JPS584933B2 - 可塑化塩化ビニリデン↓−塩化ビニル系共重合体の製造法 - Google Patents

可塑化塩化ビニリデン↓−塩化ビニル系共重合体の製造法

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JPS584933B2
JPS584933B2 JP53064365A JP6436578A JPS584933B2 JP S584933 B2 JPS584933 B2 JP S584933B2 JP 53064365 A JP53064365 A JP 53064365A JP 6436578 A JP6436578 A JP 6436578A JP S584933 B2 JPS584933 B2 JP S584933B2
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vinylidene chloride
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F214/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F214/02Monomers containing chlorine
    • C08F214/04Monomers containing two carbon atoms
    • C08F214/08Vinylidene chloride

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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は可塑化塩化ビニリデンー塩化ビニル系共重合体
の製造方法に関するもので、特に可塑剤共存下に懸濁重
合することにより、ブレンド工程を省略することができ
品質の均一旦残留モノマーの少ない可塑化共重合体の製
造法に関するものである。
塩化ビニリデンー塩化ビニル系共重合体で、特に共重合
の仕込比で、塩化ビニリデン含有量65重量%〜95重
量%のものはガスバリャー性に優れる特徴を有するが、
加工性に難点があり、通常、共重合体粉末に可塑剤や安
定剤をブレンデイングし、加工性を改良して行なわれる
この様にして得られるコンバウンドを溶融押出し後急冷
したものは常温付近の温度で容易に延伸配向させ得ると
いう優れた加工性を有するものとなり、フイルム、瓶壷
等に加工され食品の包装容器その他に多く使用されてい
る。
共重合体を製造する方法として一般に懸濁重合、乳化重
合等が行なわれているが、懸濁重合は乳化重合と異なり
乳化剤を使用していないため熱安定性に優れ、又吸水白
化のない点で優れ、後処理行程が簡単なこともあり、一
破に用いられている。
しかし懸濁重合体は乳化重合体に比し粒径が大きいため
、重合の際に残存する塩化ビニリデンー塩化ビニルモノ
マーの除去が困難であった。
特に近年、食品包装用に使用するプラスチックにおいて
は重合体中に残存するモノマーの量が問題とされ、塩化
ビニルデン、塩化ビニルその他のモノマーについても重
合体中に残存するモノマーを極微量にすることが望まれ
ている。
塩化ビニリデンは沸点が30℃であり、塩化ビニルに比
し沸点が高いため懸濁重合の後処理のみではモノマーの
完全な除去が困難であり、通常、可塑剤その他の助剤を
添加して高温でブレンドするに際してブレンド行程を通
じて除去しており、ブレンド時間が長くなりこれに伴い
樹脂の熱安定性を阻害する等の欠点があった。
一方、塩化ビニリデンー塩化ビニル共重合において懸濁
重合後、スラリーに可塑剤を加えることにより残留モノ
マーを少なくすることも特開昭52−101288にお
いて知られているが、本発明者等はモノマーに通常押出
加工に使用される量の可塑剤を添加して懸濁重合すると
可塑剤の入り方が均一となり、重合後スラリーに可塑剤
を加えたものに比較して重合操作後の乾操工程において
極めて容易に塩化ビニリデン、塩化ビニルの残存モノマ
