JPS5849722B2 - 流体装置 - Google Patents

流体装置

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JPS5849722B2
JPS5849722B2 JP56064494A JP6449481A JPS5849722B2 JP S5849722 B2 JPS5849722 B2 JP S5849722B2 JP 56064494 A JP56064494 A JP 56064494A JP 6449481 A JP6449481 A JP 6449481A JP S5849722 B2 JPS5849722 B2 JP S5849722B2
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discharge
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義光 伊藤
隆夫 駒田
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Daikin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流体装置に関し、詳しくは、アクテユエータに
作用する負荷が変動しても、常に負荷に要する動力より
若干大きい動力しか発生しないように、圧力補償弁の二
次圧でポンプ吐出し量を制御して省エネルギーを図り得
る制御機能と、前記動力が原動機の馬力許容限をオーバ
する傾向になったときコントロール弁の二次圧でポンプ
吐出し量を調整する定馬力制御機能とを備えたことを特
徴とする流体装置に関するものである。
従来、アクテユエータを作動させる流体回路において、
圧力補償を行なう手段として一般に流量調整弁が使用さ
れている。
しかしながら、該流量調整弁は、該弁の下流側の流量及
び圧力をアクチュエータ及び負荷の要求量に対応するよ
うには制御するものの、その上流側つまりポンプの吐出
し量及び吐出圧力まで制御するような機能は備えていな
い。
このため、前記流量調整弁の上流側には大量の余剰流量
並びに余剰圧力が発生する。
これら余剰流量並びに余剰圧力は主流体回路の安全許容
限に対応した極めて大きい設定圧のリリーフ弁を介して
処理する如くしているが、斯る構造では極めて大きい動
力損失は免れない。
つまり、前述の従来例ではポンプ吐出圧力Pが常にリリ
ーフ弁設定圧にセットされている関係上、ポンプが発生
する動力は、リリーフ弁設定圧×ポンプ吐出流量であり
、このポンプを駆動する原動機は前記動力に対応する大
形のものが必要である。
しかし、実際にアクテユエータに供給される流量並びに
負荷を作動させるのに費される圧力はそれよりも小さい
のが普通であり、ポンプ発生動力を有効に利用していな
い。
従って、如何に大きな損失があるかということがよく解
る。
また、前記の如き従来例の制御によると、良好なる回路
効率及び回路各要素の長期耐久性を望めないし、原動機
並びにタンクの小形化も望めない。
その上、リリーフ作用による流体の発熱量も極めて大き
く、従って大形のクーラを設置しなげればならない欠点
がある。
本発明は上記の点に鑑み、単に流量調整可変オリフイス
の開度な調整するのみで、ポンプ吐出し量は前記オリフ
ィス開度と比例的に対応してアクチュエータが要求しな
い余分な流量をポンプから吐出させないようにすると共
に、負荷が要求しない余分な圧力をも発生させないよう
にし、さらに前記の如く制御された吐出し量と吐出圧力
との積が仮りに使用する原動機馬力よりも大きくなる傾
向になったときは、ポンプ吐出し量を前記比例制御とは
無関係に低減させて原動機の過負荷を防止してエンジン
ストップを防止することができ、さらにポンプ全体をコ
ンパクトにできるうえ、流量増大方向への応答を迅速に
行なうようにしたものである。
本発明の構成は、吐出量可変流体ポンプに連結した主流
体流通回路に流量調整可変オリフィスを介設すると共に
、前記流体ポンプの吐出量可変制御要素に差圧ピストン
を連結し、該差圧ピストンの小径部に流体ポンプの吐出
圧力を作用させ、該ピストンの大径部に制御圧力を作用
させるようにした流体装置であって、前記可変オリフィ
ス前後の圧力変化に応じて変動するスプールによって、
前記差圧ピストンの大径部を、二次圧通路とタンクとに
切換自在になして、前記可変オリフィス前後の差圧を一
定に保持する圧力補償弁と、プランジャの一端側に流体
