JPS5873710A - 溶湯の脱燐方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶湯の脱燐方法に関するものである。

従来、溶湯の脱′燐は生石灰を主体としたフラックスを
用い、燐の酸化剤として固酸または気ｅＩｔあるいは両
者を生石灰と共に溶湯に添加することにより酸化した燐
を該反応雰囲気で安嚢維持する方法がとられてき７’Ｃ
Ｏ 一般に脱燐速度は酸化剤添加方法、生石灰添加方法ある
いは温度等の種々の要因により左右されるが、これら諸
要因の影響の定量化がなされていないため、脱燐速度の
コントロールができないのが実状である。したがって、
目標鱗レベルまで脱燐できないかあるいは予想を超える
処理時間を要し、前後工程をみだし、生産性、歩留の低
下につながる等の問題が生じていた。

そこで、本発明者等は檎々の１！−１検討を重ね、′溶
−に生石灰と酸素を添加して脱燐するに際し、酸素供給
速度、生石灰供給速度、浴の攪拌エネルギー、溶湯温度
と脱燐速度の関係を副食した結果全ての例の脱燐速度定
数りが＜１）式および（２）式の関係で成立しているこ
とを見出した。

す＝ｌム（［Ｐｌｏ７９）ｌ）　＋１１＋＠＊＋ｓ＊＊
＊＊　（１）１ｏｆｌｐ　＝　０．４２５　ｌｂｆ　ｉ
　＋　０．５５６ｋｒｆａｌｃａｏ＊ｔｔ　＋　３”７
４’ｔ−６，０６１”　”　”（２）ここで（１）式の
ｌは処理時’ｌ　（−”）、（ト）０は処理前溶湯含有
燐量＆１）ＪＣＰｈは処理後溶湯含有燐量饅）で６　！
Ｄ　、（２）式の；は浴の攪拌エネルギー（ｗａｔｔ％
１人”０ａＯｅｆｆは有効ＣａＯ分供給速度（ｆ／イＤ
）、Ｔは浴湯温度（Ｏｋ）ア３ある。

なお、本発明の適用はＣａ０４の条件の制限をうけるこ
とはないが、−伽０ｏｆｆは既に本発明者等が特願昭５
６−１１４９７４号で提案して脱燐反応を最も効率的に
進行させる条件Ｃａ％、＝１．５〜２．５の中での最適
値２．１よシＣａｂ１０２が等しいか、大きい場合と小
゛さい場合に分けて次によシ補正の上算出する。

Ｃａｂｌｏｘ〉２．１の場合 シ偽ｏａｔｔ＝　２１（Ｑｏｚ−”０２ｆＯｒｌｌ１０
２）　…・・ｅ・…（３）ＣａＯ／Ｏ２≧２．１の場合 ωＣａＯｅｆｆ＝２１（ωＯ２−ωＯ２ｆｏｒＳｉｏ２
）・・・・・（４）ここで、ωＯａＯはＣａＯ分供給速
度（ｇ／＝／Ｔ）、−〜は酸素供給速度（ｆ／ｌ＋＋Ｉ
ｓ／Ｔ）　％Ｑ　ｏ！ｔｏｒａｔｏｌはＳｌとの反応に
よる酸−消費速度（ｆ／ｈ／　Ｔ　）、ム −ｏａｏｒｏｒｔｏａｏ−ａｉｏ、　　　８１との反応
（２ＣａＯ−８（Ｏｘ生成）、冒１ によるＣａＯ分消費□速度（ｆ／ＶＴ　）である＠そζ
で溶湯を許容処理時間以内に溶湯含有燐量の目標値まで
脱燐する−際し、（１）式に許容処理時間、目標溶湯含
有燐量および処理前の溶湯含有燐量を代入してりを算出
し、このりと実測した溶湯温度と二または”　０ａＯｅ
ｆｆの設定値をもとに（２）式を使って他の一方を満足
するように求めて操業を行なえば所定の処理時間以内に
所定の脱燐率を得ることが可能である。

なお、本発明の実施方法は、前記（１）式及び（２）式
をダイナミックコントロール系に組込んで行なってもよ
く、パッチ処理プロセスコンピータ−コントロール系に
組込んで実施してもよい。

以下本発明の実施例を述べる。

実施例１ 下記の成分φ）と温度の溶銑に下記の攪拌エネルギーを
与え°て、本発明に従い（１）式、（２）式にょ多制御
し鍋内で脱燐し、第１表の結果を得た。

なお、テス）Ｊｆ６１’、　Ｇ％Ｈは比較例である。

Ｃ４，５〜４．８、　　ｓｌＯ，２〜ｏ、ｓ、　　Ｍｎ
　Ｏ，３〜０．５ＰＯ１ｌＯ〜０．１２、　Ｓ　　Ｏ，
０２〜０．０４温度　１３５０〜１４５０Ｇ 捏拌エネルギー；　　１０００〜５６６０　ｗａｔｔ／
Ｔ第　　１　　表 第１表から明らかなように、本発明例のＡ、　ＢＣ％Ｄ
、Ｅは目標処理時間以上に溶湯含有量を全て目標値以下
まで脱燐で自た。

