JPS5851271A - 内燃機関の蓄力式自動始動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関の始動装置の改善に関する。

従来の内燃機関の始動装置として一般的に使用されてい
るりコイル式始動装置を第１図に示す。

始動させる場合は、ぜんまいばねによシリールぐ ０４巻き込まれているロープ０５をロープ握し０５ａに
よシ手引きすると、リール０４が回転を始める。すると
、これに取付けられたリールの爪０６が突出しりコイル
プーリ０２に設けられている切欠穴０２ａに爪０６が引
っかかり、これに直結しているクランク軸０１が回転さ
せられ、エンジンが着火し始動が完了する。この時期に
ロープ０５を手から離すと、リール０４内に設けられて
いる巻込用ぜんまいばねによジロー７’０５が巻き込ま
れ２次の始動のだめの準備が行われる。

上記のような従来のりコイル式始動装置には次の欠点が
ある。

（１）腕力の劣っている老人、婦女子では非常に難しい
仕事である。

（２）始動時の点火時期に遅角装置のないエンジンでは
、いわゆるケッチンによる腕や指の負傷が心配される。

本発明の目的は、上記不具合を解消するため。

始動のだめのエネルギをエンジン停止時の不要の回転力
を利用し、始動操作はロッドを引くだけで自動的に始動
できる始動装置を提供することであシ、その特徴とする
ところは、導風板に装着されクランク軸と同心のスター
タ軸を支承し内部に同スタータ軸のクランク軸と逆方向
への回動を阻止するラチェット装置を収容したラチェッ
ト箱、上記スタータ軸に回動可能に支承され内部に一端
を同スタータ軸に他端を周壁に固定されたぜんまいばね
を設けた蓄力箱、クランク軸に固定され上記スタータ軸
に設けられた巻込ラチェット歯車に係脱する爪を支承す
るピンと同型を低速回転時に上記巻込ラチェット歯車に
係合させるばねとを設けた始動ノーリ、上記始動プーリ
のピンが挿入される長穴により同始動プーリと周方向に
所定量変位可能に同始動プーリに支持され相対変位によ
り上記爪を巻込ラチェット歯車から離脱させるラチェッ
ト板、上記蓄力箱に設けられた穴に上記導風板側から挿
入され上記蓄力箱を固定するスタータロッド、上記蓄力
箱に設けられ同蓄力箱の回動により上記ラチェツト板及
び始動プーリに係合する蓄力箱の爪を備えて２機関停止
の際の低速回転時に上記巻込ラチェット歯車に係合する
爪により上記始動ジーりに上記スタータ軸を連動させ上
記スタータロッドで係止された上記蓄力箱のぜんまいば
ねを巻込んで蓄力し１機開始動時には上記スタータロッ
ドを上記蓄力箱より離脱させ上記ぜんまいばねの蓄力に
より回動する上記蓄力箱に上記ラチェツト板及び始動ジ
ーりを上記蓄力箱の爪によシ順次連動させ上記ラチェツ
ト板により上記始動グーりと上記スタータ軸との結合を
遮断して上記始動ゾーリの回動により機関を始動するよ
うにしたことである。

この場合は。

（１）作業を終了してからエンジンを停止させる際のク
ランク軸の不要の回転力を利用して１次の始動用の動力
を蓄積させること。

（２）ぜんまいばねの巻き込みをスタータ軸を回転させ
て行うため、装置が極めてコンパクトに纒められること
。

（５） （３）　　エンジン始動はスタータロッドの操作のみで
自動的に行われること。

等の利点がある。

本発明は汎用小型エンジンに広く適用できる。

以下図面を参照して本発明による実施例につき説明する
。

第２図は本発明による１実施例の始動装置を示す断面図
、第３図は第２図の２−２矢視断面図。

第５図は第３図のＡ−Ａ矢視断面図である。

図において、クランク軸１とフライホイール（図示しな
い）と始動プーリ２は直結されている。

ラチェット箱１３は導風板３に装着され、クランク軸１
と同心のスタータ軸７を支承し、内部にはスタータ軸７
に固定された戻シ止めラチェット１２と同ラチェット１
２に係合する爪１３ａと同型１３　ａを常時上記ラチェ
ット１２に係合させる方向に付勢するばね１３ｂを設け
て、スタータ軸７を矢印Ｘ方向に回転させるが逆方向に
は回転させない。

