JPS5849102Y2 - 釣竿 - Google Patents

釣竿

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Publication number
JPS5849102Y2
JPS5849102Y2 JP18422279U JP18422279U JPS5849102Y2 JP S5849102 Y2 JPS5849102 Y2 JP S5849102Y2 JP 18422279 U JP18422279 U JP 18422279U JP 18422279 U JP18422279 U JP 18422279U JP S5849102 Y2 JPS5849102 Y2 JP S5849102Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prepreg
fishing rod
unit
winding
fishing
Prior art date
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Expired
Application number
JP18422279U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56114670U (ja
Inventor
勇 徳田
Original Assignee
株式会社シマノ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社シマノ filed Critical 株式会社シマノ
Priority to JP18422279U priority Critical patent/JPS5849102Y2/ja
Publication of JPS56114670U publication Critical patent/JPS56114670U/ja
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  • Fishing Rods (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はプリプレグを1プライ巻回して形成する釣竿
に関する。
従来釣竿は、一般に、薄手(0,1%より薄いもの)の
プリプレグを用いて、該プリプレグをマンドレル上に複
数プライ巻回し、該プリプレグを加熱硬化させて製作し
ているが、プリプレグを前記マンドレル上に複数プライ
均一に巻回する代りに、例えば厚さ0.1%とした厚手
のプリプレグを用い、このプリプレグを1プライ巻回し
て製作するものも提案されている。
即ち、最近、プリプレグ用素材として、硬度及び曲げ弾
性率に極めて優れたタングステン コアード ボロン繊
維が開発提供されているが、このボロン繊維は従来多用
されているカーボン及びガラス繊維などに較べて径が非
常に大きく、プリプレグとしたとき肉厚が犬となるので
あり、従ってこのボロン繊維から成るプリプレグを、従
来のごとく複数プライ巻回して釣竿となす場合、釣竿の
肉厚が非常に犬となる。
この場合、磯竿など硬調子の釣竿としては問題はないが
、ヘラ竿、アユ竿及び溪流竿など軟調子の釣竿としては
、剛性が大きくなり過ぎて不適当となる。
従って、この種軟調子の釣竿を前記ボロン繊維により薄
肉に製作する場合には、プリプレグを1プライ巻回して
釣竿となしているのである。
所がプリプレグを1プライ巻回して釣竿を形成する場合
、マンドレル上でプリプレグの巻回両端縁を重ね合わせ
て、該重合部分を結合一体化させているのであるが、こ
のようにすれば前記重合部分の厚みが犬となってプリプ
レグの加熱硬化時などに前記重合部分と他部との熱膨張
が異なることとなり、このため釣竿に反りが発生し、前
記重り部を上にして山状に曲ってしまう大きな問題が有
る。
本考案は、以上のごとき問題点に鑑みて考案したもので
、プリプレグを1プライ巻回して形成するにも拘わらず
、反りなどが生じることのない良好な釣竿を提供せんと
するものである。
さらに詳しくは、所要厚さのプリプレグを1プライ巻回
して成る釣竿であって、前記プリプレグを2分割して、
これらプリプレグ単体を、幅方向両端部が長さ方向に沿
って重なるごとく結合して管状とし、前記各単体の重な
り部が対称位置になるごとくしたことを特徴とするもの
である。
以下本考案の釣竿を図面の実施例によって説明する。
図中1,2がボロン繊維などから成る所要厚さのプリプ
レグp4.2分割したプリプレグ単体であって、これら
各単体1,2を断面半円形に成形して釣竿を形成するの
であって、これら各単体1及び2を1組として、各単体
1,2の幅方向両端部1a、Ib及び2a 、2bが長
さ方向に沿って重なるごとく結合して管体を形成すると
共に、前記各単体1,2の各車なり部3ay3b’Qそ
れぞれ対称位置に設けるのである。
尚、プリプレグ1に用いるボロン繊維は、多数本のボロ
ン繊維をプリプレグ1の長さ方向と同方向に引揃えて引
揃えシートを形成している。
また前記各単体1,2により形成する管体の内周面には
、ガラス、カーボン及びケブラー繊維などのクロス又は
ヤーンなどから成る細巾の補強材4を螺旋状に巻装一体