ーが除去され、更には必要とする可塑剤を均一に含有し
ているためブレンデイング工程が不必要となり、長時間
熱にさらされることもなく熱安定性に優れ、フィッシュ
・アイも少なく優れた品質の成型物を得ることができる
ことを見出し本発明に到ったのである。
以下本発明について詳細に述べる。
本発明は、塩化ビニルデン65〜95重量%と塩化ビニ
ル35〜5重量%の共重合、又は塩化ビニルデン65〜
95重量%と塩化ビニル29.5〜4.5重量%及びこ
れらと共重合し得る他の単量体0.5〜8.0重量%の
共重合に於て、可塑剤0.5〜10.0重量%を添加或
いはさらに酸化防止剤0.10〜0.002重量%添加
、或いはさらにエボキシ化植物油0.02〜5.0重量
%添加、又はこれら酸化防止剤とエポキシ化植物油を併
用添加し、油溶性ラジカル開始剤及び高分子懸濁保護剤
存在下に水中で懸濁重合することにより、残存モノマー
の除去容易で、しかも可塑剤等のブレンデイング工程を
必要としない、可塑化塩化ビニルデンー塩化ビニル系共
重合体の製造方法に関するものである。
まず、塩化ビニルデンー塩化ビニル系共重合体では、塩
化ビニリデン量が95重量%を超えると加工が困難とな
り、又65重量%以下ではバリャー性が低く、高バリャ
ー性樹脂の特徴がなくなるので塩化ビニリデン95〜6
5重量%、塩化ビニル5〜35重量%の間のモノマー組
成が用いられる,これに第3成分を加える場合も、塩化
ビニリデン量はあまり変えられないので、その分だけ塩
化ビニル量を減少した組成となる。
第3モノマーとは例えばアルキル基の炭素数が1〜18
個のアルキルアクリレート、アルキルメタアクリレート
、モノアルキルイタコネート、ジアルキルイタコネート
、等である。
可塑剤としはモノマーに可溶で実質的に水に不溶なもの
が用いられ、例えばジブチルアジベート、ジオクチルア
ジベート等のアジピン酸エステル類、ジブチルセバケー
ト、ジオクチルセバケート等のセバチン酸エステル類、
アセチルトリプチルサイトレート、アセチルトリオクチ
ルサイ トレート等のクエン酸エステル類等のエステル
類の他高分子可塑剤としてプロピレングリコール、ブチ
レングリコール等のグリコールと、アジビン酸、セバチ
ン酸等のジカルボン酸とのエステル化反応で得られるポ
リエステル可塑剤等が用いられる。
これら可塑剤は単独又は併用で使用され、その量は全モ
ノマー量の0.5〜10重量であり、この量以下では、
モノマー除去及び加工性が困難となる。
又10重量%以上では、モノマー除去及び加工性は改善
されるが、高バリャー性樹脂の特徴が失なわれる。
更に可塑剤1.0〜5重量%がモノマー除去及び高バリ
ャー性の点から好ましい。
酸化防止剤とは2,6ジターシャリーブチル−4一メチ
ルフェノール、2.2メチレンビス(4−メチル−6−
ターシャリーブチルフェノール)、n−オククデシルー
β一(4−ヒドロキシ3(5′−ジクーシャリーブチル
ウエニル)プロピオネート、ビタミンーE1 n−プロ
ピルガレート、等でその量は0.002〜0.10重量
%が好ましく、その量以下では塩化ビニルデンモノマー
の酸化による劣化防止能が失なわれ、得られる共重合体
は熱安定性の悪い物となる。
又0.10以上では塩化ビニリデンモノマーの酸化によ
る劣化防止としては充分であるが、重合を停止又は著し
く遅延する。
エボキシ化植物油とは、エポキシ化大豆油等で、その量
は0.02〜5.0重量%が好ましく、その量以下では
熱安定性不良となり又5重量%以上となると、熱安定性
は改良されるが、成型品表面へのブリードは免れない。
又これ等酸化防止剤とエボキシ化植物油を併用すること
で、単独使用よりも優れた熱安定性効果を発揮する。
油溶性ラジカル開始剤としては、通常塩化ビニリデンー
塩化ビニル共重合に用いられる公知の油溶性ラジカル開
始剤が使用される。
例えばラウロイルパーオキサイド、ステアリルパーオキ
サイド等のパーオキサイド類、ジイソプロピルパーオキ
シジカーボネート、ジn−プロピルパーオキシジカーボ
ネート等のパーオキシジカーボネート類等が用いられる
