JPS5852441B2 - 熱間圧延時の鋼片の表面割れ防止法 - Google Patents
熱間圧延時の鋼片の表面割れ防止法Info
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- JPS5852441B2 JPS5852441B2 JP53151985A JP15198578A JPS5852441B2 JP S5852441 B2 JPS5852441 B2 JP S5852441B2 JP 53151985 A JP53151985 A JP 53151985A JP 15198578 A JP15198578 A JP 15198578A JP S5852441 B2 JPS5852441 B2 JP S5852441B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/02—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling heavy work, e.g. ingots, slabs, blooms, or billets, in which the cross-sectional form is unimportant ; Rolling combined with forging or pressing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/46—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling metal immediately subsequent to continuous casting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は造塊もしくは連続鋳造直後の鋼片をただちに熱
間圧延する(以下直送圧延と呼ぶ)かまたは造塊、もし
くは連続鋳造後そのまま鋼片を保熱炉に装入してから熱
間圧延を行なう(以下ホットチャージ圧延と呼ぶ)プロ
セスにおいて、熱間圧延時の鋼片の割れを防止する方法
に関するものである。
間圧延する(以下直送圧延と呼ぶ)かまたは造塊、もし
くは連続鋳造後そのまま鋼片を保熱炉に装入してから熱
間圧延を行なう(以下ホットチャージ圧延と呼ぶ)プロ
セスにおいて、熱間圧延時の鋼片の割れを防止する方法
に関するものである。
従来の鉄鋼材料プロセスは以下のような方法が採用され
ていた。
ていた。
すなわち、転炉ないしは電気炉で溶製された溶湯は 次
に示すような ■造塊→口□□□e→m→分塊圧延→ 日麗垣謙禦目→■蓋望→熱間圧延 ■連続鋳造−M→巨毘耐→熱間圧延 ■ないし、■の工程を経ていた。
に示すような ■造塊→口□□□e→m→分塊圧延→ 日麗垣謙禦目→■蓋望→熱間圧延 ■連続鋳造−M→巨毘耐→熱間圧延 ■ないし、■の工程を経ていた。
しかしながら、近年工程の省略化による生産数の向上と
熱エネルギー原単位の低減による省エネルギーを目的
として、■ないし、■の工程から、[)El]tつけた
精整工程と加熱工程とを省略するプロセスとして上述し
7た直送圧延ないしホットチャージ圧延プロセス技術の
開発が注目を浴びるようになってきた。
熱エネルギー原単位の低減による省エネルギーを目的
として、■ないし、■の工程から、[)El]tつけた
精整工程と加熱工程とを省略するプロセスとして上述し
7た直送圧延ないしホットチャージ圧延プロセス技術の
開発が注目を浴びるようになってきた。
かようなプロセスの移行のためには、製品材質の保証が
なされることは当然であるが、加うるに鋼片表面に発生
する疵の発生防止が必須となる。
なされることは当然であるが、加うるに鋼片表面に発生
する疵の発生防止が必須となる。
本発明者らは本プロセス確立のために、長年無欠陥鋼塊
ないし、無欠陥鋳片の製造法に関する検討と熱間割れ防
止策の検討に努力を重ねてきた結果、以下の諸点を明ら
かにした。
ないし、無欠陥鋳片の製造法に関する検討と熱間割れ防
止策の検討に努力を重ねてきた結果、以下の諸点を明ら
かにした。
すなわち 従来の鋳片を−たん冷却した後再加熱−圧延
し さらに冷片にして疵取りを行なった後再加熱−圧延
