JPS588380B2 - 有機アミン類の製造法 - Google Patents

有機アミン類の製造法

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JPS588380B2
JPS588380B2 JP5194274A JP5194274A JPS588380B2 JP S588380 B2 JPS588380 B2 JP S588380B2 JP 5194274 A JP5194274 A JP 5194274A JP 5194274 A JP5194274 A JP 5194274A JP S588380 B2 JPS588380 B2 JP S588380B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、工業的に有機イソシアナート類を製造する際
に副生する有機インシアナート類の蒸溜残渣から有機ア
ミン類を製造する方法に関する。
ポリウレタンフォーム、エジストマー、塗料などの原料
である有機イソシアナート類は、工業的には、対応する
有機アミン類とホスゲンとを反応させることによって製
造される。
これらの中で主として硬質ウレタンフォームに使用され
る粗インシアナート類以外は通常、蒸溜法によって精製
がおこなわれている。
この蒸溜精製の際、蒸溜残渣と称される副生物が、精製
イソシアナートに対して10数%、インシアナートの種
類によっては20%以上も副生する。
これらのイソシアナート類の蒸溜残渣は、利用の途もな
く、産業廃棄物として投棄または焼却によって処理され
てきた。
しかし、近年ポリウレタン工業の驚くべき発展に伴い、
その原料である有機インシアナート類の生産高も増加す
るにつれて副生ずるイソシアナート類の蒸溜残渣の処置
も、大きな問題となってきている。
すなわち、投棄や焼却などではこれらのイソシアナート
類の残渣がチッ素原子を多量含有する化合物であるだけ
に環境汚染等の社会問題を引起す町能性がある。
この有機イソシアナート類の蒸留残渣は、インシアナー
ト類の製造過程すなわち有機アミン類のホスゲン化工程
や生じたイソシアナート類の蒸留下程において二以上の
分子が化学反応的に、または熱的に重縮合した各種化合
物の混合物と推定されるが、その各化合物の構造は明ら
かではない。
また、これらの多くは褐色〜黒色の塊状のものであるた
めにこれらの利用方法も見当らなかった。
本発明者等は、資源の有効利用ならびに環境汚染の防止
という見地からこの蒸留残渣の利用について鋭意検討し
た結果、これから有機アミン類を高収率で製造できるこ
とを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は有機イソシアナート類の製造時に副
生する蒸留残渣を、■水、アルコール類およびアミン類
から選ばれた少なくとも一種と■アルカリ金属またはア
ルカリ十類金属の水酸化物、酸化物およびアミン類から
選ばれた少なくとも一種の存在下に加熱することを特徴
とする有機アミン類の製造法である。
本発明で用いられる有機イソシアナート類の蒸留残渣と
は、たとえばフエニルイソシアナート、パラクロルフエ
ニルイソシアナート、オルソクロルフエニルイソシアナ
ート、メタクロルフエニルイソシアナート、3・4−ジ
クロルフエニルイノシアナート、2・5−ジクロルフエ
ニルイソシアナート、メチルイソシアナート、エチルイ
ソシアナート、n−プチルイソシアナート、n−プロビ
ルイソシアナート、オクタデシルイソシアナートなどの
モノイソシアナート類、たとえば2・4−トリレンジイ
ソシアナート、トリレンジイソシアナート(65/35
)、トリレンジイソシアナート(80/20)、2・6
−トリレンジイソシアナート、1・3−フエニレンジイ
ソシアナート、1・4−フエニレンジイソシアナート、
1・3−ジメチルベンゾール2・4−ジイソシアナート
、1・3−ジメチルベンゾール4・6〜ジイソシアナー
