JPS5853631B2 - 船舶を改造して粉粒体を貯蔵する自航又は非自航バ−ジ - Google Patents

船舶を改造して粉粒体を貯蔵する自航又は非自航バ−ジ

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JPS5853631B2
JPS5853631B2 JP53037539A JP3753978A JPS5853631B2 JP S5853631 B2 JPS5853631 B2 JP S5853631B2 JP 53037539 A JP53037539 A JP 53037539A JP 3753978 A JP3753978 A JP 3753978A JP S5853631 B2 JPS5853631 B2 JP S5853631B2
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JP
Japan
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powder
tank
self
propelled
air slide
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JP53037539A
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裕嗣 境
義磨 古田
大蔵 香西
薫 内藤
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、中近東産油国等の石油積出に関連して行う土
木工事等に使用する粉粒体を、船舶、特に油槽船、鉱石
兼油輸送船あるいは鉱石運搬船を改造してその中に貯蔵
するようにした自航バージ又は非自航パージに関するも
のである。
最近、中近東産油国を中心に石油の積出を行うための各
種土木工事や護岸工事等が頻繁に行われている。
このような大型設備の実施に伴ってセメントやセメント
クリンカ−等の粉粒体の需要が急増している。
しかるに、現地の岸壁事情の貧困なことに加えて粉粒体
の需要の山谷が大きく、粉粒体輸送船の長期滞船による
極端な非能率が指摘されている。
そのために、輸送船関係者と需要者との間に低コストで
早期にダンパーの役目をする粉粒体の大型貯蔵設備の設
置が望まれていた。
そこで本発明は、このような要望に答えるために、粉ね
体の貯蔵設備として、一般の輸送船以上の大容量である
こと、早期に低コストで配置できること、粉粒体の搬入
搬出作業性が良いこと、輸送船と粉粒体の貯蔵設備と陸
上の三者の相対関係を出来るだけ単純化できること等の
各条件を満足すべく研究した結果、現在飽和状態にある
油槽船の特長を最大限に利用できることに着眼したので
ある。
すなわち本発明は、油槽船、鉱石兼油輸送船あるいは鉱
石運搬船をパージとして使用し、これらの船舶の中央部
タンクを粉粒体槽とすることによって、輸送船以上の大
容量の粉粒体貯蔵庫にできる。
しかも油槽船のサイドタンクの一部を利用してホッパを
設けたり、上甲板上に粉粒体の搬出設備を設けたりする
ことによって、極めて粉粒体の搬入搬出作業性が良くな
る。
さらにこれらの船舶のサイドタンクをバラストタンクと
して利用し、通常設備されているピークタンクとともに
本船の縦横領斜を容易に修正できかつバージの吃水を一
定に保ち得ることができる。
そしてさらに搬入、搬出設備を除けば油槽船、鉱石兼油
輸送船や鉱石運搬船を殆んどそのままの形で利用できる
ので早期に低コストで当該設備を提供できる。
本発明はこのようにして現地の要望に応えたものである
次に図面により本発明の一実施例を洋間する。
まず、従来の油槽船の構造を説明すると、この油槽船の
船体1は2列縦隔壁型であり、縦通隔壁2.2により中
央部タンク3とサイドタンク4゜4に分離されており、
また、これら中央部タンク3とサイドタンク44とは適
正数の横隔壁5・・・ツ により細分化されている。
そして、前記中央部タンク3の船尾側にはポンプ室6が
形成されており、このポンプ室6には荷油ポンプPが配
置されている。
なおこの荷油ポンプPは原油の積降しの際使用するポン
プである。
一方、この船体の船首部と船尾部には接体のトリムを調
整するためのピークタンク78が設けられている。
このピークタンク7.8はポンプ室6、機関室9等に設
けたバラストポンプにより海水を出し入れすることによ
り船体のトリムを調整する。
