JPS5852616Y2 - 電池 - Google Patents
電池Info
- Publication number
- JPS5852616Y2 JPS5852616Y2 JP15139877U JP15139877U JPS5852616Y2 JP S5852616 Y2 JPS5852616 Y2 JP S5852616Y2 JP 15139877 U JP15139877 U JP 15139877U JP 15139877 U JP15139877 U JP 15139877U JP S5852616 Y2 JPS5852616 Y2 JP S5852616Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separator
- battery
- active material
- anode
- thin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Cell Separators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は酸化銀電池、酸化水銀電池、酸化マンガン電
池などの各種電池に関し、その目的とするところは内部
抵抗の低い放電性能に優れる電池を提供することにある
。
池などの各種電池に関し、その目的とするところは内部
抵抗の低い放電性能に優れる電池を提供することにある
。
一般に酸化銀、酸化水銀、酸化マンガンなどの種々の活
物質は電池内部に一定厚みを持たせて収納されるため陽
極線ない集電体から遠ざかる部所とくにセパレータ界面
部分の活物質には電子が充分に供給されに＜＜、この傾
向が一般に強く表われる酸化第一銀電池では内部抵抗が
非常に高くなり、放電初期において電圧が一時的に急激
に低下する現象（ラクダ現象）をひきおこすなど電池性
能を低下させる大きな原因となっている。
物質は電池内部に一定厚みを持たせて収納されるため陽
極線ない集電体から遠ざかる部所とくにセパレータ界面
部分の活物質には電子が充分に供給されに＜＜、この傾
向が一般に強く表われる酸化第一銀電池では内部抵抗が
非常に高くなり、放電初期において電圧が一時的に急激
に低下する現象（ラクダ現象）をひきおこすなど電池性
能を低下させる大きな原因となっている。
このため、黒鉛のような導電助剤を陽極活物質の層中に
多量に含ませて層目体の導電性を良くしようとする試み
がなされてきたが、前記の欠点を回避できるほどの効果
は得られておらず、またこのような導電助剤の多量使用
は陽極活物質をそれだけ減少させることになり放電容量
の低下を免れない。
多量に含ませて層目体の導電性を良くしようとする試み
がなされてきたが、前記の欠点を回避できるほどの効果
は得られておらず、またこのような導電助剤の多量使用
は陽極活物質をそれだけ減少させることになり放電容量
の低下を免れない。
この考案はこのような欠点を解消せんとするもので、第
１図はこの考案のボタン型電池を示し、台座１にプレス
成形された陽極活物質と要すれぼりん状黒鉛のような導
伝助剤とを含む陽極合剤２がアルカリ電解液を注入した
上記の合剤２より径大の陽極線３の底部に収納され、こ
の合剤２と陰極端子板４に内填させた亜鉛粉末、亜鉛ア
マルガム粉末などの陰極活物質とアルカリ電解液とを含
むペースト状の陰極合剤５との間に、合剤２に対向させ
たでんぷんのような還元性ポリマーの薄膜層６、セロフ
ァン７およびナイロン不織布、ビニロン混抄紙のような
吸液層８とから構成されるセパレータ９を介在させ、陰
極端子板４と陽極線３との間に環状ガスケット１０を介
装して陽極線３を内方へ締め付けて電池内部を閉塞させ
ている。
１図はこの考案のボタン型電池を示し、台座１にプレス
成形された陽極活物質と要すれぼりん状黒鉛のような導
伝助剤とを含む陽極合剤２がアルカリ電解液を注入した
上記の合剤２より径大の陽極線３の底部に収納され、こ
の合剤２と陰極端子板４に内填させた亜鉛粉末、亜鉛ア
マルガム粉末などの陰極活物質とアルカリ電解液とを含
むペースト状の陰極合剤５との間に、合剤２に対向させ
たでんぷんのような還元性ポリマーの薄膜層６、セロフ
ァン７およびナイロン不織布、ビニロン混抄紙のような
吸液層８とから構成されるセパレータ９を介在させ、陰
極端子板４と陽極線３との間に環状ガスケット１０を介
装して陽極線３を内方へ締め付けて電池内部を閉塞させ
ている。
この構成から明らかなようにこの考案はセパレータ９の
陽極合剤２に対向する面に還元性ポリマーの薄膜層６を
設けるようにしたもので、これによればセパレータ界面