化させ、釣竿の潰れ方向強度(耐圧潰強度)を補なうべ
くしている。
前記各プリプレグ単体1,2は、第3図に示すごとく概
略台形状に裁断形成したプリプレグPを用い、このプリ
プレグPの上辺イ及び底辺口の各中心部を通る長さ方向
中心線ハに対して左右対称となるよう分割するのであっ
て、かくのごとく分割することにより、前記各単体1,
2にて釣竿を形成するとき、第2図のごとく、半円筒形
に成形でき、従ってプリプレグPの各繊維を釣竿の長さ
方向中心線にはゾ平行に沿わせることができ、これに伴
なって釣竿の曲げ強度を強化できるのである。
しかして前記釣竿は、次のごとくして製作する。
即ち、第4図に示すごとく先ず先細状としたマンドレル
Mの外周に細巾の補強材4を螺旋状に巻着し、この補強
材4の外周に、前記単体1,2を、その第1単体1の周
方向一端部1aが第2単体2の一端部2a上に乗上げ、
また前記第1単体1の他力端部1b上に前記第2単体2
の他端部2bが乗上げるべく、互に両端部を重ね合わせ
て巻着するのである。
この場合、第1単体1の両端部1a。1bが第2単体2
の両端部2a 、2b上に乗上げるべく重合させてもよ
く、また逆に第2単体2の両端部2at2b’H第1単
体10両端部1a。
1bに乗上げるべくしてもよい。
この後、前記各単体1,2の外周をセロハンテープ5な
どで緊縛し、焼成炉などで加熱硬化させて、前記両車な
り部3a、3bを互に一体化させるのであり、この硬化
後に前記マンドレルMから引抜いて釣竿となすのである
以上のごとき各単体1,2の加熱硬化時などに、各単体
1,2の端縁型なり部3ay3bを対称位置に設けてい
るため、該各車なり部3a、3bが互に干渉し合って反
りなどが発生することはないのである。
以上説明したごとく本考案の釣竿では、所要厚さのプリ
プレグを2分割して、これらプリプレグ単体をこれら各
単体の幅方向両端部が長さ方向に沿って重なるごとく結
合して管状とし、前記各単体の重なり部が対称位置にな
るごとくしたから、加熱硬化時などに反りが発生するこ
となく、良好な釣竿を得ることができるのであり、しか
も従来のごとくプリプレグを複数プライ巻回することな
く、前記1組の単体を用いて1プライの巻回で反りのな
い釣竿が得られるのであり、従って熟練した技術が要求
されることなく極めて簡単かつ短時間で釣竿を製作でき
て、該釣竿の安価な提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる釣竿の斜面図、第2図はプリプ
レグ単体の成形状態を示す斜面図、第3図は同単体を形
成するプリプレグの平面図、第4図は釣竿の製造工程一
部を示す断面図である。 1.2・・・プリプレグ単体、1 a s 1 b t
2 a p2b・・・単体端部、3a、3b・・・重
なり部、P・・・プリプレグ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所要厚さのプリプレグを1プライ巻回して成る釣竿であ
    って、前記プリプレグを2分割して、これらプリプレグ
    単体を、幅方向両端部が長さ方向に沿って重なるごとく
    結合して管状とし、前記各単体の重なり部が対称位置に
    なるごとくしたことを特徴とする釣竿。
JP18422279U 1979-12-29 1979-12-29 釣竿 Expired JPS5849102Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18422279U JPS5849102Y2 (ja) 1979-12-29 1979-12-29 釣竿

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18422279U JPS5849102Y2 (ja) 1979-12-29 1979-12-29 釣竿

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56114670U JPS56114670U (ja) 1981-09-03
JPS5849102Y2 true JPS5849102Y2 (ja) 1983-11-09

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ID=29694454

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JP18422279U Expired JPS5849102Y2 (ja) 1979-12-29 1979-12-29 釣竿

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314230A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Shimano Inc 釣り竿の竿体

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JPS56114670U (ja) 1981-09-03

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