JPS5849225B2 - 豆乳によるム−ス状の食品

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【発明の詳細な説明】本発明は、豆乳を用いたムース状の食品に関する。

近年、美容健康食品として、豆腐の価値が世界的に認め
られてきた。

そこで、本発明は豆乳を用いて、更に口当りよく万人向
けの食品を提供するべく開発された。

本発明の食品は、寒天、甘味料、豆乳及びミルクを含む
熱水溶液を冷却凝固して得られるものである。

寒天及び豆乳の量は、特に限定されないが、豆乳の風味
及び栄養価を程よく発揮させ、口当りのよい食品とする
ためには、寒天が製品の０．４〜２．０重量％を占め、
豆乳が８〜２５重量％を占めるようにするのが好ましい
。

本発明では豆乳とミルクの併用により、ミルクのカゼイ
ンの働きによって豆乳の臭いを消すことができ、非常に
食し易く、滋養に富んだ食品を提供できる。

ミルクは豆乳に対し±２０重量％の割合で使用されれば
よいが、特に±１０重量％程度と、ほぼ同量の割合であ
るのが好ましい。

本発明の食品は、更に果実又はそのジュースを含んでも
よく、これらは通常寒天や豆乳を含む熱水溶液裏ごし後
に添加される。

なお、本発明では、一般的な食品添加剤が併用されても
よく、甘味料も果糖、庶糖などの天然甘味料であっても
合戊甘味料であってもよい。

実施例寒天３０ｇ果糖４５０ｇ水４２００ｇを混合し、数時間トロ火で煮て均一な溶液を得た。

この段階で約２０％の水の蒸発があった。

別にミルク６２０ｇ豆乳６２０ｇからなる混合液を準備しておき、これを先の寒天溶液に
添加し、よく攪拌した後、裏ごしをした。

得られた液を一定温度迄冷却し、フルーツの生ジュース９００ｇを混入攪拌し、脱泡した。

次いで、器に細かくした果実を適量入れ、その上に脱泡
した寒天液を静かに注ぎ、密閉した後、ボイラーにて９
５℃４０分間の殺菌をし、冷却凝固した。

製品は、軽やかな口当りのよい食品であった。

本発明は、このように従来豆腐以外の食品に製造される
ことのなかった豆乳を、ムース状の食品に仕上げること
により、だれもが日常的に食することのできる、栄養価
に富んだ低カロリー食品を得た。