ポンプの吐出圧力を作用させ、他端側に前記吐出圧力に
対抗する押圧体の押圧カを作用させ、前記吐出圧力の変
化に応じて変動する前記プランジャによって、前記二次
圧通路を、前記主流体流通回路とタンクとに切換自在に
なす一方、前記差圧ピストンに固定した連結部材を流体
ポンプの吐出量可変制御要素に連結すると共に前記連結
部材に吐出量可変制御要素と同調的に変位するカムを設
けて、該カムで前記押圧体の荷重を制御すべくなして前
記流体ポンプの吐出圧力と吐出し量との積を一定に保持
するコントロール弁とによって、前記差圧ピストンの大
径部に作用させる前記制御圧力を調整する如く成したも
のである。
以下、本発明の一実施例を第1図に基づき説明する。
該実施例は流体の動力発生部Cと、4ポート形の流量方
向制御弁Dと、圧力補償弁Eと、流体ポンブ1の吐出圧
力と吐出し量との積を一定に保持する定馬力用のコント
ロール弁Fとによって構成している。
上記の動力発生部Cは、トラニオン軸3に軸支した吐出
量可変制御要素2の作動により吐出量を常に最大値に維
持しようとする特性をもたせた吐出量可変流体ポンプ1
を備えており、該ポンプ1は原動機(図示せず)と連結
している。
一方、流量方向制御弁Dはハウジング11に形成したA
ポー}AとBポー}Bとの間にアクテユエータ50を接
続すると共に、TポートTにタンク7bを接続し、さら
に該ハウジング11のポンプポー}Pと前記流体ポンプ
1とを配管を介して連結して、該流体ポンプ1の吐出口
からアクテユエータ50を介して前記タンク7bに至る
通路に主流体流通回路8を形成し、この主流体流通回路
8に流量調整可変オリフィス49を介設している。
さらに、前記流量方向制御弁Dはスピンドル10を中立
位置においたとき中央のランド12が主流体流通回路8
0両側に形成したパイロットポート1 3, 1 3に
オーバラップすると共に、前記パイロットポート13,
13に連通するフィードバック通路14を前記スピンド
ル1oに形成したベント開閉部15を介してタンク7b
に連通せしめる如くしている。
また、前記コントロール弁Fは流体ポンプ1の吐出圧力
の変化に応じて変動するプランジャ3oをハウジング3
1内に設置し、該プランジャ30の一端に前記主流体流
通回路8と分岐回路42を介して連通ずるパイロット室
37を形成しており、該パイロット室37から分岐した
一次圧通路38を後記する差圧ピストン4の小径部6の
一端に連通している。
ここで、前記差圧ピストン4は小径部6と大径部9とを
有すると共に、同ピストン4は前記流体ポンプ1の吐出
量可変制御要素2に連結したものである。
さらに、前記プランジャ30に形成したランド39は通
常一次圧通路38と二次圧通路41とを連通させ、プラ
ンジャ30が右動したとき二次圧通路41とタンク7a
とを連通させる如き切換機能を有している。
また、前記プランジャ30は他端に形成したスプリング
室32に抑圧体33(本実施例では該押圧体33として
スプリングを用いている。
)を設げており、該押圧体33の一端にはプッシュロッ
ド34を介して回転形のカム35を添接せしめている。
該カム350局面形状は第2図の馬力曲線と対応するよ
うに形成しており、前記吐出量可変制御要素2が最大傾
斜角のとき押圧体33の荷重を最も小さく保持する如く
該カム35のレバ一部分を前記差圧ピストン4に固定し
た連結部材36を介して前記吐出量可変制御要素2の一
端に連結している。
一方、前記圧力補償弁Eは前記可変オリフィス49前後
の差圧を一定に保持するものであって、該弁Eはハウジ
ング21内にスプール20を設置し、該スプール20の
一端のパイロット室23を前記コントロール弁Fのパイ
ロット室37と分岐回路42を介して連通せしめている
ここで、前記スプール20は前記可変オリフィス49前
後の圧力変化に応じて変動するものである。
さらに、前記スプール20に形成したランド24のコー
ナに形成した圧力制御可変オリフイス25ぱ通常前記二
次圧通路41と三次圧通路26とを連通させ、該オリフ
ィス25が封鎖されたとき三次圧通路26とタンク7c
とを連通させる如き切換機能を有しており、前記三次圧
通路26は前記差圧ピストン40大径部9に形成したス
プリング室27に連通している。
また、前記スプール20の他端に形成した背圧室28に
スプリング29を設置すると共に、該背圧室28に前記
フィードバック通路14を接続している。
次に、上記の如く構成した流体装置の作用を説明する。
第1図は流量方向制御弁Dのスピンドル10を変位させ
