JPS5855615Y2 - 多回転型可変インピ−ダンス装置 - Google Patents

多回転型可変インピ−ダンス装置

Info

Publication number
JPS5855615Y2
JPS5855615Y2 JP17375379U JP17375379U JPS5855615Y2 JP S5855615 Y2 JPS5855615 Y2 JP S5855615Y2 JP 17375379 U JP17375379 U JP 17375379U JP 17375379 U JP17375379 U JP 17375379U JP S5855615 Y2 JPS5855615 Y2 JP S5855615Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
insulating
rotating shaft
locking protrusion
washer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17375379U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5691402U (ja
Inventor
栄太郎 下田
Original Assignee
栄通信工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 栄通信工業株式会社 filed Critical 栄通信工業株式会社
Priority to JP17375379U priority Critical patent/JPS5855615Y2/ja
Publication of JPS5691402U publication Critical patent/JPS5691402U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5855615Y2 publication Critical patent/JPS5855615Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustable Resistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回動軸の回転力を摩擦伝導によりインピーダン
ス素子に摺接する接点摺動機構に伝達し、回動軸の回転
を伴う係合衝撃が係止突起における許容強度よりも強い
場合には回動軸を空転させて係止突起等を保護するよう
にした多回転型可変インピーダンス装置に関する。
斯種多回転型可変インピーダンス装置にあっては、最近
小型化及び高精度化がなされており、係止突起及び接点
摺動機構は微細構造となり、必然的に許容強度(許容応
力)が低下するので、回動軸の回転力が係止突起の許容
応力を越す時には係止突起と接点摺動機構とを保護する
必要がある。
先ず、本考案の説明に先立ち、第1図の断面図及び第2
図に示す第1図のII −II線に沿った断面図を参照
して従来の斯種多回転型可変インピーダンス装置の一例
について説明する。
1は回動軸、2はスパイラル状のインピーダンス素子1
1を内壁に固着させた円筒型絶縁物製匣体である。
3は回動軸軸受兼パネル取付用金具4を略中夫に固着し
くモールドし)匣体2の一端を覆って配された表蓋、1
8は表蓋3の内面にこれと一体に設けられた係止突起で
ある。
5,6は回動軸1の一定位置に軸受兼パネル取付用金具
4を設ける為の一対の挾み座金、9は回動軸1の回動に
より回動して抵抗値を可変せしめるべく回動軸1と同軸
心上に配された絶縁筒である。
この絶縁筒9の中空部には回動軸1の延長部が圧入して
嵌合して一体とされるように威され、又絶縁筒9の頂部
には円筒形状の樹脂又はオイルレスメタル製管状カラー
20が同心的に挿入される。
21.23はスパイラル状インピーダンス素子11の始
端と終端とが接続され、匣体2の外部に導出された入力
端子、22は裏蓋24の内面に配された環状導体22′
に接続され匣体2の外部に導出された出力端子である。
又、16は上述の裏蓋24の内面にこれと一体に設けら
れた係止突起である。
10は厚みの薄い円筒形状の絶縁物製コマであり、その
中空部にて絶縁筒9に同心的に嵌合するように威され、
絶縁筒9の長平方向にのみ摺動自在と威されている。
15及び17は絶縁物製コマ10の上端及び下端にてこ
れと一体に設けられた係止突起であり、これ等は後述す
るように絶縁物製コマ10の移動に伴い裏蓋24に設け
られた係止突起16と表蓋3に設けられた係止突起18
とに係合する。
12と13及び14は絶縁コマ10の側部に法線方向に
互いに反対方向に設けられた舌片であり、舌片12はス
