および問題点等を一挙に解決するためになされたもので
あって、素線から撚り合せるカツド撚り相当の交互撚り
の工程と5カツド等のたるみ付きの集合撚りの工程を極
めて合理的な方法ならび簡易な装置により連続一工程を
もって極めて高速かつ円滑良好に行なうことを可能にし
,さらに“糊付け“を全く必要としない斬新な交互撚り
方法を加味した、全体として極めて合理化され高能率化
された新規な交互撚り同時たるみ付き集合撚線の製造方
法ならびにその装置を提供するものであって、その目的
とする所は前記通信ケーブル用集合撚線製造能率の飛躍
的向上と電力および設備費用の大巾な節減によりそれら
製品コストの低減をはかるとともに製品自体の電気的特
性の向上等による品質の改善および騒音公害の解消なら
びに接続作業の能率化等に寄与しようとするにある。
次に第1図について本発明の実施例を説明すれば、1は
全体として素線送り出し装置であって、カツド数に応じ
た(この例では5カツド分の)素線ボビン列11,12
,13,14,15,を有し、それぞれのボビン列は勿
論4個の素線ボビン例えばIla,1lb,11c,1
1a,からなりそれぞれの抑止ローラ群11f,12f
,13fl4f,15f>を経て次の同時交互撚線装置
2に送られる。
この撚り抑止ローラ群11f〜15fは通常のローラの
間を素線が通過し得るようにしたもので、素線の通過は
許すが軸線と直角方向へ回転は阻止し得るものすなわち
撚りを抑止し得るものであれば他のものでもよく、また
場合によってはローラ1個であってもよい。
このような撚り抑止ローラ群11f〜15fを後述する
が集合口金5と同時交互撚線装置2における基台16に
放射状かつ適宜の傾斜をもって配設される中空軸17,
1B,19,20,21の軸心とを結ぶ上流側延長上適
宜の位置に放射状に配設するものである。
この適宜の位置ということは前記中空軸17〜21の下
流側に設けられる後述する交互撚り目板群17b,18
b,19b,20b,2lb,からさらにその下流側至
近距離に設けられる交互撚り口金17A’,187,1
9l,20l,21l,までの距離lに比較して前記撚
り抑止ローラ群11f〜15fから交互撚り目板群17
b〜2lbまでの距離Lを十分大きく保持させせるとい
うことであるが、これは必ずしも長い距離を必要とする
ということではなく交互撚りの長さ、およびlの長さの
とり方に応じた適宜な距離であって、このことは本発明
において後述する同時交互撚線装置2の作用および交互
撚り口金群17d〜21lと集合口金5Aとの間隔を至
近距離に保持すること等と相俟って微妙かつ斯新な効果
を発揮する重要な意識をもつものである。
次に第2図および第3図に基いて同時交互撚線装置2に
ついて詳述すれば16は基台でその中央部には中心駆動
軸22が回転自在に支持され、この中心駆動軸22を囲
んで複数本(5本)の中空軸17,18,19,20,
21,が放射状かつ適宜の傾斜をもってそれぞれ回転自
在に軸支されている。
そしてこれら中空軸17〜21は第3図に示すように、
それそれの軸に外接歯車17a,18a,19a,20
a,21a,を固着しており、それらは各々中心駆動軸
22に固着される中心歯車22aに係合外装し、中心駆
動軸22の駆動によって図示の矢印AおよびBの方向に
周期的に正逆反転駆動される。
これは実際においては前記中心駆動軸22の端部に固着
する駆動ホイル23を介して電気的に反転時間を制御し
得る反転クラッチ7により正逆反転される反転軸71か
らタイミングベルトまたはチェインなどを介して正逆反
転駆動されるようになっているものである。
また前記中空軸17〜21の下流側端部には複数(4個
)の素線通過孔を有する極めて小型軽量な交互撚り目板
17b,18b,19b,20b,2lb,が各中空軸
17〜21の軸線方向にそれぞれ摺動可能に取付けられ
る保持金具17c,18c,19c,20c,21c,
にそれぞれ担持され、保持金具17c〜21cは止めね
