JPS5871164A - 反転機構付枚葉輪転印刷機のカム切換装置 - Google Patents
反転機構付枚葉輪転印刷機のカム切換装置Info
- Publication number
- JPS5871164A JPS5871164A JP17028081A JP17028081A JPS5871164A JP S5871164 A JPS5871164 A JP S5871164A JP 17028081 A JP17028081 A JP 17028081A JP 17028081 A JP17028081 A JP 17028081A JP S5871164 A JPS5871164 A JP S5871164A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- reversing
- paper
- double
- sided printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F21/00—Devices for conveying sheets through printing apparatus or machines
- B41F21/10—Combinations of transfer drums and grippers
- B41F21/106—Combinations of transfer drums and grippers for reversing sheets, e.g. for perfecting machine
Landscapes
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は両面刷のための紙の反転機構を付設した枚葉輪
転印刷機において片面側と両面刷とに対応するためのカ
ム切換装置に関するものである。
転印刷機において片面側と両面刷とに対応するためのカ
ム切換装置に関するものである。
近年印刷の多様化に伴い、一台で片面側と両面刷とに使
い分けることのできる反転機構付の枚葉輪転印刷機が開
発されて実用化されている。第１図および第２図はこの
種の印刷機による片面副時と両面刷時とにおける紙の受
渡し動作を説明するための反転胴近傍の側面図を示し、
第１図は片面側、第２図は両面刷の場合を示している。
い分けることのできる反転機構付の枚葉輪転印刷機が開
発されて実用化されている。第１図および第２図はこの
種の印刷機による片面副時と両面刷時とにおける紙の受
渡し動作を説明するための反転胴近傍の側面図を示し、
第１図は片面側、第２図は両面刷の場合を示している。
これを同図に基いて説明すると、第１の印刷ユニットの
圧胴１の下流側には反転胴２が設けられており反転胴２
の下流側には第２の印刷ユニットの圧胴３が設けられて
いる。そして、第１の印刷ユニットの圧胴１とゴム胴４
との間で印刷が施された紙５は爪の咥え替により反転胴
２を経て第２の印刷ユニットの圧胴３とゴム胴６との間
へ送り込まれて次の印刷が施される。そこで、片面側と
両面刷とを圧絞すると、先ず第１図に示す片面側におい
て、表面５ａに印刷が施された紙５は、圧胴１側の爪７
から反転胴２の反転爪８に咥え替えられ、反転胴２がほ
ぼ１８０’回転したのち、圧胴３の爪９に咥え替えられ
て次の印刷が施されるが、この場合圧胴３に巻付けられ
る紙５は同じく表面５ａが上に出ているので片面側が行
なわれる。これに対し第２図に示す両面刷の場合には、
圧胴１とゴム胴４との間で表面５ａに印刷が施された紙
５は、爪７に咥えられたまま反転胴２との接触点を過ぎ
て圧胴１に巻付けられ、紙尻が両川１，２の接触点に達
したときにこの紙尻が反転爪８に咥え替えられる。この
とき爪Ｉが開いて紙５を解放するので反転胴２の回転と
ともに紙５は表裏が反転された状態で圧胴３に達し、爪
の咥え替えにより表面５ａが下になって圧胴３に巻付け
られ裏面５ｂに印刷が施されて両面刷となる。
圧胴１の下流側には反転胴２が設けられており反転胴２
の下流側には第２の印刷ユニットの圧胴３が設けられて
いる。そして、第１の印刷ユニットの圧胴１とゴム胴４
との間で印刷が施された紙５は爪の咥え替により反転胴
２を経て第２の印刷ユニットの圧胴３とゴム胴６との間
へ送り込まれて次の印刷が施される。そこで、片面側と
両面刷とを圧絞すると、先ず第１図に示す片面側におい
て、表面５ａに印刷が施された紙５は、圧胴１側の爪７
から反転胴２の反転爪８に咥え替えられ、反転胴２がほ
ぼ１８０’回転したのち、圧胴３の爪９に咥え替えられ
て次の印刷が施されるが、この場合圧胴３に巻付けられ
る紙５は同じく表面５ａが上に出ているので片面側が行
なわれる。これに対し第２図に示す両面刷の場合には、
圧胴１とゴム胴４との間で表面５ａに印刷が施された紙
５は、爪７に咥えられたまま反転胴２との接触点を過ぎ
て圧胴１に巻付けられ、紙尻が両川１，２の接触点に達
