JPS5847443B2 - 粉末冶金用焼結炉 - Google Patents
粉末冶金用焼結炉Info
- Publication number
- JPS5847443B2 JPS5847443B2 JP5509279A JP5509279A JPS5847443B2 JP S5847443 B2 JPS5847443 B2 JP S5847443B2 JP 5509279 A JP5509279 A JP 5509279A JP 5509279 A JP5509279 A JP 5509279A JP S5847443 B2 JPS5847443 B2 JP S5847443B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- furnace
- mesh
- mesh belt
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Tunnel Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、粉末冶金用のメッシュベルト式焼結炉の改良
に関するものである。
に関するものである。
粉末冶金用の連続焼結炉は、成形体の送り方式によって
プツシャ一式炉とメッシュベルト式炉とに大別され、そ
れぞれ得失を持っているが、粉末或形機から焼結炉にか
けての成形体の取り扱いを自動化するためには、後者の
方式が適している。
プツシャ一式炉とメッシュベルト式炉とに大別され、そ
れぞれ得失を持っているが、粉末或形機から焼結炉にか
けての成形体の取り扱いを自動化するためには、後者の
方式が適している。
第1図は、一般的なメッシュベルト式焼結炉の概略を示
したもので、炉の本体10および図示を省いたその架台
、架台に取り付けられたブーIJ一20、およびエンド
レスのメッシュベルト30により構或されている。
したもので、炉の本体10および図示を省いたその架台
、架台に取り付けられたブーIJ一20、およびエンド
レスのメッシュベルト30により構或されている。
メッシュベルト30はアイドルプーリ−21,22,2
3およびドライブプー9−24に外接するループをなし
、テンショナ−25によってドライブプー9−24に押
し付けられ、その回転により矢印の方向に所定の速度で
駆動される。
3およびドライブプー9−24に外接するループをなし
、テンショナ−25によってドライブプー9−24に押
し付けられ、その回転により矢印の方向に所定の速度で
駆動される。
なお、メッシュベルトの構造については、耐熱合金製の
線材を扁平コイル状に成形し、これを力骨で順次連結し
た構造のものが一般に用いられている。
線材を扁平コイル状に成形し、これを力骨で順次連結し
た構造のものが一般に用いられている。
成形体は、アイドルプーリー21と炉の入口との間でベ
ルト30上に通常は裸のまま載せられ、ベルト30の移
動につれて脱ろう帯11、本焼結帯12、冷却帯13の
順に炉内を通過し、この間に焼結される。
ルト30上に通常は裸のまま載せられ、ベルト30の移
動につれて脱ろう帯11、本焼結帯12、冷却帯13の
順に炉内を通過し、この間に焼結される。
ところでメッシュベルト30は、テンショナ−25とア
イドルプーリー21との間ではベルトの伸縮をキャンセ
ルするためのたるみを持たせてあるが、アイドルプーリ
ー21から炉内を経てドライブプーリ−24に至る間の
部分には、ドライブプーリ−24による張力が作用して
いる。
イドルプーリー21との間ではベルトの伸縮をキャンセ
ルするためのたるみを持たせてあるが、アイドルプーリ
ー21から炉内を経てドライブプーリ−24に至る間の
部分には、ドライブプーリ−24による張力が作用して
いる。
この張力はベルト30の自重およびその上に載る成形体
の重量に基づくベルトと炉床との摩擦抵抗と、各部に生
じる伝達ロス等との総和であって、しかも炉内の温度が
銅系の場合で800゜C前後、鉄系の場合1100゜C
前後の高温であることと相俟って、ベルトに対して相当
の負荷となる。
の重量に基づくベルトと炉床との摩擦抵抗と、各部に生
じる伝達ロス等との総和であって、しかも炉内の温度が
銅系の場合で800゜C前後、鉄系の場合1100゜C
前後の高温であることと相俟って、ベルトに対して相当
の負荷となる。
焼結炉用のメッシュベルトは、このような高温高負荷の
下で長期間の連続稼動に耐えうろことが要求され、これ
は、必然的に、メッシュベルトを構成する線材を太くす
ることになる。
下で長期間の連続稼動に耐えうろことが要求され、これ
は、必然的に、メッシュベルトを構成する線材を太くす
ることになる。
その一例として、中規模の炉においては、通常コイルの
線径L2mm以上、力骨の線径1.5關以上のベルトが
用いられている。
線径L2mm以上、力骨の線径1.5關以上のベルトが
用いられている。
このように、ベルトの構戒線材が太くなれば、その編み
目も当然に粗いものになる。
目も当然に粗いものになる。
これは、ベルトの強度保持上止むを得ないことではある
が、その影響として、焼結された或形体の下面tつまり
ベルトとの接触面に編み目の跡を残すという問題を生じ
る。
が、その影響として、焼結された或形体の下面tつまり
ベルトとの接触面に編み目の跡を残すという問題を生じ
る。
この跡は焼結体の材質が銅系の場合とくに著しく、商品
価値を低下させ、ひいては、修正加工を要することにも
なる。
価値を低下させ、ひいては、修正加工を要することにも
なる。
この網目跡を予防するには、メッシュベルトの上に耐熱
材の平板または60メッシュ程度以下の目の細かな金網
を敷き、その上に成形体を載せることにすればよいので
あるが、この作業は手間がかかる上に自動化し難いので
、メッシュベルト炉により自動化・省力化を行なおうと
する意図に添わない。
材の平板または60メッシュ程度以下の目の細かな金網
を敷き、その上に成形体を載せることにすればよいので
あるが、この作業は手間がかかる上に自動化し難いので
、メッシュベルト炉により自動化・省力化を行なおうと
する意図に添わない。