を行なうプロセスにおいては、冷却 加熱のくり返し熱
処理によりオーステナイト粒度は微細化すると同時に、
熱間加工性に有害な働きをするs、p、o等の元素は、
硫化物、リン化物ならびに酸化物として粒内に固定され
てしまう。
し さらに冷片にして疵取りを行なった後再加熱−圧延
を行なうプロセスにおいては、冷却 加熱のくり返し熱
処理によりオーステナイト粒度は微細化すると同時に、
熱間加工性に有害な働きをするs、p、o等の元素は、
硫化物、リン化物ならびに酸化物として粒内に固定され
てしまう。
従って熱間加工性もきわめて優れていた。それに反して
直送圧延またはホットチャージ圧延プロセスにおいては
、溶融−凝固−冷却過程でデンドライト界面とかオース
テナイト粒界面上に上述したような元素の偏析、析出が
生じ、そのために熱間加工による引張応力が加わると粒
界割れをひき起し、鋼片表面疵を発生する。
直送圧延またはホットチャージ圧延プロセスにおいては
、溶融−凝固−冷却過程でデンドライト界面とかオース
テナイト粒界面上に上述したような元素の偏析、析出が
生じ、そのために熱間加工による引張応力が加わると粒
界割れをひき起し、鋼片表面疵を発生する。
従って かかる新プロセスにおいては熱間加工性に有害
な元素をあらかじめ除去しておけばよい訳であるが、例
えば脱硫とか脱リンプロセスの導入は生産コストの上昇
につながり工業的にはかならずしも最善の策とはならな
い場合がある。
な元素をあらかじめ除去しておけばよい訳であるが、例
えば脱硫とか脱リンプロセスの導入は生産コストの上昇
につながり工業的にはかならずしも最善の策とはならな
い場合がある。
そこで本発明者等はP、S、0.N等の元素の偏析・析
出がある特定の温度域において生じることに着目して
これらの元素の析出形態を制御することにより鋼片の熱
間割れ防止策を開発した。
出がある特定の温度域において生じることに着目して
これらの元素の析出形態を制御することにより鋼片の熱
間割れ防止策を開発した。
以下に本発明の内容を詳述する。
第1図には連続鋳造した鋳片の直送圧延(第1図の)な
らびにホットチャージ圧延(第1図■)における鋼片の
受ける温度、加工履歴を模式回的に示した。
らびにホットチャージ圧延(第1図■)における鋼片の
受ける温度、加工履歴を模式回的に示した。
直送圧延ならびにホットチャージ圧延では、旧来のプロ
セス(第1図■)と違い鋼片を室温まで冷却することな
く熱間圧延ないしは加熱炉に装入した後圧延することを
特徴としている。
セス(第1図■)と違い鋼片を室温まで冷却することな
く熱間圧延ないしは加熱炉に装入した後圧延することを
特徴としている。
かかる熱間圧延において通常の圧延温度域である120
0〜900℃温度域で連続多パス圧延を行なった際には
1〜5パス目の圧延で鋼片の表面に横割れ、縦割れある
いは耳割れが発生し、それに引き続く連続圧延中に割れ
が拡大し 表面疵として残存し、それらの疵のひどい場
合には製品として使用に耐えないものが出て歩留りの低
下を来たしてしまう。
0〜900℃温度域で連続多パス圧延を行なった際には
1〜5パス目の圧延で鋼片の表面に横割れ、縦割れある
いは耳割れが発生し、それに引き続く連続圧延中に割れ
が拡大し 表面疵として残存し、それらの疵のひどい場
合には製品として使用に耐えないものが出て歩留りの低
下を来たしてしまう。
特に、P、S、0.N、A7等をある量以上に含有した
鋼においては直送圧延ならびにホットチャージ圧延時に
1140〜900℃温度域で熱間圧延を施すと、鋼片の
表面割れが顕著となる。
鋼においては直送圧延ならびにホットチャージ圧延時に
1140〜900℃温度域で熱間圧延を施すと、鋼片の
表面割れが顕著となる。
この原因は第2図に示したように、溶融−凝固・冷却時
に、特異な形状をした( Fe 、 Mn ) S−0
−P。
に、特異な形状をした( Fe 、 Mn ) S−0
−P。
A7N等が1150〜900℃温度域でオーステナイト
粒界に析出するためであることが判明した。
粒界に析出するためであることが判明した。
しかしながら本発明においては 直送圧延ならびにホッ
トチャージ圧延においても かかる熱間加工性に有害な
元素の析出開始温度域より上の温度、すなわち1300