したときにこの紙尻が反転爪８に咥え替えられる。この
とき爪Ｉが開いて紙５を解放するので反転胴２の回転と
ともに紙５は表裏が反転された状態で圧胴３に達し、爪
の咥え替えにより表面５ａが下になって圧胴３に巻付け
られ裏面５ｂに印刷が施されて両面刷となる。
このように動作する反転機構付の印刷胴装置においては
、第１図と第２図とを比較すれば明らかなように、第１
図の片面側の場合、反転爪８は反転胴２とともに公転す
る間に自転せず、紙咥え時と紙放し時とで爪先が逆方向
へ向いているのに対し、第２図の両面刷の場合には、反
転爪８が紙５の紙尻側から進入してきてこれを咥え、反
転胴２とともに公転後、紙５を放すという動作をする関
係上、反転爪８を公転中にほぼｉｓｏ’自転させなけれ
ばならない。そこで従来、反転爪８用の開閉カムを、片
面制用のカムと、反転用のカム面を兼ね備えた両面刷用
のカムとの２個としてこれらを隣接して設け、片面・両
面刷の切換え時にはこれらのカムとカムフォロアとの相
対位置を選択的に切換えるという方法が採用されている
。
、第１図と第２図とを比較すれば明らかなように、第１
図の片面側の場合、反転爪８は反転胴２とともに公転す
る間に自転せず、紙咥え時と紙放し時とで爪先が逆方向
へ向いているのに対し、第２図の両面刷の場合には、反
転爪８が紙５の紙尻側から進入してきてこれを咥え、反
転胴２とともに公転後、紙５を放すという動作をする関
係上、反転爪８を公転中にほぼｉｓｏ’自転させなけれ
ばならない。そこで従来、反転爪８用の開閉カムを、片
面制用のカムと、反転用のカム面を兼ね備えた両面刷用
のカムとの２個としてこれらを隣接して設け、片面・両
面刷の切換え時にはこれらのカムとカムフォロアとの相
対位置を選択的に切換えるという方法が採用されている
。
しかしながら、従来のカム切換装置は、片面制用のカム
と両面刷用のカムとを軸方向へ移動しないように固定し
て設け、切換え時にはカムフォロアの方を移動させてい
ずれかのカムに対応させるものであったので、カムフォ
ロアが不安定で爪の開度やタイミングの精度が低下する
ことにより印刷障害が発生し易く、また、反転機構の強
度や高速性においても満足した安定性を期待することが
できなかった。
と両面刷用のカムとを軸方向へ移動しないように固定し
て設け、切換え時にはカムフォロアの方を移動させてい
ずれかのカムに対応させるものであったので、カムフォ
ロアが不安定で爪の開度やタイミングの精度が低下する
ことにより印刷障害が発生し易く、また、反転機構の強
度や高速性においても満足した安定性を期待することが
できなかった。
本発明は以上のような点に鑑みなされたもので反転胴軸
端部の機台フレーム側に固定して設けだ片面測用カムに
隣接して両面刷用カムを軸方向へ進退自在に支持させ、
反転胴側に枢着した広幅のカム７オロアを両カムの外周
カム面に対応させて設けるとともに、両面刷用カムと係
合するシックを機台フレーム側に枢支させこのシックの
揺動支点近接位置に設けたねじ部材に螺合する調整ボル
トを回動させることにより両面刷用カムをカムフォロア
に対応させたりこれから離脱させたりするように進退さ
せてカムの切換えを行なうように構成し、カムフォロア
の安定化により爪の開度やタイミングの精度向上と印刷
胴装置の強度と高速性の向上を計った反転機構付枚葉輪
転印刷機のカム切換装置を提供するものである。以下、
本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
端部の機台フレーム側に固定して設けだ片面測用カムに
隣接して両面刷用カムを軸方向へ進退自在に支持させ、
反転胴側に枢着した広幅のカム７オロアを両カムの外周
カム面に対応させて設けるとともに、両面刷用カムと係
合するシックを機台フレーム側に枢支させこのシックの
揺動支点近接位置に設けたねじ部材に螺合する調整ボル
トを回動させることにより両面刷用カムをカムフォロア
に対応させたりこれから離脱させたりするように進退さ
せてカムの切換えを行なうように構成し、カムフォロア
の安定化により爪の開度やタイミングの精度向上と印刷
胴装置の強度と高速性の向上を計った反転機構付枚葉輪
転印刷機のカム切換装置を提供するものである。以下、
本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
第３図ないし第７図は本発明に係るカム切換装置の実施
例を示し、第３図はその横断面図、第４図は第３図のＡ
Ａ断面図、第５図は第４図のＢＢ断面図、第６図は第５
図のＣｏ断面図、第７図は第４図のＤ視測面図である。
例を示し、第３図はその横断面図、第４図は第３図のＡ
Ａ断面図、第５図は第４図のＢＢ断面図、第６図は第５
図のＣｏ断面図、第７図は第４図のＤ視測面図である。
反転胴周辺の胴配列および紙の反転動作等については、
第１図および第２図を用いて説明する。これらの図にお
いて、隣接する各印刷ユニットの左右のフレーム１ｏに
