JPS5893442A - キヤンドモ−トルの固定子とその製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水中で使用されるキャントモ−トルの固定子
とその製造法に係り、さらに詳しくは固定子をキャンで
密閉し、固定子の周りの空間部に絶縁体を充填する型式
のキャントモ−トルの固定子とその製造法に関する。

第１図に固定子をキャンで密閉した型式のキャントモ−
トルを示す。

キャンドモート茅は、第１図に示されるように固定子鉄
心１と固定子巻線２とを、ハウジング３とエンドブラケ
ット４．４とキャンＳとで囲まれた空間部に設置し、固
定子の周りの空間部に絶縁体７を充填して構成されてい
る。前記キャン５は。

エンドブラケツ）４．４ＩＣ溶接され、かつ固定子鉄心
１に密着するように成形されており、固定子巻線２を防
水している。

ところで、前記キャントモ−トルの絶縁体７には、従来
熱変形温度の高いエポキシ樹脂を用い。

次のようにして成形している。

すなわち、液状のエポキシ樹脂をエンドブラケット４に
形成された注入口６から注入し、硬化させるようにして
いる。このエポキシ樹脂の注入に際して、エポキシ樹脂
は室温粘度が高い丸め温度を上げ、しかも固定子局りの
空間部に空気が存在すると、キャン５の表面等に残留空
気の巣ができるため真空引きして行う。もし、真空引き
が不完全で、エポキシ樹脂内に残留空気を含んで巣がで
きると、固定子巻線２の温度上昇によって残留空気が膨
張し、その圧力が大きくなり、キャン５を直径の中７Ｃ
？部方向に圧迫し、キャン５内に配置された回転子（図
示省略）を拘束する不具合が生じる。

したがって、液状のエポキシ樹脂を注入し、硬化させる
従来技術でに、エポキシ樹脂の注入時に高真空に保持す
る必要があるため、処理時間が長くかかる欠点があり、
絶縁体７をすべて樹脂で成形しているので、高価となり
かつ重量が嵩む欠点がある。

本発明の目的は、固定子巻線の加熱によるキャンの変形
を防止できるキャントモ−トルの固定子を提供するにあ
り、また本発明の他の目２的は前記固定子を確実に製造
しうる製造法を提供するにある。

そして、本発明固定子モールド絶縁体の特徴は、キャン
で密閉された固定子の周ｐの空間部に、粒状の充填材と
粉末の樹脂との混合物が充填され、蚊混合物が加熱、硬
化され、前記充填材と樹脂とがポーラス状に一体化され
ているところにあり、この構成により真空引き、を省略
でき、固定子巻線の加熱によるキャンの変形を防止でき
、軽量化およびコストダウンを図り得たものである。

さらに、本発明製造法の特徴は、キャンで密閉された固
゛定子の周りの空間部に、粒状の充填材と粉末の樹脂と
の混合物を充填シ、ついで加熱、硬化させ、前記充填材
と樹脂−と金ポーラス状に一体化させたところにあり、
前記固定子モールド絶縁体を確実に製造することができ
九ものである。

以下、本発明を図面に基づいて説明する。

第２図ないし第５図は、本発明製造法の一実施態様と、
その製品である固定子を示す。

前記固定子を製造するには、まず第各図に示されるよう
に、キャン５で密閉された固定子の周りの空間ＩＩ　ｖ
ｃ　１粒状の充填材８と粉末の樹脂９との混合物を充填
する。

前記キャン５　ｕ　、ノ・ウジング３の軸方向の両端部
に取り付けられたエンドブラケット４．４に溶接され、
かつ固定子鉄心１と固定子巻線２とを有する固定子の、
前記固定子鉄心ＩＶｃ密着するように成形されている。

また、前記エンドブラケット４＆Ｃは注入口６が形成さ
れている。

前記充填材８Ｖｃ＃′ｉ、けい酸ジルコニウム、石英、
！イカ、ガラス、砂等の単体ま、たはこれらの混合物を
用い、好ましくは粒［０，０５〜０．３５箇程区のもの
を使用する。

前記樹脂９には、エポキシ系またはポリエステル系のも
のを用い、粉末にしたものを使用する。

前記粒状の充填材８と粉末の樹脂９との混合割合は、固
定子モールド絶縁体としての絶縁性、固定子巻線２およ
びキャン５を保護するに足る機械的！１［、固定予巻＠
２の温度上昇による空気圧力の伝達性等に配慮し、実験
の結果、充填材１００重量部に対し、樹脂３〜２０　重
量部が適当であった。

前記粒状の充填材８と粉末の樹脂９との混合物を充填す
るに当たっては、該混合物に振動を与えながら第２図に
示されるように、前記エンドブラケット４に形成された
注入口６を通じて行う。

この混合物の充填中、粒状の充填材８間の空隙部内の空
気を追い出しつつ粉末の樹脂会が埋め込まれる結果、充
９項中に真空引きを行わなくとも、残留空気をほとんど
なくすることができる。前記混合物の充填状態を第３図
に模型的に示す。