パイラル状インピーダンス素子11の一部の谷部に常に
位置して係合してスパイラル状インピーダンス素子11
を上端がら下端へ、又はその逆方向に摺動係合し、舌片
12と反対側に設けられた舌片13及び14はスパイラ
ル状インピーダンス素子11の一部を常に挟持するよう
にしてスパイラル状インピーダンス素子11を上端がら
下端へ、又はその逆方向に移動する。
又、19は絶縁コマ10に設けられた接点摺動子であり
その一端はスパイラル状インピーダンス素子11に摺接
し、他端は絶縁筒9の側部にその長手方向に沿って設け
られたスライド板26に摺接する。
そして、スライド板26の端部に設けられた2つの突出
片を有する摺動子25は上述した環状導体22′に摺接
することにより、スパイラル状インピーダンス素子11
上の接点摺動子19が対接する個所がスパイラル状イン
ピーダンス素子11の出力端子22に導出される。
上述した構成による従来の多回転型可変インピーダンス
装置においては、回動軸1を時計方向、又は反時計方向
に回動させるとその回転力が直接絶縁筒9に伝達され、
絶縁コマ10が匣体2の内面に設けられたスパイラル状
インピーダンス素子11に沿って上下方向に移動し、や
がて係止突起15が係止突起16に対接され、係止突起
17が係止突起18に対接される。
そして、回動軸1の回動に伴い出力端子22及び入力端
子21.23との間でインピーダンスの変化が取り出さ
れる。
ところで、上述した従来の装置にあっては、回動軸1の
回転力が係止突起15,16,17.18の強度を越え
る際には係止突起15,16,17.18に許容応力以
上の不必要な力が負担となって加わり、表蓋3、裏蓋2
4及び絶縁コマ10の係止突起15,16,17.18
が懐れる虞れがある。
これは小型で高精度の装置にあっては特に問題となる。
斯かる点に鑑み、本考案は簡単な構成で廉価にして回動
軸1の回転力が係止突起15,16,17.18の強度
を越える際、係止突起15,16,17.18に許容応
力以上の不必要な力が加わっても係止突起15゜16.
17.18が懐れる虞れのない多回転型可変インピーダ
ンス装置を提案せんとするものである。
以下に、第3図〜第6図を参照して本考案による多回転
型可変インピーダンス装置の一例を詳細に説明するも、
第1図〜第3図と対応する部分には同一符号を付してそ
の重複説明を省略する。
本考案による多回転型可変インピーダンス装置は回動軸
1及び絶縁筒4に夫々端部が配されて対向配置され回動
軸1の回動を絶縁筒9に伝達するクラッチ機構49を設
けるようにしたものである。
このクラッチ機構49は第5図に示すように回動1軸1
の端部に取付けられ、その回転を面接触による摩擦によ
り絶縁筒9に伝達する弾性を有する波形状の座金7と、
絶縁筒9の端部に設けられこの波形状座金7と面接触し
て成る平板状の座金8とより構成されている。
又、回動軸1内には中部回動軸1′が設けられており、
中部回動輪1′の一方の端部には第6図に示すようにフ
ランジ1″が設けられ、絶縁筒9の開口部9′には中部
回動軸1′に挿入されたカラー20が埋設される。
更に、中部回動軸1′の他方の端部にはクラッチ機構4
9の調整手段としての左ねじの螺子41.及びこれと螺
合する螺子穴1″′が十分深く設けられている。
これにより、螺子41を右方向に回転させると螺子41
は回動軸1の下端の開口部の段部で螺子41の頭が引き
下か゛す、中部回動軸1′を引き出す力か゛働く。
そして、この力によって絶縁筒9は中部回動軸1′と共
に下方に引き出され、平板状の座金8によって波形状の
座金7がその弾性に抗して押圧されて回動軸1と絶縁筒
9との間に摩擦力が生じる。
尚、この摩擦力は螺子41の回転の程度により容易に微
調整できるので所望の摩擦力を容易に得られる。
尚、43は取付はパネル、44はパネル締付ナツト、4
5は把手、即ちノブ、46は把手取付螺子である。
斯かる構成によれば、回動軸1を回転させると、回動軸
1と絶縁筒9との間に設けられているクラッチ機構49
の弾性を有する波形状の座金7と平板状の座金8とによ
り、回動軸1と絶縁筒9との間の摩擦による伝導で回動
軸1の回転力が絶縁筒9に伝達される。
そして、この回転により絶縁コマ10はスパイラル状イ
ンピーダンス素子11を案内体としてスパイラル状イン
ピーダンス素子11上を一方の端部から他方の端部へ摺
動し、摺動状態にある間のインピーダンスの変化を出力
端子から出力として取り出すことか゛で゛きる。
尚、絶縁コマ10に設けられた係止突起15は裏蓋24
の係止突起16に係合して停止し、回転方向が逆の場合
には絶縁コマ10の係止突起15と反対側の部位に設け
られた係止突起17が表蓋3に設けた係止突起18に係
合して停止する。
ところで、これ等の保合の衝撃が許容強度より強い場合