は、それぞれ印刷胴としてのゴム胴４，６とその倍径の
圧胴１，３とが周面を対接させて軸支されており、両方
の圧胴１，３間には、同じく倍径の反転胴２が各圧胴１
，３に周面を対接させてフレーム１０に軸支されている
。圧胴１ 、３（２）外周切欠き部には、胴軸端部のフ
レーム側に固定された爪開閉カムに胴側のカムフォロア
を対接させて胴１．３が回転することにより所定のタイ
ミングで開閉する複数個の爪７．９がそれぞれ配設され
ている。
第１図および第２図を用いて説明する。これらの図にお
いて、隣接する各印刷ユニットの左右のフレーム１ｏに
は、それぞれ印刷胴としてのゴム胴４，６とその倍径の
圧胴１，３とが周面を対接させて軸支されており、両方
の圧胴１，３間には、同じく倍径の反転胴２が各圧胴１
，３に周面を対接させてフレーム１０に軸支されている
。圧胴１ 、３（２）外周切欠き部には、胴軸端部のフ
レーム側に固定された爪開閉カムに胴側のカムフォロア
を対接させて胴１．３が回転することにより所定のタイ
ミングで開閉する複数個の爪７．９がそれぞれ配設され
ている。
反転胴２の外周部には、切欠き１１がはソ全長にわたっ
て設けられており、その側壁１２に回動自在に軸支され
た爪軸１３には、後述する爪開閉、反転装置で開閉・反
転する複数個の反転爪８が並設されている。全体を符号
１４で示す爪開閉反転装置は、２種類のカムを備えてい
る。このうちの片面側用カム１５は、フレーム１０に嵌
着固定されて反転胴２の端軸１６を軸支する軸受１７の
内端面にボルト１８で固定されており、端軸１６を回転
自在に軸支している。また、軸受１γ上には両面刷用カ
ム１９が片面測用カム１５に隣接して嵌装されており、
この両面刷用カム１９は、フレーム１０に挿通固定され
てガイド孔２０に嵌入されたガイドピン２１に沿って軸
方向へ進退自在に形成されている。なお、両方のカム１
５．１９については後程詳述する。一方、前記爪軸１３
の反転胴２端面からの突出部にはビニオン２２が固定さ
れており、このピニオン２２は、胴端面にピン２３で枢
着された扇形ギア２４と噛合している。
て設けられており、その側壁１２に回動自在に軸支され
た爪軸１３には、後述する爪開閉、反転装置で開閉・反
転する複数個の反転爪８が並設されている。全体を符号
１４で示す爪開閉反転装置は、２種類のカムを備えてい
る。このうちの片面側用カム１５は、フレーム１０に嵌
着固定されて反転胴２の端軸１６を軸支する軸受１７の
内端面にボルト１８で固定されており、端軸１６を回転
自在に軸支している。また、軸受１γ上には両面刷用カ
ム１９が片面測用カム１５に隣接して嵌装されており、
この両面刷用カム１９は、フレーム１０に挿通固定され
てガイド孔２０に嵌入されたガイドピン２１に沿って軸
方向へ進退自在に形成されている。なお、両方のカム１
５．１９については後程詳述する。一方、前記爪軸１３
の反転胴２端面からの突出部にはビニオン２２が固定さ
れており、このピニオン２２は、胴端面にピン２３で枢
着された扇形ギア２４と噛合している。
２５はカムフォロアであって、扇形ギア２４にピン２６
で枢着されておシ、両面刷用カム１９が片面用カム１５
に対接した位置においてこれら両カム１５．１９の外周
カム面に対応するように広幅に形成されている。そして
、片面測用カム１５は両面刷用カム１９が後述する切換
装置の操作でガイドピン２１上をフレームｌ’０１ｉｌ
１１へ移動してその外周カム面がカムフォロア２５から
外れたときのみカムフォロア２５が外周カム面に対接し
、そのカム面の作用でカムフォロア２５を介し扇形ギア
２４が揺動してピニオン２２との噛合で爪軸１３が回動
することにより、反転爪８が第１図に示すように所定の
タイミングで開閉する。また、両面刷用カム１９は、こ
れが片面制用カム１５上当接するまで進入して両カム１
５．１９にカムフォロア２５が対応したときに片面測用
カム１５が作用しないように、その外周カム面の小径部
半径が片面測用カム１５の外周カム面の大径部半径より
も大径であるようにカム面が形成されている。そして、
この両面刷用カム１９のカム面にカムフォロア２５が対
接して反転胴２が回転することにより扇形ギア２４．ビ
ニオン２２を介し爪軸１３が回動し、第２図に示すよう
に反転爪８が所定のタイミングで開閉・反転する。なお
、反転爪８は、両面刷用カム１９のカム面の山が低いと
きすなわち上り斜面の初期で扇形ギア２４の回転角度が
小さいときに開き、さらにカム面の山が高くなるにした
がって反転するように形成されている。
で枢着されておシ、両面刷用カム１９が片面用カム１５
に対接した位置においてこれら両カム１５．１９の外周
カム面に対応するように広幅に形成されている。そして
、片面測用カム１５は両面刷用カム１９が後述する切換
装置の操作でガイドピン２１上をフレームｌ’０１ｉｌ
１１へ移動してその外周カム面がカムフォロア２５から
外れたときのみカムフォロア２５が外周カム面に対接し
