JPS5894858A - 血漿を処理すべき装置 - Google Patents

血漿を処理すべき装置

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JPS5894858A
JPS5894858A JP56190679A JP19067981A JPS5894858A JP S5894858 A JPS5894858 A JP S5894858A JP 56190679 A JP56190679 A JP 56190679A JP 19067981 A JP19067981 A JP 19067981A JP S5894858 A JPS5894858 A JP S5894858A
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membrane
albumin
filtration
protein
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JP56190679A
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須磨 靖徳
八木田 紘二
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Asahi Medical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、膜による血漿蛋白分離装置に関するもので、
さらに詳しくは、血漿のp過処理期間中和、血漿中の有
用成分と不用成分の分離能を向上させ、かつ有用成分を
多量に回収する装置に関するものであろう 近年、腎炎、グツドパスチャー症候群、特発性血小板減
少性紫斑病、重症筋無力症、リウマチ、高ガンマグロブ
リン血症、癌、糖尿病、高ガンマグロブリン血症、高脂
血症、レイノー病、県会中毒、肝不全など免疫系の異常
、異常代謝産物、毒性物質の増加に起因すると考えられ
るこれら各櫨疾患の治療に、血漿交換療法が用いられて
いる。か〜る疾患においては、例えば糸球体腎炎では、
循環血液中にある免疫複合体が腎忙沈着し、障害を与え
るため、血液中の抗体、免疫複合体や炎症反応に伴うフ
ィブリノーゲンなどの中間産物等の除去が有効と考えら
れている。またグツドパスチャー症候群では、抗GBM
抗体の血中レベルを低下させ、血液中の補体、凝固因子
の除去が望まれ、また重症筋無力症では、神経接合gk
おけるアセチルニリンレセプターに対する抗体、すなわ
ち免疫グロブリンの除去、高脂血漿では血液中の低比重
リボ蛋白の除去、レイノー症候群ではフィブリノーゲン
、マクログロブリンの除去などにより症状の抜食および
治療効果がみられている。
これら疾患における血液中の病因物質または障害物質は
蛋白質源であり、かつ血液浸透圧の維持、イオン、物質
の運搬など生体にとって重要な慟をし、かつ血漿蛋白質
の60〜80%を占める分子ii 66.000(分子
サイズ38X150k)のアルブミンよりも分子量の大
きな物質が多いと首われており、例えば免疫グロブリン
、フイプリノーゲ7、−−マクログロブリン、免疫グロ
ブリンと抗原物質、補体との結合物質、すなわち免疫複
合体、低比重リボ蛋白など少なくとも分子量百方以上の
物質、好ましくは分子緻16万近辺のα−グロブリンの
除去が望まれる。
血漿交換療法では、患者から取出された血液を遠心分離
器または膜による血漿分離器を用いて血球成分と血漿に
分離し、アルブミンおよびこれら病因物質または障害物
質などの不要成分を含む血漿の総てと、正常血漿をはy
等蓋交換し、患者に血球成分と共に返換するものである
か〜る血漿の分離交換は、短時間に大量の血漿を頻繁に
交換する必要があり、通常1.5〜3時間で3〜6tも
の血漿を交換している。か〜る血漿交換療法には、アル
ブミンを主体成分とする大量の新鮮血漿が必要であるが
、新鮮血漿は極めて+1!11g1で、かつ供給量の制
約および肝炎感染などの危険を伴うなど、将来、か〜る
治療法の発展の障害となる問題が数多く存在する、した
がって、これら問題の解決のために、自己血漿中の不要
成分のみを分離除去し、アルブミンなどの有用成分を捨