そこで本発明は、メッシュベルト30のループの外側に
網目の細かなエンドレス金網ベルト40を巡らせること
によって、上述した従来の焼結炉における問題点を解消
したものである。
網目の細かなエンドレス金網ベルト40を巡らせること
によって、上述した従来の焼結炉における問題点を解消
したものである。
以下本発明を第2図に示す実施例によって説明すると、
炉体10、プーリー20およびメッシュベルト30を具
える基本構造は従来の炉と同様であって、ただ、メッシ
ュベルト30の外側にもう一本の金網ベルト40を具え
る点が異なっている,そしてこの金網ベルト40は、炉
の入口に位置するアイドルプーリー21と炉の出口に位
置するアイドルプーリー22との間では既設のメッシュ
ベルト30に重なり、その上に載る成形体によってメッ
シュベルト30に押し付けられ、その移動につれて、こ
れと一緒に移動する。
炉体10、プーリー20およびメッシュベルト30を具
える基本構造は従来の炉と同様であって、ただ、メッシ
ュベルト30の外側にもう一本の金網ベルト40を具え
る点が異なっている,そしてこの金網ベルト40は、炉
の入口に位置するアイドルプーリー21と炉の出口に位
置するアイドルプーリー22との間では既設のメッシュ
ベルト30に重なり、その上に載る成形体によってメッ
シュベルト30に押し付けられ、その移動につれて、こ
れと一緒に移動する。
一方、アイドルプーリー22以後炉体10の下側をアイ
ドルプーリー21迄戻る間においては、金網ベルト40
は、基本的には自然の垂下に任せられ、メッシュベルト
30とはなるべく分離していることが望ましい。
ドルプーリー21迄戻る間においては、金網ベルト40
は、基本的には自然の垂下に任せられ、メッシュベルト
30とはなるべく分離していることが望ましい。
とくに、ドライブプーリー24とテンショナ−25との
間を通過することは避ける必要がある。
間を通過することは避ける必要がある。
さもないと、この金網ベルト40はその線材が細く柔ら
かいために傷み易く、また、メッシュベルト30の網目
なりに変形してしまい、焼結体の網目跡を防ぐ効果が失
われることになる。
かいために傷み易く、また、メッシュベルト30の網目
なりに変形してしまい、焼結体の網目跡を防ぐ効果が失
われることになる。
なお、この金網ベルト40は張力を直接受けることはな
いので、その線径の選択に際して強度を考慮する必要は
なく、専ら焼結体に網目跡を残さないことを主眼として
選定すればよい。
いので、その線径の選択に際して強度を考慮する必要は
なく、専ら焼結体に網目跡を残さないことを主眼として
選定すればよい。
その目安としては、厳密には焼結体の単位面積当りの重
量および材質によって多少異なるが、おおむね60メッ
シュ程度以下の細目の金網であれば汎用可能である。
量および材質によって多少異なるが、おおむね60メッ
シュ程度以下の細目の金網であれば汎用可能である。
以上説明したように、本発明の炉は、従来の炉をそのま
ま基にして容易に改造することができ、その取り扱いも
従来と全く同様であって、即ち、格別の設備投資および
手間を要することなく製品の歩留りを向上させる点で、
簡単な改造ではあるけれども、それによる利益は犬なる
ものがある。
ま基にして容易に改造することができ、その取り扱いも
従来と全く同様であって、即ち、格別の設備投資および
手間を要することなく製品の歩留りを向上させる点で、
簡単な改造ではあるけれども、それによる利益は犬なる
ものがある。
第1図は従来の焼結炉を説明する図面、第2図は本発明
に係る焼結炉を説明する図面である。 10・・・・・・炉体、21〜23・・・・・・アイド
ルプーリ、30・・・・・・メッシュベルト、24・・
・・・・ドライブプ−IJ−、40・・・・・・細目金
網ベルト、25・・・・・・テンショナー。
に係る焼結炉を説明する図面である。 10・・・・・・炉体、21〜23・・・・・・アイド
ルプーリ、30・・・・・・メッシュベルト、24・・
・・・・ドライブプ−IJ−、40・・・・・・細目金
網ベルト、25・・・・・・テンショナー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炉の本体10およびその架台、成形体を搬送スルエ
ンドレスのメッシュベルト30およびこのベルトを支持
・駆動する複数のプーリーを具える粉末冶金用焼結炉に
おいて、エンドレスの細目金網ベルト40をメッシュベ
ルト30のなすループの外側に、且つ、ベルト30を駆
動するドライブプーリ−24とテンショナ−25との間
を通過しないように巡らせたことを特徴とする炉。 2 金網ベルト40として60メッシュ以下の細目の網
を用いた特許請求の範囲第1項記載の炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5509279A JPS5847443B2 (ja) | 1979-05-05 | 1979-05-05 | 粉末冶金用焼結炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5509279A JPS5847443B2 (ja) | 1979-05-05 | 1979-05-05 | 粉末冶金用焼結炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55148702A JPS55148702A (en) | 1980-11-19 |
JPS5847443B2 true JPS5847443B2 (ja) | 1983-10-22 |
Family
ID=12989084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5509279A Expired JPS5847443B2 (ja) | 1979-05-05 | 1979-05-05 | 粉末冶金用焼結炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847443B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61209724A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ロ−ラレベラ |