、そのカム面の作用でカムフォロア２５を介し扇形ギア
２４が揺動してピニオン２２との噛合で爪軸１３が回動
することにより、反転爪８が第１図に示すように所定の
タイミングで開閉する。また、両面刷用カム１９は、こ
れが片面制用カム１５上当接するまで進入して両カム１
５．１９にカムフォロア２５が対応したときに片面測用
カム１５が作用しないように、その外周カム面の小径部
半径が片面測用カム１５の外周カム面の大径部半径より
も大径であるようにカム面が形成されている。そして、
この両面刷用カム１９のカム面にカムフォロア２５が対
接して反転胴２が回転することにより扇形ギア２４．ビ
ニオン２２を介し爪軸１３が回動し、第２図に示すよう
に反転爪８が所定のタイミングで開閉・反転する。なお
、反転爪８は、両面刷用カム１９のカム面の山が低いと
きすなわち上り斜面の初期で扇形ギア２４の回転角度が
小さいときに開き、さらにカム面の山が高くなるにした
がって反転するように形成されている。
両面刷用カム１９の上方には、４個のホルダ２７がボル
トでフレーム１０に固定されており、これにはシフタ２
８の支軸２９が回動自在に軸支されている。シフタ２８
は、この支軸２９と、その両端に固定し℃垂下された一
対のアーム３０と、支軸２９の中央部にアーム３０とは
ソ直交して固定された短小のレバー３１とで一体的に形
成されており、アーム３０の遊端部に形成されたＵ字状
の長孔３２は、両面刷用カム１９の大径ボス部局面にピ
ン３３で回動自在に装着された受けごま３４と係合され
ている。また、レバー３１の遊端にもＵ字状の長孔３４
が設けられている。さらに、シック２８の上方には、別
のホルダ３５がボルト３６でフレーム１０に固定されて
おり、これにはＡ整ボルト３７が上下一対のカラー３８
で軸方向への移動を規制されて回動自在に軸支されてい
る。この調整ポル）３７の下半部に設けたねじ部には、
ねじ付ピン３９が螺合されており、このねじ付ピン３９
は前記レバー３１の長孔３４に係合している。４０は調
整ボルト３１のねじ部に調節自任に螺合された上下一対
のダブルナツト式のストッパであり、ま７’Ｃ４１は、
調整ボルト３７回動用のナツト、４２は座金４３とカラ
ー３８との間に介挿された弛み止め用の圧縮コイルばね
である。
トでフレーム１０に固定されており、これにはシフタ２
８の支軸２９が回動自在に軸支されている。シフタ２８
は、この支軸２９と、その両端に固定し℃垂下された一
対のアーム３０と、支軸２９の中央部にアーム３０とは
ソ直交して固定された短小のレバー３１とで一体的に形
成されており、アーム３０の遊端部に形成されたＵ字状
の長孔３２は、両面刷用カム１９の大径ボス部局面にピ
ン３３で回動自在に装着された受けごま３４と係合され
ている。また、レバー３１の遊端にもＵ字状の長孔３４
が設けられている。さらに、シック２８の上方には、別
のホルダ３５がボルト３６でフレーム１０に固定されて
おり、これにはＡ整ボルト３７が上下一対のカラー３８
で軸方向への移動を規制されて回動自在に軸支されてい
る。この調整ポル）３７の下半部に設けたねじ部には、
ねじ付ピン３９が螺合されており、このねじ付ピン３９
は前記レバー３１の長孔３４に係合している。４０は調
整ボルト３１のねじ部に調節自任に螺合された上下一対
のダブルナツト式のストッパであり、ま７’Ｃ４１は、
調整ボルト３７回動用のナツト、４２は座金４３とカラ
ー３８との間に介挿された弛み止め用の圧縮コイルばね
である。
このようなカムとその切換装置を備えた反転胴２０反対
側の軸端部には下流側の圧胴３上のギアと噛合う固定ギ
ア（図示せず）と、上流側の圧胴１上のギアと噛合う調
整ギア（図示せず）とが設けられており、これら両ギア
の固定を解いて圧胴１を含む上ｉ Ｂ１１１の側群と、
反転胴２を含む下流側の側群との位相をずらすことによ
り、第１図に示す片面刷の場合と第２図に示す両面刷の
場合とで爪７と反転爪８との相対位置をずらして反転爪
８による紙５の咥え替え動作と反転動作とを所定の位相
で行なわせるように構成されている。
側の軸端部には下流側の圧胴３上のギアと噛合う固定ギ
ア（図示せず）と、上流側の圧胴１上のギアと噛合う調
整ギア（図示せず）とが設けられており、これら両ギア
の固定を解いて圧胴１を含む上ｉ Ｂ１１１の側群と、
反転胴２を含む下流側の側群との位相をずらすことによ
り、第１図に示す片面刷の場合と第２図に示す両面刷の
場合とで爪７と反転爪８との相対位置をずらして反転爪
８による紙５の咥え替え動作と反転動作とを所定の位相
で行なわせるように構成されている。
以上のように構成された印刷胴装置とカム切換装置との
動作を説明する。先ず片面刷の場合は、位相調整装置に
より、第１図に示すように圧胴１の爪Ｉと反転胴２の反
転爪８とが対向するように位相調整をした上、反転爪８
用のカム１５．１９を第３図に示す両面刷の位置から片
面刷の位置へ切換える。すなわち、調整ボルト３７のナ
ツト４１にスパナを掛けてこれを回動させると、レバー
