JPS5847357B2 - 筆記具用ペン体 - Google Patents

筆記具用ペン体

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JPS5847357B2
JPS5847357B2 JP50056693A JP5669375A JPS5847357B2 JP S5847357 B2 JPS5847357 B2 JP S5847357B2 JP 50056693 A JP50056693 A JP 50056693A JP 5669375 A JP5669375 A JP 5669375A JP S5847357 B2 JPS5847357 B2 JP S5847357B2
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信行 大竹
康三 安藤
博信 堀
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TOKYO BOSHI KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K1/00Nibs; Writing-points
    • B43K1/12Writing-points comprising fibres; Felt pads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K7/00Ball-point pens
    • B43K7/10Arrangements for feeding ink to the ball points
    • B43K7/105Feed bars
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2913Rod, strand, filament or fiber
    • Y10T428/2929Bicomponent, conjugate, composite or collateral fibers or filaments [i.e., coextruded sheath-core or side-by-side type]
    • Y10T428/2931Fibers or filaments nonconcentric [e.g., side-by-side or eccentric, etc.]

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  • Pens And Brushes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、マーキングペン、サインペン、水溶性ボール
ペン等の筆記具に使用する合成樹脂製のペン先、または
筆記要素(以下、これをペン体と略称する)に関するも
のである。
良く知られているように、一般にこの種の筆記具用ペン
体は、その内部に種々の横断面形状の微細孔を有.し、
この微細孔の毛細管作用により、ペン体内部にインキを
貯蔵したり、筆記時にペン体内部よりインキを導出させ
てL・る。
この種の筆記具用ペン体として、合戒樹脂フィラメント
からなる棒状芯体の少くとも一端をペン先、すなわち筆
記端に適するように尖鋭に研削したものは、従来より広
く使用されている。
また、かかる型式のペン体であって、その横断面におい
てフィラメントにより限定される細隙が、ペン体を長手
方向に貫通し、インキ導通路を形成する構成のペン体が
既に知られている(特公昭49−2132号、実公昭4
9−40246号、特公昭55−49000号等参照)
かかる構成のペン体は、一般に熱可塑性合成樹脂により
全体に硬い成形物として成形され、これにより筆記時に
筆圧により生ずるペン先、すなわちペン体の筆記端のた
わみは極めて小さく抑えられるので、細字用ペン体とし
て好適である。
しかしながら、この構成のペン体には、ペン体として最
も重要な横断面中心部の構造の不備に起因する種々の不
具合がある。
これらの不具合を例示すれば次のとおりである。
(1) 横断面に形成されている毛細管作用をなすた
めの細隙の総延長(いわゆるぬれ縁)が、ペン体の断面
積に対して極めて小さい比率しか有していない。
つまり、ペン体の内部空隙でインキと接触する面積が小
さいために、ペン体が接続されたインキ貯蔵体から供給
され、ペン体の一端から他端に向けて毛細管作用によっ
て移動するインキの量、いわゆるペン体のインキ保有量
が少ない。
(2)毛細管作用によるインキの移動量を匍脚するため