又高分子懸濁保護剤としては、一般の懸濁重合に使用さ
れる水溶性の高分子懸濁剤で、例えばメトキシセルロー
ズ、エトキシセルローズ等のセルローズ誘導体、ポリビ
ニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ゼラチン等
がモノマーに対し0.01〜1,0%使用され特にメト
キシセルローズが好ましい。
量合は、上記懸濁剤、ラジカル開始剤、可塑剤或いは酸
化防止剤、或いはエポキシ化植物油、又は酸化防止剤き
エボキシ化植物油の併用、モノマー/水比1/1〜1/
5の間で量合温度30〜80℃の間で行なわれ、場合に
よっては重合度調整のための連鎖移動剤、或いはpH調
整のための緩衝剤等を添加しても支障ない。
このようにして得られた懸濁重合物は常法により脱水、
水洗、乾操されるが、押出加工するのに充分可塑化され
ているにも拘らず、乾燥時ブロツキング等を起し、乾操
工程の障害を起すことがなかった。
これは本発明の範囲の組成の塩化ビニリデンー塩化ビニ
ル懸濁共重合物はポリ塩化ビニルに比し比較的多孔質の
ため、本発明の範囲の可塑剤量では完全に重合体粒子に
吸収されているためと考えられる。
乾操されたポリマー粒子中の残留モノマーは極めて少な
く検知することのできない量であった。
又、適当量の可塑剤及び安定剤、抗酸化剤の存在で重合
を行なった場合、これらの助剤は均一に重合体中に分散
され、ブレンド工程が不必要となることによる生産性の
向上、及び省エネルギー化は大きな利点であるが、更に
本発明では品質が著しく向上する。
即ブレンド工程のように粉末と液体を混合して均一に混
和するのと異なり、重合中に可塑剤等はモノマーに溶解
され重合されるので、極めて均一な混合が行なわれ、溶
融加工時の熱安定性の向上及び押出の長期運転性が向上
し、最終製品の品質例えばフイルムの透明性が向上し、
フイツシュアイも減少する。
又熱安定性が向上する一因はブレンド工程での熱リレキ
を受けないためでもある。
以下本発明の実施例について記載するが、実施例中の残
留単量体の測定法は次の通りである。
残留単量体の測定法 重合物粉体の1gをとり、これに1 0 ccの二硫化
炭素を加えて残留単量体を抽出し、抽出液中の塩化ビニ
リデン、塩化ビニル量をガスクロマトグラフによって定
量する。
単位はppmとする。尚、検出限度は塩化ビニリデン、
塩化ビニル共に0.0 0 5 ppmである。
参考例 1 擢型撹拌機を有するステンレス製10lオートクレーブ
にメトキシセルローズ3.0gを溶解した脱イオン水の
6,0 0 0 ccを入へ系内を窒素置換した後、こ
れに5.1gのジイソプロピルパーオキシジカーボネー
ト、0.6gの2.6ジクーシャリープチル−4−メチ
ルフェノールを溶解した塩化ビニリデン2,400g、
塩化ビニル600gの混合モノマーを圧入する。
撹拌下に内温を43゜Cとし、以後、この温度で重合を
継続し、重合時間53時間の時点で内圧をパージして、
スラリーを取り卸し、脱水、水洗後全量を55℃で10
時間ギャーオブン中で乾操する。
重合率82.2%で、ビーズ状粒子が得られ、残留塩化
バニリデン3 7 0 ppm・残留塩化ビニル4.5
ppmと多い。
乾操した樹脂をプレンダー中に入れジオクチルアジベー
ト7.50g、エボキシ大豆油30.0g、アセチルト
リプチルサイトレート51.0gを添加し常温より80
゜C迄添加し3時間80゜Cに保持後冷却することによ
りコンパウンドを作り40φm/m,L/D=1 8の
押出機でインフレーション法により作製した厚さ20μ
のフイルムを製造した。
かくて得られたフイルムの性質を第1表に示す。
参考例 2 参考例1同様モノマー組成及び条件で重合し、重合時間
53.5時間の時点で内圧をパージして、スラリーを取
り卸し、このスラリーにジオクチルアジペート(DOA
)126gを添加、40℃で2時間撹拌混合後、脱水、
水洗し、55℃で10時間ギャーオブン中で乾操する。
重合率82.5%で、ビーズ状粒子が得られ、残留塩化
ビニリデン8.6ppm1塩化ビニル0.4ppmと実
施例1より大巾に減少するが不充分である。