３１の長孔３４で回動を規制されて調整ボルト３７のね
じ部と螺合するねじ付ピン３９が調整ボルト３７の軸方
向へ移動し、レバー３１が揺動する。したがって、この
レバー３１と支軸２９およびアーム３０とで一体化され
たシフタ２８が揺動し、アーム３０先端の長孔３２と受
けごま３４で係合する両面刷用カム１９が軸方向へ進退
し、調整ボルト３７のストッパ３７がレバー３１に当接
した位置で両面刷用カム１９がカムフォロア２５から離
脱してカムフォロア２５は片面制用カム１５にのみ当接
する。このように位相調整とカム切換を行なったのち機
台を運転すると、第１図に示すようにゴム胴４と圧胴１
との間で表面５ａに印刷が施された紙５は、爪Ｔと反転
爪８との対向位置でカムフォロア２５が片面制用カム１
５の谷部を通過し扇形ギア２４とピニオン２２および爪
軸１３を介して反転爪８が開閉することと、圧胴１側の
カムで爪Ｉが開閉することとにより紙端を咥え替えられ
る。このあと、側群１，２．３ の回転で反転胴２に
表面５ａを内側にして巻付けられた紙５は、反転爪８と
圧胴３の爪９との咥え替えにより表面５ａが上になって
圧胴３に巻付けられるので、ゴム胴６と圧胴３との間で
表面５ａに印刷が殉されて片面側となる。
動作を説明する。先ず片面刷の場合は、位相調整装置に
より、第１図に示すように圧胴１の爪Ｉと反転胴２の反
転爪８とが対向するように位相調整をした上、反転爪８
用のカム１５．１９を第３図に示す両面刷の位置から片
面刷の位置へ切換える。すなわち、調整ボルト３７のナ
ツト４１にスパナを掛けてこれを回動させると、レバー
３１の長孔３４で回動を規制されて調整ボルト３７のね
じ部と螺合するねじ付ピン３９が調整ボルト３７の軸方
向へ移動し、レバー３１が揺動する。したがって、この
レバー３１と支軸２９およびアーム３０とで一体化され
たシフタ２８が揺動し、アーム３０先端の長孔３２と受
けごま３４で係合する両面刷用カム１９が軸方向へ進退
し、調整ボルト３７のストッパ３７がレバー３１に当接
した位置で両面刷用カム１９がカムフォロア２５から離
脱してカムフォロア２５は片面制用カム１５にのみ当接
する。このように位相調整とカム切換を行なったのち機
台を運転すると、第１図に示すようにゴム胴４と圧胴１
との間で表面５ａに印刷が施された紙５は、爪Ｔと反転
爪８との対向位置でカムフォロア２５が片面制用カム１
５の谷部を通過し扇形ギア２４とピニオン２２および爪
軸１３を介して反転爪８が開閉することと、圧胴１側の
カムで爪Ｉが開閉することとにより紙端を咥え替えられ
る。このあと、側群１，２．３ の回転で反転胴２に
表面５ａを内側にして巻付けられた紙５は、反転爪８と
圧胴３の爪９との咥え替えにより表面５ａが上になって
圧胴３に巻付けられるので、ゴム胴６と圧胴３との間で
表面５ａに印刷が殉されて片面側となる。
次に、片面側から両面刷に切換える場合は、第２図に示
すように紙５の紙尻が反転爪８と対向するように紙５の
サイズに合わせて位相調整を行なうとともに、前記と同
様にしてカムの切換を行なう。この場合は、片面制用カ
ムの１５の山部がカムフォロア２５に対応ししかも両面
刷用カム１９がこの片面制用カム１５の山部よりもわず
かに高く設定された谷部をカムフォロア２５に対応させ
た位置を選択し、両面刷用カム１９を移動させれば、そ
の片面側用カム１５側への進入が容易に行なわれる。こ
のように位相調恰とカムの切換えを行なったのち機台を
運転すると、第２図に示すようにゴム胴４と圧胴１との
間で表面５ａに印刷が砲された紙５は、反転胴２との対
接位置を過ぎて圧胴１に巻付けられ、この紙尻が反転爪
８と対向したところでカムフォロア２５が両面刷用カム
１９の谷部を通過して反転爪８が開閉することと爪Ｔが
開閉することとで反転爪８へ咥え替えられる。
すように紙５の紙尻が反転爪８と対向するように紙５の
サイズに合わせて位相調整を行なうとともに、前記と同
様にしてカムの切換を行なう。この場合は、片面制用カ
ムの１５の山部がカムフォロア２５に対応ししかも両面
刷用カム１９がこの片面制用カム１５の山部よりもわず
かに高く設定された谷部をカムフォロア２５に対応させ
た位置を選択し、両面刷用カム１９を移動させれば、そ
の片面側用カム１５側への進入が容易に行なわれる。こ
のように位相調恰とカムの切換えを行なったのち機台を
運転すると、第２図に示すようにゴム胴４と圧胴１との
間で表面５ａに印刷が砲された紙５は、反転胴２との対
接位置を過ぎて圧胴１に巻付けられ、この紙尻が反転爪
８と対向したところでカムフォロア２５が両面刷用カム
１９の谷部を通過して反転爪８が開閉することと爪Ｔが
開閉することとで反転爪８へ咥え替えられる。
このあと、カムフォロア２５が両面刷用カム１９の上り
斜面に沿って移動することにより、扇形ギア２４がさら
に回動し、ピニオン２２と爪軸１３を介して反転爪８が
公転中には’；１８００自転する。
斜面に沿って移動することにより、扇形ギア２４がさら