た状態を示しているが、該スピンドル10を中立にして
アクチュエータ50に流体を供給していない場合にも、
下記の如く流体ポンプ1から余分な動力を発生させない
ような制御を行な5ことができる。
すなわち、流体ポンプ1は吐出し量を常に最大値に維持
しようとする特性を備えているから、原動機を駆動する
と同時に流体ポンプ1は流体を最大流量で吐出するが、
スピンドル10を中立にしていると前記流体は分岐回路
42の方向に導かれる。
この場合スピンドル10のペン}Ia部15は開放して
背圧室28をタンク7bに連通させているため、ポンプ
吐出圧によってスプール20は右方向に押圧され差圧ピ
ストン40大径部9側つまりスプリング室27はタンク
7cに開放される。
一方、差圧ピストン4の小径部6には一次圧通烙38を
介して吐出圧が作用しているから、差圧ピストン4は左
方向に変位して吐出量可変制御要素2を傾斜最小角の方
向に操作する。
このため、ポンプ吐出し量は低減される。
なお、スピンドル10中立時の制御において、コントロ
ール弁Eのプランジャ30は、ポンプ吐出し量とポンプ
吐出圧との積は所定馬力以下であるためプランジャ30
は何ら作動せず第2図図示の位置にある。
前記流体ポンプ1が仮りにその吐出し量を完全に止めて
しまうと、スプリング5は吐出量可変制御要素2を再び
傾斜最大角の方向に傾斜させて吐出し量を増大させるこ
とになるから、2個のスプリング29,5力と吐出圧力
とがバランスするように流体ポンプ1の吐出し量は自動
的に制御される。
斯る制御状態を参考までに図面で示すと、スピンドル1
0が中立のときは吐出圧力は第2図におけるPL線に保
たれ該PL線の範囲内での圧力損失だけにしか過ぎない
また同状態における吐出し量は第3図におけるQL線に
保たれ該QL線の範囲内での損失量に過ぎないものであ
る。
次に第1図に示す如くスピンドル10を変位させてアク
チュエータ50に流体を供給し始めた場合の制御につい
て説明する。
すなわち、スピンドル10を変位させパイロットポート
13を開放すると共に、ランド12と主流体流通回路8
0穴壁との間に形成される流量調整可変オリフイス49
を所定開度に開くと、流体ポンプ1から吐出されている
流体はアクテユエータ50に供給され始める。
このため、背圧室28にはフィードバック通路14を介
してアクテユエータ50の負荷Wに対応した圧力が作用
し、この結果、下記の如き制御態勢に入る。
すなわち、スプール20のパイロット室23側にはポン
プ吐出圧力が作用し、背圧室28には前記負荷W圧とス
プリング29圧とが作用しており、これら相対する力の
うちポンプ吐出圧の方が太きいときは圧カ制御可変オリ
フィス25の開度を小さくし差圧ピストン4のスプリン
グ室27内を減圧するので、差圧ピストン4は左動しポ
ンプ吐出し量は減少する。
このため、吐出圧力も低下する。それとは反対にポンプ
吐出圧の方が小さくなると圧カ制御オリフイス25は大
きく開いてポンプ吐出し量を増やして吐出圧力を増大さ
せるものである。
しかして、差圧ピストン40大径部9側には吐出圧カを
減圧した制御圧力が作用するのであって、この制御圧力
を調整することにより流量調整可変オリフイス49前後
の差圧を一定ならしめるように吐出量可変制御要素2を
制御するのである。
その結果、流量調整可変オリフィス490前後にはスプ
リング29,5力に対応した差圧が形成され、斯る差圧
は常に一定に保たれるような補償がなされる。
この結果、アクテユエータ5oに対しては流量調整可変
オリフィス49の開度に対応した流量が常に一定に供給
され、斯る一定供給を行なう上で余剰流量が生じないよ
うに吐出量可変制御要素2が制御される。
従って、この場合、流体ポンプ1に設定される吐出し量
は、アクチュエータ5oが要求する量と第3図に示した
わずかな損失量とを加算したもののみである。
前記損失量はスプリング29,5の荷重を小さくしてお
くことによって極めて小さくできるから、ポンプ吐出し
量をほとんどアクチュエータ5oの要求量に対応して制
御できるし、また吐出圧カもほとんど負荷Wの要求量に
対応させることができる。
つまり、負荷に要求する動力より若干大きい動力しか発
生しないものである。
なお、上記に説明した制御状態は、その使用動力つまり
ポンプ吐出し量と吐出圧カとの積が原動機馬力よりも小
さい状態での制御である。
すなわち、第2図における馬力曲線の範囲内での制御作
用である。
しかし、前記の使用動カが第2図における馬力曲線を上
