JPS5856319Y2 - 門扉 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は左右縦枠間に複数の横架材を配してなる門扉に
関する。

従来、この種門扉は、複数の横架材を逐一左右縦枠に対
してねし止めすることにより組立てる構成であるため、
組立てが面倒な欠点があり、特に横架材の数が増える程
面倒であった。

しかも、門扉における一方の縦枠にはヒンジが取付けら
れるが、通常は実公昭４９−４３４１５号公報、実開昭
５０−５０２４０号公報、実開昭５１−１５１４４６号
公報、実開昭５２２４３４２号公報に示されるように、
ねじ孔又はボルトを設けた裏板を必要とするため、ヒン
ジの取付けが面倒であるとともに、この縦枠の外面に長
手方向全長にわたる溝が露出し、外観を損う欠点があっ
た。

本考案は上記の事情のもとに案出されたもので、その目
的は、組立てが容易で製造コストの低減を図ることがで
きるとともに、外観および剛性を向上することか゛でき
る門扉を提供しようとするものである。

以下、本考案を図面に示す一実施例を参照して説明する
。

図中１，２はアルミニウム合金押出型材等の金属製の左
右縦枠で、長手方向全長にわたる嵌合溝３を有していて
、例えば本実施例では断面が略Ｃ字状をなしている。

なお、図中４および５はアルミニウム合金押出型材等の
金属製上梓および下枠で、本実施例の場合、左右縦枠１
，２と同一断面を有し、かつ上枠４は左右縦枠１，２と
一体であり、これらは門扉の外観をより向上するためと
、門扉の強度をより高めるために本実施例では用いられ
ているが、必要に応じて省略しても差支えない。

図中６は縦枠１，２と上枠４の境界部において９０°の
角度をもって切除した部分を折曲してなるコーナ曲げ部
を示す。

これら左右縦枠１，２は横架材ユニット７でつながれて
いる。

横架材ユニット７は、例えば内側にねじ受（なお、本実
施例はタッピングポールの場合を示す。

）８を設けた複数の横架材９・・・・・・と、左右一対
の支持部材１０．１０とを、支持部材１０を通ってねし
受８に螺合するユニット組立て九じ１１・・・・・・に
より夫々連結して形成されている。

なお、本実施例の場合、横架材９・・・・・・はアルミ
ニウム合金等の押出材製で、かつ互いの係合突条９ａと
係合溝条９ｂとを係合させてパネルをなしている例を示
しているが、本考案はこれに制約されないことは勿論で
ある。

さらに、支持部材１０は、アルミニウム合金等の金属製
であるとともに、本実施例の場合肉厚でかつ外面に縦枠
１，２の内面に当たって縦枠１，２の変形を防止するた
めの当接突条部１０ ａ 、１０ ｂを突設して形成さ
れ、内側の当接突条部１０ｂ、１０ｂ間に上記ユニット
組立てねじ１１・・・・・・の頭を収納するようになっ
てる。

この横架材ユニツｌ−７は、その左右一対の支持部材１
０．１０を左右縦枠１，２の嵌着溝３に夫々嵌入して、
縦枠１，２を通って支持部材１０に螺合された連結ねじ
１２・・・・・・により、左右縦枠１，２と連結されて
いる。

そして、左右縦枠１，２の一方例えば右側の縦枠２の上
下端部には、上下一対のヒンジ１３，１３が、ヒンジ１
３および縦枠２を通って支持部材１０に螺合されたヒン
ジ取付ねじ１４・・・・・・により、夫々取付けられて
いる。

なお、図中１５・・・・・・は横架材ユニツｌ−７に対
して上枠４、下枠５を連結するためのねじを示す。

上記一実施例は以上のように構成されているが、本考案
の実施に当っては考案の要旨に反しない限り、横架材ユ
ニツｌ〜、横架材、支持部材、ユニツ１へ組立てねじ、
縦枠、嵌合溝、連結ねし、ヒンジ、ヒンジ取付ねし等の
具体的な構造、形状、位置、使用数、材質および相互関
係等は、上記一実施例に制約されるものではなく種々の
態様に構成して実施できることは勿論である。

以上詳述したように本考案によれば、複数の横架材を逐
一左右縦枠にわに止めするものではなく、複数の横架材
は左右一対の支持部材にユニット組立てねじにより連結
されて予め横架材ユニットとしであるから、このユニッ
トを縦枠に取付けるだけで容易に複数の横架材を左右縦
枠に取付けることかできる。

しかも、一方の縦枠に取付ける上下一対のヒンジは、上
記支持部材に螺合されるヒンジ取付けねじにより取付け
るようにしたから、従来必要とされていた裏板を省略し
て簡単に取付けることか゛できる。

したか゛つて、これらの理由によって組立てが容易とな
るから、製造コストの低減を図ることか゛できる。

そして、左右縦枠は嵌着溝を有しており、これには横架
材ユニットの支持部材を嵌入されるから、横架材ユニッ
トのユニット組立てねじが、縦枠によって被い隠され外
部から視認されることがない。

また、上記のようにヒンジの取付けに当って裏板を必要
としないから、縦枠の外面に露出する裏板配設用の溝条
も必要としない。

したがって、これらの理由によって外観の優れた門扉と
することができる。

さらに、横架材ユニツＩ・の支持部材と縦枠とが嵌合し
て連結されるから、縦枠が横架材ユニットにより補助さ
れて門扉の剛性を向上できるとともに、縦枠を薄肉に構
成してより製造コストの低減を図ることも可能とし得る
等の実用上程々の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は正面図、第２
図および゛第３図は夫々第１図中ＩＩ−ＩＩ線およびＩ
ＩＩ−ＩＩＩ線に沿う断面図である。 １．２・・・・・・縦枠、７・・・・・・横架材ユニッ
ト、８・・・・・・ねじ受、９・・・・・・横架材、１
０・・・・・・支持部材、１１・・・・・・ユニット組
立てねじ、１２・・・・・・連結ねし、１３・・・・・
・ヒンジ、１４・・・・・・ヒンジ取付ねし。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ねじ受を設けた複数の横架材と、左右一対の支持部材と
   を、支持部材を通ってねじ受に螺合するユニット組立て
   ねじにより夫々連結してなる横架材ユニットと、このユ
   ニットの支持部材が嵌入される嵌着溝を上下方向全長に
   わたって有し、上記支持部材に螺合される連結ねしによ
   り横架材ユニットと連結された左右縦枠と、一方の縦枠
   の上下に上記支持部材に螺合されるヒンジ取付ねしによ
   り夫々取付けた上下一対のヒンジとを具備したことを特
   徴とする門扉。