に、ペン体横断面における細隙構造は、筆圧に耐える限
度内で出来るだけ亘って多数の細隙が配置されると共に
隣接する各細隙が相互に関連して機能する配置とするの
が望ましい。
また、これと同時に、インキに含有される溶媒、染料分
子等が通過しうる限度内で、無限小に近いクサビ形状毛
細管壁が形成されている必要がある。
これに対して、従来のペン体でこれらの技術的課題を同
時に満足した構造のものは今まで提案されていない。
すなわち、従来のペン体の構造では、インキの移動量を
適切に制御することが極めて困難である。
(3)ペン体を各種用途に適応させるにあたり、従来の
ペン体横断面構造は極めて限定された用途にしか適応で
きない。
一般に、液体のインキを使用する筆記具は次のように分
類できる。
■ 文書(細字、中字、太字)用筆記具 ■ スケッチまたは絵画用筆記具 ■ 有機溶媒インキを使用した速乾性筆記具これら各種
の筆記具においては、特に■に記した筆記具のように筆
記線の太さを用途に応じて異らせるために、当業者間で
は衆知のごとく、ペン体の筆記端の太さ、弾性特性を変
えると共に、ペン体構造の設計にあたり用途に応じた量
のインキがペン体筆記端より紙面に導出されるようにす
る必要がある。
しかしながら、従来のペン体では、同一の設計理念にも
とづいたペン体の構造が任意の用途に適応できるとは言
いがたい。
そして、用途に応じて、ペン体の構造自体を全面的に変
更しなげればならない。
本発明の目的は、前述したような不具合を解決し、筆記
具の用途に応じて最適な内部空隙構造、弾性特性、イン
キ導出量を同時に提供しうるペン体を提案するにある。
本発明の他の目的は、僅かの変更を加えるのみで前述し
た各種用途に対応するペン体を容易に設計できる極めて
設計自由度が高いペン体の基本的構造を提案するにある
このような目的を達成するために、本発明によるペン体
は、その横断面において、 囚 ペン体の外周縁部を形成する環状部材;(8)該環
状部材の内縁部よりペン体内方に向けて突出し、相互に
適度の隙間を隔てて隣接配置された複数本の幹状部材:
ならびに、 ○ 該幹状部材の少くとも2個からその側方に向けて突
出する枝状部材; を具え、 ■ 前記幹状部材および枝状部材により立木状突出片を
形成するとともに該突出片を前記ペン体の中心に対し倍
数軸対称に配置し: ■ さらに、前記突出片は相互間に、あるいは前記突出
片と前記幹状部材との間にインキ導通路となる細隙が残
されるように配置したことを特徴とする。
更に詳述すると、本発明によるペン体の特徴とするとこ
ろは、幹部材および枝部材がクザビ状もしくはV字形状
の凹溝となる連珠状縁部を有し、それぞれ後述する各種
の突出形態を有し、これらを適宜組合わせて1種以上の
立木状突出片を形或し、これらの突出片を横断面におけ
るペン体の中心を回転軸線として幾何学的倍数軸対称構
造を形成し、ペン体横断面における細隙の分布を容易に
一様化できるようにした点にある。
上述した倍数軸対称となるペン体の横断面構造は本発明
の範囲内で種々の形態とすることができる。
立木状突出片、ならびにこれを形成する幹および枝部材
の各突出形態等を以下に示す表1a、■bの各因子およ
びその水準の組合わせにより決定することにより、ペン
体の横断面形状として、枝状部材を末端部において対向
させたもの、側壁部において対向させたもの、幹状部材
と組合わせたもの等、きわめて多種類の配置構成が容易
に得られ、したがってペン体を極めて容易に前述した各
種の用途に適応させることができる。
なお、因子および水準は、ここでは通常実験計画法にお
いて使用される意味において使用するものとする。
上述したように種々の構成形態を有する本発明のペン体
によれば、次のような利点が得られる。
(1)ペン体の横断面において、複数個の幹状部材およ
びこれより突出する枝状部材により形成される立木状突
出片を倍数軸対称に配置するので、■ ペン体内部の細
隙壁を形成する異形合或樹脂フィラメント状の各部材を
規則的に、したがって均一に配列することが可能である
■ また、そのために、所要の特性を有するペン体を容
易に設計でき、ペン体の製造に使用するダイスより容易
に加工できる。
■ これに対し、前述したように従来のペン体は極めて
限定された用途に対応するだけであり、しかも特定の用
途を満足するペン体の設計は試行錯誤的になされる困難
なものである。
(2)ペン体の横断面において、倍数軸対称に配置構成
された複数の幹状部材および枝状部材が多数の連珠状縁
部を有しているので、 ■ ペン体内部に毛細管作用の強力なクサビ形もしくは
V形の軸線方向溝が多数形成される。