このように構成した船体1、特に油槽船は、現在飽和状
態にあり、これを改造して粉粒体(セメント、セメント
タリンカー等)を貯蔵するバージ(以下1をバージとし
て説明する。
)に用途転換するものである。
次にその改造例を説明すると、前記中央部タンク3を粉
粒体槽として使用する(以下3は粉粒体槽として説明す
る。
)。この粉粒体槽3に粉粒体を搬入しあるいはそれから
搬出する装置1011のうち搬入装置10は、前記サイ
ドタンク4の一部を改造して区画した室に上面を甲板上
に開口させたホッパ12を設置する。
そしてこのホッパ12の下部には、前記粉粒体槽3内に
立設した垂直パケットエレベータ−3と連通ずるエアス
ライドコンベア14を配設する。
そして、この垂直パケットエレベータ−3の甲板15上
方位置には、上部エアスライドコンベア16を設ける。
そしてこの上部エアスライドコンベア16は、粉粒体槽
3の上方で分岐して各粉粒体槽3に粉粒体を搬入できる
ように配置する。
このように構成した粉粒体の搬入装置10をバージ1内
に新たに設けている。
一方、搬出装置11は、粉粒体槽3の底部に、この粉粒
体槽3幅方向中央部に粉粒体が集まるように底部エアス
ライドコンベア17.17を配置する。
そしてこの底部エアスライドコンベア1717の合流点
すなわち粉粒体槽3の縦方向中央部にはトラフチェンコ
ンベア1,8を設置して、底部エアスライドコンベア1
7.17で送られてきた粉粒体を前記垂直パケットエレ
ベータ13付近まで運ぶ。
そして前記トラフチェンコンベア18と垂直パケットエ
レベータ13とを別のトラフチェンコンベア19で連結
する。
さらに、前記垂直パケットエレベータ13の上端には、
粉粒体を陸上へ搬出するエアスライドコンベア20を設
ける。
このように構成した搬出装置11を船体1すなわちバー
ジ(以下バージとして説明する)内に新たに設けている
そして、前記バージ1のサイドタンク4をバラスト水タ
ンクとして使用しく以下4はバラスト水タンクとして説
明する。
)、また、前記荷油ポンプPをバラスト水タンク4に配
管替えを行った後バラストポンプ(以下Pをバラストポ
ンプとして説明する。
)として使用する。いま、第4図に示すようにバージ1
に輸送船21を係船して、この輸送船21から粉粒体を
パケット22によりホッパ12内に入れる。
このホッパ12内に入った粉粒体は、エアスライドコン
ベア14により垂直パケットエレベータ13に送られ、
この垂直パケットエレベータ13により粉粒体は甲板上
方まで搬送される。
ここで粉粒体は上部エアスライドコンベア16を介して
各粉粒体槽3内に貯蔵される。
この粉粒体槽3は輸送船21よりも粉粒体の貯蔵容積が
はるかに大きいために、輸送船21は粉粒体の移送が終
了したらすぐ移動できるのできわめて効率的である。
なお、輸送船21からバージ1へ粉粒体を移送すると、
バージ1の吃水が変化するとともに、縦横に傾斜する。
そこでバラストポンプPを作動させてバラスト水タンク
4内の水量を調整するとともに、ピークタンク7.8内
の水量をバラストポンプを作動させて調整することによ
り、バージ1の吃水の変化と縦横領斜に対処する。
したがって、輸送船21とバージ1と陸上との三者の上
下相対位置を常に一定に保つことができ、作業性がよい
なおこれに加えて、粉粒体槽3の幅は船の全幅に比して
約1/2〜1/3程度の狭さなので、船の安定性に悪影
響を及ぼす粉体の横の遊動向を限定する効果がある。
前述したように粉粒体槽3内に貯蔵した粉粒体を搬出す
る場合は、底部エアスライドコンベア17.17により
粉粒体槽3内の底部がわから順にトラフチェンコンベア
1819を介シて粉粒体を垂直パケットエレベータ13
に送る。
そしてこの垂直パケットエレベータ13で粉粒体を甲板
15上方まで搬送して陸上搬出用のエアスライドコンベ
ア20で粉粒体を陸上に搬出する。
そして、粉粒体の陸上への搬出によってパージ1の吃水
や縦横領斜が変化すると、バラストポンプ9の作動によ
ってバラスト水タンク4の水量を、また図示しないバラ
ストポンプによってピークタンク78の水量を調整して
パージ1と陸上との上下相対位置を一定に保つので作業
性が良い。
また、底部エアスライドコンベア17.17は、タンク
容量に比して底部面積が少ないので、その長さを短かく
できる利点がある。
さらに、垂直パケットエレベータ13は搬入用と搬出用
に兼用できるので、それだけ搬入、搬出設備が単純化さ
れ、早期に低コストに提供できる。