ト、1・4−ジメチルベンゾール2・5−ジイソシアナ
ート、1エチルベンゾール2・4−ジイソシアナート、
1−イソプロビルベンゾール2・4−ジイソシアナート
、ジイソプロビルベンゾールジイソシアナート、ナフタ
リン1・4−ジイソシアナート、ナフタリン1・5−ジ
イソシアナート、ナフタリン2・6−ジイソシアナート
、ナフタリン2・7−ジイソシアナート、1 ・1′ジ
ナフチル2・クージイソシアナート、ビフエニル2・4
′−ジイソシアナート、ビフエニル4・4′−ジイソシ
アナート、3・3′−ジメチルビフエニル4・4′−ジ
イソシアナート、3・3′−ジメトキシビフエニル4・
4′−ジイソシアナート、2−ニトロピフエニル4・4
′−ジイソシアナート、ジフエニルメタン4・4′−ジ
イソシアナート、2・2−ジメチルジフエニルメタン4
・4′−ジイソシアナート、ジフエニルジメチルメタン
4・4′−ジイソシアナート、3・3′−ジメトキシジ
フエニルメタン−4・4′−ジイソシアナート、4・4
′−ジメトキシフエニルメタン3・ご−ジイソシアナー
ト、3・3′−ジクロロジフエニルジメチルメタン4・
4′−ジイソシアナートなどの芳香族ジイソシアナート
類、たとえばエタンジイソシアナート、プロパンジイソ
シアナート、ブタンジイソシアナート、ヘキサンジイソ
シアナート、2・2ジメチルペンタンジイソシアナート
、オクタンジイソシアナート、2・2・4トリメチルペ
ンタンジイソシアナート、デカンジイソシアナートなど
の脂肪族ジイソシアナート類、ω・ω’−ジイソシアナ
ート1・3−ジメチルベンゾール、ω・ω’−ジイソシ
アナート1・2−ジメチルベンゾール、ω・ω’−ジイ
ソシアナート1・2−ジメチルシクロヘキサン、ω・ω
′ージイソシアナート1・4−ジメチルシク口ヘキサン
、ω・ω’−ジイソシアナート1・4−ジエチルベンゾ
ール、ω・ω’−ジイソシアナート1・4−ジメチルナ
フタリンなどの脂環族ジイソシアナート類、1−メチル
ベンゾール2・4・6−トリイソシアナート、1・3・
5−トリメチルベンゾール2・4・6−トリイソシアナ
ート、ナフタリン1・3・7−トリイソシアナート、ビ
フエニル2・4・4′〜トリイソシアナート、ジフエニ
ルメタン2・4・4′一トリイソシアナート、トリフエ
ニルメタン4・4′・4”’−トリイソシアナートなど
のトリイソシアナート類あるいはこれらの混合物などの
蒸留残渣が挙げられる。
これらの蒸留残渣は通常、固体状であるが、たとえばこ
の蒸留残渣に上記の有機イソシアナート類を混合して液
状になっているものでも使用できる。
これらのイソシアナート蒸留残渣のうち、2・4−トリ
レンジイソシアナートおよび2・6−トリレンジイソシ
アナートその混合物ならびにジフエニルメタン4・4′
ージイソシアナートなどのジイソシアナート類の蒸留残
渣は特に好ましいものである。
本発明の■で示されるアルコール類とは、たとエハメチ
ルアルコール、エチルアルコール、イソプロビルアルコ
ール、n−ブチルアルコール、2一エチルヘキシルアル
コール、1−オクタノール、メチルセロソルブ、エチル
へロソルブ、カルビトールなどのモノアルコール類、た
とえばエチレンクリコール、グロピレングリコール、1
・4ブタンクリコール、1・3ブタングリコール、1・
5ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1・6
ヘキサングリコール、1・10デカングリコール、ジエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチ
レンクリコール、トリフロピレングリコール、テトジエ
チレングリコールなどのグリコール類、たとえばグリセ
リン、トリメチロールプロパン、1・2・6−ヘキサン
トリオールなどのトリオール類、たとえばペンタエリス
リトール、ジグリセリンなどのテトラオール類などが挙
げられる。
これらのアルコール類は単独または二種以上混合して使