■ ペン体の横断面における細隙が、中心から環状部材
に向けて延在するに伴ない、その内壁面に?i5多数の
もしくは多数の細隙として配置可能となり、中心部の放
射状突出片の数を増加させる必要がない。
■ したがって、ペン体全体が均一な毛細管作用を生ず
るので、安定したインキ導通量が得られる。
■ また、ペン体内部のインキ保有量・保持力が増加す
る。
(3)ペン体がインキを貯蔵するリザーバとの間で毛細
管作用を生ずる範囲内で、前記各因子を変化させ、これ
によりインキの物理的・化学的特性に適したペン体細隙
構造を選択することができるので、 ■ 同一インキでインキ導出量の異るペン体が得られる
■ また、各種用途のインキに応じて適当なインキ導出
量を与えるペン体が得られる。
(4)ペン体横断面において、幹状部材および枝状部材
の各部寸法を変化させたり、あるいは幹状部材相互間を
接合して各種の強度、可撓性を有するペン体構造を選択
できるので、 ■ 各種用途の筆記具に対し最適な筆記特性を持つペン
体構造が得られる。
■ 特に、ペン体の可撓性は筆記感に影響をおよぼすの
で、所望の筆記感を持つペン体の構造も得られる。
本発明によるペン体を製造するに際しては、従来既知の
繊維紡出用のノズルを使用することができる。
このノズルにより、所望の断面形状を持つ物品を成形で
きることは当業者間には衆知である。
以下、本発明を図而および実施例について説明する。
第1a図、第1b図は、本発明によるペン体を具える筆
記具の縦断面図である。
第1a図において、筆記具の軸筒1の一端には適当な取
付金具2が嵌合されている。
そのかわりに、軸1に対し金具2をねじ込む構或として
も良い。
この金具2は中心に軸線方向の孔を有し、この孔内にペ
ン体3が配置される。
金具2の軸筒1内に位置する適当な部位に矢印P方向の
力を加えて金具2を変形させ、これにより金具2に対し
ペン体3を固定することができる。
軸筒1内には、インキの充填されたリザーバ4を配置す
る。
ペン体3の軸筒1内に位置する端部、すなわち筆記端と
はならない端部をリザーバ4内に差込み、リザーバ4内
のインキがペン体3を経て筆記すべき箇所、例えば紙面
に供給しうるように配置する。
なお、軸筒1には空気孔5を形成し、気温の上昇に起因
して軸筒1の内圧が高まる結果インキがペン体3かも外
部にあふれることがないようにしておく。
取付金具2を使用するかわりに、軸筒1の端部にペン体
3を直接固定する構成としても差{一つかえないことは
言うまでもない。
本発明によるペン体3は、単に筆記要素とl〜でのみな
らず、インキ導出要素としても使用することができる。
第1b図は、このような例を示すものである。
この例において、ペン体3の先端部を凹形状に研削し、
この凹形状先端部で球6を支持する。
これとともに、金具2の先端部をかしめて、球6が脱落
しないようにする。
この場合、ペン体3は球6の受けとして、またインキ導
出要素としても作用する。
したがって、筆記具の構造を簡素化でき、生産性も向上
できる。
なお、この筆記具は、水性インサを使用するボールペン
に適用可能である。
i2a図ないし第2d図は、本発明によるペン体3の側
面図である。
図示のとおり、ペン体3は通常は一力の端部3a〜3d
が筆記端として先鋭に研削されている。
第2a図のペン体3は、その他方の端部3a′も筆記端
と同様に研削されている。
第2b図のペン体3は、両端部3b,3b’の形状は第
2a図の例の場合と同様である。
さらに、このペン体30両端部間の[七直径部分には前
後1対の環状溝γ,7′が形成されている。
ペン体3を軸筒1に装着するために、軸筒1の先端部内
周に突条(図示せず)を形成し、この突条を環状溝7,
7′と係合させる。
したがって、この場合に取付金具2は不要である。
第2c図のペン体3は、リザーバ4内に挿入される端部
3c′が筆記端3cと異り、比較的細長く延長された形
状を有する。
これにより、ペン体3とリザーバ4との有効接触面積が
増加され、インキを一様に、しかも定常的に導出させろ
ことが可能となる。
第2d図のペン体3は、両端面3d,3d’の形状が第
2c図の場合とほぼ同一である。
さらに、筆記端3dの後方に環状肩部8が設けられ、こ
の肩部8がペン体3を軸筒1に装着する際のストッパー
として作用する。
第3図ないし第9図は本発明によるペン体の種種の実施
例を示す横断面図である。
第3図は本発明によるペン体3の第1実施例を示す。
このペン体3は外周部に環状部材11を有する。
この環状部材11によりペン体3の外周縁部を形或する
ペン体3は、全体を合成樹脂の異形断面フィラメント状
に成形する。
したがって、環状部材11の内縁部は、各フィラメント