なお、この実施例では粉粒体を直接陸上に搬出している
が、例えばパージ1の甲板上で粉粒体を袋づめしてから
陸上へ搬出してもよい。
以上のように本発明によれば、油槽船や鉱石兼油運搬船
や鉱石運搬船をパージとして利用し、中央部タンクを粉
粒体槽としたので、大容量の粉粒体槽として使用できる
とともに、中央部タンクはその縦と横の比が大きいので
、粉ね体の遊動面積が狭まく本船の安定性が良い。
また、油槽船や鉱石兼油運搬船のサイドタンクをバラス
トタンクとして利用し、荷油ポンプをバラストポンプと
して利用したので、通常設備されているピークタンクと
ともに船体の縦横領斜を容易に修正できかつパージの吃
水を一定に保ち得ることができ船体の安定性をより向上
させることができる。
したがって一般の輸送船からのパージへの粉粒体の搬入
、またはパージから陸上への粉粒体の搬出に際してそれ
らの作業性がよくなる。
また、パージ1にはサイドタンク4やピークタンク7.
8が設けられているので、これらに適当に注水してパー
ジを積極的に傾斜させることによって、粉粒体を替役装
置の近傍に集合させ、荷降しをすることができるので、
集荷作業が著しく容易となる。
さらに、それにともなって上甲板の広大な面積を有効に
活用できるので粉粒体搬入、搬出作業性がより向上する
そしてさらに、油槽船のポンプ室及びその附帯設備を搬
入、搬出装置の保守点検のための通路として使用できる
とともに、前述したように各タンク及びポンプは殆んど
そのまま使用できるので、早期に低コストで粉粒体貯蔵
用パージを提供できる等幾多の利点を有しその作用効果
は太きい。
上記実施例においては、油槽船を粉粒体貯蔵用のパージ
に改造する場合について例示したが、本発明はこれのみ
に限定されるものではなく、鉱石兼油輸送船や鉱石運搬
船の改造にも利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例であり、第1図はその縦断面し
た説明図、第2図は平面視の説明図、第3図は船底部の
平面視説明図、第4図は第2図■■線の断簡説明図であ
る。 1・・・・・・船体(パージ)、2・・・・・・縦通隔
壁、3・・・・・・中央タンク(粉粒体槽)v4・・・
・・・サイドタンク(バラスト水タンク)、5・・・・
・・横隔壁、10・・・・・・搬入装置、11・・・・
・・搬出装置、P・・・・・・荷油ポンプ(バラストポ
ンプ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 隔壁で仕切られた中央部タンクとサイドタンクを備
    えた船舶の前記中央部タンクを粉粒体槽とすると共に前
    記サイドタンクをバラストタンクとなし、前記サイドタ
    ンクの甲板上に開口するホッパを設け、このホッパの下
    部と前記粉粒体槽内に立設した垂直パケットエレベータ
    とを連通ずるエアスライドコンベアを配設し、この垂直
    パケットエレベータの甲板上方位置に上部エアスライド
    コンベアを設け、前記粉粒体槽の底部には一点に粉粒体
    が集まるように底部エアスライドコンベアを配置し、こ
    の合流点と前記垂直パケットエレベータの底部とを連結
    するトラフトチェンコンベアを配置し、更に前記垂直パ
    ケットエレベータの上端部に搬出用エアスライドコンベ
    アを設けたことを特徴とする船舶を改造して粉粒体を貯
    蔵する自航又は非自航バージ。
JP53037539A 1978-03-31 1978-03-31 船舶を改造して粉粒体を貯蔵する自航又は非自航バ−ジ Expired JPS5853631B2 (ja)

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JPS54131288A JPS54131288A (en) 1979-10-12
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JPS57191117A (en) * 1981-05-20 1982-11-24 Nippon Denso Co Ltd Air conditioning device for automobile
GB2152004B (en) * 1983-05-26 1988-04-20 Shinko Kiko Co Conveyor system

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