JPS5857459B2 - 耐熱性可塑剤 - Google Patents

耐熱性可塑剤

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JPS5857459B2
JPS5857459B2 JP54097560A JP9756079A JPS5857459B2 JP S5857459 B2 JPS5857459 B2 JP S5857459B2 JP 54097560 A JP54097560 A JP 54097560A JP 9756079 A JP9756079 A JP 9756079A JP S5857459 B2 JPS5857459 B2 JP S5857459B2
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JP
Japan
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acid
plasticizer
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JP54097560A
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安彦 今永
道夫 長柄
勝弘 津田
寿郎 田中
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/10Esters; Ether-esters
    • C08K5/12Esters; Ether-esters of cyclic polycarboxylic acids

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐熱性、加工性、相溶性等に優れた塩化ビニル
系樹脂用耐熱性可塑剤に関するものである。
可塑化された塩化ビニル系樹脂製品は種々の用途に広く
使用されているが近年、電線被覆、自動車部品等の分野
では安全に関する規制の強化等から耐熱性の向上が強く
要求されている。
可塑化塩化ビニル系樹脂の耐熱性は安定剤、可塑剤およ
び必要に応じて配合される充填剤の種類、量によって影
響されるが、本質的には可塑剤による影響が最も大きい
かかる可塑剤の耐熱性はその揮発性と熱分解性に関係す
るが、一般に分子量が大きいものほど蒸気圧が小さく良
好である。
従来、代表的な可塑剤であるジ2−エチルへキシルフタ
レー)(DOP)に対して耐熱性の優れるジノニルフタ
レート、ジイソデシルフタレート、ジトリデシルフタレ
ート等の炭素数9〜13の一価アルコールによるジアル
キルフタレートが知られており、その他にトリへキシル
トリメリテート、トリ2−エチルへキシルトリメリテー
ト(TOTM)、トリイソデシルトリメリテート、テト
ラ2−エチルへキシルピロメリテート等の炭素数6〜1
0の一価アルコールによる芳香族三塩基性カルボン酸お
よび四塩基性カルボン酸のアルキルエステルが知られて
いる。
しかしながら、かかる可塑剤はアルコールの炭素数の増
大により分子内の極性基の比率が減少して塩化ビニル系
樹脂との相溶性が悪くなりゲル化性能が不充分になるな
ど加工性が低下し、またその可塑剤が樹脂の表面にブリ
ードするなどの欠点を有している。
その他の可塑剤としてはアジピン酸等の二塩基性カルボ
ン酸とプロピレングリコール又は1,3−ブタンジオー
ルなどのグリコールとの繰り返しからなる分子量600
〜10,000のホリエステル或いはその末端を脂肪酸
またはアルコールで変性したポリエステルが有るが、分
子量の増大に従って耐熱性が良好になる反面、加工性が
低下する。
しかも、かかるポリエステルは電線被覆用塩化ビニル樹
脂に主に添加される鉛系安定剤と併用した場合、充分な
電気絶縁性を樹脂に与えることができず、しかも高湿度
下に於いて耐ブリード性が著しく劣る。
本発明者らはかかる問題を鋭意検討し、相溶性、加工性
、耐ブリード性等を低下させることなく、耐熱性に優れ
た芳香族カルボン酸エステル及び脂環式カルボン酸エス
テルを見い出し、本発明を完成するに至ったものである
即ち、本発明は、 一般式 (但し、R1は1〜2個の芳香環を有する芳香族炭化水
素基または4〜37の炭素数を有する脂環式炭化水素基