〜1150℃温度域において1パス15%以上の圧下率
で少くとも2回以上の加工を施すことにより析出形態が
変り、熱間加工性が著しく向上し、鋼片表面割れ率を5
%以下に抑えることが出来た。
トチャージ圧延においても かかる熱間加工性に有害な
元素の析出開始温度域より上の温度、すなわち1300
〜1150℃温度域において1パス15%以上の圧下率
で少くとも2回以上の加工を施すことにより析出形態が
変り、熱間加工性が著しく向上し、鋼片表面割れ率を5
%以下に抑えることが出来た。
最適熱間加工の温度域は成分系により多少変動するが
1300℃以上での熱間圧延は粒界溶融による脆性、い
わゆるバーニングが生ずる場合もあるので、熱延の上限
温度は1300℃とした。
1300℃以上での熱間圧延は粒界溶融による脆性、い
わゆるバーニングが生ずる場合もあるので、熱延の上限
温度は1300℃とした。
また圧延の下限温度は(Fe 、 Mn ) S−0−
P 。
P 。
等の析出温度とのかね合いで決まるが、本発明において
は1150℃以下になると析出も開始し実際に割れの頻
度も高くなるため 1150℃を下限とした。
は1150℃以下になると析出も開始し実際に割れの頻
度も高くなるため 1150℃を下限とした。
圧下率については圧延温度域においてオーステナイト粒
の加ニー再結晶による細粒化が果せることが必要条件で
ある。
の加ニー再結晶による細粒化が果せることが必要条件で
ある。
そのためには1300〜11500G温度域においては
1パス15%以上の圧下率で少くとも2回以上の連続
圧下を必要とする。
1パス15%以上の圧下率で少くとも2回以上の連続
圧下を必要とする。
圧下率が15%以下の場合には再結晶が十分に起らない
ために鋼片割れ感受性を軽減できない。
ために鋼片割れ感受性を軽減できない。
さらに1パス圧下の場合には変形が不均一になるため
やはり期待する効果が得られ難い。
やはり期待する効果が得られ難い。
重要なことは1300〜1150℃温度範囲で1パス1
5%以上の圧下率で少くとも2回以上の連続圧延を施す
ことにより、凝固組織の破砕、凝固時偏析ならびに析出
物の形態制御効果が期待されるに加えて オーステナイ
ト粒の再結晶細粒化と粒界析出物の形態変化をもたらし
めることである。
5%以上の圧下率で少くとも2回以上の連続圧延を施す
ことにより、凝固組織の破砕、凝固時偏析ならびに析出
物の形態制御効果が期待されるに加えて オーステナイ
ト粒の再結晶細粒化と粒界析出物の形態変化をもたらし
めることである。
なおもつとも望ましいのは1250〜1170℃温度域
で1パスごとの圧下量で15%以上、全圧下率で30%
以上の第一次圧延を施すことである。
で1パスごとの圧下量で15%以上、全圧下率で30%
以上の第一次圧延を施すことである。
前述の第一次圧延を施した後、1150℃未満の温度域
で第二次圧延を行なうことにより鋼片の表面疵の発生を
ほとんどなくすことが出来る。
で第二次圧延を行なうことにより鋼片の表面疵の発生を
ほとんどなくすことが出来る。
さらに 本発明の対象鋼種は薄板熱延板向けのAlキル
ド鋼 At−8iキルド鋼とか 一般構造用鋼向けの5
S41〜5M50級のいわゆる低級、安価な鋼種で、特
に脱硫とか脱燐(リン)処理等を行なわない成分系でM
n/S比が50以下の鋼に特に有効な方法である。
ド鋼 At−8iキルド鋼とか 一般構造用鋼向けの5
S41〜5M50級のいわゆる低級、安価な鋼種で、特
に脱硫とか脱燐(リン)処理等を行なわない成分系でM
n/S比が50以下の鋼に特に有効な方法である。
つぎに直送圧延ないしはホットチャージ圧延時の鋼片の
熱間加工性を評価するためのシミュレーション実験法に
ついて説明する。
熱間加工性を評価するためのシミュレーション実験法に
ついて説明する。
通電加熱による横型引張試験機を用いて 10朋φの断
面をもつ試片を−たん溶融し、それに引き続く凝固冷却
時に熱間圧延に相当する変形速度(= 50 皿/Se
c )で一軸引張を行ない、各温度における断面収縮率
を測定する。
面をもつ試片を−たん溶融し、それに引き続く凝固冷却
時に熱間圧延に相当する変形速度(= 50 皿/Se
c )で一軸引張を行ない、各温度における断面収縮率
を測定する。