巻込ラチェット歯車１１はスタータ軸７に固定（６） されている。

蓄力箱１４はスタータ軸７に回転可能に支承され、内部
にぜんまいばね１５が納められており。

ぜんまいばね１５の一端１５ａは蓄力箱１４に固定され
他端１５ｂはスタータ軸７に固定されている。

蓄力箱１４には導風板３側から挿入されるスタータロッ
ド１６が飛び込める穴１４ａが外周部に複数個設けられ
ている。

また蓄力箱１４には始動ゾーリ２の切欠穴２ａに飛び込
む爪６を有する。

爪６は従来公知の第１図の爪０６と同様の機構を有し、
スタータ軸７に若干の回転抵抗を持って軸支されている
補助輪１４−１の作用で、蓄力箱１４が回転を始める時
爪６は突出し、エンジンが始動した時には爪６は引込む
ように構成されている。

巻込ラチェツト歯、車１１の爪１０を外すだめのラチェ
ツト板９は、長穴９ｃを有し、内周部にはラチェット解
除ピン９ｂが植込まれている。このラチェツト板９は長
大９０部で頭付ピン９ｅで始動ゾーリ２に回動可能に取
付けられている。また。

この頭付ピン９ｅと長穴９ｃの一端９　ｃ’の間には圧
縮ばね９ｄが装着されており（第５図参照）。

始動ゾーリ２とラチェツト板９の相対位置関係は常時は
第３図のように頭付ピン９ｅが長穴端９　ｃ’と反対側
に押付けられた状態となっている。

第４図に一発始動に失敗した際のぜんまいばね巻込に使
用するだめのクランクハンドル１７を示す。これはスタ
ータ軸の端部に設けられた角頭７ａに合うソケット部１
７ａを有している。

なお、１０ａはラチェットばねで、爪１０を巻込ラチェ
ット歯車１１に噛合せるだめのものである。

上記構成の場合の作用、効果について述べる。

運転を一回もしていないエンジンを始動する場合は、ス
タータ軸７の角頭７ａにクランクハンドル１７を装着し
エンジン回転と同一方向（第３図の矢印Ｘ方向）に手動
で約２回転巻込む。この時は蓄力箱１４に設けられてい
る切欠穴１４ａにスタータロッド１６が挿入されている
ため、これに内蔵されているぜんまいばね１５が巻き込
まれる。

ぜんまいばね１５の戻シ防止は戻シ止めラチェット１２
と爪１３ａが受持ち、これで始動に要するエネルギの蓄
積完了である。

エンジンを始動させるには、スタータロッド１６を引き
抜くと蓄力箱１４はぜんまいばね１５の反撥力で回転が
始まり、これに取付けられた爪６が飛び出しラチェツト
板９及び始動グーリ２にそれぞれ設けられた切欠窓９ａ
と２ａに突入する。

爪６は最初にラチェツト板９に接触しばね９ｄを圧縮し
て、まずラチェツト板９を回転方向に移動させる。する
と、ラチェット解除ピン９ｂが爪１０と当接して同型１
０を外周方向（矢印Ｙ方向）に回動させ１巻込ラチェッ
ト歯車１１と絶縁する。

さらに爪６が回転すると始動ゾーリ２に当接しこれを回
転させる。始動ゾーリ２はクランク軸１に直結されてい
るためにエンジンは始動する。

始動が完了したらスタータロッド１６を手から離すと戻
しばね１６ａにより元に戻シ、蓄力箱１４（９） の切欠穴１４ａに挿入され蓄力箱１４は導風板３に係止
される。この時には、爪１０はエンジンの高速回転によ
り遠心力で外側に開いているため巻込ラチェット歯車１
１と干渉することはない。