てることなく回収し、体内に退域する方法が考えられ、
これKよって高価な他人の新鮮血漿を使用せず、かつ肝
炎の危険もなく、治療効果を一段と促進させることが可
能となる。か〜る方法の一つとして、最も経済的で、手
軽忙安全で、かつ連続的に大量の血漿を処理するものと
して、血漿中の大きさの異なる2種以上の物質を膜によ
って分離除去、回収することが一般に知られている。
しかし膜による分離で問題となる点は、膜表面における
溶質の濃度分極層の形成と孔の目詰りによるν過速度お
よび溶質分離能の急速な低下である。しかも、特に治療
を目的とした血漿の浄化処理に当っては、 1)大量の血漿を短時間に効率よく、大tK分離回収す
る。すなわち、1.5〜3時間で4〜6tもの血漿を処
理し、かつできるだけ多くのアルブミンを回収する必要
がある。
2)分離能が良くなければならない。すなわち、アルブ
ミンとその他の不要物質の効率よい分離が必要である。
3)プライミング容量の小さい小型の膜p過器を使用し
、血漿処理側に残留する被処理血柴量および膜に付着す
る蛋白量を極力少なくする。すなわち、蛋白ロスを小さ
くするために、膜面積は少なくとも2−以下でプライミ
ングボリュームの小さなものを使用する必要がある。
4)蛋白の変性が起るような物理的条件下での分−離操
作や、生体に対し有害な物質を添加し、使用しないこと
5)取扱い操作が簡単である。
ことを必要とし、か〜る血漿の浄化処理では、通常のp
通は有効でなく、かつ分離回収能および分離能に限外が
ある。特に一般に、アルプミ/と不要物質の膜によるp
過分離は極めて難かしく、アルブミンの濾過回収率を上
げると不要物質の分離阻止率が低下し、また不要物質の
物離阻止率を上げるとアルブミンの一過回収率が低下す
るという現象が一般に認められ、したがって、簡単な装
置でこれら二つの物質の分離能を向上させ、かつアルブ
ミンの回収率を向上させることは非常に困難である。
本発明者らは、上記問題点につき種々検討の結果、有効
膜面積1平方メートル当り総蛋白濃度5%換算血漿2を
以上の連続処理を行う場合、血漿を濃縮し、少くとも分
子量百方以上の高分子物質をカットする選択透過性FA
膜をもつ血漿濾過装置で該装置を通過する濾過式血漿を
部分循環させながら濾過する装rjItKよって、供給
血漿中食供給アルブミンの65〜96%ttF”液@に
回収させることが可能であることを見出した。
即ち、本発明は、血漿導入−と血漿導出部との間に血漿
濃縮装置と、該血漿aII婦装置で濃縮され九血漿をF
遇する血漿濾過装置と、前記血漿p過装置を通過する濾
過式血漿の少なくとも−一を濾過すべき血漿と混合する
ための部分循環手段とを有する血漿を処理する装置を提
供するものである。
以下図面によって本発明装置の詳細を説明する。第1図
は本発明の装置の一実施態様を示す図である。人体から
採取された血液は、例えば商品名Celltrifug
e ()ラペノール社製)の如き遠心分離器、又は孔径
0.2μのセルロースアセテート中空糸の膜分離器(商
品名:プラズマフロー、旭メディカル社製)によって血
球と血J[分離され、次いで該分離血漿は、血漿導入部
1からローラーポンプ2で濃縮装置3に供給される。血
漿は圧力調整器4で所定の濾過圧力に調整され濃縮され
、濃縮血漿5と血漿F液6に分けられる。+1l−i1
血漿5は加温装置7で加温しC過装置JIL8に供給さ
れる。濾過装置8を通過する血漿の濾過残液9はローラ
ーポンプIOKよって循環系路内を循環し、濾過装置8
の前方、加温装置7の血漿導入!16に入る。か〜る循
環系路内での血漿の循環は矢印と逆の方向でもよい。
また濃縮装置3及び濾過膜#8の濾過圧力は通常のブル
ドン管型圧力計11によってモニターされる。一方、濾
過装置8の膜を通過したアルブミンを主体とする蛋白質
は、混合室12でF液系路からの血漿戸板6と混合され
、血漿導出部13から送り出される。この装@により、
細菌などによる感染の危険もなく安全に血漿蛋白の分離
を行う事ができる。第2図は、第1図の装置に於いて濾
過装置8全体を例えば恒温槽の如き加温装[114の中
に入れ、p過装置全体を加温した場合の例で、この場合
雰囲気温度の影響が少なく安定したアルプミ/の回収が
行える利点がある。第3図は第1図の装置に於いて圧力