用することもできる。
さらにこれ等のアルコール類と水とを混合して使用する
こともできる。
また、これらのアルコール類のうち、特に1−ブタノー
ル、メチルセロソルブ、セロソルブ、カルビトールで示
されるモノアルコールおよびエチレングリコールで代表
されるグリコール類が好ましい。
アミン類としては、たとえばジーn−プチルアミン、エ
チレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミン、n−ヘキシルアミン、2−エチルヘキシ
ルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン
、トリエタノールアミン、イングロパノールアミン、ト
リエチルアミン、n−プロビルアミン、ジーn−プロビ
ルアミン、トリーn−プロビルアミン、n−アミルアミ
ン、N−N−ジメチルエタノールアミン、イソーブチル
アミン、イソーアミルアミン、メチルジエチルアミンで
示される直鎖状脂肪族アミン、たとえばシクロヘキシル
アミン、ピペラジン、ピペリジンで示される環状脂肪族
アミン、たとえばアニリン、メチルアニリン、ジメチル
アニリン、ジエチルアニリン、オルトー、メター、バラ
ートルイジン、ペンジルアミン、シメチルベンジルアミ
ン、ジエチルベンジルアミン、オルトー、メター、パラ
ーアニシジン、オルトー、メター、バラクロロアニリン
、ハラーヘネチジン、オルトーヘニレンジアミン、α−
ナフチルアミンで示される芳香族アミン、たとえばピリ
ジン、α・β−ピコリン、N−メチルモルフオリン,N
−エチルモルフオリン、ピラゾール、モルホリンで示さ
れる複素環式アミン、メター、オルトートリレンジアミ
ンなどのジアミン類が挙げられる。
これらのアミン類は単独または二種以上と混合して使用
することもできる。
これらのアミン類のうち、特にモノエタノールアミン、
インプロパノールアミンなどが好ましい。
ここで■で示される成分とは、主にイソシアナート蒸留
残渣の溶媒として用いられるものである。
しかしながら、上記で示されるアミン類は、後述の■で
示される成分を兼ねることもできる。
本発明の■で示されるアルカリ金属またはアルカリ士類
金属の水酸化物および酸化物としては、たとえば水酸化
リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
マグネシウム、水酸化カルシウム、酸化リチウム、酸化
マグネシウム、酸化カルシウム、酸化バリウムなどが挙
げられる。
これらも単独または二種以上と混合して使用することも
できる。
また■で示されるアミン類とは、前述の■で示されるア
ミン類を全て包含するものである。
これらの中で特にモノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、モノイソグロパノール
アミンなどのアルカノールアミン、ジメチルアニリン、
ジエチルアニリン、ピリジン、Nーメチルモルホリン、
N−エチルモルホリン、トリエチレンジアミンなどの第
3級アミンが好ましい。
ここで■で示される成分とは、主にインシアナート蒸留
残渣を分解するための触媒として用いられるものである
本発明においては、有機イソシアナートの蒸留残渣を、
■で示される成分の少なくとも一種と■で示される成分
の少なくとも一種の存在下に加熱せしめる。
反応は常圧下または加圧下でおこなわれる。
この反応に際して、有機インシアナートの蒸留残渣は通
常、固体状であるのでこれを適邑な大きさに粉砕するこ
とが好ましい。
■で示される成分とイソシアナート蒸留残渣との使用割
合は■で示される成分の種類や有機インシアナート(残
渣)の種類によって変化するが、通常、約3/1〜1/
3好ましくは約2/1〜1/1(重量比)である。
また■で示される成分の使用害拾は、■および■で示さ
れる成分の種類ならびに有機インシアネート(残渣)の
種類とその量などによって変化するが、系全体に対して