参考例 3 参考例1同様モノマー組成及び条件で重合し、重合時間
53時間の時点で内圧をパージして、スラリーを取り卸
し、このスラリーにエボキシ化大豆油30.0g、ジオ
クチルアジベート(DOA)75.0g、アセチルトリ
プチルサイトレート(ATBC)5 1.0 gの混合
したものを添加、40゜Cで2時間撹拌混合後、脱水、
水洗し、55゜Cで10時間ギャーオブン中で乾操する
重合率s2.o%で、ビーズ状粒子が得られ、残留塩化
ビニリデン7. 5 p pm1塩化ビニル0.4pp
mと実施例1より大巾に減少するが、不充分である。
このポリマーをそのまま参考例1と同様にしてフイルム
を製造した。
フイルムの性質を第1表に示す。第1表に示されるよう
に可塑剤等をモノマーに溶解後重合したものはそのまま
乾操しただけで、残留モノマー量は検知できない程度に
減少し、重合後スラリーに可塑剤を添加した場合、及び
ブレンドにより可塑剤を混合した場合に比しコンパウン
ドは熱安定性に優れ得られたフイルムの透明性が良くフ
イツシュアイも極めて減少した。
参考例 4 擢型撹拌機を有するステンレス製10lオートクレーブ
にメトキシセルローズ3.6gを溶解した脱イオン水の
6,0 0 0 ccを入れ、系内を窒素置換した後、
これに6.0gのジイソプロピルパーオキシジカーボネ
イト、0.6.9の2.6ジクーシャリーブチル−4−
メチルフェノールを溶解した塩化ビニリデン2,3 4
0 g、塩化ビニル510g、モノブチルイクコネー
ト(MBI)151の混合モノマーを圧入する。
撹拌下に内温を41℃とし、以後、この温度で重合を継
続し、重合時間52.0時間の時点で内圧をパージして
、スラリーを取り卸し、脱水、水洗後55℃で10時間
ギャーオーブン中で乾操する。
重合率83.7%でビーズ状粒子が得られ、残留塩化ビ
ニリデン5 6 0 ppm,残留塩化ビニル18.1
ppm,と非常に多い。
参考例 5 参考例4同様モノマー組成及び条件で重合し、重合時間
52時間の時点で内圧をパージして取り卸し、このスラ
リーにジオクチルアジペート(DOA)1.35gを添
加、40℃で2時間撹拌混合後、脱水、水洗し、55゜
Cで10時間ギャーオーブン中で乾操する。
重合率84.0%でビーズ状粒子が得られ、残留塩化ビ
ニリデン15.9ppm、塩化ビニル0.8ppmと実
施例4より大巾に減少するが、不充分である。
実施例 1 擢型撹拌機を有するステンレス製1. 0 7オートク
レーブにメトキシセルローズ3.0gを溶解した脱イオ
ン水の6,0 0 0 ccを入れ、系内を窒素置換し
れ後、これに5.1gのジイソプロピルパーオキシジカ
ーボネート、0.6gの2,6ジターシャリーブチル−
4−メチルフェノール、ジオクチルアジペート(DOA
)1 26gを溶解した塩化ビニリデン2,400g、
塩化ビニル600gの混合モノマーを圧入する。
撹拌下に内温を43℃とし、以後この温度で重合を継続
し、重合時間53時間の時点で内圧をパージして、スラ
リーを取り卸し、脱水、水洗後、55℃で10時間ギャ
ーオーブン中で乾操する。
重合率82.0係で、ビーズ状粒子が得られ、残留塩化
ビニリデン及び塩化ビニルモノマーは検知限度以下であ
った。
尚、得られた共重合体は、ブレンデング操作なしで押出
加工の出来る特徴を有している。
実施例 2 ジイソプロピルパーオキシジカーボネート5.I.g、
2.6ジターシャリーブチル−4−メチルフェノール0
.6g、エボキシ化大豆油30g1ジオクチルアジペー
ト(DOA)75.0g、アセチルトリプチルサイトレ
−1−(ATBC)5iを溶解した塩化ビニルデン2,
400g、塩化ビニル600gの混合モノマーを圧大し
た以外実施例1と全く同様の重合、処理条件で53時間
重合を行った。
重合率82.1%で、残留塩化ビニルデン及び塩化ビニ
ルモノマーは検知限度以下、又得られた共重合体は、ブ
レンデイング操作なしで押出加工が出来る。
実施例 3 ジイソプロピルパーオキシジカーボネート5.1g、2
.6ジターシャリーブチル−4−メチルフェノール0.