に回動し、ピニオン２２と爪軸１３を介して反転爪８が
公転中には’；１８００自転する。
したがって、反転爪８は圧胴１との対接点と圧胴３との
対接点とにおいて爪先をはソ同方向へ向けており、紙５
はこの状態で圧胴３の爪９に咥え替えられ、表面５ａが
内側になって圧胴３に巻き付けられたのちゴム胴６と圧
胴３との間で裏面に印刷が施されて両面刷となる。なお
、反転爪８は、圧胴３との対接点から圧ｌｌｌ１１１と
の対接点に戻るときに、カムフォロア２５が両面刷用カ
ム１９の下り斜面に沿って移動することにより逆方向へ
反転して爪Ｔとの咥え替え姿勢に戻る。
対接点とにおいて爪先をはソ同方向へ向けており、紙５
はこの状態で圧胴３の爪９に咥え替えられ、表面５ａが
内側になって圧胴３に巻き付けられたのちゴム胴６と圧
胴３との間で裏面に印刷が施されて両面刷となる。なお
、反転爪８は、圧胴３との対接点から圧ｌｌｌ１１１と
の対接点に戻るときに、カムフォロア２５が両面刷用カ
ム１９の下り斜面に沿って移動することにより逆方向へ
反転して爪Ｔとの咥え替え姿勢に戻る。
以上のようにして行なわれる動作のうちのカム切換動作
においては、シフタ２８のレバー３１とアーム３０との
長さの比を大きく設定したことにより、調整ボルト３７
のわずかな回動が拡大されてアーム３０の揺動となるの
で、両面刷用カム１９をガイドピン２１に沿って容易に
移動させることができる。また、レバー３１．支軸２９
等の強度を充分にとれば、両面刷用カム１９に負荷がか
かつても支軸２９がねじれたりすることがなく、また調
整ボルト３７が回動するようなことがない。
においては、シフタ２８のレバー３１とアーム３０との
長さの比を大きく設定したことにより、調整ボルト３７
のわずかな回動が拡大されてアーム３０の揺動となるの
で、両面刷用カム１９をガイドピン２１に沿って容易に
移動させることができる。また、レバー３１．支軸２９
等の強度を充分にとれば、両面刷用カム１９に負荷がか
かつても支軸２９がねじれたりすることがなく、また調
整ボルト３７が回動するようなことがない。
以上の説明により明らかなように、本発明によれば反転
機構付枚葉輪転印刷機において、反転胴軸端部の機台フ
レーム側に設けた片面制用カムに隣接して両面刷用カム
を軸方向へ進退自在に支持させ、反転胴［Ａ１１に枢着
した広幅のカムフォロアを両カムの外周カム面に対応さ
せて設けるとともに、両面刷用カムと係合するシフタを
機台フレーム側に枢支させ、このシフタの揺動支点近接
位置に設けたねじ部材に螺合する調整ボルトの回動で両
面刷用カムをカムフォロアに対応させたりこれから離脱
させたりする方向へ進退させてカムの切換えを行なうよ
うに構成することにより、カム切換え時にカムフォロア
が移動することなく同位置にあってカムフォロアが安定
し、爪の開度や開閉タイミングがきわめて安定するので
、爪の咥え替え動作ならびに紙の反転動作が安定し紙の
受渡し性能が著しく向上するとともに、印刷胴装置の強
度が向上し運転速度が高速化されて耐用度の向上と作業
能率の向上を計ることができる。
機構付枚葉輪転印刷機において、反転胴軸端部の機台フ
レーム側に設けた片面制用カムに隣接して両面刷用カム
を軸方向へ進退自在に支持させ、反転胴［Ａ１１に枢着
した広幅のカムフォロアを両カムの外周カム面に対応さ
せて設けるとともに、両面刷用カムと係合するシフタを
機台フレーム側に枢支させ、このシフタの揺動支点近接
位置に設けたねじ部材に螺合する調整ボルトの回動で両
面刷用カムをカムフォロアに対応させたりこれから離脱
させたりする方向へ進退させてカムの切換えを行なうよ
うに構成することにより、カム切換え時にカムフォロア
が移動することなく同位置にあってカムフォロアが安定
し、爪の開度や開閉タイミングがきわめて安定するので
、爪の咥え替え動作ならびに紙の反転動作が安定し紙の
受渡し性能が著しく向上するとともに、印刷胴装置の強
度が向上し運転速度が高速化されて耐用度の向上と作業
能率の向上を計ることができる。
第１図および第２図は片面側と両面刷とにおける紙の咥
え替え動作を比較して説明するだめの反転機構付枚葉輪
転印刷機における反転胴近傍の側面図、第３図ないし第
７図は本発明に係る反転機構付枚葉輪転印刷機のカム切
換装置の実施例を示し、第３図はその横断面図、第４図
は第３図のＡＡ断面図、第５図は第４図のＢＢ断面図、
第６図は第５図のＯＣ断面図、第７図は第４図のＤ視断
面図である。 ２・・・・反転胴、１０・・・・フレーム、１５・・・
・片面開用カム、１９・・・・両面刷用カム、２５・・
・・カムフォロア、２Ｂ・・・・シフタ、２９・・・・
支軸、３０・・・・アーム、３１・・・・レバー、３Ｔ
・・・・調整ボルト、３９・・・・ねじ付ピン。 特許出頌人 小森印刷機械株式会社 代 理 人 山 川 政 樹（はが［名）３６
１ 第４図 範５０ ｔ、゛・、７図
え替え動作を比較して説明するだめの反転機構付枚葉輪