であり、R4、R: 、 瑣及びR1は2〜17の炭素
数を有する脂肪族炭化水素基でそれぞれ同一であっても
異っていても良い。
R’、 、 R: 。昭及びR1は2〜22の炭素数を
有する脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基または複素
環式基でそれぞれ同一であっても異っていても良い。
nl。n 2 s n 3及びR4は0又は1〜20の
整数でその和が1〜20であるo ml t rn2
t rn3およびm4はO又は1でその和は1〜4であ
る。
)で表わされる耐熱性可塑剤を提供するものである。
上記一般式中、R1は1〜4個のカルボキシル基を有し
、芳香環が1〜2個の芳香族化合物のカルボン酸残基或
いは1〜4個のカルボキシル基を有し、4〜37の炭素
数を有する脂環式化合物のカルボン酸残基である。
上記芳香族化合物としては例えば安息香酸、トルイル酸
等の一塩透性カルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、テ
レフタル酸、メチルフタル酸、ナフタレンジカルボン酸
、テトラクロルフタル酸、テトラブロムフタル酸等の二
塩基性カルボン酸;トリメリット酸、トリメシン酸等の
三塩基性カルボン酸;ピロメリット酸、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸等の四塩基性カルボン酸、並びにこれ
ら−乃至四塩基性カルボン酸の無水物及びエステル化物
が挙げられる。
又、脂環式化合物としては例えばシクロヘキセンカルボ
ン酸、メチルンクロヘキセンカルボン酸等の一塩透性カ
ルボン酸;ナジック酸、ヘット酸、テトラヒドロフタル
酸、ヘキサヒドロフタル酸、3−メチルテトラヒドロフ
タル酸、3−メチルへキサヒドロフタル酸等の二塩基性
カルボン酸;1,3−ジメチル−1,2,3−シクロヘ
キサントリカルボン酸、1−カルボキシ−4−メチルシ
クロヘキシルコハク酸等の三塩基性カルボン酸;メチル
シクロヘキセンテトラカルボン酸等の四塩基性カルボン
酸、並びにこれら−乃至四塩基性カルボン酸の無水物及
びエステル化物が挙げられる。
特に、経済的及び原料の入手の容易さから無水フタル酸
、イソフタル酸、テレフタル酸、無水トリメリット酸が
好ましく用いられる〇 (式中Xは2〜17の炭素数の脂肪族炭化水素基である
)で表わされるラクトンの2価のXに相当するもの、一
般式HO−X−C−OH(Xは前述のもの)で表わされ
るオキシカルボン酸の2価のXに相当するものであり、
各々同一でも異っていても良い。
上記のラクトンとしては例えばβ−プロピオラクトン、
γ−ブチロラクトン、δバレロラクトン、ε−カプロラ
クトン、メチル−ε−カプロラクトン、ジメチル−ε−
カプロラクトン、トリメチル−ε−カプロラクトン等が
挙げられる。
又、オキシカルボン酸としては乳酸、リシノール酸等が
挙げられる。
更に、ε−カプロラクトン、メチル−ε−カプロラクト
ンを水又はアルコール類で開環重合した重合体も本発明
の可塑剤の合成時に適宜分子切断が生じて使用に供する
ことができる。
これらのうち、特に経済的と反応操作上の観点からε−
カプロラクトン、メチルε−カプロラクトン等が好まし
く用いられる。
又、一般式中のR1,、瑣、 R3及びR1は一般式Y
−OH(但し、Yは炭素数2〜22、好ましくは6〜1
8の炭化水素基である。
)で表わされる水素基である。
)で表わされる一価アルコールの一価のYに相当するも
のであり、各々同一でも異っていても良い。
かかる一価アルコールとしては例えばブタノール、ヘキ
サノール、イソヘキサノール、ヘプタツール、インヘプ
タツール、オクタツール、インオクタツール、2−エチ
ルヘキサノール、デカノール、インデカノール、ウンデ
カノール、インウンデカノール、ラウリルアルコール、
トリデカノール、インドリデカノール、テトラデカノー
ル、ペンタデカノール、ヘキサデカノール等ノ脂肪族−
価アルコール;ベンジルアルコール等の芳香族−価アル
コール;テトラハイドロフルフリルアルコール等の複素
環式一価アルコール等が挙げられる。
本発明の耐熱性可塑性可塑剤の合成は前記せるR1系、
R2系及びR3系成分を構成し得る各化合物を一括して
トルエン、キシレン等の水と共沸し得る溶剤の存在下又