次にエンジンの回転力による蓄力方法について説明する
。エンジンでの作業が終了しこれを停止させる時には、
徐々に回転数は低下するので、使用回転数域を若干下回
った時に、爪１０の遠心力に打勝つように予め設定され
たばね１０ａの作用によシ、爪１０は巻込ラチェット歯
車１１に噛み込みスタータ軸７を回転させ、ぜんまいば
ね１５が巻込まれる。エンジンが完全に停止すると、戻
り止めラチェット１２．爪１３ａによシスタータ軸７は
セットされ１次の始動に要するエネルギを蓄積する。そ
の次の始動からは手巻きの必要はなくスタータロッド１
６の操作のみで良いこととなる。ただし、−発始動に失
敗したときにはクランク・・ンドル１７による手巻きが
必要である。

上述のように本発明による場合は、スタータロッドの操
作のみで自動的に始動できる効果があシ。

（１０） 従来例に示された労力の消費を防止し省力化が実現され
、また安全性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のりコイル式始動装置を示す説明図、第２
図は本発明による１実施例の始動装置を示す断面図、第
３図は第２図の２−２矢視断面図。 第４図はクランクハンドルを示す説明図、第５図は第３
図のＡ−Ａ矢視断面図でちる。 １・・クランク軸、２・・・始動フ０−リ、３・・・導
風板。 ６・・・蓄力箱の爪、７・・・スタータ軸、９・・・ラ
チェット板、９ｃ・・・長穴、９ｅ・・・頭付ピン、１
０・・・爪。 １０ａ・・・ばね、１１・・・巻込ラチェット歯車、１
３・・・ラチェット箱、］４・・・蓄力箱、１５・・・
ぜん捷いばね、１６・・・スタータロッド。 （１１）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　導風板に装着されクランク軸と同心のスタータ軸を
   支承し内部に同スタータ軸のクランク軸と逆方向への回
   動を阻止するラチェット装置を収容したラチェット箱、
   上記スタータ軸に回動可能に支承され内部に一端を同ス
   タータ軸に他端を周壁に固定されたぜんまいばねを設け
   た蓄力箱、クランク軸に固定され上記スタータ軸に設け
   られた巻込ラチェット歯車に係脱する爪を支承するビン
   と同型を低速回転時に上記巻込ラチェット歯車に係合さ
   れるばねとを設けた始動プーリ、上記始動ジーりのピン
   が挿入される長穴によシ同始動ゾーリと周方向に所定量
   変位可能に同始動ノーりに支持され相対変位により上記
   型を巻込ラチェット歯車から離脱させるラチェット板、
   上記蓄力箱に設けられた穴に上記導風板側から挿入され
   上記蓄力箱を固定するスタータロッド、上記蓄力箱に設
   けられ同蓄力箱の回動によシ上記ラチェット板及び始動
   ジーりに係合する蓄力器の爪を備えて２機関停止の際の
   低速回転時に上記巻込ラチェット歯車に係合する爪によ
   り上記始動ジーりに上記スタータ軸を連動させ上記スタ
   ータロッドで係止された上記蓄力箱のぜんまいばねを巻
   込んで蓄力し１機開始動時には上記スタータロッドを上
   記蓄力箱より離脱させ上記ぜんまいばねの蓄力によシ回
   動する上記蓄力箱に上記ラチェツト板及び始動ゾーリを
   上記蓄力箱の爪によシ順次連動させ上記ラチェツト板に
   よシ上記始動ソーリと上記スタータ軸との結合を遮断し
   て上記始動ジーりの回動により機関を始動するようにし
   たことを特徴とする内燃機関の蓄力式自動始動装置。