は回動軸1がクラッチ機構49で滑って空転するので、
係止突起15,16,17.18及び接点摺動機構、即
ち絶縁筒9、絶縁コマ10、接点摺動子19の破損を未
然に防止することができる。
尚、上述したクラッチ機構49は波形状の座金7が主体
となるので多回転型可変インピーダンス装置の小型化に
寸度的な影響は殆んどない。
次に、第7図及び第8図を参照して本考案の他の実施例
について説明するも、第1図〜第6図と対応する部分に
は同一符号を付して重複説明を省略する。
即ち、この例はクラッチ機構49の調整手段を絶縁筒9
に設けた場合であり、回動軸1の端部に設けたカラー2
0と回動軸1を固定する挾み座金47との間にクラッチ
機構49の調整手段としての調整用のワッシャー48を
複数枚(図示の例では3枚)挿入し、その挿入枚数を適
宜増減させてクラッチ機構49の波形状の座金7の押圧
力を調整している。
このようにしてクラッチ機構49の調整手段を設けるこ
とにより、摩擦伝導の滑り開始の摩擦度合を微細調整し
ないまでも成る程度の強い回転力が回動軸1に加わった
場合にのみ回動軸1が空転すれば良いという大まかな調
整で良いのであれば十分な実用的効果がある。
次に、第9図〜第11図を参照して本考案をスパイラル
状のインピーダンス素子を上述した接点摺動機構体の外
周面に設けた多回転型可変インピーダンス装置に適用し
た例につき説明するも、第1図〜第8図と対応する部分
には同一符号を付して説明を省略する。
第9図は本例における多回転型可変インピーダンス装置
の断面図、第10図はその平面図、第11図はその背面
図である。
この例にあっては絶縁筒10′にはその外周面にスパイ
ラル状の凸提31が設けられており、凸提31の表面に
はスパイラル状のインピーダンス素子11を嵌合させて
固定する溝11′が設けられている。
又、表蓋3と裏蓋24との間には3本の支柱27が植立
されてこれ等が組立てられており、回動軸1がこれ等3
本の支柱27の中心部にて回転できるように威されてい
る。
4Z4//は表蓋3及び裏蓋24に設けられた回動軸1
の軸受、1′は回動軸1の端部に設けられた回動軸1の
外部への脱出止めの鍔である。
支柱27の2本には夫々清潔28が挿入されており、情
理28は連繋杆29で互いに連繋されている。
又連繋杆29の一端からは舌片(図示せず)が突出され
ており、この舌片は上述したように絶縁筒10に設けら
れたスパイラル状インピーダンス素子11と同一ピッチ
で設けられた案内溝32に係合して回動軸1の回転によ
る絶縁筒10’の回転により案内溝32内を案内される
そして、回動軸1の右回転により情理28は裏蓋24の
方へ移動しやがて案内溝32の上端に設けられた係止突
起(図示せず)迄移動して停止する。
又、回動軸1の左回転により情理28は表蓋3の方へ移
動しやがて案内溝32の下端に設けられた係止突起(図
示せず)迄移動、して停止する。
又、情理28には接点摺動子19が取付けられており、
これは情理28の移動に伴いスパイラル状のインピーダ
ンス素子11上を摺接する。
21′及び23′はスパイラル状のインピーダンス素子
11の両端の入力端子21゜23への導出用スライドリ
ング及びスライドレバーの導出装置、11′は接点摺動
子19から出力端子22への導出線、3′はパネル取付
用の螺子穴である。
そして、この例にあっては回動軸1と、これと回動自在
とされる接点摺動機構の絶縁筒10′との間には波形状
の座金7と平板状の座金8とで構成されるクラッチ機構
49が設けられており、回動軸1の回転力がこのクラッ
チ機構49の波形状の座金7と平板状の座金8との摩擦
により絶縁筒10’へ伝達されるように威されている。
尚、上述した構成の装置にあってクラッチ機構49の摩
擦の度合を精密に所定の値に微調整したい際には、上述
と同様にして回動軸1を内外の二重軸構造とすることが
できる。
斯くして、本考案による多回転型可変インピーダンス装
置によれば、簡単な構成で廉価にして回動軸の回転に伴
う係合衝撃が係止突起の衝撃の許容強度より強い場合に
は回動軸がクラッチ機構に於いて滑って空転するので、
係止突起及び接点摺動機構としての絶縁筒の破損を未然
に防止することができる。
又、上述のクラッチ機構は波形状の座金が主体となるの
で多回転型可変インピーダンス装置の小型化に寸度的な
影響は殆んどない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の多回転型可変インピーダンス装置の部分
断面図、第2図は第1図のII−II線に沿った断面図
、第3図は本考案による多回転型可変インピーダンス装
置の部分断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿っ
た断面図、第5図は第3図の波形状の座金の平面図及び
側面図、第6図は第3図の部分拡大図、第7図は本考案
の他の実施例の部分拡大図、第8図は第7図の部分拡大
図、第9図は本考案の更に他の例の部分断面図、第10
図及び第11図はその背面図及び平面図である。 1は回動軸、2は匣体、3は表蓋、10は絶縁筒、24
は裏蓋、41及び48はクラッチ機構49の調整手段、
49はクラッチ機構である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動軸と、上下一対の係止突起を有し上記回動輪により
    回動されて抵抗値を可変せしめる絶縁コマと、上記回動
    軸と同心軸上に配され上記絶縁コマと連動する絶縁筒と
    、上記回動軸と上記絶縁筒の間に平板状の座金と波形状
    と座金を配設し、夫々の座金の端部が対向配置されて上
    記回動軸の回動を上記絶縁筒に伝達するクラッチ機構と
    、上記平板状の座金と上記波形状の座金に軸方向の力を
    与え、上記クラッチ機構の押圧力を調節する調節手段と
    、上記絶縁コマの一方の係止突起と係合する係止突起を
    有する裏蓋と他方の係止突起と係合する保合突起を有し
    上記回動軸を軸止する表蓋とを具備する匣体とより成る
    多回転型可変インピーダンス装置。
JP17375379U 1979-12-14 1979-12-14 多回転型可変インピ−ダンス装置 Expired JPS5855615Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17375379U JPS5855615Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 多回転型可変インピ−ダンス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17375379U JPS5855615Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 多回転型可変インピ−ダンス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5691402U JPS5691402U (ja) 1981-07-21
JPS5855615Y2 true JPS5855615Y2 (ja) 1983-12-20

Family

ID=29684523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17375379U Expired JPS5855615Y2 (ja) 1979-12-14 1979-12-14 多回転型可変インピ−ダンス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5855615Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5691402U (ja) 1981-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6031985Y2 (ja) 変速操作装置
JPS5855615Y2 (ja) 多回転型可変インピ−ダンス装置
US4110722A (en) Variable resistance control
JPH067381Y2 (ja) シャフトの回転トルク調節装置
US2523032A (en) Tuning mechanism
US3472086A (en) Control device
JPS5937857Y2 (ja) ボ−ルバ−ニア方式の粗微調装置
JPH0346588Y2 (ja)
JPS6348802Y2 (ja)
US3099812A (en) Variable resistor device
JPS6031202Y2 (ja) 摺動式操作装置
JPH0142403B2 (ja)
JPS6024015Y2 (ja) チユ−ナの微調整装置
JPS595930Y2 (ja) 回転部品装置
JPS6016975Y2 (ja) 操作つまみ
JPS6129062Y2 (ja)
KR940007174Y1 (ko) Vcr의 릴테이블 장치
JPS645379Y2 (ja)
JPH01298702A (ja) 可変抵抗器用ノブ
JPH076658A (ja) 二重ツマミ
KR910001557Y1 (ko) 톨크 전달기구
JPS5855611Y2 (ja) リモ−トコントロ−ル用抵抗器調整装置
JPS6341086B2 (ja)
JPS5832252Y2 (ja) 可変抵抗器の操作機構
JPS6417031U (ja)