は不存在下で水を留出せしめ得るに足る温度で反応させ
ることにより行うことができる。
又、R1系成分を構成する化合物、R2系成分を構成す
る化合物及びR3系成分を構成する化合物のうち適宜2
種を先づ反応させ、次いで残りの1種を反応させること
によるエステル化反応或いはエステル交換反応で行うこ
とができる。
尚、一般式で表わされる本発明の耐熱性可塑剤でのn1
〜n4は各々O又は1〜20、好ましくは1−10の整
数でその和が1〜20、好ましくは1〜10である。
かかる和が20を超えると分子量の増大に伴う耐移行性
、耐油性等が向上するが、電気絶縁性、加工性、耐ブリ
ード性等が低下するので望ましくない。
従って、R1系成分を構成する化合物1モル当りR2系
成分を構成する化合物を20モル以下で使用することが
好ましい。
唯、R2系成分を構成する化合物としてラクトン重合体
を使用する場合、その重合体を構成しているーユニット
平均の分子量を1モルとして計算する必要がある。
又、R3系成分を構成する化合物はR1成分を構成する
化合物のカルボキシル基当量当り1当量以上の過剰量で
用いられるのが反応促進上から望ましい○ 本発明の耐熱性可塑剤を合成する際にはエステル化反応
或いはエステル交換反応用触媒、例えば硫酸、パラトル
エンスルホン酸、リン酸等の酸性触媒:塩化亜鉛、酢酸
亜鉛、酸化鉛、テトライソプロピルチタネート、ジブチ
ル錫オキサイド等の金属化合物触媒を用いるのが反応を
促進することから好ましい。
また、窒素ガスの様な不活性ガス気流の導入は製品色相
を淡色化せしめる上で適当である。
本発明の耐熱性可塑剤は合成樹脂、特に・・ロゲン含有
樹脂に用いられるのが好ましい。
かかるハロゲン含有樹脂としてはポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、塩素化ポリオレフィン、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共
重合樹脂等が挙げられ、特に塩素含有樹脂が最適である
本発明の耐熱性可塑剤の使用量は通常、ノ・ロゲン含有
樹脂100重量部に対して約5〜200重量部、好まし
くは20〜100重量部が適する。
又、本発明の耐熱性可塑剤はポリ塩化ビニル系樹脂の加
工分野で使用されている公知の可塑剤、例えばDOP等
のフタル酸エステル類ニジ2−エチルへキシルアジペー
ト等のアジピン酸エステル類;TOTM等のトリメリッ
ト酸エステル類;エポキシ化脂肪酸エステル類:塩素化
脂肪酸エステル類;塩素化パラフィン類;リン酸エステ
ル類:アジピン酸系等のポリエステル類等と併用するこ
ともできる。
更に、本発明の耐熱性可塑剤は他の添加剤、例えば安定
剤、充填剤、顔料等と併用することができる。
次に、実施例、試験例により本発明をより詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、例中に於ける部は全て重量部を意味する。
実施例 1 無水フタル酸296部(2モル)、ε−カプロラクトン
456部(4モル)、2−エチルへキサ/−#572部
(4,4モル)、トルエン部長ヒ触媒トシてパラトルエ
ンスルホン酸6.2部を反応容器に仕込み還流凝縮器を
付して窒素ガス気流中で攪拌下、加熱を行い最高140
℃の温度でトルエンを整流させ、生成分は、分水器によ
り連続的に除去しながら酸価3以下になるまで7時間反
応させた。
得られた粗製エステルを炭酸ソーダーにより中和水洗後
120〜130℃で水蒸気蒸留を行いトルエン及び過剰
の2−エチルヘキサノール約0.4モルを除去した。
液圧にて脱水後100℃に冷却し、活性炭6部を添加し
て1時間攪拌を行いp過して次の特性を有する可塑剤を
得た。
粘度(ガードナーホルト法25℃)G1色(ガードナー
へリーグ法)1以下、酸価0.17、エステル価359
、体積固有抵抗(30℃)7.3X10”Ωこの可塑剤
をGPC(ゲルパーメーションクロマトダラム)でDO
P等の既知分子量のものとの比較により分子量分布を測
定した結果、以下の構造式の化合物の混合物が約81%
であり、その他の成分がDOPであった。
(但L 、Z 1 : 2−エチルヘキサノールのアル
コール残基、n1+n2:1〜20.nl、n2:O又
は1〜20) 実施例 2 無水フタル酸296部(2モル)、6−カプロラクトン
