JPS5854904A - 化粧品容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ファンデーションなどの化粧品とこれを顔
につけるのに用いるパフとが個別に収納される化粧品容
器の改良に関する。

従来、この種化粧品容器は、ヒンジによって開閉自在に
枢結された容器本体と上蓋、および容器本体の中に前記
ヒンジを中心に開閉自在に納められる中蓋とからな抄、
容器本体は断面が深い皿形状に形成されてこの中にパフ
を入れ、中蓋は断面が浅い皿形状に形成されてこの上面
に７アンデーシヨンを収容し、上蓋は内面に鏡をつけた
構造になっている。したがって、これを使用するに際し
ては、容器本体を手の平の中に納め把持して上蓋を開け
、ついで中蓋を開けて容器本体の中からパフｆ：収り出
す。そして中蓋だけを容器本体の上にもと通り水平姿勢
に閉じてから、パフに７アンデーシヨンを付着させて化
粧する。化粧が終ると、再び中蓋を開けて容器本体にパ
フを入れ直し、ついで中蓋と外蓋を閉める。しかし、こ
れではパフの出し入れに際して中蓋を頻繁に開は閉めし
なければならず、この点が不便で使い勝手が悪かった。

そこで、この発明は、かかる不便を解消するためになさ
れ九もので、上面に化粧品を収容する容器本体の開口上
面に、内面に鏡を有する上蓋を、又下面Ｋ、パフを収容
する底蓋をそれぞれ開閉自在に閉じ合わせ、ひとつの開
き操作ボタンによって前記上蓋および底蓋が容器本体の
上方および下方にそれぞれ開くようにして使い勝手の良
いものにしようとするものである。

以下、その詳細を図面に基づき説明すると、本発明に係
る化粧品容器は容器本体１と上蓋２と底蓋３、および開
き操作ボタン４とからなり、これらはいずれもプラスチ
ック成形品である。

容器本体１は、上面にファンデーションなどの化粧品収
納用の凹所５を形成し、下面にパフ覆い用の凹所６を形
成し、を九これら上下の凹所５・６を囲続する左右側壁
７−７に把持面７ｍ拳７ｍを形成し、後側壁８の左右に
ヒンジ部９・９を形成しである。化粧品収納用の凹所５
内には中枠１Ｇを嵌込み、この中枠１０内にトレイ１１
を嵌込んつている。

上蓋２は、内面に鏡１２を嵌め込んであり、後端の中央
に形成されたヒンジ部１３を容器本体ｌの左右ヒンジ部
９・９闇に介在させて枢支軸１４回りに回動自在に枢結
し、この上蓋２で容器本体ｌの開口上面を閉じ合わせて
いる、 底蓋３は、断面皿形状に形成されて上面にパフｂを収容
する凹所１５を有し、後端の左右に形成されたヒンジｖ
ｉ５１６・１６含上記容器本体１のヒンジ部９・９と上
蓋２のヒンジ部１３との間に介在させて共通する上記枢
子軸１４回りに回動自在に枢結し、との底蓋３＃′ｉ容
器本体ｌの下面の凹所６に内嵌してその凹所６を閉じ合
わしている。底蓋３のヒンジ部１６と上蓋２の後端２ａ
との接当により、容器本体ＩＫ対し底蓋３の下方向への
最大開き角αを２０’程度とする。これに対し、上蓋２
のヒンジ部１３と底蓋３の後端３３との接当により容器
本体ｌに対し上蓋２の上方向への最大開き角βを１３５
°程度とする。

また、容器本体１に対し上蓋２および底蓋３をそれぞれ
閉じ合わせ丸状１ｍにおいて、それぞれの閉合状態を維
持するために、容器本体１の前端部と上蓋２の前端部と
の合わせ面間、および底蓋３の前端部との合わせ面間の
それぞれに上蓋ロック手段１７および底蓋ロック手段１
８を設けている。

上蓋ロック手段１７Ｆ！、容器本体１の前端部の上面に
１後向きの係合突起１９を上端に有する本体上部保合片
２０を上向きに突設し、上蓋２の前端部の内面に１前向
き斜面２１およびこの前向き斜面２１の上端に形成され
ゐ係合段部２２を有する上蓋保合片２３を下向きに突設
してその保合段部２２を前記係合突起１９に本体上部係
合片２ｏの弾性を利用して係脱自在に係合させてなる。

