JPS5848271Y2 - 果実類の供給装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は果実類を形状撰別機や表面処理機などに供給す
る際に好適に使用される供給装置に関する。

例えばみかんでそれが特に浮皮みかんのように皮が浮上
っているような場合、兎角ホッパーからの送り出し部で
ブリッジ現象を生じて、転送が不均一となる問題がある
。

本考案は斯かる欠点を除去した供給装置を提供せんとす
るものであって、以下本考案実施の一例を図面にもとづ
いて説明する。

１はホッパ一本体であって、後部は脚２ａ、２ｂによっ
て支持されてなり、前部は送り出し部３を介してコンベ
ヤ一本体４に接続される。

ホッパー１の送り出し部には複数筒（図示例では４箇）
の送り出しローラー５ａ 、５ｂ 、５ｃ 。

５ｄ・・・が設げられてなり、各送り出しローラー５ａ
、５ｂ 、５ｃ 、５ｄ・−はホッパー１の両側壁Ｉ
ａ、１ｂ（１ｂは紙面の反対側）下端のフレーム６．６
’（６’は紙面の反対側）に取付けられた軸受７ａ 、
７ｂ 、７ｃ 、７ｄを介し、少し前方に傾斜するよう
になして並列状態に設けである。

８は前記ローラー５ａ 、５ｂ 、５ｃ 、５ｄの下方
で、これら周縁を取囲むようにして設けられてなる井桁
枠であって後端縁Ｈは蝶番９を介してホッパーの底壁面
に設けたブラケツ）Ｋに揺動自在となるようにして取付
けられる。

一方、該井桁枠８の前端縁には上方に向って突出する凸
起板Ｐがあり、該凸起板Ｐは先端ローラーと架橋板１０
との間に突出するようにして設けである。

なお、該架橋板１０の上面はゴムライニングされ、その
先端Ｔは少し突出して垂れ下がるようになっており、ま
た１１．１１’（１１’は紙面の反対側）はスプリング
であって前記井桁枠８を、後述するカム板のローラーに
弾撥状態に押圧させるためのものである。

上記架橋板１０は側壁板１ａ、１ｂの下端フレーム６．
６′に蝶番１２．１２’を使用して揺動自在に取付けら
れるのであり、且つその傾斜角度はフレーム６．６′の
前面に設けたＬ状ブラケット１３に螺着されたネジボル
ト１４の高さｈを調整することにより行われるようにな
っている。

本考案装置に於ける駆動は、次の如くして行われる。

１５ａ 、１ｓｂ１，１ｓｂ２，１５ｃ１．１５ｃ２
。１５ｄは各ローラー軸に取付げてなる銀輪、１６゜１
６’、１６”は前記銀輪間を連結してなるチェノ、１７
はローラー４ｃの外端軸に取付けた駆動輪であってベル
ト１８を介してモーター１９０プーリー２０と連結され
る。

これに対しローラー４ｃの内端軸にはカム板２１が取付
けられる。

成板は前記井桁枠８を揺動させるためのもので、図示例
では正方形の板２１の四隅に於てローラー２２ａ 、２
２ｂ 、２２ｃ 、２２ｄが自由回動するように取付け
てあり、カム板２１０回動により各ローラー２２ａ 、
２２ｂ 、２２ｃ 、２２ｄが井桁枠８表面と接触する
。

このさいカム板２１がダイヤ状を形成する時は井桁枠８
が下方に押し下げられる時であり、このとき凸起板Ｐは
ローラー５ａの外径よりは低く押え込まれ、他の時はス
プリングの弾撥力で該ローラー外径よりは少し高くなる
上方位置に突出せしめられる。

コンベヤ一本体４はスタンド２３により希望する一定の
傾斜角間に置かれるようになっており、両側壁２４．２
４’間のベルト帯２５上を多数の仕切板２６を取付けた
チェノ２７，２７′を走行させることにより、前記架橋
板１０上から転がり出てくるみかんを、順次仕切板で受
は止めながら一定高さ上に持ち上げせしめ、シュート２
８から適宜な処理機械、例えば形状損料機などのホッパ
ー（何れも図示せず）に投入し、定量的に形状損料が行
われるようになすのである。

この一連の作業に当りホッパ一本体１にみかんが投入さ
れると、モーター２０を駆動しべ／Ｌ／ ）１８、駆動
輪１７を介し、銀輪１５ｃ１．１５ｃ２を回動させるの
であり、これによりチェノ１６゜１６’ 、１６″を
介して他の銀輪１５ｂ１，１５ｂ２゜１５ａ、１５ｄも
回動し、各送り出しローラー５ａ 、５ｂ 、５ｃ 、
５ｄが矢印イ方向に回動する。

しかしてホッパー内のみかんを矢印口方向に送り出すよ
うになすのである。

この作動中、駆動輪１７は同時にカム板２１を回動させ
るのであり、カム板２１の回動により上方に向けて弾撥
されてなる井桁枠８を上下方向に揺動させるようになす
。

これにより井桁枠先端の凸起板Ｐは送り出しローラー５
ａと架橋板１０との間で突出入するのであり、間歇的に
突出される成板Ｐにより、定時的にみかんを刺激しみか
ん同志が釣合って転がらなくなるとか、或は山を形成し
て崩れなくなるなどの問題点を解決することのできるも
のである。

本実施例で井桁枠の凸起板Ｐは最先端の送り出しローラ
ー５ａと架橋板１０との間に突出されるものについて示
したが、送り出しローラー５ａと５ｂ間或は５ｂと５ｃ
間など他の場所でも良く、或はこれら双方共に設けるよ
うにしても良い。

また、凸起板Ｐの突出動作をカム板を使用し、送り出し
ローラーの回動と連動して、行われるものについて説明
したが、他の任意な手段を採用することができる。

本考案は以上の如く構成せしめるものであって、ホッパ
一本体１内のみかんがブリッジを形成したり、停滞した
りして送りが停止されるようになることを防止し、コン
ベヤ本体４に対する平均的な送り量が保証されるのであ
る。

このことは次の工程に於ける各種処理機械に於いテ作業
性の向上に寄与せしめること極めて犬なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体斜視図、第２図はホッパ一本体の一部破断
斜視図である。 １・・・・・・ホッパ一本体、４・・・・・・コンベア
本体、５ａ 、５ｂ 、５ｃ 、ｓａ・・・・・・送り
出しローラー、８・・・・・・井桁枠、１０・・・・・
・架橋板、１１・・・・・・スプリング、１６．１６’
、１６”・・・・・・チェノ、１９・・・・・・モ
ーター、２１・・・・・・カム板、２２ａ、２２ｂ２２
ｃ 、２２ｄ・・・・・・ローラー。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）ホッパ一本体とホッパ一本体内から送り出される
   果実類を一定高さに持上げるようになすコンベヤ一本体
   とからなり、ホッパ一本体の送り出し部には複数個の送
   り出しローラーが下向きの傾斜する並列状態に設けてあ
   り、且つ送り出しローラーから送られる果実類を送り出
   しローラー先端側でコンベヤ一本体側に受渡す架橋板と
   の間及び又はローラー相互間などから上方に向って突出
   する如くなして凸起板を設けしめ、該凸起板を送り出し
   ローラーの回動中間欺的に突出入作動するように構成し
   たことを特徴とする果実類の供給装置。
2. （２）凸起板の突出入作動が送り出しローラーの回動と
   連動して行われるように構成されていることを特徴とし
   た実用新案登録請求の範囲第１項記載の果実類の供給装
   置。