912部(8モル)、2−エチルヘキサノール676部
(5,2モル)及び触媒としてパラトルエンスルホン酸
8.5部を反応容器に仕込み環流凝縮器を付して窒素ガ
ス気流中で攪拌下加熱を行い140℃に保持して生成す
る水を連続的に除去しながら酸価3以下になるまで6時
間反応させた。
得られた粗製エステルを炭酸ソーグーにより中和、水洗
後、減圧下100℃で脱水し、次いで最高180℃、2
トールの条件で過剰の2−エチルヘキサノール約1.2
モルを除去した。
この後100℃に冷却し活性炭8.5部を添加して1時
間攪拌を行い沖過して次の特性を有する可塑剤を得た。
粘度M−N、色1以下、酸価0.26、エステル価39
.6、体積固有抵抗6.3X10”Ωの。
この可塑剤を実施例1と同様にして分子量分布を測定し
た結果、実施例1と同じ構造式の化合物の混合物が約8
9%であり、その他の成分がDOP約9%および実施例
1の構造式でnlとn2との和が20を越えるもの約2
%からなるものであった。
実施例 3 ε−カプロラクトン456部(4モル)、ダイヤドール
9(三菱化成社商品名;直鎖率50%のC,アルコール
)288部(2モル)及び触媒としてジブチル錫オキサ
イド0.39部を反応容器に仕込み窒素ガス気流中で攪
拌下加熱を行い200°Cで3時間保持してダイヤドー
ル91モルに対シてラクトン2モルの平均的付加生成物
を得た。
次いで無水フタル酸296部(2モル)を加え、200
℃、3時間保持して上記付加物のフタル酸半エステルを
得た。
この後、ダイヤドール9461部(3,2モル)を添加
し還流凝縮器を付して生成水を分水器で連続的に除去し
ながら最高220℃で酸価2以下になるまで4時間加熱
を続け190℃、2トールの減圧下過剰のダイヤドール
9を約172.8部(約1.2モル)除去した後lOO
℃に冷却済過して次の特性を有する製品を得た。
粘度D−E、色1−2、酸価0.18、エステル価34
1、体積固有抵抗4.OX 10”Ω傭。
この可塑剤を実施例1と同様にして分子量分布を測定し
た結果、以下の構造式の化合物の混合物が約77%、ダ
イヤドール9の7タル酸工ステル約22%及び下記の構
造式のnlとn2の和が20を越えるもの約1%からな
るものであった。
(但し、Z2:ダイヤドール9のアルコール残基、旧+
n2:1〜20..n1.n2:O又は1〜20)実施
例 4 ε−カプロラクトン456部(4モル)、ダイヤドール
711L(三菱化成社商品名;平均炭素数8.1を有す
る直鎖率50%のC7,C9,C1□の混合アルコール
)681部(5,2モル)及び触媒としてテトラインプ
ロピルチタネート0.37部を反応容器に仕込み窒素ガ
ス気流中で攪拌下加熱を行い200℃、3時間保持して
ダイヤドール711Lのラクトン付加物及び未反応ダイ
ヤドール711L混合物を得た。
次いでインフタル酸332部(2モル)を加え還流凝縮
器を付して生成水を分水器で連続的に除去しながら最高
220℃で酸価2以下になるまで加熱を続け190℃。
2トールの条件で過剰のダイヤドール711Lを150
部除去した。
更に100℃に冷却し、水酸化アルミニュームマグネシ
ュームロ、2gを添加して1時間攪拌を行いp過して次
の特性を有する製品を得た。
粘度E−F、色1−2、酸価0.11、エステル価35
8、体積固有抵抗6.8X10”ΩCrrL。
この可塑剤を実施例1と同様にして分子量分布を測定し
た結果、以下の構造式の化合物の混合物約80%及びダ
イヤドール711Lのイソフタル酸エステル約20%か
らなるものであった。
(但し、Z3:ダイヤドール711Lのアルコール残基
、n1+n2:1〜20、nl ) n2 :O又は1
〜20) 実施例 5 無水フタル酸とダイヤドール11(三菱化成商品名、直
鎖率50%のCttアルコール)からなるジウンデシル
フタレー)948部(2モル)、平均分子量2600を
有するエチレングリコールを開始剤としたε−カプロラ
クトン重合体456部(ラクトン単位で4モル)及び触
媒としてジブチル錫オキサイド0.4部を反応容器に仕
込み窒素ガス気流中で攪拌下加熱を行い210℃で20
時間保持してエステル交換反応が平衡に達するまで反応
を行わせしめた。
次いで同温度で2トールの減圧処理を行い100℃に冷
却□過して次の特性を有する可塑剤を得た。