たとえば水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属の水酸化
物の場合は系全体に対して通常、約30〜150重量%
好ましくは約70〜100重量%である。
アミン類を用いる場合には通常、約1〜50重量%、好
ましくは約5〜30重量%である。
加熱温度は■および■で示される成分の種類や量にもよ
るが、通常約50〜250℃、好ましくは約100〜2
00℃である。
またその時間は■および■で示される成分の種類や量な
らびに有機インシアナート(残渣)の種類などによって
左右されるが、約30分〜5時間である。
かくして得られる反応後は、蒸留法などによって容易に
目的の有機アミン類、■で示される成分ならびに■で示
されるアミン類などに分離される。
目的の有機アミンが■および■で示される成分と一致す
る場合は一成分として回収することができる。
また、反応液中に固形分が存在する場合は(■で示され
る成分としてアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水
酸化物、酸化物を使用した場合は主として炭酸塩が固形
分として析出する。
)、これを適宜の方法、たとえばろ別などの手段により
除去した後、蒸留などの操作をおこなう。
このようにして回収された■で示される成分、あるいは
■で示されるアミン類は上記の反応に再使用することが
できる。
一方、高収率で得られた有機アミン類は、再びホスゲン
化することにより有機イソシアナートとし、ポリウレタ
ン原料として有効に利用することができる。
つぎに本発明方法の具体例として実施例をあげる。
実施例 1 温度計、還流冷却器および攪拌機を付した500ml四
口フラスコ中に粉砕したトリレンジインシアナート蒸留
残渣100グ、ジエチレングリコール60gおよび水酸
化ナトリウム90gを仕込み、攪拌下に外部より加熱し
た。
1時間後に内部の液温は170℃となり粉末状の固型物
は完全に消失し、白色結晶状物質が生成してきた。
反応液の一部を採取し、ガスクロマトグラフィーにより
調べた結果、メタトリレンジアミンが78%生成してい
ることが判明した。
同温度で3時間攪拌を続け、70℃まで冷却し分解物を
300mlのメタノール中に注いだ。
次いで沈殿した白色粉状物質を沢別して除き、得られる
溶液層を蒸留した。
105〜120℃/ 3 mm.H gで留出する液状
物質120gを得た。
この液状物質を放置すると白色針状結晶が析出した。
この混合液をろ別し40gの白色針状結晶と752の無
色透明な液体を得た。
結晶部を熱水から再結晶することにより白色針状結晶3
0gを得た。
また溶液部のガスクロマトグラフィー分析によりメタト
リレンジアミンが約20%含まれており、残りは分解溶
媒として用いたジエチレングリコールであることが判明
した。
なお白色針状結晶は元素分析値がC、68.35;H、
8.10;N、22.68%であり、IR、NMRスペ
クトルのチャートは標品のメタトリレンジアミンに一致
した。
生成したメタトリレンジアミンの収率は89%であった
実施例 2 実施例1と同様にして、粉砕したトリレンジイソシアナ
ート蒸留残渣50グ、モノエタノールアミン60gおよ
び水酸化ナトリウム452を採取し、攪拌下に160℃
で3時間加熱を行なった。
反応混合物を2 0 0mlのメタノール中に注ぎ、生
成する炭酸ナトリウムの沈殿をろ別後、メタノール層を
蒸留した。
得られたメタトリレンジアミンの収量は32.8g(収
率94%)であった。
実施例 3 温度計、還流冷却器および攪拌機を付した500ml四
日フラスコ中に粉砕したジフエニルメタン4・4′−ジ
イソシアナート蒸留残渣752、水酸化ナトリウム50
gおよびジプロピレングリコール902を秤取して、攪
拌下に170℃で1,5時間加熱を行なった。
反応の進行とともに、反応混合物の色調は赤紫色となり
、ジフエニルメタン4・4′−ジイソシアナート蒸留残