じ17d,18d,19d,20a,21d,によりそ
れぞれ中空軸17〜21の適宜な位置に固定し得るよう
になし、交互撚り目板17b〜2lbと交互撚り口金1
7l〜21lとの距離lを適宜調節し得るようにすると
ともに素線の線通しを容易ならしめたものである。
なお前記した中空軸17〜21に与えられる適宜な傾斜
とは複数本(4本)複数列(5列)の素線群が各中空軸
17〜21の内部を通過するに際し各素線が互にこすら
れないような状態でそれぞれ交互撚り目板17b〜2l
bに到達し、交互撚り目板17b〜21bの正逆反転駆
動により交互撚りを付与され、下流側の交互撚り口金1
7l〜21lおよび集合口金5Aによって無理なく集合
撚り合せ得る傾斜を施すようにしたもので、前記中心歯
車22aおよび外接歯車17a〜21aは傾斜角に見合
った角度の傘歯車等を用いればよく、また前記したよう
に交互撚り目板17b〜2lbは極めて小型軽量のもの
でさして強度を必要とせず、またこれを駆動する歯車群
も例えば合成樹脂あ名いは軽合金等軽量のもので十分で
ある。
なお同時交互撚線装置2は前記したような構成のみに限
定されるものではな《交互撚り目板群17b〜21bを
適宜に配設し、それらを軽快円滑に正逆反転させ、しか
も複数本、複数列の素線群を円滑良好に通過させ得る構
成であればどのような構成であってもよく、例えば前記
歯車形式のものをベルト形式のもので駆動しても差支え
ない。
次に同時交互撚線装置2の下流には前にも述べたが交互
撚り口金17l〜21Aが交互撚り目板17b〜21b
から至近距離に交互撚り目板17b〜2lbに対応して
放射状に設けられているが、この交互撚り口金17A〜
21lは別々のものであっても、あるいは一つのものに
まとめた截頭円錐状のものでもよい。
この交互撚り口金17A〜21Aの下流にはやはり至近
距離に集合口金5、およびそれに続いて抑え巻き装置3
が設けられる。
この抑え巻き装置3は撚りの解消を阻止し得るものであ
れば公知の普通の形式のものでよく、図では撚線が通過
できる中空軸34にブラケット31を介して2個の素巻
糸またはテープTが巻かれているパツ卜32,33が取
りつけられているものが示されている。
この抑え巻き装置3により中空軸34が集束線Wのまわ
りを回転することによってパツト32,33から素巻糸
またはテープTが引き出され、交互撚り口金177〜2
1dおよび集合口金5の間において集束線Wに巻きつけ
られ、後に詳述するが交互撚り口金17l〜2Mおよび
集合口金5Aの作用と相俟って交互反転撚りされた複数
列の交互撚線の撚りの戻りを阻止するものである。
次に交互撚り付与装置4について説明する。
4(1)は抑え巻き装置3の下流に配設される第1ねん
回付与装置を示すもので、適当な基台(図示せず)に回
転可能に支持される中空軸44に適当なブラケット43
を介してわん回プーリー41がその溝底径を前記中空軸
44の軸心と一致する状態で回転可能に支持されている
また中空軸44の一端にはプ−リ−45が取付けられ、
例えばタイミングベルトのような適当な無端ベルトによ
って反転駆動軸47からその一端に取つけた駆動プーリ
一47aによって周期的に反転駆動される。
次に第1ねん回付与装置4(1)に対しその下流側に第
2わん回付与装置4(2)が離隔して配置される。
第2わん回付与装置4(2)の構成は第1わん回付与装
置のそれと全《同じであるが、図示の例ではねん回プ−
リ−41および41′が対向するように第1ねん回付4
装置4(1)とは逆向きに配置される。
このわん回付与装置4(2)は反転駆動軸46の一端に
取付けられる駆動プーリー46aによって第1ねん回付
与装置4(1)とは常に反対方向に正逆反転駆動される
この動作は反転駆動の可能モータ、M2をタイマ等を介
し電気的にある周期をもって正逆反転駆動せしめ、モー
タM2の軸端に取付けた傘歯車48およびこれに係合す
る傘歯車46b,47bを介して駆動することにより行
なわれる。