粘度F、色3、酸価0.23、エステル価310、体積
固有抵抗3.7X10”Ω傭、OH価9.4゜ この可塑剤を実施例1と同様にして分子量分布を測定し
た結果、以下の構造式の化合物の混合物約70%、未反
応のジウンデシルフタレート約22%及び以下の構造式
よりも分子量の犬なるもの約8%からなるものであった
(但し、Z4:ダイヤドール11のアルコール残基、n
1+n2:l〜20.、nl、n2:0又は1〜20) 実施例 6 無水トリメリット酸192部(1モル)、ε−カプロラ
クトン114部(1モル)、2−エチルヘキサノール5
07部(3,9モル)及び触媒としてテトライソプロピ
ルチタネート0.2部を反応容器に仕込み還流凝縮器を
付して窒素ガス気流中で攪拌下加熱を行い生成水を分水
器で連続的に除去しながら最高220℃で酸価2以下に
なるまで6時間加熱を続け180℃、2トールの減圧下
過剰の2−エチhヘキサノールを約0.9モル除去した
後、ioo℃に冷却沖過して次の特性を有する可塑剤を
得た。
粘度H−I2色3−4、酸価0.13、エステル価33
9、体積固有抵抗8.8 X 10”ΩCrrL。
この可塑剤を実施例1と同様にして分子量分布を測定し
た結果、以下の構造式の化合物の混合物約65%及びT
OTM約35%からなるものであった。
(但し、Z5:2−エチルヘキサノール残基、n1++
’1〜20、n1t n2+ ns:o又は1n2
n3 ・ 〜20) 実施例 7 無水トリメリット酸192部(1モル)、εカプロラク
トン342部(3モル)、2−エチルヘキサノール42
9部(3,3モル)及び触媒としてパラトルエンスルホ
ン酸4.4部を反応容器に仕込み還流凝縮器を付して窒
素ガス気流中で攪拌下、加熱を行い最高140℃に保持
し生成水は分水器で連続的に除去しながら酸価3以下に
なるまで11時間反応を行った。
以下、実施例1と同様に処理することにより次の特性を
有する可塑剤を得た。
粘度N−0,色1、酸価0.24、エステル価378、
体積固有抵抗1.2X1012Ω傭。
この可塑剤を実施例1と同様にして分子量分布を測定し
た結果、実施例6と同じ構造式の化合物の混合物約96
%及びかかる構造式の化合物よりも分子量の太きいもの
約4%からなるものであった。
実施例 8 無水トリメリット酸192部(1モル)、ε−カプロラ
クトン684部(6モル)、2−エチルヘキサノール4
29部(3,3モル)、トルエン123部及び触媒とし
てパラトルエンスルホン酸6.1部を反応容器に仕込み
還流凝縮器を付して窒ガス気流中で攪拌下加熱を行い最
高140℃の温度でトルエンを還流させ生成水は分水器
により連続的に除去しながら酸価3以下になるまで6時
間反応させた。
以下、実施例1と同様に処理することにより次の特性を
有する可塑剤を得た。
粘度T U2、色1以下、酸価0.20、エステル価
407、体積固有抵抗1.9X1012ΩcfrL。
この可塑剤を実施例1と同様にして分子量分布を測定し
た結果、実施例6と同じ構造式の化合物の混合物約94
%及びかかる構造式の化合物よりも分子量の大きいもの
約6%からなるものであった。
実施例 9 無水トリメリット酸192部(1モル)、ε−カプロラ
クトン1026部(9モル)、2−エチルヘキサノール
429%(3−3モル)、トルエン157部及び触媒と
してパラトルエンスルホン酸7.9部を反応容器に仕込
み還流凝縮器を付して窒素ガス気流中で攪拌下加熱を行
い最高140℃の温度でトルエンを還流させ生成水は分
水器により連続的に除去しながら酸価3以下になるまで
7時間反応させた。
以下、実施例1と同様に処理することにより次の特性を
有する可塑剤を得た。
粘度V−W3(20℃以下で白色固体)、色1−2、酸
価0.25、エステル価429、体積固有抵抗2.0×
10 Ωの。
この可塑剤を実施例1と同様にして分子量分布を測定し
た結果、実施例6と同じ構造式の化合物の混合物約90
%及びかかる構造式の化合物よりも分子量の大きいもの
約10%からなるものであった。
実施例 10 無水トリメリット酸192部(1モル)、εカプロラク
トン342部(3モル)、ダイヤドール9475部(3
,3モル)、トルエン93部及び触媒としてパラトルエ
ンスルホン酸4.7部を反応容器に仕込み還流凝縮器を