回る傾向になった場合、例えば同図においてQ1 に相
当する吐出し量でアクテユエータ50を作動させている
状態において、負荷Wが異常に増大してポンプ吐出圧カ
がP2点よりも大きくなり馬力曲線を越える傾向になる
と、下記の如き制御でもって第2図の矢印の如く吐出し
量を低減させて使用馬カが原動機馬カをオーバしないよ
うにすることができる。
すなわち、定馬力用のコントロール弁Fにおけるカム3
5は吐出量可変制御要素2と同調的にその回転角を変化
させ、ポンプ吐出量が大きいほど抑圧体33の荷重を小
さくし、ポンプ吐出量が小さいほど抑圧体33の荷重を
大きくする。
つまり、第2図の馬力曲線で示すように吐出し量が小さ
いほど押圧体33力は大きな吐出圧カに抗し得る訳であ
る。
このため、吐出し量が大きい場合は比較的小さい吐出圧
力でプランジャ3oは右動して差圧ピストン4のスプリ
ング室21をタンク7aに開放する。
このため、差圧ピストン4は左動してポンプ吐出し量を
減少させ、吐出し量が比較的小さい場合は大きい吐出圧
を得ることができるなど、馬力曲線に沿って負荷に感応
して吐出量を調整させて吐出圧力と吐出し量との積を常
に一定に保持する制御を行なうことができるものである
以上本発明の一実施例を図面に基づき詳述したが、ここ
で重要なことは、大径部9に作用する制御圧力と小径部
6に作用する吐出圧とのバランスによって吐出量可変制
御要素2の傾斜角度を変えているのであるが、本発明で
は制御圧力が大きくなるとポンプ吐出量が増大するよう
に回路を構成していることである。
即ち本発明とは逆に制御圧力が大きくなるとポンプ吐出
量が減少する如く回路を構成することも可能ではあるが
、この場合では吐出量減少時の応答性が良いのに対し、
本願発明では逆に吐出量増大時の応答性が良いことが実
験的に確認されている。
その理由は、制御圧力を小さくする場合にはスプール2
0によって大径部9とタンク7cとを連通ずる通路に抵
抗が生じるため制御圧カを急激に降圧することができな
いのに対して、制御圧カヲ増大スル場合には、仮え抵抗
が生じても、ポンプ吐出圧が直接大径部9に導かれるた
めと考えられているからである。
なお、第1図においてスプリング5は必ずしも必要な要
素ではない。
つまり、流体ポンプ1は制御中、差圧ピストン40面積
差によって吐出量可変制御要素2が常に傾斜最大角の方
向に制御されるから、前記スプリング5は特に重要な働
きをしていない。
しかし、ポンプ主軸の回転を停止しているとき、何らか
の原因で吐出量可変制御要素2が中立に移動することも
考慮しなげればならない。
仮りに吐出量可変制御要素2が中立に移動するとポンプ
主軸を回転させても流体は吐出されないから、差圧ピス
トン4が吐出量可変制御要素2を傾斜最大角の方向に作
動させるモーメントはどこからも生じない、このような
場合にスプリング5が吐出量可変制御要素2をわずかな
角度だけ作動させるとポンプから流体が吐出し始め差圧
ピストン4を作動させるモーメントが発生する。
従って、スプリング5は吐出量可変制御要素2を作動さ
せる場合の機械的摺動部分の摩擦抵抗に打勝つだけの小
さな弾力を備えるのみでよい。
本発明は以上詳述したように、吐出量可変流体ポンプ1
に連結した主流体流通回路8に流量調整可変オリフイス
49を介設すると共に、前記流体ポンプ1の吐出量可変
制御要素2に差圧ピストン4を連結し、該差圧ピストン
4の小径部6に流体ポンプ1の吐出圧力を作用させ、該
ピストン40大径部9に制御圧力を作用させるようにし
た流体装置であって、前記可変オリフイス49前後の圧
力変化に応じて変動するスプール20によって、前記差
圧ピストン40大径部9を、二次圧通路41とタンク7
cとに切換自在になして、前記可変オリフイス49前後
の差圧を一定に保持する圧力補償弁Eと、プランジャ3
0の一端側に流体ポンプ1の吐出圧力を作用させ、他端
側に前記吐出圧力に対抗する抑圧体33の押圧力を作用
させ、前記吐出圧力の変化に応じて変動する前記プラン
ジャ30によって、前記二次圧通路41を、前記主流体
流通回路8とタンク7aとに切換自在になして前記流体
ポンプ1の吐出圧力と吐出し量との積を一定に保持する
コントロール弁Fとによって、前記差圧ピストン40大
径部9に作用させる前記制御圧力を調整する如くしたも
のである。
このため、ポンプはアクテユエータが要求しない余分な
流体を吐出しないし、また負荷が要求しない余分な圧力
をも発生させない。
すなわち、パワーマツテ制御ができる。