なお前記ねん回付与装置4(1),4(2)は線条の進
行は許すが、その中心軸線のまわりの回転は抑止する働
きを有するものであればこの種ねん回プーリーのみに限
定されるものでなく、例えば線条を圧接しながら対向配
置される複数組のローラ群のようなものであってもよい
次に第1および第2ねん回付与装置4(1),4(2)
のほぼ中間に前述した抑え巻き装置3と全く同様構成の
抑え巻き装置5が配置されるが、パット51,52の向
きが抑え巻き装置3におけるパット31,32の向きと
逆方向になるよう配置されているものである。
なおこの装置における中空軸54は無端ベルト等を介し
て同時交互撚線装置2における反転クラッチ23および
抑え巻き装置3における中空軸34を駆動する主駆動軸
55により共通して駆動され、主駆動軸55は駆動モー
タM1により駆動される。
次に全体として6で示すものは2個のホイル61,およ
び62からなる引取キャプスクンであり、集合された撚
線を引取り、その下流に配置される巻取装置7に送り込
むものである。
なお71は巻取トラバーサ、72は巻取ドラムである。
なおこれら引取装置6および巻取装置7の構成ならびに
作用等については普く公知のことであるから、その説明
と駆動系統などの図示は省略する。
次に本発明の方法および装置における作用ならびに効果
を説明する。
交互5カツドたるみ付き集合撚線を製造する場合には5
カツド分の素線ボビン群、すなわち4×5=20個の素
線ボビンを準備し、これから引き出した各素線を素線群
毎にそれぞれ撚り抑止ローラ群11f〜15fを経て同
時交互撚線装置2における中空軸17〜21およびその
下流側端部に設けられる交互撚り目板17b〜2lbの
各素線通過孔に挿通した後交互撚り口金17/〜21l
において各素線をそれぞれまとめ、さらにそれらを集合
口金5Aにおいて一括挿通し、抑え巻き装置3における
中空軸34および次の第lわん回付与装置4(l)にお
ける中空軸44に挿通したのち、ねん回プーリー41に
巻きまわし、次で抑え巻き装置5における中空軸54に
挿通し、さらに第2わん回付与装置4(2)におけるわ
ん回プーリ−41’に巻きまわした後中空軸44′に挿
通し、次で引取装置6における引取キャプスタン61,
62に掛けまわし巻取装置7における巻取ボビン72に
巻きつける。
一方抑え巻き装置3におけるパット32,33から素巻
糸またはテープTを引き出し交互撚り口金17l〜21
Aと集合口金5の間において集束線Wに巻きつけ、同様
抑え巻き装置5におけるパット51,52から素巻糸ま
たはテープT′を引き出し同様集束線Wに巻きつけてお
《。
なお当然のことながら本発明においては適宜の短かい周
期をもって交互撚りを行なうので反転クラッチ23およ
び反転モータM2の反転時間をあらかじめタイマ等によ
り所定の時間に設定しておく。
この反転時間の設定は各素線に与えるべき撚り返しに相
当する電気的特性を交互撚りに置き換えて付与するもの
であるから当然反転周期は短かい程好ましいのであるが
、これは素線の形状、種類、および撚線の構成などによ
って異なるものであり、あらかじめ測定されたデータな
どにもとづいて設定されるものである。
さてこのように準備した後駆動モータM1および反転モ
ータM2を同時に始動される。
まず駆動モータM1によって駆動される主駆動軸55は
同時交互撚線装置2の部分において、反転クラッチ7を
駆動し、反転クラッチ7はタイマ等によって設定された
所定の周期により反転駆動軸24を反転駆動せしめ、こ
れにより駆動される中心駆動軸22に固着された中心歯
車22aを正逆反転駆動させ、これに係合する外接歯車
17a〜21aもその歯数比によって定まる回転数、す
なわち所定の撚りピッチをもって正逆反転させ、終局的
には中空軸17〜21の下流側端に設けられた交互撚り
目板17b〜2lbを経て交互撚り口金17l〜217
に挿通された4本毎の各素線群にそれぞれ所要のピッチ