一方、比較例のＦ％Ｇ、Ｈは溶湯含有、量を目標値以下
まで脱燐するのにＨのように目標処理時間以上の長時間
を要したシ、Ｆのように目標値まで脱燐できなかったシ
、更にはＧのように処理時間も目標含有燐量もいずれ屯
満足できなかったシし九〇 なお、本実施例のｃ、　Ｄ、ｔは攪拌エネルギーの供給
手段としてガス吹込攪拌、電磁鱈導攪拌およびインペラ
ーによる機械攪拌の三通りを実施したが、実績処理時間
、実績処理後含有燐菫〔Ｐ〕１に差はなかった。

実施例２ 転炉での吹錬において下記の成分（イ）と温度溶銑に下
記攪拌エネルギーを与えて本発明に従い（１）、（２）
式によシ制御して脱燐し、第２表の結果を得た。

なおテスｔ４Ｌ％Ｍ、Ｎは比較例である。

Ｃ４，２〜４．５、Ｓｔ　Ｏ，２〜０．５、　Ｍｎ　Ｏ
，３〜０．５ＰＯ，ｌＯ〜０．１２、　Ｓ　　Ｏ，０２
〜０．０４温度　１３００〜１４００Ｃ 攪拌＋Ｃミドｎ−門　１０００〜１０００００　ｗａｔ
ｔ、４第２表 第２表から明らかなようＫ、本発明例工、Ｊ、Ｋは目標
処理時間以内に溶湯含有燐量を全て目標値以下まで脱燐
できた。

一方、比較例Ｌ％Ｍ、Ｎは溶湯含有燐量を目標以下まで
脱燐するのにＮのように目標処理時間以上に長時間を要
したシ、Ｌのように目標値まで脱燐できなかつ些シ、更
にはＭのように処理時間も目標含有燐量塵いずれ４満足
で龜なかったシした。

以上説明した如く１本発明は溶湯湯度と許容処理時間と
目標脱燐率が定まれば巖゛も効率よｉ脱燐処理条件を構
成する攪拌エネルギー、　ＣａＯ分供給速度が求まるの
で、許容処理時間以内に処理後の溶湯含有燐量を目標値
以下まで省エネルギー、省コストおよび省力的に脱燐す
ることが可能となシ、前後の工程をみ起すことなく処理
を完了することができ、溶湯処理上多大の効果が得られ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 溶銑に生石灰分と酸素を添加して脱燐する処理において
   、処理前の溶湯含有燐量と処理後の□目標、溶湯含有燐
   量と許容処理時間をもとに（１）式□。 によシ目標脱燐速度ｉ数４を算出し、次、いてりと溶−
   ｕｈｍ度をも、ケ′に（２）式によシ所定の処理時間１
   以内に所定の脱燐率を得るための必要攪拌エネルギー、
   必要有効ＣａＯ分供給速度を算出し不この算出値をも゛
   とに各々を制−御して脱燐することを＊徴とする溶湯の
   脱燐方法。 ”ｐ　〉ｔ　”　Ｇ；’）Ｏ々〕ｌ）・・・・・・・・
   ・（１）１ｇ４’ｐｉ＝０．４２５１ｏｇ；＋０．５５
   ６１ｔ４；ａＯ，。。ｔｔ　”　３１”／ｒ、６，０６
   １・＝（２）ただし、ｌｐ　　は脱燐速度定数（−一１
   人　：は浴の攪拌エネルギー（、ｗａｔｔ／Ｔ）、二〇
   ａＯｓｆｆは有効ｃａ。 分供給速度（ｔ／−ｉｓ　／Ｔ　）、Ｔは溶一温度（虫
   ）、ｌは脱燐処理時＋１ｒ１−八〇’）ｏ、は処理前浴
   場合有燐１ｍ＠）、〔Ｐ〕１は処理後溶湯含有煽菫＠）
   。 なお、ふい。。、ｆは（３）式および（４）式にしたが
   って算出する。 ＣＪＬＱ／’０２　〉２．１の場合 −〇ａＯｅｆｆ７２．１．（Ｗｏ、−二〇２ｆＯｒ８１
   ０２）　”　’　”　”　”　１′（３）ＣａＬＪｌｏ
   ｘ　＜　２．１の場合 ｃａｏ・ｆｆ　　　ＯａＯＣａ０ｆｏｒ　２ＣａＯ−８
   １０２，、、、、、（４）ここで、５ｏａｏはＣａＯ分
   供給速度（―β）、−は＃！氷供給一度（ｆ／−ｄ−４
   ＞、”０２ｆＯｒ８１０２はＳｌとの反応による酸素消
   費速度（ｆ／−１＝／Ｔ）、ωＣａ０ｆＯｒ　２（ＡＯ
   ４１０２はＳｌとの反応（２０ａＯ−８１０２（ｒ）生
   成）によるＣａＯ分消シ速度（ｔ／■／’Ｉ’）。