JPH0327332B2 (ja) * | 1984-07-30 | 1991-04-15 | Katsuhiro Yoshe | |
JPH0440835Y2 (ja) * | 1986-08-29 | 1992-09-25 | ||
JPH09503706A (ja) * | 1994-12-30 | 1997-04-15 | ガーバー システムズ コーポレーション | ワークピースの位置決め装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5242156A (en) * | 1992-04-03 | 1993-09-07 | Can-Eng Holdings, Ltd. | Dual belt furnace |
JP6504501B2 (ja) * | 2015-06-24 | 2019-04-24 | 住友電工焼結合金株式会社 | メッシュベルト式連続焼結炉、及び焼結体の製造方法 |
CN106247794B (zh) * | 2016-07-29 | 2019-04-05 | 中国电子科技集团公司第四十八研究所 | 一种链式烧结炉输送装置 |
-
1979
- 1979-05-05 JP JP5509279A patent/JPS5847443B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0327332B2 (ja) * | 1984-07-30 | 1991-04-15 | Katsuhiro Yoshe | |
JPS61209724A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ロ−ラレベラ |
JPH0440835Y2 (ja) * | 1986-08-29 | 1992-09-25 | ||
JPH09503706A (ja) * | 1994-12-30 | 1997-04-15 | ガーバー システムズ コーポレーション | ワークピースの位置決め装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55148702A (en) | 1980-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5847443B2 (ja) | 粉末冶金用焼結炉 | |
GB1420576A (en) | Conveying devices | |
US3985225A (en) | Chain conveyor with support chain | |
EP0778122A3 (en) | Method and apparatus for shaping honeycomb core | |
SU1168087A3 (ru) | Устройство дл электромагнитного лить полосы (его варианты) | |
RU93049263A (ru) | Способ изготовления горячекатаной стальной ленты и установка для его осуществления | |
JP2017009227A (ja) | メッシュベルト式連続焼結炉、及び焼結体の製造方法 | |
JPS55131134A (en) | Method and apparatus for direct heat treatment of steel wire material | |
US5223019A (en) | Method and apparatus for sintering operation | |
JPH0339424A (ja) | 焼結原料層の通気度制御方法 | |
JPS6164862A (ja) | 連続伸線焼鈍メツキ方法および装置 | |
CN1084649C (zh) | 带铸造设备 | |
CA2203097A1 (en) | Heat treating furnace and method | |
US3281290A (en) | Open coil annealing | |
ES279978U (es) | Tamiz de espirales para maquinas de fabricacion de papel. | |
US5086826A (en) | Apparatus for the after-cooling and coiling of cast metal strips | |
US2583046A (en) | Apparatus for heat-treating bimetallic strip material | |
SU411284A1 (ja) | ||
SU866384A1 (ru) | Устройство дл загрузки окатышей | |
SU816697A1 (ru) | Устройство дл термической обработкифЕРРиТОВыХ издЕлий | |
FR2434770A1 (fr) | Transporteur a bande sans fin pour marchandises chaudes | |
SU727698A1 (ru) | Способ сушки окатышей из концентратов | |
SU759233A1 (en) | Furnace for heat treating of ferrite articles | |
SU971900A1 (ru) | Способ термической обработки окатышей из окисленных концентратов | |
SU1090493A1 (ru) | Машина непрерывного лить с ленточными формами |