JPS5846279B2 - シクロデキストリンを用いた油砂からの採油方法 - Google Patents

シクロデキストリンを用いた油砂からの採油方法

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JPS5846279B2
JPS5846279B2 JP56008412A JP841281A JPS5846279B2 JP S5846279 B2 JPS5846279 B2 JP S5846279B2 JP 56008412 A JP56008412 A JP 56008412A JP 841281 A JP841281 A JP 841281A JP S5846279 B2 JPS5846279 B2 JP S5846279B2
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sand
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    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G1/00Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal
    • C10G1/04Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal by extraction
    • C10G1/047Hot water or cold water extraction processes

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シクロデキストリンを用いて油砂から石油を
分離採取する新規な採油方法に関するものであり、更に
詳しくは、油砂と、シクロデキストリンと、水とを含む
混合物を攪拌して懸濁液となし、該懸濁液を放置又は遠
心分離して油層、水層及び砂層に相分離せしめ、前記油
層を分離採取するか、あるいは前記水層を前記混合攪拌
工程において再使用することから成る。
油砂からの採油方法において、シクロデキストリンが、
油砂に対して0.5〜10重量%であり、且つ水対油砂
の重量比が1〜7対1であることを特徴とする油砂から
の採油方法に関するものである。
従来、油砂からの採油方法として、高温、高玉の蒸気を
油砂中に圧入して石油を分離採取する。
いわゆる蒸気分離による層内採油法が知られ、また露天
掘の油砂からアルカリ水と熱によって石油を分離する方
法も知られているが、これらの方法は多量のエネルギー
を必要とするために経済的に極めて不利である。
また、最近、シクロデキストリンの包接能力を利用し、
シクロデキストリンによって油砂中の石油を包接化合物
化し、該包接化合物を分離して石油のみを分離採取する
方法が提案されている(特開昭55−133484号公
報参照)。
この方法は前記蒸気分離法より経済的にはすぐれている
が、石油とシクロデキストリンとの包接化合物を形成さ
せた後、この水不溶性包接化合物を遠心分離その他の手
段で分別し、これを温湯に投入するか、あるいは水蒸気
蒸留して石油を採取するものである。
このため、操作が煩雑で比較的長時間を要し、またその
煩雑さのゆえに油砂からの石油の抽出効率が低い(通常
60%程度)という欠点がある。
このように上記包接化合物を利用する方法は、収率、時
間及びコストの点から大規模生産には適さないものであ
る。
本発明者は、シクロデキストリンの特異な物理的特性、
すなわち、シクロデキストリンの有する界面活性作用と
、油砂中の砂と石油との分離を促進するような作用とに
注目し、シクロデキストリンを利用した油砂からの採油
方法について鋭意研究した結果、油砂と、油砂に対して
特定量のシクロデキストリンと、特定量の水とを含む混
合物を攪拌して得られる懸濁液を放置又は遠心分離する
ことにより油層が分離され、油砂から容易且つ高収率に
石油が採取されることを見出し本発明を完成するに至っ
た。
本発明は、油砂と、シクロデキストリンと、水とを含む
混合物を攪拌して懸濁液となし、該懸濁液を放置又は遠
心分離して油層、水層及び砂層lこ相分離せしめ、前記
油層を分離採取することから成る、油砂からの採油方法
において、シクロデキストリンが、油砂に対して0.5
〜10重量%であり、且つ水対油砂の重量比が1〜7対
1であることを特徴とするものである。
本願明細書において「油砂」とは、オイル・サンド或い
はタール・サンド、オイル・シエール、テーリング・ウ