この実験手法で得られた断面収縮率の値と実際の大形熱
延機を用いての直送圧延ないしはホットチャージ圧延時
の表面割れとの相関を整理したところ、第3図に示すよ
うにシミュレーション実験法により1300〜700℃
の温度域で60%以上の断面収縮率を示す鋼においては
直送圧延ないてはホットチャージ圧延時に割れが認め
られなかった。
延機を用いての直送圧延ないしはホットチャージ圧延時
の表面割れとの相関を整理したところ、第3図に示すよ
うにシミュレーション実験法により1300〜700℃
の温度域で60%以上の断面収縮率を示す鋼においては
直送圧延ないてはホットチャージ圧延時に割れが認め
られなかった。
シミュレーション実験法により測定した断面収縮率が6
0%以下の値を示す鋼片においては、実際に表面割れが
著しく、シミュレーション実験法による評価と実際の表
面割れの発生との相関性のよいことがわかった。
0%以下の値を示す鋼片においては、実際に表面割れが
著しく、シミュレーション実験法による評価と実際の表
面割れの発生との相関性のよいことがわかった。
以下に本発明の内容を実施例にもとづいて説明する。
実施例 I
C0,12%、5i(0,01%、 Mn 0.35%
、PO,015%、So、015%、00.002%、
A70.06%(いずれも重量パーセント)の組成を有
する鋼から小型試片(101n111φ)を準備し、シ
ミュレーション実験を行なった。
、PO,015%、So、015%、00.002%、
A70.06%(いずれも重量パーセント)の組成を有
する鋼から小型試片(101n111φ)を準備し、シ
ミュレーション実験を行なった。
小型試片を−たん溶融してから 凝固冷却し 1150
〜750℃の温度域で所定の温度に達してから5”/s
ecの変形速度で破断まで一軸引張を行なった。
〜750℃の温度域で所定の温度に達してから5”/s
ecの変形速度で破断まで一軸引張を行なった。
(本試験における試料の均−変形帯長さは1Qiiであ
り従って歪速度は5/secでこの値は通常の熱間圧延
時の歪速度と対応する。
り従って歪速度は5/secでこの値は通常の熱間圧延
時の歪速度と対応する。
)変形温度と断面収縮率との関係を第3図のとじて示し
た。
た。
このようにP 、 S 、 At等の含有量が多い鋼は
実際に直送圧延もしくはホットチャージ圧延を行なうと
表面割れが著しく生じており シミュレーション実験に
おいても断面収縮率は60%以下の悪い値を示している
。
実際に直送圧延もしくはホットチャージ圧延を行なうと
表面割れが著しく生じており シミュレーション実験に
おいても断面収縮率は60%以下の悪い値を示している
。
これに対し、同一成分の小型試片を−たん溶融し、それ
に引き続く凝固−冷却過程の1250〜1200℃温度
域で1回の変形量が15%に相当する引張−圧縮変形を
4回繰り返した後、1150〜750℃の温度域で所定
の温度に達してから507n′m/Secの変形速度で
破断まで一軸引張を行なった。
に引き続く凝固−冷却過程の1250〜1200℃温度
域で1回の変形量が15%に相当する引張−圧縮変形を
4回繰り返した後、1150〜750℃の温度域で所定
の温度に達してから507n′m/Secの変形速度で
破断まで一軸引張を行なった。
その結果を第3図■として示したが このような処理を
施した場合にはいずれの変形温度においても、60%以
上の断面収縮率を示し、熱間加工性が著しく向上するこ
とが判明した。
施した場合にはいずれの変形温度においても、60%以
上の断面収縮率を示し、熱間加工性が著しく向上するこ
とが判明した。
実施例 2
C0,19%、Si0.20%、 Mn 0.51%、
P0021%、80.016%、AtO,05%(いず
れも重量パーセント)の組成(製品分析)を有する大気
炉溶製の偏平状鋼塊(55X280X200mm)を金
塊にすることなく そのまま1320℃の加熱炉に装入
した後、次のパススケジュールで熱間圧延を行なった。
P0021%、80.016%、AtO,05%(いず
れも重量パーセント)の組成(製品分析)を有する大気
炉溶製の偏平状鋼塊(55X280X200mm)を金
塊にすることなく そのまま1320℃の加熱炉に装入
した後、次のパススケジュールで熱間圧延を行なった。