調整器40代りにローラーポンプ15を設け、縛ローラ
ーポンプの回転で血漿の濃縮倍率を任意に設定し、安定
したamが行える利点がある。第4図は第3図の装置に
於ける、ローラーポンプ15を濃縮装置のFli系°路
に設けた場合の例で、第3図と同様な効果を゛もつ。
本発明の装置に用いられる加温装置は、血漿を蛋白変性
を生じさせない温度55℃まで加温できる通常の熱交換
器タイプ又は恒温槽タイプの加温装置でありか振る熱交
換器タイプ又は恒温槽タイプの加温装置に直接、血漿が
流れ込み接触加温されるか、又は血漿流路を形成する例
えば使い捨て交換可能な塩化ビニルチューブ又は加温バ
ッグ等に血漿が流れ込み、これを外部又は内部から加温
するような加温手段のいずれでもよい。また混合室は、
血液回路などに用いられるドリップチャンバーなど血漿
とP液が充分混合可能なものであればよい。
本発明装置の濃縮装置3は、遠心分離器又は膜濃縮装置
であり、取扱い及び連続処理の観点から膜濃縮装置が好
ましく、この濃縮装置としては、アルブミンなどの蛋白
質を通過させず、それ以下の分子量の小さい、主として
水および電解質を通過させる分画分子量3万のポリアク
リロニトリル中空糸濾過型人工腎臓(商品名二へモフィ
ルター、旭メディカル社襄)がある。
また、濾過装置8は少くとも分子量百方以上の高分子物
質をカットする膜から作られる濾過装置である。か〜る
本発明の分111に用いる濾過膜は、中空繊維膜、チュ
ーブ状膜、平膜など広く把えた念であり、平膜のみに限
定されたものではない。一般K、膜の孔の大きさを示す
メジャーとしては分画分子量がある。
分画分子量は、通常各種分子量球状蛋白質の希薄溶液の
濾過により求められるが、測定条件、分析方法等で若干
表示が異なったものとなる。
本発明者らは、濾過に使用する標準物質として、チトク
ロームC(分子量12,400)、血清アルブミン(6
7,000)、α−グロブリン(16,000)、カタ
ラーゼ(232,000)、フェリ子ン(440,00
0)、サイログロブリ/(669,000)およびブル
ーデキストラン(2,000,000線状多III頌)
を選び、それぞれの溶質を膜で炉遇したときの阻止率よ
り分画分子量を求めた(萩原文二、橋本光−編「膜によ
る分離法」講談社すイエンテイフイーツ久1974参照
)。
これらの蛋白質は、局方生理食塩水溶液に溶解してO,
025Nとし、濾過圧200箇t(gの全−過で、30
分後に得られるP液の蛋白濃度をローリ−による方法で
、波長750 nmの分光光度法で定tt−行い、阻止
率を求める。ブルーデキストランはP液をそのま〜波長
280 nmで定量分析ができる。各種分子量蛋白質の
阻止率が判ると、これを分子量を対数目盛とした片対数
グラフにプロットし、グラフより、阻止率95%に相当
する分子量を膜の分画分子量と定義する、たyし、実際
に膜分離に使用する血漿の場合は、蛋白濃度が高く、希
薄溶液の100倍近くも濃い溶液であり、このような濃
厚溶液を使用した場合の分画分子量は一般に低下する。
従来の知見から、本発明の装置で使う血漿蛋白avにお
いて、分子菫百万以上の高分子物質をカットする膜とは
、分画分子量に対して上限が26万〜36万に相当する
膜である。また一方、20万以Fの高分子物質をカット
する小孔径の膜では、**+極ノーが強向な壁を形成し
、−過圧が高くなり、好ましくない。
本発明装置の濾過装置に用いる膜は、例えばミリポア社
、アミコン社メンブレンに代表される限外−過領域、膜
濾過領域の孔径を有する市販平膜でも可能であるが、濃
度分極を生じ−い条件が得やすく、小さなプライミング
ボリュームの濾過装置で大膜面積を簡単に得ると言うこ
とから、中空糸状の膜の利用が望ましい6gの素材は、
例えばセルロースアセテートなどのセpyo−x系膜、
およびポリビニルアルコール、エチレンビニルアルコー
ル、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニトリル
、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリ弗化ビニリデ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリ
エステルなどの合成高分子系多孔膜である、これラノ多
孔膜は、すでに公知の技術で得ることができるが、例え
ば代表的な例として、ポリエチレンビニルアルコールの
14合、e開昭s s −148209、同55−14
8210.同55−148211.同56−49157
に開示された方法で、ポリビニルアルコールの場合は特
開昭56−8422で、ポリスルホンでは特開昭56−
34352で、ポリオレフイ/では特開昭55−131
028、同55−1314で、セルロースアセテートな
どのセルロースエステルでは特公昭54−12473に
開示された方法で得ることができる。
特公昭54−12473に開示された方法では、セルロ
ースエステルの溶媒に対し25〜35重普%の一価、二
価の陽イオン金属の塩酸塩、硝酸塩、臭化物およびヨウ
化物の少なくとも1橿の金属化合物をセルロースエステ
ルに対し20〜100重量%、飽和−価アルコールまた
は炭素数5〜10の環状炭化水素類よりなるものから少
なくとも1種類の非溶媒を、該セルロースエステルの溶
媒に対し50〜80重量%を含有した紡糸原液を環状紡
糸孔から吐出すると共K。
環状紡糸孔の中央から該紡糸原gK対し緩慢な凝固作用
を有する内S凝固液を定−的に流出させ、紡糸孔の垂直
下に自逼落下後、a固浴中で凝固させ、塩化カルシウム
と非溶媒をメタノール液中で洗滌除去することを特徴と
する方法であり、このような方法によって、本発明装置
に使用する血漿蛋白中の分子量百方以上の高分子物質を
カットする中間段階の一過膜カー得られる。
第5図は血漿濃縮装置又は濾過装置の1例を示す断面図
であり、血漿人口16、出口17、血漿f液又は濾過血
漿出口18、内部に充填された多数の中空糸19を有す
る。中空糸19の端部は接着剤20で容器本体21と一
体となって接合され、且つ中空糸の両末端面は開孔22
を有する。また人口16、出口17をもつノズル23は
キャップ24で容器本体に締付けられている。
次に本発明装置の効果を説明すると、今41図において
血漿導入部1からローラーボンダ2で濃縮装置に供給さ
れた血漿が濃縮され、濃縮装置から血漿が流jtQPで
加温装置を経て濾過装置8に供給されるが、一方、濾過
装置の膜を通過しない供給血漿の一部は、循環ボンダ1
0、傭環流瀘(JRで循環され、かつ圧力計11におい
て血漿順路内圧がPの条件下でV遇される。
このときの濾過速度はQFである。濾過装置に供給され
る血漿は加温装置7で温度′r℃に加温され、一定温度
に保たれる。この装置で、循環ポンプlOを作動させな
いときストップ法となる。今供給血漿中およびP液血漿
中のアルブミン1lIltを各々CFA、CF’A、百
方近辺の高分子蛋白質をCPH廣、CFHMW、処理時
間をtとすると、ある処理時間内での血漿中各成分蛋白
質、すなわち、アル4ミン、高分子蛋白質それぞれの炉
液側への回収率(積分回収率)をRA%m(X)とし、
また全血漿供1、全血漿p液量をQPT、QFTとする
と / QF、CFA、dt HA−X100%  (1) / QP、CPA、dt / QP、CPHMW、dt QPT;/″QP、dt           (31
QFT= f QF、dt             
(4)で示される。
濾過装置の血漿順路側の容置が小さい場合、全血漿供給
量は全血漿ν過量、すなわち処理量と等しく、QPT=
QFTとなる。この場合、血漿浄化処理に要求される条
件は、HAは大きく、RHMWは小さいことで、分離性
を示す値IRA−RHMWIが大きいことが望ましい、
ま起、全血漿供給量QPTは内部圧力Pが大きくならな
い範囲で大なることが望ましい、Pが極めて大きくなる
と供給ポンプ2の供給能力が低下し。Pが低下するため
、その時点以降の。PTの増加は望めない、特に血漿浄
化を目的とじ(電場においては、前述の如く短時間、か
っJi1面積の小さなFj!装置で大警″δ血漿が処理
でき、しかもHAが大きいことが必須条件となるが、こ
の場合、1.5〜3時間でQT=4〜6z、gAss〜
95%となるような装置とすることが望ましい、また、
濾過装置の膜rkJ積も2d以上は蛋白吸着、蛋白ロス
等の見地から好ましくない。
ところが、血液より分離された血漿を通常の使い方であ
る循環ポツプ10を作動させない装置で濾過装置に供給