部の陽極活物質を上記のポリマーの薄膜層６によって還
元でき、とくにポリマーの薄膜層６がでんぷんのような
電解液に溶解するようなものからなると電解液の吸収に
よって次第にセパレータ界面部に流動して界面部の活物
質を比較的すみやかに還元し、この還元でセパレータ界
面部の電子伝動性が良くなって電池の内部抵抗が大きく
低下する。
陽極合剤２に対向する面に還元性ポリマーの薄膜層６を
設けるようにしたもので、これによればセパレータ界面
部の陽極活物質を上記のポリマーの薄膜層６によって還
元でき、とくにポリマーの薄膜層６がでんぷんのような
電解液に溶解するようなものからなると電解液の吸収に
よって次第にセパレータ界面部に流動して界面部の活物
質を比較的すみやかに還元し、この還元でセパレータ界
面部の電子伝動性が良くなって電池の内部抵抗が大きく
低下する。
また、この還元性ポリマーの薄膜層６は、これが陽極合
剤２に対向してかつ薄膜状とされたものであるため、セ
パレータ界面部の陽極合剤２の表面のみを還元するため
放電容量を低下させたり、還元反応によってガスを発生
させたりすることがない。
剤２に対向してかつ薄膜状とされたものであるため、セ
パレータ界面部の陽極合剤２の表面のみを還元するため
放電容量を低下させたり、還元反応によってガスを発生
させたりすることがない。
第２図は陽極活物質が酸化第−銀、陰極活物質が亜鉛ア
マルガムからなる電池においてセパレータとして前記の
構成からなるものを使用したこの考案のボタン型電池Ａ
の放電特性（初期）を、セパレータとしてセロファンと
ビニロン混抄紙のような不織布層とからなるものを使用
した従来のボタン型電池Ｂと対比して示したもので、こ
の考案の電池Ａによればセパレータ界面部の良好な電子
伝導性によりラクダ現象が抑えられていることが判る。
マルガムからなる電池においてセパレータとして前記の
構成からなるものを使用したこの考案のボタン型電池Ａ
の放電特性（初期）を、セパレータとしてセロファンと
ビニロン混抄紙のような不織布層とからなるものを使用
した従来のボタン型電池Ｂと対比して示したもので、こ
の考案の電池Ａによればセパレータ界面部の良好な電子
伝導性によりラクダ現象が抑えられていることが判る。
第１図はこの考案のボタン型電池を示す断面図、第２図
は放電特性を示す図である。 ９・・・・・・セパレータ、６・・・・・・還元性ポリ
マーの薄膜層、Ａ・・・・・・この考案の電池、Ｂ・・
・・・・従来の電池。
は放電特性を示す図である。 ９・・・・・・セパレータ、６・・・・・・還元性ポリ
マーの薄膜層、Ａ・・・・・・この考案の電池、Ｂ・・
・・・・従来の電池。
Claims (1)
- セパレータ９の陽極合剤２に対向する面に陽極活物質を
還元し得るでんぷんのような還元性ポリマーの薄膜層６
を設けたことを特徴とする電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15139877U JPS5852616Y2 (ja) | 1977-11-10 | 1977-11-10 | 電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15139877U JPS5852616Y2 (ja) | 1977-11-10 | 1977-11-10 | 電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5475915U JPS5475915U (ja) | 1979-05-30 |
| JPS5852616Y2 true JPS5852616Y2 (ja) | 1983-11-30 |
Family
ID=29136612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15139877U Expired JPS5852616Y2 (ja) | 1977-11-10 | 1977-11-10 | 電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5852616Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-11-10 JP JP15139877U patent/JPS5852616Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5475915U (ja) | 1979-05-30 |
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