6g、エボキシ化大豆油60g、ジブチルセバケート(
DBS)90.0gを溶解した塩化ビニリデン2,34
0g、塩化ビニル660gの混合モノマーを圧入した以
外実施例1と全く同様の重合、処理条件で61時間重合
を行った。
重合率82.0%で残留塩化ビニルデン及び塩化ビニル
は検知限度以下であった。
洗浄乾操した共重合体はブレンデイング操作なしでその
まま参考例1と同様20μのフイルムを製造した。
共重合体のギヤオーブン法による熱安定性は淡黄色であ
り、フイルムのHaze%は0.9、フイツシュアイは
22ケ/ 0.4. mで優れた性質を示した。
実施例 4 擢型撹拌機を有するステンレス製10lオートクレーブ
にメトキシセルローズ3.6gを溶解した脱イオン水の
6,0 0 0 ccを入れ、系内を窒素置換した後こ
れに、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート6.0
g、2.6ジターシャリーブチル−4一メチルフェノー
ル0.6g、ジオクチルアジペート(DOA)126g
、エポキシ化大豆油60.9を溶解した塩化ビニリデン
2,340g、塩化ビニル510g、モノブチルイタコ
ネート(MBI)150gの混合モノマーを圧入する。
撹拌下に内温を41℃とし、以後、この温度で重合を継
続し、重合時間52時間の時点で内圧をパージして、ス
ラリーを取り卸し、脱水、水洗後55℃で10時間ギヤ
オーブン中で乾操する。
重合率83.5%でビーズ状粒子が得られ、残留塩化ビ
ニルデン及び塩化ビニルモノマーは検知限度以下であっ
た。
洗浄乾操した共重合体はブレンデイング操作なしでその
まま参考例1と同様20μのフイルムを製造した。
共重合体のギヤオーブン法による熱安定性は淡黄色であ
り、フイルムのHa ze %は1.2、フイツシュア
イは36ケ/0.4 m2であった。
実施例 5 擢型撹拌機を有するステンレス製10lオートクレーブ
にメトキシセルローズ3.0gを溶解した脱イオン水の
6,0 0 0 ccを入れ、系内を窒素置換した後、
これにジイソプロピルパーオキシジカーボネート6.0
g、2.6ジターシャリーブチル−4−メチルフェノー
ル0.6g、ポリエステル可塑剤(アデカ・アーガス社
製PN−1. 5 0 ) 1. 3 5gを溶解した
塩化ビニルデン2,5 5 0 g、塩化ビニル24J
9, ラウリルメタアクリレート( L MA)21
0gの混合モノマーを圧入する。
撹拌下に内温を40℃とし、以後この温度で重合を継続
し、重合時間41.5時間の時点で内圧をパージして、
スラリーを取り卸し、脱水、水洗後、55℃で10時間
ギャーオブン中で乾操する。
重合率90.5%でビーズ状粒子が得られ、残留塩化ビ
ニルデン及び塩化ビニルエルマーは検知限度以下であっ
た。
以上参考例及び実施例の結果を第2表に総合表記する。
尚第1図に各実施例、参考例において、乾操途中で経時
にサンプルを抜きだして、その残留モノマー量を測定し
た結果を示す。
一般に直線的に残留モノマーは減少するが、実施例の場
合は参考例に比較して極めて急速に残留モノマーが減少
することが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は残留モノマー量と乾操(加熱)時間の関係を示
す。 L2,4は実施例1,2,4、下,z,5/は参考例1
,2,5の場合を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化ビニリデン65〜95重量%と塩化ビニル35
    〜5重量%の共重合、又は塩化ビニリデン65〜95重
    量%と塩化ビニル34.5〜4.5重量%及びこれらと
    共重合し得る他の単量体0.5〜8.0重量%の共重合
    に於て、モノマー100重量部当りモノマーに可溶な可
    塑剤0.5〜10.0重量部添加し、油溶性ラジカル開
    始剤及び高分子懸濁保護剤存在下に水中で懸濁重合させ
    ることを特徴とするブレンド工程を省略することの可能
    な可塑化塩化ビニリデンー塩化ビニル系共重合体の製造
    法。 2 可塑剤0.5〜10.0重量部にさらに酸化防止剤
    0.10〜0.002重量部、又はエボキシ化植物油0
    .02〜5.0重量部、又はこれら酸化防止剤とエボキ
    シ化植物油を併用添加することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の可塑化塩化ビニリデンー塩化ビニル系
    共重合体の製造方法。
JP53064365A 1978-05-31 1978-05-31 可塑化塩化ビニリデン↓−塩化ビニル系共重合体の製造法 Expired JPS584933B2 (ja)

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CA000328513A CA1144291A (en) 1978-05-31 1979-05-28 Process for producing plasticized vinylidene chloride-vinyl chloride copolymer by aqueous suspension polymerization
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GB7918873A GB2022104B (en) 1978-05-31 1979-05-30 Process for producing plasticized vinyl chloride copilymer
DE19792922073 DE2922073C3 (de) 1978-05-31 1979-05-30 Verfahren zur herstellung von weichgestelltem vinylidenchlorid-vinylchlorid-copolymerisat

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