した場合、すなわちストップ法による装置で全濾過を行
った場合、濾過装置の限外V過圧は急速に上昇し、かつ
アルブミン回収率(RA)も悪く、かつアルブミンと分
子量巨万近辺の高分子蛋白との分離は極端に悪くなる。
このような装置lにおいて、濾過装置への供給血漿速度
の3〜20倍の速度で部分循環させる装置によって、ア
ルブミン回収率と高分子蛋白との分離性を嵐くすること
が可能であることを見出したが、さらKg<べきことに
処理血漿の温度を55℃まで上昇でき、かつ供給血漿を
、例えば蛋白濃度が5〜12%近辺の^い値にまで#縮
できる加m57mm装置を備え走装置を用いるとき、ア
ルブ、ミンの回収車(RA)は飛躍的に上昇し、かつア
ルブミン、高分子蛋白質の分離性も著しく向上すること
が判った。
このような装置において、例えば後記実施例に示す如く
、濾過器1平方米当り蛋白a度5%換算血漿26以上を
連続処理すると、アルブミン回収率は大巾に上昇するこ
とが可能であることを見出した。すなわち、この装置は
治療を目的とする血漿浄化法としての部分l@に要求さ
れる、短時間に大容量の血漿を小さな膜rM積の濾過装
置で処理し、高いアルブミン回収車を得ることを充分満
足させるものである。また一方、2を以下の処理しかで
きない場合、血漿浄化に必要な膜F過器の膜面積は2−
以上もの大きなものとなり好ましくない。
以下本発明の実施例を挙げて説明する。
3、実施例−1 セルロースアセテート(h:astman社11ijC
A−394−45)15F、溶媒としてアセトン38t
およびメタノール10Fの混合溶媒47F。
金属化合物として塩化カルシウム2水塩13t、添加溶
媒としてシクロヘキサノール251を完全均一溶液にな
るように攪拌し、脱泡した原液を得た。この紡糸原液を
環状紡糸孔から吐出させ、その中央部にある内部凝固液
の流出孔からは508量%メタノール水溶液を定量的に
流出させ、下方[80■空中を通過させた後、50容量
%メタノール水溶液の凝固浴に導き、凝固した中空糸を
メタノール浴で処理した。この結果、得られた中空糸は
、内径350μ、膜厚21Gμ、分Iji分子量200
万である。この中空糸を10.000本東ね、両端をウ
レタンで固定し、有効長181、有効Hrki積2−の
濾過装置を作成した。
また、膜面積1,5−のポリアクリロニトリル中空糸F
遍型人工腎臓(商品名、ヘモフィルターPAN−15、
旭メディカル社#りを用いたalIm器と、熱交換器型
血漿加温装置、ローラーボンプ、ブルドン管型圧方針、
及び血液回路ドリップチャンバーを組合せて、第1wA
K示す装置を作成した。次にへマドクリット45%、ヘ
パリン1万単位1を添加牛!1liJl血を孔径0,2
μ。
膜面積0.5−のセルロースアセテート中空糸型血漿分
離器(商品名、プラズマフローHi−05、旭メディカ
ル社襄)に流量lo o rat/分で供給し、限外濾
過圧80■Hgで血漿分離し、蛋白濃度5!Xの血漿を
作成した。か−る血漿を第1図に示す装置に次の条件で
供給した。
加温装置温度(T℃)    45℃ 部分循環流量(QR)   aoo*7G処理時間  
       2時間 なおブランクとして第1図の濃縮装置、加温装置及び部
分循環系路をもたない装置の代用として、これらを作動
させない次の条件 11klaktml1m’4    1.0 倍(ff
i白濃f 5 X )加温装置温度(’r℃)    
as℃部分循環流t(QR)     o1分を採用し
た。
このとき本発明装置への血漿供給速度は、ブランク(蛋
白濃度5%)のとき40 d/’9.本発明装置の条件
(蛋白#fL10%)のとき2〇−7分とし、濾過装置
に対し蛋白総供給量が両者とも同一となるようKした。
血漿中のアルブミン、分子量巨万以上の高分子蛋白成分
の回収率は、東洋V14社製液体り目マドグラフィーH
LC−801A(カラム5W−3000x1本、溶離液
に燐酸緩衝液使用)によるクロマトグラフから解析した
。第6図実線は牛血漿5%蛋白溶液(母液)の100倍
希釈液の液クロパターンであり、点線はF液血漿100
倍希釈液のパターンである。
今、母液およびp液のアルブミン、為分子蛋白質のピー
ク面積を各々AA、 AHMW、ムに、に閥Wとすると