が部分的に結合した状態での包絡線に対応する異形断面
の連珠状をなしている。
環状部材11の内縁部より、ペン体3の中心に向けて幹
状をなす部材12を4本突出させる。
これらの幹状部材12を相互に適度の隙間を隔てて隣接
配置する。
幹状部材12も、環状部材11の内縁部と同様に、連珠
状断面を有する。
各幹状部材12から、その両側方に向けて枝状の部材1
3a ,1 3b ,1 3’a ,1 3’bを突
出させろ。
これらのうち、後述するように関連する部材相互間の配
列上、枝状部材13aは直線状をなし、また他の枝状部
材13b,13’a ,13’bはほぼL字形状に曲折
した形状を有する。
なお、枝状部材1 3a ,1 3 b + 1 3’
a ,1 3’bも、前述と同様に連珠状断面を有する
本実施例においては、ペン体3全体の直径を約3朋、ま
たペン体の各部材を構成するフィラメントの直径を約Q
.14mmとする。
フィラメントの材質は高密度ポリエチレンである。
幹状部材12と枝状部材13a,13b,1 3’a
, 1 3’bとにより2種の立木状突出片14,14
′を形成する。
これらの立木状突出片14,14′の頂部14a,14
’aをペン体3の中心において対向配置する。
各立木状突出片14.14’はそれぞれ左右対称に形成
し、相互に隣接する立木状突出片1 4 , 1 4’
は異る形状の枝状部材13a,13b,13’a,13
’bを有する。
このために、幹状部材12は4倍軸対称に配置してある
が、立木状突出片1 4 , 1 4’自体は2倍軸対
称をなしている。
立木状突出片14は、更に、インキ導通路となる入海状
の細隙15を残して相互に交錯させて配置する。
細隙15の幅は、平均約0.15朋程度とする。
本実施例のペン体3は、内部に比較的大きな幅を有し毛
細管として作用する細隙15が均一に分布されている。
また幹状部材12および枝状部材13a,13b,13
’a,13’bの突出長が大きく、しかもこれらが同じ
大きさのフィラメントで形成されている。
したがって、弾力性に富み柔軟な筆記感が得られ、粒子
の大きな顔刺インキを、っまりを生ずることなく、容易
に導出させること力祐丁能である。
このペン体3は、速乾性の顔料インキを使用するペイン
トペンのペン体として適当である。
第4図は本発明によるペン体3の第2実施例を示す。
本実施例においては、3個の立体状突出片24を、ペン
体3の中心においてそれぞれの頂部24が対向するよう
に配置する。
突出片24の幹状部材22は、第1実施例の幹状部材1
2とほぼ同一のものが2本1組で互に平行に配置され、
かつそれらが頂部24aで架橋交絡され、内部に幹状部
材22で包囲された細隙25′を有する。
幾分特有な形態をなしている。
突出片24の枝状部材23a〜23cは左右非対称な弧
状をなし、そのため隣接する突出片24は全て同一形状
とすることができる。
突出片24が3倍軸対称性を有することは言うまでもな
い。
本実施例において、ペン体3の直径は約12mm、フイ
ラメンl・はポリアセタールで、その直径は約0.05
朋、細隙25の幅は約0.051nrItである。
本実施例のペン体3は、内部に毛細管作用の強力な細隙
25,25’が均一に分布されており、中空状の幹状部
材22および突出長の長い枝状部材23を有するので、
弾力性に富み、しかも通常の筆圧変化により筆記線の太
さが変化する。
このため、有機溶媒を含有する速乾性インキを使用する
、オーバーヘッドプロジェクター用筆記具のペン体とし
て、また中細字用筆記具のペン体としても適当である。
第5図は本発明によるペン体3の第3実施例を示す。
本実施例においては、4個の等しい長さを有する幹状部
材32を、ペン体3の中心においてそれぞれの頂部32
aが対向するように配置する。
これらの幹状部材32から、ペン体3の環状部材31に
向けて左右対称に枝状部材33a,33bを突出させる
さらに、相互に隣接する幹状部材32の比較的長い枝状
部材33aの相互間に、これらの幹状部材32より幾分
短い長さを有する幹状部材32′を、やはり4個1組と
して、環状部材31よりペン体3の中心に向けて突出さ
せる。
またさらに、それぞれの幹状部材32の比較的長い枝状
部材33aと比較的短い枝状部材33bとの間に、上記
幹状部材32′よりさらに短い長さを有する幹状部材3
2”を合計8個、やはり環状部材31よりペン体3の
中心に向けて突出させる。
このペン体3は、幹状部材32と枝状部材33とにより
形或される立木状突出片34を観察すれば明らかなよう
に、4倍軸対称性を有する。
本実施例において、ペン体3の直径は約2朋、フィラメ