従って、従来の流体制御回路、すなわち余分な流体を回
路の安全許容限に対応した大きい設定圧のリリーフ弁を
介して常にタンクに戻す構造のものに比べると、動力の
損失が極めて小さい。
このため、動力損失の大きい大形の原動機を用いる必要
がない。
以上の結果、回路効率が良好となり、同時に回路各要素
の耐久性を増大させると共に、タンクの小形化を期待で
き、また流体の発熱量も小さいのでクーラを小形にでき
る効果がある。
さらに、前記パワーマッチ制御時に、負荷に要求される
流体圧がアップして、流量×圧力がポンプ1を駆動する
原動機馬力を越すと、コントロール弁Fにより、流量調
整可変オリフイス49の開度に関係なく、差圧ピストン
40大径部9に作用する流体圧を自動的に制御して差圧
ピストン4及び吐出量可変制御要素2を作動させ、ポン
プ1吐出し量を負荷圧に対応して減少させる。
いわゆる定馬力制御をなし、原動機のエンジンストッフ
防止ができる。
しかも、差圧ピストン4の小径部6に作用するポンプ吐
出圧と、大径部9に作用する圧力補償弁E及びコントロ
ール弁Fで制御された制御圧とによって差圧ピストン4
を作動させる如く成したため、その抑圧は大きく、差圧
ピストン4の小径部6、大径部9を夫々小さく構成でき
、ポンプ全体をコンパクトに形成できる等の効果がある
そのうえ、一次圧の作用する差圧ピストン40大径部9
0制御圧力が高くなると吐出量可変制御要素2を吐出量
増大方向に変位する如く設けているため、流量増大方向
への応答が早い効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図及び第3
図は制御状態の説明図である。 D・・・流量方向制御弁、E・・・圧力補償弁、F・・
・コントロール弁、1・・・吐出量可変流体ポンプ、2
・・・吐出量可変制御要素、4・・・差圧ピストン、6
・・・差圧ピストンの小径部、7F&,7C・・・タン
ク、8・・・主流体流通回路、9・・・差圧ピストンの
大径部、20・・・スプール、30・・・プランジャ、
33・・・押圧体、41・・・二次圧通路、49・・・
流量調整可変オリフイス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 吐出量可変流体ポンプ1に連結した主流体流通回路
    8に流量調整可変オリフィス49を介設すると共に、前
    記流体ポンプ1の吐出量可変制御要素2に差圧ピストン
    4を連結し、該差圧ピストン4の小径部6に流体ポンプ
    1の吐出圧力を作用させ、該ピストン40大径部9に制
    御圧力を作用させるようにした流体装置であって、前記
    可変オリフイス49前後の圧力変化に応じて変動するス
    プール20によって、前記差圧ピストン40大径部9を
    、二次圧通路41とタンク7cとに切換自在になして、
    前記可変オリフィス49前後の差圧を一定に保持する圧
    力補償弁Eと、プランジャ30の一端側に流体ポンプ1
    の吐出圧力を作用させ、他端側に前記吐出圧力に対抗す
    る押圧体33の押圧力を作用させ、前記吐出圧力の変化
    に応じて変動する前記プランジャ30によって、前記二
    次圧通路41を、前記主流体流通回路8とタンク7aと
    に切換自在になす一方、前記差圧ピストン4に固定した
    連結部材36を流体ポンプ1の吐出量可変制御要素2に
    連結すると共に前記連結部材36に吐出量可変制御要素
    2と同調的に変位するカム35を設けて、該カム35で
    前記押圧体33の荷重を制御すべくなして前記流体ポン
    プ1の吐出圧力と吐出し量との積を一定に保持するコン
    トロール弁Fとによって、前記差圧ピストン40大径部
    9に作用させる前記制御圧力を調整する如く成したこと
    を特徴とする流体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6033062U (ja) * 1983-08-10 1985-03-06 大橋鉄工株式会社 ダンボ−ル製包装枠
JPH0110373Y2 (ja) * 1983-07-21 1989-03-24
JPH0431256A (ja) * 1990-05-28 1992-02-03 Matsushita Electric Works Ltd 梱包材および梱包方法

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