、各成分の積分回収率は、 ΣQP ΣQP なる計算式から求めた。この場合、これらの蝋はスター
ト後2時量目までのF献血候をプールしたものを用い固
定した。また、血漿総蛋白談度はビウレット法にて測定
した。結果t−#41表に示す。第1表において、QF
Tは全血漿V献@(tJ、Pはf過器の到達圧力(■H
g)である・この結果から、通常の装置(ブランク)で
は、急激に濾過装置の圧力が上昇し、処iml!@力が
低下すると共和、アルブミンの回収率、分離性も悪い。
第1表8 (注)括弧は蛋白1111f5%換算量これに対し、本
発明の装置では、アルブミン回収率は飛躍的に同上し、
かつ分離性、処理能力ともに向上することが判った。こ
の結果、蛋白員度5Xの血漿をl0XK濃縮し、部分循
環流量3004颯45℃で有効膜面積1平方メートル当
り1蛋白濃度5%換算血漿2を以上の連続−過条件で9
2%のアルブミン回収率となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を示す図、第2図、第3図は第1図
装置の別の実施列を示す図、第4図は第3図装置の別の
実施例を示す図。tas図は本発明装置に用いるPAN
置又は濃−装置の一実施例を示す図。第6図は実施例1
の回収率を示すグラフである。 1・・・血漿導入部、   2・・・ローラーポンプ、
3・・・l!I−装置、    4・・・圧力調整器、
5・・・濃縮血漿、    6・・・血漿P液、7・−
・加−i&瀘、   8・・・FJ装置、9・・・−過
残液、   10・・・ローラーポンプ、11・・・圧
力計、      12・・・血漿P液−血漿混合室、
13−・・血漿導出部、  14−71[1(am装置
、15・・・ローラーポンス 16・・・血漿入口、1
7・・・血漿出口、    18・・・血漿FM又はp
過血漿出口19・・・中空糸、    20・・・接着
剤、21・・・容器本体、   22・・・開 孔、2
3・・・ノズル、    24・・・キャップ。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 手続補正書 昭和57年5月28日 特許庁長官 島田要衝 殿 1 事件の表示 %願昭56−190679号 2 発明の名称 血漿を処理すべき装置 5 補正をする者 事件との関係・特許出願人 旭メディカル株式会社 4代理人 東京都港区虎ノ門−丁目2番29号虎ノ門産業ビル5階
明細書の発明の詳細な1tG2#yJの欄6 補正の内
容 明細書の記載を次のとおシ補正する。 (1)第7頁20行の「血漿の循環は」のつぎに、「ポ
ンプ10の回転方向管逆転させることによって、加温装
置7、濾過装置8、循環系路9内を通る血漿の流れを」
を挿入する。 (2)第12頁18〜19行の[%開開55−1482
09Jを削除する。 (3)第12頁19行の 「同55−1482104を [特開昭55−1482104と補正する。 (4)第12頁19〜20行の[同55−148211
1を削除する。 (5)第13頁6行の [%公開54−12473Jを 「特開昭52−84183Jと補正する。 (6)第15頁8行の [%開昭54−12475Jを 「特開昭52−84.1 a 5Jと補正する。 (7)第13頁1行G [セルロースエステル(7)filtllJ t−「セ
ルロースエステルをその溶媒」と補正する。 (8)第13頁10行の 「−の−価、」を 「チ、−価、」と補正する。 (9)第17頁16行の「まで上昇でき」のりぎに、「
処理血漿の温[を39〜55℃、好ましくは40〜50
℃の範囲に昇温させ、」を挿入する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 血漿導入部と血漿導出部との関に、血漿濃縮装置と、該
    濃縮装置で濃縮された血漿をF遇する血+lf濾過装置
    と、該血漿濾過装置を通過する濾過残血漿の少なくとも
    一部を戸遇すべき血漿と混合するための部分循環手段と
    を有する血漿を処理する装置。
JP56190679A 1981-11-30 1981-11-30 血漿を処理すべき装置 Pending JPS5894858A (ja)

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