底蓋ロック手段１８は、容器本体１の前端部の下面に、
後向きの係合突起２４を下端に有する本体下部係合片２
５を前記本体上部保合片２ｏの下部より左を九は右側方
に偏して下向龜（突設し、底蓋３の前端部の内面に、前
向き斜面２６およびこの斜面２１６の下端に形成される
係合段部２７を有する底蓋係合片２８を上向きに突設し
てその保合段部２７を前記係合突起２４に本体下部保合
片２５０弾性を利用して係脱自在に係合させてなる。

そして、これら上蓋および底蓋ロック手段１７・１８の
係合を解除する鈍き操作ボタン４は、第９図に示すよう
Ｋ、四角形盤状の本体２９の前端の左右に７ランジ部３
０・３０を形成するとともにその前端の中央部より一側
方に凹欠部３１を形成し、かつ、同本体２９には上記上
蓋保合片２３の前向き斜面２１に対向する後向き斜面３
２を有する断面三角形状の上蓋開き突子３３と、底蓋係
合片２８の前向き斜面２６に対向する後向き斜面３４を
有する断面三角形状の底蓋開き突子３５とを互いに左右
にずらしかつ上下反対向きにして突設する。その上蓋開
き突子３３は前記凹欠部３１内の前方寄抄に上向きに突
設してこの上蓋開き突子３３の後方に本体上部保合片２
０を遊嵌する上下貫通孔３６を形成している。底蓋開き
突子３５は本体２９の下面から下向きに突設している。

かかる開き操作ボタン４Ｆｉ、容器本体１の前端部中央
の上面２上蓋２の前端部との合わせ面間に前後方向に進
退動自在に組込むのであるが、この組込上 みに際しては１上貫通孔３６に本体上部保合片２０を挿
入しかつ底蓋開き突子３５を容器本体ｌに開口した孔３
７に挿入して、この底蓋開き突子３Ｓの後向き斜面３４
を底蓋係合片２８の前向き斜面２６に所定間ＩＩＳをお
いて対向させるとともに１上蓋開き突子３３の後向き斜
面３２を上蓋係合片２３の前向き斜面２１に面接触状に
対向させる。

容器本体ｌの前端部上面には開き操作ボタン４の容器本
体ｌ内方向への最大移動を規制するストッパー３８・３
８と、容器本体外方向への最大移動を規制するストッパ
ー３９・３９とを突設してあり、このストツΔ−３８−
３９聞に開き操作ボタン４の７ツンジ部３０・３０を存
置させである。

上記構成において、容器本体１を手の平の中に浮かし気
味に納めその左右の把持面７暑・７ａを把持し、開き操
作ボタン４を容器本体ｌ内方向く押すと、まず、このボ
タン４の上蓋開き突子３３の後向き斜面３２に接触して
いる上蓋保合片２３がその斜面３２の押力により上方向
に押動かされ、これにて上蓋係合片２３の係合股部２２
と本体上部係合片２０の係合突起１９との係合が解かれ
るため、上蓋２Ｆｉ上方に少し闘き、′さらに上蓋２Ｆ
ｉ手でもって枢支軸１４凹りに上方に大きく開かれる。

ついで、開き操作ボタン４をさらに押すとこのボタン４
の底蓋開き突子３５の後向き斜面３４が底蓋係合片２８
の前向き斜面２６に接当して該底蓋係合片２８を下方向
に押動かし、これにて底蓋係合片２８の係合段部２７と
本体下部係合片２５の係合突起２４との係合が解かれる
ため、底蓋３は枢支軸１４翻りに下方向に押されるｉま
自重によシ下方へ開かれる。このように開かれた上蓋２
の内面の鏡１２で顔を見ることができ、底［３からはパ
フｂを取出すことができて、このパフｂで化粧品為を顔
につけて化粧する仁とができる。

化粧後、パフｂを底蓋３の中に入れ直し、この底蓋３を
容器本体１の下面に閉じ合わせると、この底蓋係合片２
８の前向き斜面２６が、押込まれ良状態にある開き操作
ボタン４の底蓋開き突子３５の前向き斜面３４に接当し
て該ボタン４を容器本体１の前方外側方向に押戻すとと
もに１底蓋係合片２８の係合段部２７が本体下部係合片
２５の保合突起２４に係合する。また上ｌＩ２を容器本
体１の上面に閉じ合わせると、この上蓋保合片２３の前
向き斜面２１が、開き操作ボタン４の上蓋開き突子３３
の前向き斜面３２に接当して該ボタン４をさらに容器本
体ｌの前方外側方向に少しく底蓋開き突子３５の斜面３
４と底蓋係合片２８の斜面２６との閏の間隙８分だけ）
押戻して復位するとともに、上蓋係合片２３の係合段部
２２が本体上部保合片２０の保合突起１９に係合する。