渣の粉末は消失した。
得られた反応生成物を70℃に冷却した後、300ml
のメタノール中に注いで沈殿する炭酸ナトリウムを沢別
した。
メタノール層を減圧蒸留すると、90〜101℃/ 5
mHgでジプロピレングリコールが留出した後、198
〜214℃/5mmHgで液状物質が留出した。
この液状物質は放冷すると白色結晶となった。
この白色結晶はエタノールーH20系で再結晶した。
この物質の融点は91℃で、そのIRおよびNMRスペ
クトルは標品の4・4′−ジアミノジフエニルメタンの
ものと一致した。
また、この結晶の窒素分析の結果、窒素含有率は139
%であった(標品の4・4′−ジアミノジフエニルメタ
ンの窒素含有率は1413%)。
したがって得た白色結晶は4・4′ージアミノジフエニ
ルメタンであることが確認された。
収量は56.3g(収率94.8%)であった。実施例
4 実施例1と同様にしてトリレンジイノシアナート蒸留残
渣の粉末50g、水酸化カルシウム46gおよびモノエ
タノールアミン100gを仕込み、160℃で7時間加
熱した。
反応混合物を70℃に冷却して後、200mlのメタノ
ール中に投入して、沈殿する炭酸カルシウムをろ別後、
メタノール溶液を蒸留した。
得られたメタトリレンジアミンの収量は31.2f(収
率89%)であった。
実施例 5 実施例3と同様にして、ジフエニルメタン4・4′−ジ
イソシアナート蒸留残渣粉末502、水酸什カリウム4
5y′およびジエチレングリコール1002を秤取し、
攪拌下に170℃で3時間加熱した。
反応混合物を200mlのメタノール中に注いで沈殿す
る炭酸カリウムをP号肢、メタノール層を蒸留した。
得られた4・4′−ジアミノージフエニルメタンの収量
は31’(収率96%)であった。
実施例 6 実施例1と同様な装置を使用し、プロピレングリコール
50S’、および50%水酸化ナ1・リウム水溶液80
グを加え、攪拌下に100゜Cに加熱した。
次いで1時間にわたりトリレンジイソシアナート残渣6
0y′を分割添加した。
その後、114〜115℃で還流下に4時間、攪拌を続
けたところ、粉末状固型分は完全に消失し、黒かっ色均
一な溶液となり無色粒状結晶が生成して来た。
反応液の一部をとり、ガスクロマトグラフィーにより調
べたところ、メタトリレンジアミンが81%生成してい
ることが判明した。
結晶を沢別し、液状の部分を蒸留することにより、メタ
トリレンジアミン31グを得た。
実施例 7 温度計、還流冷却器および攪拌機を付した1l四ロフラ
スコ中に粉砕したトリレンジイソシアナート蒸留残渣2
00グ、メチルセロソルブ200gを秤取し、攪拌下に
100℃に加熱して50%水酸化ナトリウム水溶液36
8gを30分間にわたって滴下した。
その後、110℃で3時間攪拌下に反応を継続した。
反応終了後、生成した無機塩の結晶を沢別したのち、未
反応の水酸化ナトリウムを濃硫酸で中和した。
有機層を蒸留することにより、メタトリレンジアミン1
19gを得た(収率85%)。
実施例 8 実施例1と同様にして、粉末状のトリレンジイソシアナ
ート蒸留残渣50fI′、ジエチレングリコール50g
′、水20グおよびトリエチレンジアミン5gを秤取し
て、かくはん下に加熱して110℃で5時間反応を行な
った。
反応終了後、蒸留することによってメタトリレンジアミ
ンを28f得た(収率80%)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 有機イソシアナート類の製造時に副生ずる蒸留残渣
    を、■水、アルコール類およびアミン類から選ばれた少
    なくとも一種と■アルカリ金属またはアルカリ士類金属
    の水酸化物、酸化物およびアミン類から選ばれた少なく
    とも一種の存在下に加熱することを特徴とする有機アミ
    ン類の製造法。
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