および反転撚り長さをもって交互反転撚りを付与せしめ
、続いて集合口金5Aに集束されるのであるが、その際
前述したように集束線Wに対し交互撚り口金17l〜2
1/と集合口金5の間において抑え巻き装置3から引き
出された素線糸またはテープTが巻きつけられ、前記に
より形成された各交互撚線の反転部における撚りが戻ろ
うとする傾向を一括して阻止するとともにわん回付与装
置4(1)および引取装置6の作用により集束線Wと共
にその撚りを固定しながら集合口金5A内に撚り込まれ
る。
すなわちこの撚り固定の作用は至近距離において瞬時の
間に行なわれるので撚りの戻りを生じさせる暇は全くな
く、複数列(5列)複数本(4本)毎の交互撚線群は所
定の交互撚りピッチおよび交互撚り長さを完全に保持し
た状態のまま集合口金5内に抑え巻きTと共に一括撚り
込まれ撚りが固定されるのである。
このようにして同時交互撚線装置2によって各素線群毎
に交互撚りを施された複数列の集束線Wは抑え巻きTを
施されながら集合口金5Aにおいてまとめられた後抑え
巻き装置3の中空軸34を経て第1わん回付与装置4(
1)の中空軸44に入りねん回ローラ41を1巻きした
後、抑え巻き装置5の中空軸54を経て、第2わん回付
与装置4(2)に至りここでわん回ローラ41′に1巻
きされ中空軸44′を通って下流の引取装置6に向かう
のであるが、あらかじめタイマ等により周期を設定され
た反転モータM2を駆動して傘歯車48を正逆反転させ
ることにより第1、第1ねん回付与装置4(l),4(
2)におけるねん回プーリー41,41’は走行線条W
の中心軸線のまわりを周期的に正逆反転し、しかもその
回転の向きは互いに逆向きで回転する。
すなわちいま上流側から見て第1ねん回プーリー41が
時計回りの方向に回転するとすれば、第2ねん回プーリ
−41’は反時計回りの方向に回転し、第1、第2ねん
回付与装置4(i),4(2)の間における集束線W、
さらに詳しく言えば第1わん回プーリー41から出る点
Pから第2わん回プーリ−41’に入る点Qに至る部分
において集束線WにS撚りが与えられて撚り合される。
しかしてこの撚り合せは対向するわん回プーリー41,
41’が互いに逆向きに回転してねじるものであるから
、それはちょうど手でタオルを絞るときと同様の状態で
集束線Wはわん回を付与され、その撚りの程度は同一の
回転速度であれば通常の場合に比較して2倍の撚りが付
与されるわけである。
なおこの交互撚り付与装置4における第1,第2ねん回
付与装置4(t),4(2)の作用はねん回プ−リ−4
1.41’の有効円周長に対するそれらの回転速度、反
転周期および両プーリー間の距離,走行線条Wの走行速
度との関連においてその値の取り方によって種々の撚り
の状態を形成させることができる。
すなわちその値の取り方によって走行線条Wがねん回プ
ーリ−41.41’の円周を走行する間においてその撚
りが抑止されることにより、それらのねん回によって与
えられる撚りの一部または全部を加算または解消するこ
とができるからである。
しかしてそれらの設定は例えば両プーリー41,41’
のプーリー径および両プーリー間の距離P,Q、線条の
走行速度を一定にしておけば両プーリーの回転速度ある
いは反転周期を適宜変えることによって極めて容易に行
なうことができるので、線径線種、線の構成に見合った
値を選定すればよい。
このようにして撚り合わされた集束線Wは撚り合わせと
同時に抑え巻き装置5から引き出される素巻糸またはテ
ープ〒′によりその撚りが固定され、下流側の引取装置
6を経て巻取装置7に装着した巻取ポビン72に巻き取
られ、第4図に示すような交互5カツド同時たるみ付き
集合撚線が形成されるのである。
図においてQ1は素線W1,W2,w3,W4,を交互
撚りした交互カツド撚線であり、同様構成になる交互カ
ッド撚線5列(Ql,Q2,QsνQ4,Q5)をさら
に交互撚りにして抑え巻きT,T’を施した交互5カツ
ド同時たるみ付き集合撚線が示されている。