ントはポリアセタールで、その直径は約0. 0 8
mm,細隙35の幅は約0.05mmである。
本実施例のペン体3は、内部に毛細管作用の大きな細隙
35が極めて均一に分布されているので、ペン体横断面
全体にわたって一様な毛細管作用が得られる。
また、幹状部材32および/または枝状部材33と幹状
部材32′および3γと1錯配置構造のバランスが良好
であるから、通常の筆圧下で適度の強力性を有する。
このため、水性ボールペン、中字用筆記具等のペン体と
して適当である。
第6図は本発明によるペン体3の第4実施例を示す。
本実施例においては、3個の等しい曲折した幹状部材4
2を、それぞれの頂部44aがペン体3の中心から偏心
した位置において対向するように配置する。
これらの幹状部材42には左右非対称をなす枝状部材4
3a〜43eを突出させる。
それらのうち、1つの枝状部材43aは、その幹状部材
42と環状部材41との接合点に向けてほぼL字形状に
折曲げられた形状を有する。
また枝状部材43bの頂点をペン体3の中心において正
3角形をなす位置で対向させる。
さらに、これらの枝状部材43bが各辺のほぼ中点をな
す、より大きな正3角形の各頂点に枝状部材43cの各
頂点を配置する。
枝状部材43cと、これにほぼ平行に突出する枝状部材
43dとの間に隣接する突出片44の頂部44aを入組
ませる。
立木状突出片44と環状部材41との接合点から更に、
この突出片44の枝状部材43aとほぼ平行をなし、か
つ隣接する突出片44の枝状部材43eと対向する幹状
部材42′を突出させる。
このペン体3が3培軸対称性を有することは言うまでも
ない。
本実施例において、ペン体3の直径は約2朋、フィラメ
ントはナイロンで、その直径は約0.08朋、細隙45
0幅は約0.05〜0.15mmである。
本実施例のペン体3は、内部に特異な形態を有する細隙
45がペン体横断面の全体にわたって拡がっている。
また幹状部材42を折線状または腕状に配置することに
より、幹状部材の延長を大きくすることが可能となる。
このペン体3は極めてしなやかな弾力性を有するので、
太字用筆記ペン、スツチペン等のペン体として適当であ
る。
第7図は本発明によるペン体3の第5実施例を示す。
本実施例においては、環状部材51よりペン体3の中心
に向けて3個の幹状部材52を突出させる。
これらの幹状部材52には、左右対称な形状の枝状部材
53a〜53cを突出させる。
環状部材51より更に、ペン体3の中心に向う3個の幹
状部材5zを突出させる。
幹状部材52′は幹状部材52よりやや短かく、その頂
点52′aが形成する正3角形の各辺の中点に幹状部材
52の各項点52aが位置する構成とする。
この幹状部材52′にも枝状部材5 3’a , 5
3’bを左右対称に突出させる。
環状部材51からは更に、互に隣接する幹状部材52,
52’間に短い幹状部材52多突出させ、その頂点5γ
aに左右対称な枝状部材53″を接続させる。
したがって、本例のペン体3では、3種の異る立木状突
出片54,54’,54“が形威される。
これらの各突出片54,54’,54“が相互に極めて
入組んだ形状の細隙を介して交錯していることは図示の
とおりである。
このペン体3は3倍軸対称性を有する。
本実施例において、ペン体3の直径は約2.5朋、フィ
ラメントはポリプロピレンで、その直径は約0.1朋、
細隙550幅は約0.05〜0.1朋である。
本実施例のペン体3は、内部に毛細管作用の強力な幅を
もった細隙55が均一に分布しており、このためにペン
体横断面全体にわたり一様な毛細管作用が得られる。
また、立木状突出片54,54’,54“の交錯配置状
態が良好であるので、通常の筆圧下で適度の弾力性を有
する。
このペン体3は、太字用筆記ペン、学童用絵画ペン等の
ペン体として適当である。
第8図は本発明によるペン体3の第6実施例を示す。
本実施例においては、環状部材61よりペン体3の中心
に向けて3個の幹状部材62を突出させ、これらを中心
において相互に接合する。
これらの幹状部材62には左右対称な枝状部材63a,
63bを突出させる。
これらの幹状部材62相互間に、幾分長さが短い3個の
幹状部材62′を環状部材61から突出させ、これらの
幹状部材62′には左右対称をなし、前記枝状部材63
a t 63bの間に位置する枝状部材63′を突出さ
せる。
環状部材61からは更に、幹状部材62,62’間に短
い幹状部材6 2”が複数個ペン体3の半径方向内方に
突出する。
このペン体3は3倍軸対称性を有する。
本実施例において、ペン体3の直径は約2. 5 mm
、フィラメントはポリアセタールで、その直径は約0.