上記実施例では、上蓋２および底蓋３の閉じ状態におい
て開き操作ボタン４の上蓋開き突子３３の斜面３２と上
蓋係合−片２３の斜面２１とは接触させるが、底蓋開き
突子３５の斜面３４と底蓋係合片２８の斜面２６とは間
＊Ｓをおいて対向させることくよって、開き操作ボタン
４の押し操作により上蓋２のみが先に開くようＫしであ
る。したがってこの化粧品容器は上蓋２内面の鏡１２を
手鏡としても使用できる利便さかある。しかし、これに
限定されるものではなく、開き操作ボタン４の押し操作
により上蓋２および底蓋３が同時に開くようにしてもよ
い。また開き操作ボタン４は上記ブツシュ形式のものに
代えて、左右方向にスライドさせるものであってもよい
。

また上記実施例では、容器本体ｌの下面に底蓋３がコン
バク）Ｋ納められるように１容器本体１の下面に凹所６
を形成し、この凹所６に底蓋３を内嵌させる構造としで
あるが、これに限らず、容器本体ｌの下面を平坦に形成
し乙の下面に底蓋３を閉じ合わすようＫしてもよい。

なお、乾燥したままのパフｂに化粧品１を付着させ−る
場合と、パフｂに水を浸して化粧品星を付着させる場合
とがあるが、後者の場合に使用後のパフｂを底蓋３にそ
のまま納めると容器内がベタつく。そこで、底蓋３の底
壁に多数の孔（図示せず）をあけ、この孔を介してパフ
ｂを不使用時にベタつかないように乾燥処理できるよう
にすることができるっまた、容器本体１の下面には少な
くともバフｂの上面と接触する部分に多数の突条または
突起（図示せず）を形成し、パフｂの上面が容器本体ｌ
の下面にペタつかないようにすることもできる。

化粧品鳳はケーキ状のファンデーションの１１　カに、
粉状のもの、あるいはそのす１かの化粧材であってもよ
いことは言うまでもない。

以上説明したように１この発明は、ひとつの開き操作ボ
タン４を操作すれば上蓋２および底蓋３が容器本体ｌの
上方および下方にそれぞれ開くようにしたものであるか
ら、従来の如く使用の前後において中蓋を再三、關閉操
作する手間を要さず、頗る使い勝手が良くなるという利
点がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る化粧品容器の一例を示しており、
第１図はその平面図、第２図はその正面図、第３図はそ
の背面図、第４図はその側面図、□− 第５図はその上蓋を取外した状態で示す容器本体の平面
図、第６図はその縦断側面図、第７図は第６図における
一部拡大図、第８図はその半欠截縦断正面図、４９図は
その開き操作ボタンの斜視図である。 ｌ・・・容器本体、　　　　２−・上蓋、３・−底蓋、
　　　　　　４・・・開き操作ボタン、畠・−化粧品、
　　　　　ｂ・・・ノイ７．５−・化粧品収納用凹所、
９．１３．１６・・・ヒンジ部、１４・・・枢支軸、　
　　　１５・・・・櫂７収納用凹所、１７−−・上蓋ロ
ック手段、１８・・・底蓋ロック手段、特許出願人　　
　　　　紀伊産業株式会社第１図 第４１＜１ 第２区 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＋１）　　上面に化粧品収納用の凹所５が形成され九容
   器本体１と；内面に鏡１２が嵌込まれ、後端のヒンジ部
   １３が容器本体ｌの後端のヒンジ部９に回動自在に枢結
   されて容器本体１のジ一部≠１６が容器本体１の後端の
   ヒンジ部９に回動自在に枢結されて容器本体１０下面に
   閉じ合わせる底蓋３と；容器本体ｌの前端部上面と上蓋
   ２との合わせ面間および容器本体１の前端部下面と底蓋
   ３との合わせ面間にそれぞれ設けられて上蓋２および底
   蓋３の閉じ状態を維持するロック手段１７・１８と；該
   ロック手段による上蓋２および底蓋３のロックを解除す
   る開き操作ボタン４と；からなる化粧品容器。