ォーター・スラッジ等の、石油を含有するすべての砂岩
石を意味するものである。
これらの油砂中には通常数%〜数十%の油分が含まれて
いる。
タール・サンドは、通常6〜20重量%のクール分を含
む砂層であり、熱処理と若干の予備精製によって、普通
の原i’EIE(こ近いものが得られる。
オイル・シエールは、高品位のものでは20%以上の炭
化水素(シエール・オイル)を含むとされている。
また、テーリング・ウォーター・スラッジは前記蒸気分
離法によって石油を抽出した後の残渣で、通常、油分を
6〜10%含有しているとされている。
本発明方法において使用されるシクロデキストリンは、
D−グルコース分子がα−1,4結合によって環状に結
合した特殊のデキストリンで、その環状分子内部に直径
約6〜約io人の空洞を有し、種々の化合物を包接して
包接化合物をつくることが知られている。
このシクロデキストリンには、その分子を構成している
D−グルコース分子の数により数種のタイプに分れ、α
型(6個)、β型(7個)及びγ型(8個)の3種のも
のがよく知られている。
上記シクロデキストリンは、α−2β−2γ型のいずれ
のタイプも使用可能であり、またバチルス属に属する微
生物、例えばバチルス・マセランス(Bacil lu
s macerans )、バチルス・サーキュランス
(Bacillus circulans )、バチル
ス・メガテリウム(Bacil Ius megate
rium)やクレブジーラ(Klebsiel la
)属、ミクロコツカス属に属する微生物の生産するシク
ロデキストリン・グリコジルトランスフェラーゼと澱粉
との反応生成物であるシクロデキストリンでもよく、ま
た好アルカリ性細菌(ここで、好アルカリ性細菌とは、
酸性、中性では生育しないか、生育し難く、アルカリ性
によく生育するシクロデキストリン・グリコジルトラン
スフェラーゼ生産菌の総称である。
)の生産するシクロデキストリン・グリコジルトランス
フェラーゼと澱粉との反応生成物であるシフロブキス)
IJンを用いることができ、特に工業的に極めて有利
に製造し得る後者のシクロデキストリンを用いることが
好ましい(例えば、特公昭53−31.223号公報及
び特公昭52−43,897号公報参照)。
また、上記のようfこ結晶として採取されたシクロデキ
ストリンのみならずシクロデキストリンの結晶化工程で
得られるシフロブキスl−IJンを含有するろ液でもよ
く、また直接的に、上記微生物群から選ばれた微生物の
生産する酵素を澱粉lこ作用させて所定の含有濃度のシ
フロブキスl−1,Jン水溶液としてもよい。
この方法は、市販のシフロブキスl−IJンまたは別工
程で抽出されたシクロデキストリンを用いる場合番こく
らべ、経済的に極めて有利である。
例えば、後述の実施例4の如く、上記好アルカリ性細菌
の生産する酵素を直接澱粉に加えて酵素反応せしめて1
重量%相当のシクロデキストリン水溶液となし、これに
直接タールサンドを加えて作用させれば、シクロデキス
トリンを単離することなく連続的に一工程で本発明の目
的を達成することができる。
また、更にこれらの溶液はα−1β−1γ型シクロデキ
スI−IJンのいずれか、或いはこれら混合物を含有す
る場合も使用可能である。
油砂から石油を抽出する場合、前記特開昭55−133
484号公報記載の方法、すなわち、石油との包接化合
物を形成せしめ、該包接化合物を分離してからこの包接
化合物を分解して石油を採取する方法では、前記のとお
り、包接効率が低いことに加えて、包接化合物から石油
を分離採取する際の収率が低く、この方法は工業的に十
分なものではない。
本発明者は、シクロデキストリンの包接能力以外の特性
、すなわち、その界面活性に注目し、石油との包接化合
物を形成することなく油砂中に含まれる石油を直接分離
する方法を検討した。
まず、シクロデキストリン(β−シクロデキストリンを
使用した。
)と各種界面活性剤の1重量%の水溶液をつくり、油砂
に2倍量の該水溶液を添加し、混合攪拌して放置したと
ころ第1表に示される結果が得られた。
この表から、シクロデキストリンのみが油砂中の油分を
多量に分離浮上させることが明らかである。
本発明において、シクロデキストリンが油砂中の油分を
効率よく分離するメカニズムについては、なお不明の点
が多いが、一般的な界面活性剤が全く油分の分離能力を
示さないことから、シクロデキストリンの界面活性にの
み依存しているものとは考え難くその特異な物理的特性
に基づくものと考えられる。
本発明方法において、シクロデキストリンの使用量は油
砂中の油分含有量によっても異なるが、一般に油砂重量
に対して0.5〜10重量%の範囲特に、1〜6重量%
