JPS5851165Y2 - 粘着テ−プ分配器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はセロハンテープやビニールテープなどの片面
に粘着層を有するテープの分配器に関するものである。

この考案は粘着テープの収容と切断とを容易に行うこと
ができ、また粘着テープを収容する本体の外郭形状を任
意に形成して、机上の装飾物に兼用することもできる粘
着テープの分配器を提供しようとするものである。

以下この考案を図示の例により詳細に説明する。

１は本体で、ガラスやアクリル樹脂などの透明材料をも
って直方体に形成したものからなる。

この本体１の側部１ａには所要直径のテープ収容孔２が
貫通して設けてあり、またテープ収容孔２に近接した側
部には、本体側端面１ｂに開口した凹所３が指先状に形
成して設けである。

この凹所３と上記テープ収容孔２とが最も近接した境に
は、スリ割りによる引出間隙４が形成してあり、この間
隙からテープ収容孔２に収めた粘着テープ５を水平に凹
所３を経て本体外に引出すことができるようにしである
。

６はテープホルダで、Ｕ状をこ形成した金属アーム６ａ
、６ａの先端にわたり転子６ｂを軸承したものからなり
、上記アーム５ａ、６ａを本体１の両側面に形成した横
溝１ｃ、１ｃに嵌合して、アーム先端の転子６ｂをテー
プ収容孔２の中心に回転自在に保持している。

７はテープカッタで、上記凹所３の底部に佇設しである
。

なお図示の例のテープカッタ７は、Ｌ状に形成した金属
板の折曲先端に鋸歯状の刃先を有し、その刃先が上記テ
ープ引出間隙４と略々水平になるように凹所３の底部に
外向きに佇設しである。

しかして、上記構造のものにあっては、粘着テープ５の
端を所要寸法だけ引き剥し、テープコア内に転子６ｂを
挿入したのち、その粘着テープ５をテープ収容孔内に収
め、かつ引出端は側方から引出間隙４に入れて、凹所３
に位置サヒることかでき、そしてアーム６ａ、６ａを本
体外方から両側面に嵌装し、上記転子６ｂの軸をアーム
先端に嵌合することによって、粘着テープ５の収容保持
を行うことができる。

また粘着テープ５の分配は、凹所３に指先を入れ、引出
端を所要寸法だけ引出し、刃先の部分に引出端テンショ
ンをかければよく、切断とともに残った引出端は再び凹
所３に位置接着する。

この分配に際して、引出端が短かい場合には、本体１を
押えなくとも、粘着テープ５の引出しと切断を行うこと
ができる。

この考案は上述のように、本体１の側部にテープ収容孔
２、引出用の凹所３及び間隙４とを設け、粘着テープ５
を本体側方から収容できるようにしたので、粘着テープ
の収容保持をきわめて容易に行うことができる。

また凹所に指先を入れてテープ引出端を、そのまま必要
寸法を引出すことができるため、本体内に収容したもの
でありながら分配に際して引出端の剥がしに苦労せず、
粘着テープの分配を手ぎわよく行うこともできる。

さらにまた本体の外郭形状を任意に形成することができ
るので、本体を机上の装飾物に兼用できるなどの特長を
有する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案に係る粘着テープ分配器の１実施例を示
すもので、第１図は斜視図、第２図は横断平面図である
。 １・・・・・・本体、２・・・・・・テープ収容ＪＬ、
３・・・・・・凹所、４・・・・・・引出間隙、５・
・・・・・粘着テープ、６・・・・・・テープホルダ、
７・・・・・・テープカッタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ブロック状の本体の側部にテープ収容孔を貫設するとと
   もに、テープ収容孔に近接して本体側端面に開口した凹
   所を設け、この凹所とテープ収容孔との境をスリ割って
   テープ引出間隙を形成し、かつテープ収容孔にテープカ
   ッタを佇設してなる粘着テープ分配器。