転印刷機における反転胴近傍の側面図、第３図ないし第
７図は本発明に係る反転機構付枚葉輪転印刷機のカム切
換装置の実施例を示し、第３図はその横断面図、第４図
は第３図のＡＡ断面図、第５図は第４図のＢＢ断面図、
第６図は第５図のＯＣ断面図、第７図は第４図のＤ視断
面図である。 ２・・・・反転胴、１０・・・・フレーム、１５・・・
・片面開用カム、１９・・・・両面刷用カム、２５・・
・・カムフォロア、２Ｂ・・・・シフタ、２９・・・・
支軸、３０・・・・アーム、３１・・・・レバー、３Ｔ
・・・・調整ボルト、３９・・・・ねじ付ピン。 特許出頌人 小森印刷機械株式会社 代 理 人 山 川 政 樹（はが［名）３６
１ 第４図 範５０ ｔ、゛・、７図
Claims (1)
- 反転胴軸端部の機台フレーム側に固定された片面制用カ
ムと、この片面制用カムに隣接して軸方向へ進退自在に
支持された両面刷用カムと、前記反転胴側に枢着され斤
に近接位置にある前記両カムの外周カム而に対応する広
幅のカムフォロアと、遊端部を前記両面刷用カムと係合
させて機台フレーム側に前記両面刷用カムの進退方向へ
揺動自在に枢支されたシフタと、機台フレーム側に回動
自在に支持されて先端ねじ部を前記シフタの揺動支点近
接位置に設けたねじ部材と螺合させこれを回動させるこ
とにより前記シフタを介して前記両面刷用カムを進退さ
せる調整ボルトとを設けたことを特徴とする反転機構付
枚葉輪転印刷機のカム切換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17028081A JPS5871164A (ja) | 1981-10-24 | 1981-10-24 | 反転機構付枚葉輪転印刷機のカム切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17028081A JPS5871164A (ja) | 1981-10-24 | 1981-10-24 | 反転機構付枚葉輪転印刷機のカム切換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5871164A true JPS5871164A (ja) | 1983-04-27 |
| JPH021021B2 JPH021021B2 (ja) | 1990-01-10 |
Family
ID=15902012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17028081A Granted JPS5871164A (ja) | 1981-10-24 | 1981-10-24 | 反転機構付枚葉輪転印刷機のカム切換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5871164A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61197244A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-09-01 | フオルクスアイゲネルベトリ−プ、コンビナ−ト、ポリグラフ、“ベルナ−、ランベルツ”、ライプツイヒ | 送紙シリンダにおける切換軸の駆動装置 |
| JPS63179743A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-07-23 | エム・アー・エヌ−ローラント・ドルツクマシーネン・アクチエンゲゼルシヤフト | シート輪転印刷機の反転胴の切換え装置 |
| CN103213386A (zh) * | 2013-05-07 | 2013-07-24 | 新乡市新机创新机械有限公司 | 一种印刷机上的滚筒开闭牙机构 |
-
1981
- 1981-10-24 JP JP17028081A patent/JPS5871164A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61197244A (ja) * | 1984-12-10 | 1986-09-01 | フオルクスアイゲネルベトリ−プ、コンビナ−ト、ポリグラフ、“ベルナ−、ランベルツ”、ライプツイヒ | 送紙シリンダにおける切換軸の駆動装置 |
| JPS63179743A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-07-23 | エム・アー・エヌ−ローラント・ドルツクマシーネン・アクチエンゲゼルシヤフト | シート輪転印刷機の反転胴の切換え装置 |
| CN103213386A (zh) * | 2013-05-07 | 2013-07-24 | 新乡市新机创新机械有限公司 | 一种印刷机上的滚筒开闭牙机构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH021021B2 (ja) | 1990-01-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4290595A (en) | Rotatable advance or forward gripper drum | |