ここで前述した本発明において意義ある特徴の一つであ
る同時交互撚線装置2においる丈互撚り目板17b〜2
lbと撚り抑止ローラ群11f〜15fとの距離Lと交
互撚り目板17b〜2lbと交互撚り口金17l〜21
7との距離lとの関連について説明すれば、すでに述べ
たように交互撚り目板群17b〜2lbから交互撚り口
金群17/〜21lまでの距離lは素線群の通過に支障
のない限り至近距離にとり、かつ前記距離lに比し距離
Lを十分大きく保持させてあれば、交互撚り目板群17
b〜21bの正逆反転によって交互撚り口金群171〜
21ノにおいて各素線群毎に付与する交互撚りが所要の
撚りピッチとなるよう、前述した諸元を設定した場合、
交互撚り目板群17b〜2lbの上流側においてはその
撚りピッチは極めて荒く、かつゆるやかな撚りを形成し
、交互撚り目板群17b〜2lbへの入線角α′はその
下流側における出線角αと同じ角度になるまでその撚り
が進行するには十分な時間的に余裕があり、素線群の進
行を交互撚り目板群17b〜2lbの素線通過孔を通過
するのを妨げられるに至らない範囲で撚り方向が正逆反
転され、それに加えてすでに述べたように本発明におい
ては比較的短かい周期をもって交互反転撚りを行なうの
で、各素線群はなんらの支障もなく円滑に交互撚り目板
群17b〜2lbの素線通過孔を通過し、その上流側に
おいては荒いゆるやかな撚りピッチの右または左の一方
向撚りと撚りOの状態を繰り返えし、その下流側におい
ては、前述したように交互撚りが付与されると殆ど同時
に抑え巻きを施しながら集合口金5に一括して撚り込ま
れるので所要の撚りピッチを有する安定した交互反転撚
りが円滑良好に得られるのである。
なお当然のことながら一般に交互反転撚りを行なうに当
っては、その反転時間が短かい程反転部分の撚りの施さ
れない部分が短かくなり通信ケーブルとしての電気的結
合の点において好ましいのであるが、本発明においては
すでに述べたように交互撚り目板17b〜2lbをはじ
め、中心歯車22a,外接歯車17a〜21aなどの反
転部分の質量は極めて軽量小型で従来のものに比し恐ら
《は数十分の一にも満たないもので構成することができ
るので、その反転時間は極めて短かく、かつ糊付けを全
く施さないからこの点からも極めて良好な通信ケーブル
用の撚線が得られるのである。
以上詳述したように本発明においては前記したように交
互撚り目板群17b〜2lbの上流側の距離Lを下流側
の距離lに比し十分大きく保持し、また前記距離lおよ
び交互撚り口金177〜21lと集合口金5Aおよび抑
え巻き装置3との距離を至近距離に配設し、かつ同時交
互撚線装置2により複数本(4本)の素線群複数列(5
列)を同時に軽快、円滑に比較的短かい周期をもって交
互反転撚りすると共に、それらを集束撚り合せながら交
互撚り口金群17l〜21lと集合口金5の間で瞬時の
間に抑え巻きTを施しながら集合口金5に強制的に撚り
込む工程と、対向する第1、第2のねん回付与装置4(
1),4(2)により、あたかもタオルを両手で絞るよ
うに通常の撚り速度の2倍の撚り速度で集束線Wにさら
に短かい周期をもつて交互反転撚りを施すと同時に再度
抑え巻きT′を施してそれらの撚りを固定せしめて巻取
る工程とを連続一工程をもって殆ど同時に行なうように
したので、極めて撚りの安定したしかも各素線に撚り返
しを付与することなしに電気的特性の優れた、加うるに
糊付けを全く施さない良質のたるみ付き交互撚線を高速
をもって円滑良好に形成させ、しかもボビン交換等の無
駄な手間を解消させ、全体として極めて高能率をもって
製造得しめる通信ケーブル用の代表的撚線単位としての
生産コストを大巾に低減し、かつ従来の別工程による製
造方法および装置や他の女互撚り方法ならびに諸装置に
比し合理的かつ簡易な方法および装置によって製造でき
るので設備費も極めて安価であり、また電力消費も従来
の十分の一以下となり、騒音公害等も解消することがで