なお、熱延時の表面温度は赤外線温度計で測温した。
55mm−38,5mm−27mm−20mm−16m
yn−13mm30% 30% 25%20% 20% 2パス圧延後の表面温度と表面割れ頻度との関係を第4
図に示した。
yn−13mm30% 30% 25%20% 20% 2パス圧延後の表面温度と表面割れ頻度との関係を第4
図に示した。
第4図から明らかなように、2パス圧延後の表面温度が
1150℃以上の場合には、鋼片表面割れはほとんど生
じなくなる。
1150℃以上の場合には、鋼片表面割れはほとんど生
じなくなる。
実施例 3
第1表に示す鋼Aを主成分とし、その細小可避的に入る
不純物元素よりなる溶湯を連続鋳造により製造した厚み
250順の鋳片を冷片にすることなく鋳片表面温度が1
000℃の状態から1320℃の保熱炉に装入した後熱
間圧延を施した。
不純物元素よりなる溶湯を連続鋳造により製造した厚み
250順の鋳片を冷片にすることなく鋳片表面温度が1
000℃の状態から1320℃の保熱炉に装入した後熱
間圧延を施した。
結果は第2表に示す如< 1300〜1150℃で各
パス15%以上の圧下率で少くとも2パス以上の第1次
圧延を施した場合には 表面割れはほとんど発生してい
ないが 上記の温度域をはずれた場合とか 1200〜
800℃温度域で連続圧延を行なった場合割れ頻度が高
くなっている。
パス15%以上の圧下率で少くとも2パス以上の第1次
圧延を施した場合には 表面割れはほとんど発生してい
ないが 上記の温度域をはずれた場合とか 1200〜
800℃温度域で連続圧延を行なった場合割れ頻度が高
くなっている。
実施例 4
第1表に示す鋼B、およびCの鋼塊(20〜30kg)
を真空溶解炉を用いて溶製し あらかじめ用意した偏平
鋳型に大気中で注入し凝固に引き続く冷却過程で第5図
に示すような種々の熱履歴のもとに熱間圧延を行なった
。
を真空溶解炉を用いて溶製し あらかじめ用意した偏平
鋳型に大気中で注入し凝固に引き続く冷却過程で第5図
に示すような種々の熱履歴のもとに熱間圧延を行なった
。
すなわち、第5図のaは直送圧延、bはホットチャージ
圧延、Cも擬似ホットチャージ圧延、dは通常の再加熱
圧延法の模式図である。
圧延、Cも擬似ホットチャージ圧延、dは通常の再加熱
圧延法の模式図である。
なお、圧延前の鋼塊寸法は55(厚み)X280(巾)
X200m7Mと100(厚み)X200(巾)X15
0(長さ)7n1rLの二種類を用イタ。
X200m7Mと100(厚み)X200(巾)X15
0(長さ)7n1rLの二種類を用イタ。
結果を第3表に示す。
本発明の条件を満たした場合には鋼片表面割れ発生頻度
は非常に少ないが([相]〜[相])、それ以外の場合
には表面割れが多発している(第3表@−@)。
は非常に少ないが([相]〜[相])、それ以外の場合
には表面割れが多発している(第3表@−@)。
このように本発明によれば 直送圧延もしくはホットチ
ャージ圧延において鋼片の表面割れを防止することがで
き、その効果は極めて太きい。
ャージ圧延において鋼片の表面割れを防止することがで
き、その効果は極めて太きい。
第1図は直送圧延の、ホットチャージ圧延■、並びに再
加熱圧延■の場合の温度一時間の概念図である。 第2図は準安定((Fe、Mn)S、0.P)並びにA
、5Nの粒界析出特性を示す温度一時間曲線。 第3図はシミュレーション実験による変形温度と断面収
縮率の関係を示す図表。 第4図は2パス圧延後の表面温度と鋼片表面割れ個数の
関係を示す図表。 第5図は種々の熱履歴を示す模式図でaは直送圧延、b
はホットチャージ圧延、Cは擬似ホットチャージ圧延、
dは通常の再加熱圧延の各々の場合の材料の受ける熱−
加工履歴を示す。
加熱圧延■の場合の温度一時間の概念図である。 第2図は準安定((Fe、Mn)S、0.P)並びにA
、5Nの粒界析出特性を示す温度一時間曲線。 第3図はシミュレーション実験による変形温度と断面収
縮率の関係を示す図表。 第4図は2パス圧延後の表面温度と鋼片表面割れ個数の
関係を示す図表。 第5図は種々の熱履歴を示す模式図でaは直送圧延、b
はホットチャージ圧延、Cは擬似ホットチャージ圧延、
dは通常の再加熱圧延の各々の場合の材料の受ける熱−
