JPS58731Y2

JPS58731Y2 - 根太支持金具

Info

Publication number: JPS58731Y2
Application number: JP4241680U
Authority: JP
Inventors: 星野善二
Original assignee: 三洋工業株式会社
Priority date: 1980-04-01
Filing date: 1980-04-01
Publication date: 1983-01-07
Also published as: JPS56145546U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、建物の床板を受けるために用いられる根太（
又は大引）をコンクリート床面等の床面上に設置するた
めの根太支持金具の改良に関する。

根太支持金具の一例として、第１図に示すように、床面
１に固定される基礎板２と、この基礎板２０両端部に立
設された一対のボルト３．３’と、このポル）３、
３’の立設位置に対応して両端部にボルト挿通孔４，４
′を有する根太受５と、この根太受５の中央部に固定さ
れるＵ字型金具６とからなり、上記ポル）３、３’
をボルト挿通孔４，４′に挿通して、前記ポル）３
、３’に螺合させた支持用ナンド７．８によって根太受
５を適宜の高さ位置に固定すると共に、前記Ｕ字型金具
６の内側に根太９を嵌め込み、両側壁の上端中央部に穿
設した貫通孔にピン１０を連通させ、ナツト１１を締め
付けることによって根太９を固定するようにしたものが
あった。

しかしながら、上記の根太支持金具にあっては、根太９
の高さ位置は、一対のポル）３、３’に螺合されて
いる上下の支持用ナツト７．８をゆるめ又は締め付ける
ことにより調節するため、根太９を床構築面に多数設置
する場合などにおいては、組付作業性に釦いて非能率的
で煩雑であるという問題点を有していた。

また根太９には床の重量が加わるが、それを支持してい
る根太受５の支持剛性が低いという不具合をも有してい
た。

本考案はこのような問題点を解消して、取付作業が容易
で、かつ堅牢な構造とした根太支持金具を提供すること
を目的とする。

以下、添附図面に示す根太支持金具の実施例に基づいて
本考案を詳細に説明する。

第２図は本考案の根太支持金具を示している。

この根太支持金具の受板１２ば、矩形状の金属板からな
り、この金属板の長さ方向両端部を折曲形成して断面コ
字状に形成すると共に、クギ１３を打込むための一対の
クギ孔が穿設されている。

この受板１２の両端部には、一対の側板１４、１４’
が立設されている。

この側板１４、１４’は金属製の板状体からなり、そ
の下端部がわずかに折曲形成され縦断面り字状を形成し
ており、その両側壁には上下方向に延びる長孔１５、
１５’が肉厚部を貫通して設けられている。

また両側壁外表面の中央部には横方向に延びる多数の平
行突条群からなるすべり止め部１６、１６’を形成し
ている。

なお下端部には、クギ１３を打込むための一対のクギ孔
が穿設されている。

また側板１４、１４’間に配設されるＵ字型金具１７
は、第３図及び第４図に示すように、その両側壁を側板
１４．１４’方向に向は折曲げてボルト２０．２０’の
頭部を収容するボルト頭部収容部１８、１Ｂ’が形
成されると共に、このボルト頭部収容部１８、１８’
にはボルト挿通孔１９、１９’を開設し支持用ポル）
２０、２０’を挿通するようになっている。

なお上記Ｕ字型金具１７の根太抱持部内周面には、根太
２３を抱持する際に、根太２３を受けるクッション材２
４が嵌入されている。

また、Ｕ字型金具１７にはその両側壁上端中央部に穿設
した貫通孔にピン２５を連通させ、側壁から突出したピ
ン２５の先端に螺合したナツト２６を締め付けることに
よって根太２３を固定している。

それ故、上記実施例に係る根太支持金具を用いて根太２
３を固定するには、第２図に示すように、床面２７に受
板１２を据付は両端部のクギ孔にクギ１３を打込んで側
板１４、１４’を立設した状態で固定する。

次に第２図及び第３図に示すようにＵ字型金具１７に設
けたポル）２０、２０’の軸部を側板１４、１４
’に開設した長孔１５、１５’から外方に突出させ、
外側から表面に凹条が幾本か設けられている座金２１．
２１’及びナツト２２゜２２′を挿入し、予め根太支持
高さを調整し、た後、すべり止め部１６、１６’と座
金２１，２１′とを係合させると共にナツト２２，２２
′によって締付は固定する。

そして更に第４図に示すように、根太２３をＵ字型金具
１７の抱持部に嵌入）７、ピン２５をＵ字型金具１７０
両側壁上端中央部の貫通孔に挿通させナツト２６で適宜
の強さに締め付は固定する。

なお、上記に釦いて、Ｕ字型金具１７へのボルト２０，
２σの取付手段は上記実施例に示したものに限定される
ことなく、溶接等適宜の固定手段によることができる。

本考案の根太支持金具は以上のように構成したので、根
太を床面上適宜の高さに支持する場合においては、一対
のナツトをゆるめたり締め付けたりするだけで、根太の
高さ位置を調整できるため根太を床構築面に多数設置す
る場合においてその労力の省力化を計ることが出来、組
付作業性を大幅に向上させることが出来る。

また根太には床の重量が加わるが、その荷重を支持する
Ｕ字型金具はボルトによって支柱と連結されるため支持
剛性が強くなり、床の重量による根太位置のずれがなく
なる等の有益なる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の根太支持金具を示す斜視図、第２図は本
考案に係る根太支持金具の取付状態を示す斜視図、第３
図は第２図のＡ−Ａ線断面図、第４図は第２図の平面図
である。１２・・・受板、１４、１４’・・・側板、１５、
１５’・・・長孔、１６、１６’・・・すべり止め部
、１７・・・Ｕ字型金具、１８、１’・８・ボルト頭
部収容部、１９、１９’・・・ボルト挿通孔、２０，
２０′・・・ボルト、２３・・・根太、２７・・・床面
、２２，２２′・・・ナツト。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）床面２７上に固定される受板１２と、この受板１
２の両端部に立設され、その外表面に形成された多数の
突条群からなるすべり止め部１６゜１６′を有し、上下
方向に延びる長孔１５、１５’を設けてなる一対の側
板１４、１４’と、上記側板１４、１４’間に配置
され、上記長孔１５゜１５′を貫通して外方へ突出する
ボルト２０゜２０′を有してなる根太保持用のＵ宇金具
１７と、上記ポル１−２０．２０’に挿入され上記すべ
り止め部１６、１６’と係合するすべり止め手段を施
された座金２Ｌ２１’と、上記座金２１．２１’の外側
から上記ボルト２０．２０’に螺合され上記根太保持用
のＵ宇金具１７を所望の高さに固定するナツト２２，２
２′とからなる根太支持金具。
（２）前記Ｕ宇金具１７は、その両側壁にボルト２０．
２０’の頭部を収容するボルト頭収容部１８、１８’
が形成され、ボルト挿通孔１９゜１９′からポル１−２
０．２０’の軸部な外方に向は突出せしめてボルト２０
，２０’を保持することを特徴とする実用新案登録請求
の範囲第（１）項記載の根太支持金具。