前記固定子の周りの空間部に、粒状の充填材８ど粉末の
樹脂９との混合物を充填後、加熱、硬化させる。

この処理により、粉末の樹脂９は溶融し、体積を一縮小
゛しながら硬化し、粒状の充填材８を固着し、溶融樹脂
９′と充填材８とがポーラス状に一体化された固定子モ
ールド絶縁体１０が成形される。第３図に前記固定子モ
ールド絶縁体ｌＯを模型的に示し、第５図に該固定子モ
ールド絶縁体１０を有するキャ／トモ−トルを示す。

前記溶融樹脂９′と充填材８とがポーラス状に一体化さ
れた固定子モールド絶縁体１ＯＦｉ、キャントモ−トル
の使用中、固定子巻線２の温度上昇によって局部的に熱
せられ、その周りの残留空気が加熱膨張されても、加熱
された空気は固定子モールド絶縁体１０に形成されてい
る気孔を通じて温度の高い部分から低い部分へ流れ、前
記空気の圧力が平均化される結果、キャン５を直径の中
心方向に押し出すほど大きな圧力にはならない。

次表に、前述したところと同じ工程で成形した試験片の
試験結果を示す。

表 曲げ強度が２０Ｋｆ／ｃｄ以上有している。かかる曲げ
強度は、固定子モールド絶縁体として、固定子巻線２お
よびキャン５を保護するために十分な強度である。を九
、粒状のけい酸ジルコニウムとエポキシ樹脂粉末との混
合物の充填時に、真空引きを省略しても、離型後の充填
材剥離率が少なく、けい酸ジルコニウムと溶融、固化さ
れたエポキシ樹脂との結合性の良いものが得られるし、
絶縁性の点でも全く問題がない。

本発明は、以上説明した構成９作用のもので、本発明固
定子モールド絶縁体によれば、固定子の周りの空間部に
粒状の充填材と粉末の樹脂との混合物を充填し、充填材
間の空隙部内の空気を追い出しつつ樹脂が詰め込まれる
ようにし、残留空気をほとんどなくすることができるの
で、充填中の真空引きを省略できる結果、短時間で成形
できる効果があり、ひいて畔量産性に優れた効果がある
。

また、本発明では前記粒状の充填材と粉末の樹脂とを加
熱、硬化させることによって、両者がポ熱を発生し、残
留空気がその熱で膨張しても、空気が温度の高い部分か
ら低い部分へ流れるため、空気の圧力によりキャンを直
径の中心方向に押し出す不真合を解消しうる効果がある
。

しかも、本発明では粒状の充填材と粉末の樹脂とを用い
て加熱、硬化させているので、従来の全体を樹脂で固め
たものに比べて著しく軽量化しうる効果を有する外、コ
ストダウンを図９うる利益もある。

さらに、本発明製造法によれば固定子の周りの空間部に
、粒状の充填材と粉末の樹脂との混合物を充填し、つい
で加熱、硬化させ、充填材と樹脂とをポーラス状に一体
化させるようにしているので、前記固定子モールド絶縁
体を確実に製造できる効果・がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の固定子モールド絶縁体で絶縁され九キャ
ントモートルの縦断面図、第２図ないし第５図は本発明
製造波とその製品である固定子の一例を示すもので、第
２図は粒状の充填材と粉末の樹脂との混合物の充填過程
を示す図、第３図は前記混合物が充填された状態を構製
的に示す図、第４図は前記混合物が加熱、硬化され、ポ
ーラス状に一体化されている状態を模型的に示す図、第
５図は本発明固定子の縦断ｒＭｒＩ！Ｊである。 １・・・固定子鉄心、２・・・固定子巻線、３・・・ハ
ウジング、４．４・・・エンドブラケット、５・・・キ
ャン、６・・・注入口、８・・・粒状の充填材、９・・
・粉末の樹脂、９・・・溶融された樹脂、１０・・・ポ
ーラス状の固定子モールド絶縁体。 代理人　弁理士　秋　　本　　正　　実第１図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　キャンで密閉された固定子の周りの空間部に、ポ
   ーラス状の絶縁体が充填しであることを特徴とするキャ
   ントモ−トルの固定子。 ２、　キヤなで密閉された固定子の周りの空間部に％粒
   状の充填材と粉末の樹脂との混合物を充填し、ついで前
   記樹脂を加熱、硬化させ、前記充填材と樹脂とをポーラ
   ス状に一体化させることを特徴とするキャントモ−トル
   の固定子製造法。 ３、　前記粒状の充填材は、粒［０，０５〜０．３５＋
   ｍの無機物であることを特徴とする特許請求の範囲第２
   項記載のキャントモ−トルの固定子製造法。 ４、　前記充填材と樹脂との混合割合は、充填材１０．
   ０重量部に一対して、樹脂３〜２０重量部であることを
   特徴とする特許請求の範囲第２項又は第３項記載のキャ
   ントモ−トルの固定子製造法。