1朋、細隙650幅は約0.0 5 〜0.0 7mm
である。
本実施例のペン体3は、幹状部材62および62′と枝
状部材6 3 a ,6 3 bおよび6ごとにより立
木状突出片64,64’が形成され、そのうちの突出片
64が相互にペン体3の中心において接続されている。
したがって、適度の弾力性と剛性とが得られる。
このペン体は細字用筆記ペン等のペン体として適当であ
る。
第9図は本発明によるペン体3の第7実施例を示す。
本実施例においては、環状部材71よりペン体3の中心
に向けて6個の幹状部材72を突出させ、これらを第6
実施例の場合と同様にペン体3の中心において相互に接
合する。
これらの幹状部材72には左右対称な枝状部材73a
,73bを突出させる。
これらの幹状部材72相互間に、幾分長さが短い6個の
幹状部材72′を環状部材71から突出させ、これらの
幹状部材72′にも左右対称をなし、前記枝状部材7
3a , 7 3b”の間に位置する枝状部材73′を
突出させる。
以上の構或は前述した第6実施例の場合と、幹状部材の
数が異る点を除いては同一である。
本実施例のように、中心近傍に達する幹状部材の数が多
い場合でもペン体3の横断面中心部に微細な空隙75を
形成する場合には、幹状部材72,72’を形成するフ
ィラメントの直径を中心部側において外周側より小さく
することが望ましい場合もある。
本実施例において、ペン体3の直径は約2.0朋、フィ
ラメントはポリアセタールで、その直径は約0.05朋
〜0.10朋、細隙750幅は約0.03朋〜0.08
mmである。
なお、このペン体3は6培軸対柏例ヨを有する。
本実施例のペン体3は、立木状突出片74,74′を形
成するフィラメントの直径を、ペン体3の中心部におい
て小さくしているために立木状突出片を多数密接に配置
できる。
したがって、適度の剛性が得られると共に、インキの保
持力・保有量が増加する。
このペン体は、カーボンコピーを取る場合に用いる細字
用筆記ペン等のペン体として適当である。
【図面の簡単な説明】
第1a,Ib図は本発明によるペン体を具える筆記具の
縦断面図、第2a〜2d図は本発明によるペン体の種々
の側面図、第3図ないし第9図は本発明によるペン体の
種々の実施例を示す横断面図である。 3・・・・・・ペン体、11 ,21 ,31 ,41
,51,61 , 71・・・・・・環状部材;12,
22,32,32’,32“,42,42’,52,5
2’,52“,62 . 62’, 62″, 72
, 72’・・・・・・幹状部材;13a , 13b
, 1 3’a , 13’b , 23a 〜2
3c ,33a ,33b ,43a〜4 3e ,5
3a , 53b , 53’a , 53’b ,
53“・・・・・・枝状部材;14,24,34,44
,54,54’,54“,64,64’,74,74′
・・・・・・立木状突出片15,25,25’,35,
45,55,65,75・・・・・・細隙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂フィラメントから成る棒状芯体であって、
    その横断而において前記フィラメントにより限定される
    細隙が、前記芯体を長手方向に貫通し、インキ導通路を
    形成する筆記具用ペン体において、該ペン体は、その横
    断而において、 囚 ペン体の外周縁部を形成する環状部材:■ 該環状
    部材の内縁部よりペン体内方に向けて突出し、相互に適
    度の隙間を隔てて隣接配置された複数本の幹状部材;な
    らびに、 IQ 該幹状部材の少くとも2個からその側方に向け
    て突出する技状部材: を具え、 0 前記幹状部材および枝状部材により立木状突出片を
    形成するとともに該突出片を前記ペン体の中心に対し倍
    数軸対称に配置し: (8)さらに、前記突出片は相互間に、あるいは前記突
    出片と前記幹状部材との間にインキ導通路となる細隙が
    残されるように配置したことを特徴とするペン体。
JP50056693A 1975-05-15 1975-05-15 筆記具用ペン体 Expired JPS5847357B2 (ja)

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