付し窒素ガス気流中で攪拌下加熱を行い最高140℃に
保持して酸価3以下になるまで6時間反応させた。
以下、実施例1と同様に処理することにより次の特性を
有する可塑剤を得た。
粘度に2−L、色1以下、酸価0.26、エステル価3
58、体積固有抵抗9.0×1011Ω備。
この可塑剤を実施例1と同様にして分子量分布を測定し
た結果、以下の構造式の化合物の混合物約95%及びか
かる構造式の化合物よりも分子量の大きいもの約5%か
らなるものであった。
無水トリメリット酸192部(1モル)、εカプロラク
トン342部(3モル)、ダイヤドール11 568部
(3,3モル)、トルエン101部及び触媒としてパラ
トルエンスルホン酸5.1 部を反応容器に仕込み還流
凝縮器を付して窒素ガス気流中で攪拌下加熱を行い最高
140℃の温度でトルエンを還流させ生成水は分水器に
より連続的に除去しながら酸価3以下になるまで7時間
反応させた。
以下、実施例1と同様に処理することにより次の特性を
有する可塑剤を得た。
粘度に−L、色1以下、酸価0.19、エステル価32
9、体積固有抵抗1.lX1012Ω備。
この可塑剤を実施例1と同様にして分子量分布を測定し
た結果、以下の構造式の化合物の混合物約96%及びか
かる構造式の化合物よりも分子量の太きいもの約4%か
らなるものであった。
(但し、Z7:ダイヤドール11のアルコール残基、旧
+n2+n3:1〜20.n1.n2.n3:0又は1
〜20) 試験例 実施例で得た可塑剤及び比較の可塑剤としてDOP、に
対し抗酸化剤としてビスフェノールAを0.5%添加溶
解したものを可塑剤として以下の基本配合及び成形条件
に従ってシートを作成した。
(基本配合) り塩化ビニル(重合度1450)、 100部塑剤
50部5部 にステアリン酸鉛 1部(成形
条件) ロール(6“φ):165℃×10分 プレス(1朋厚):170℃×5分 これらのシートについて以下の物性試験を行い、その結
果を表1に示す。
(1)硬度(JISスプリングAスケール);JIS−
に6301に準じて行った。
(2)引張試験;JIS−に6723に準じて行った。
(3)熱老化性試験;JIS−に6723に準じて行っ
た。
但し、試験条件として温度136℃×168時間及び1
58℃×168時間を採用した。
結果は、試験後の常態に対する重量減少率(%)及び伸
び残率(%)で示した。
なお残率の項に於ける(−)は、試片の硬化により測定
出来ない事を表わす。
(4)高湿度ブリード試験 上記基本配合で別途0.3 mm厚のロールシートを作
成した。
40mm×100mrnの試験片として70℃、98%
RHの恒温恒湿槽に放置して5日後に於ける試験片のブ
リード度合を評価した。
但し、○ニブリード現象が認められない。
(5)低温柔軟性試験 ASTM−D−1043−51に準じて行った0 (6)ブラベンダーゲル化時間 上記基本配合の均一混合物を50グラム採取し、50℃
で1時間予備乾燥後、ブラベンダープラスチコーダーに
充填し、ジャケット湿度165℃、 60 r、p、m
、で回転を開始して最大のトルクに達するまでの時間(
秒)を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (但し、R1は1〜2個の芳香環を有する芳香族炭化水
    素基または4〜37の炭素数を有する脂環式炭化水素基
    であり、RM 、 H: t’ R’及びR1は2〜1
    7の炭素数を有する脂肪族炭化水素基でそれぞれ同一で
    あっても異っていても良い。 Ra p RX 。昭およびR1は2〜22の炭素数を
    有する脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基または複素
    環式基でそれぞれ同一であっても異っていても良い。 nl。R21R3及びR4は0又は1〜20の整数でそ
    の和が1〜20である□ rnl t m2 s ff
    13及びm4はO又は1でその和が1〜4である。 )で表わされる耐熱性可塑剤。
JP54097560A 1979-07-31 1979-07-31 耐熱性可塑剤 Expired JPS5857459B2 (ja)

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