加工履歴を示す。
Claims (1)
- 1 直送圧延もしくはホットチャージ圧延において 第
一次圧延として1300〜1150°Cの温度範囲で1
パス15%以上の圧下率で少くとも2回以上圧延を行な
い その後1150℃未満の温度域で第二次圧延を施す
ことを特徴とする熱間圧延時の鋼片の表面割れ防止法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53151985A JPS5852441B2 (ja) | 1978-12-11 | 1978-12-11 | 熱間圧延時の鋼片の表面割れ防止法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53151985A JPS5852441B2 (ja) | 1978-12-11 | 1978-12-11 | 熱間圧延時の鋼片の表面割れ防止法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5577901A JPS5577901A (en) | 1980-06-12 |
JPS5852441B2 true JPS5852441B2 (ja) | 1983-11-22 |
Family
ID=15530530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53151985A Expired JPS5852441B2 (ja) | 1978-12-11 | 1978-12-11 | 熱間圧延時の鋼片の表面割れ防止法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852441B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0427445B2 (ja) * | 1987-11-28 | 1992-05-11 | Rinnai Kk |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4584862A (en) * | 1983-09-16 | 1986-04-29 | Aluminum Company Of America | Rolling procedures for eliminating alligator defect formation |
JPS6171101A (ja) * | 1984-08-01 | 1986-04-12 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 鋼片の表面割れを防止した熱間圧延法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52105520A (en) * | 1976-03-02 | 1977-09-05 | Nippon Steel Corp | Continuous casting and continuous hot rolling of aluminium-killed stee l |
-
1978
- 1978-12-11 JP JP53151985A patent/JPS5852441B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52105520A (en) * | 1976-03-02 | 1977-09-05 | Nippon Steel Corp | Continuous casting and continuous hot rolling of aluminium-killed stee l |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0427445B2 (ja) * | 1987-11-28 | 1992-05-11 | Rinnai Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5577901A (en) | 1980-06-12 |
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