| US3884146A (en) | Printing press with sheet turnover mechanism | |
| US3772990A (en) | Sheet handling apparatus for a printing press | |
| US4448125A (en) | Sheet-fed rotary printing machine with a turn-over mechanism | |
| US4466350A (en) | Sheet transfer cylinder assembly of a sheet-fed rotary printing machine having a device for correcting register of overprints | |
| DE2451987C3 (de) | Bogenübergabetrommel | |
| US4026209A (en) | Sheet-fed rotary printing press for printing on both sides of a sheet | |
| EP0976554B1 (de) | Verfahren zur Übernahme einer Bogenhinterkante von einem vorgeordneten Zylinder einer Bogenrotationsdruckmaschine | |
| US4443094A (en) | Duplicating machine with duplexing capability | |
| DE19543381A1 (de) | Greifersteuerung für einen zyklisch schwingend angetriebenen Vorgreifer zum Einzelbogentransport in einer Bogendruckmaschine | |
| US4928586A (en) | Sheet reversing unit for sheet printing press | |
| JPS5871164A (ja) | 反転機構付枚葉輪転印刷機のカム切換装置 | |
| US7325494B2 (en) | Sheet convey apparatus for sheet-fed offset rotary printing press with convertible press mechanism | |
| US3899970A (en) | Apparatus for transferring paper sheets between successive printing units | |
| US5762333A (en) | Sheet reversing apparatus for sheet-fed rotary press with reversing mechanism | |
| US5440983A (en) | Swinging pregripper of a sheet-fed printing press | |
| US4895073A (en) | Sheet turn-over assembly | |
| US4133263A (en) | Sheet-turning drum for printing machines convertible from printing on one side of a sheet to printing on both sides of a sheet and vice versa | |
| JPH0380108B2 (ja) | ||
| US5413040A (en) | Sheet reversing apparatus for sheet-fed rotary press with reversing mechanism | |
| US4791868A (en) | Shift-over device for controlling the turning drum grippers of a rotary sheet printing press | |
| EP0278992A1 (en) | Sheet reversing unit for sheet printing press | |
| JP4413339B2 (ja) | 両面印刷可能な枚葉印刷機 | |
| JPH0449468B2 (ja) | ||
| JP2947285B2 (ja) | オフセット印刷機における枚葉紙の転送機構 |