き、その上ケーブル心線の接続の面でも至便ならしめた
、通信ケーブル用の交互撚り同時たるみ付き集合撚線の
製造方法ならびにその装置として極めて数多くの利点を
有するものである。
なお交互撚り付与装置4において各種の線種、線径に応
じて、自由にかつ多様にその設定を変え得ることにより
、多種多様の撚り状態を任意に得られる利点もある。
なおまた本発明は前述したように単に5カツドのたるみ
付き集合撚りのみに限定することなく任意数の交互カツ
ド同時たるみ付集合撚りにも適用するのは勿論、基本素
線数もカツド撚り(4本)のみに限定されることな《3
コ撚り(3本)、2コ撚り(2本)等任意の基本素線数
のものにも適用すべきものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す簡略側面図、第2図は
同時交互撚線装置の拡大側面図、第3図は同時交互撚線
装置における基台内部の簡略正面図、第4図は本発明の
一実施例によって製造される交互5カツド同時たるみ付
き集合撚くである。 1……素線送り出し部、2……同時歇撚線装置、3…川
抑え巻き装置、4……交互撚り付与装置、5……抑え巻
き装置、6……引取装置、7……巻取装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 撚り抑止ローラ群と交互撚り目板群との距離Lが、
    交互撚り目板群と交互撚り口金群との距離lに比し十分
    大きく保持された状態において、前記交互撚り目板群を
    正逆反転駆動することにより複数本の素線群複数列をそ
    の素線群毎に適宜の短かい周期をもって同時に交互撚り
    する工程と、前記形成された交互撚線の複数列を集束し
    、さらに短かい周期をもって交互撚りしながら抑え巻き
    を施す主程とを連続一工程をもって殆ど同時に行うこと
    を特徴とする交互撚り同時たるみ付集合撚線の製造方法
    。 2 複数個の素線ボビンおよび撚り抑止ローラとをそれ
    ぞれ複数列配設してなる送り出し装置1と、その下流側
    適宜離隔する位置に配設され、周期的に正逆反転駆動さ
    れる複数個の中空軸、およびこの軸線方向にそれぞれ摺
    動可能に取つけられる保持金具を介して前記中空軸に一
    体的に取つけられる小型軽量の交互撚り目板17b,1
    8b,19b,20b,21bおよびそれらの反転駆動
    機構とを含む同時交互撚線装置2と、その直径至近距離
    に続けて設けられる複数個の交互撚り口金17l,18
    z,19l,20z,21lおよび集合口金5A、なら
    びに抑え巻き装置3とを有し、かつ互に離隔して配置さ
    れ周期的に相互に正逆反転駆動される第1わん回付与装
    置(4(1))および第2ねん回付与装置(4(2))
    およびそれらの反転駆動機構、ならびに抑え巻き装置5
    を含む交互撚り付与装置4と、その下流側に配設される
    引取、巻取装置とを有することを特徴とする交互撚り同
    時たるみ付集合撚線の製造装置。
JP50023033A 1975-02-25 1975-02-25 コウゴヨリドウジタルミツキ シユウゴウヨリセンノセイゾウホウホウナラビニ ソノソウチ Expired JPS589526B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0143538Y2 (ja) * 1983-07-25 1989-12-18
JPH0443627Y2 (ja) * 1984-12-19 1992-10-15

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JPH0143538Y2 (ja) * 1983-07-25 1989-12-18
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