が好ましい。
第1図1こは、油砂(カナダ・アルバータ産、油分20
%)1重量部に対して、所定濃度のβ−シクロデキスト
リン水溶液2重量部を加え、50℃で60分間攪拌混合
して懸濁液とした後、100℃で5分間加熱処理したも
のを2,000rpffiで10分間遠心分離した場合
の石油の抽出率が示されている。
この条件においては、β−シクロデキストリン濃度1重
量%以上の水溶液を2重量部、換言すれば、油砂に対し
て2重量%以上のβ−シクロデキストリンを使用した場
合には、約90%の石油抽出率が達成されること、及び
、β−シクロデキストリン水溶液濃度を2重量%より高
くしても抽出率は90%を大きく超えることはないこと
がわかる。
一方、β−シクロデキストリン濃度が上記上限より高く
なると、石油分子がシクロデキストリンに包接されて、
沈降するので逆に抽出率は低下するに至り、また上記下
限より低くなると油砂からの石油の分離能が低下し、そ
の抽出率が低下するに至る。
前記のとおり、本発明方法において使用されるα−1β
−γ−シクロデキストリンは実質的(こ純粋なもの、す
なわち結晶に限られることなく、これらのデキストリン
の2種以上の混合物、あるいは、これらの1種以上を含
有するものも適宜使用することができる。
たとえば、バチルス属に属する微生物の生産するシクロ
デキストリングリコジルトランスフェラーゼを澱粉に作
用させてシクロデキストリンを生産する際にその中間生
成物として得られるような、シクロデキストリンを含有
する澱粉分解物、あるいは、該澱粉分解物からシクロデ
キストリンを結晶化させた後に濾過して得られるろ液も
、工業的に有利に使用できる。
このような澱粉分解物として市販されているもの(商品
名:セルデツクスCH−30(シクロデキストリン含有
率15重量%)、日本食品化工株式会社製)について、
前記β−シクロデキストリンの場合と同様の試験を行い
、第2図に示される結果を得た。
シフロブキスl−IJン含有澱粉分解物濃度40重量%
(油砂に対するシクロデキストリン濃度6重量%)にお
いて約80%の抽出率が得られる。
本発明方法においては、油砂に対する水分の重量比は、
油砂1に対して水1〜7、好ましくは水1.5〜5、最
も好ましくは水2である。
水分がこの範囲より少ないと混合攪拌が困難である上、
シクロデキストリンの包接化合物を形成し易くなり、ま
た水分がこれ以上多いと、装置が大型になって経済的に
不利である。
油砂、シクロデキストリン及び水は、混合容器にいかな
る順序で加えてもよく、あらかじめたとえばシクロデキ
ストリンを水に溶解しておいてもよい。
また前記澱粉分解物はそのまま用いることができる。
これらの混合物を攪拌して懸濁液とするが、この際、混
合物の温度、攪拌時間等の攪拌条件は混合物の量に合せ
て選択すればよく、特に制限はないが、一般的に、室温
〜80°C,0,5〜10時明程度、たとえば、50’
C11時間程度である。
かくして得られた懸濁液は、攪拌を止めて静置すると油
層、水層及び砂層の3層に相分離する。
この相分離工程は懸濁液を加熱及び/又は遠心分離する
ことにより促進される。
この際の加熱温度は80℃以上、特に100℃以上であ
るのが好ましい。
加熱時間は1〜30分間、たとえば5分間程度でよい。
上記の攪拌工程と相分離工程を組み合せることもできる
すなわち、攪拌しながら同時に80℃以上まで加熱し、
攪拌終了後そのまま静置するか遠心分離を行ってもよい
このようにして最上層に浮上分離した油層を常法tこよ
り分離採取すればよい。
上記本発明の工程の一例を以下のフローシートによって
示す。
上記工程により分離された水層には、シクロデキストリ
ンが溶解しているから、この水層はそのまま上記抽出工
程に再利用することができる。
この際水層を更に加熱処理、遠心分離して沈澱物を分離
除去し、必要によりシクロデキストリン及び/又は水を
補給すればよい。
この水層に新たに油砂を加えて上記工程を繰り返すこと
により本発明方法は、実質的に廃水を排出することなく
連続的に行うことができる。
この循環工程による油砂からの油分の抽出効率は第3図
に示されているように極めてすぐれており、約90%の
石油抽出率が維持される。
上記の如く水層を再利用する工程の一例を次のフロート
に示す。
以上のように、本発明はシクロデキストリンを用いた油
砂からの採油方法において、油砂中の石油とシフロブキ
スl−IJンとの包接化合物を形成させる工程を経るこ
となく、シクロデキストリンの界面活性作用等の包接能
力以外の特性を利用して油層、水層及び砂層の3層区分
を形成せしめ、該油層を分離採取することlこよって石
油をそのまS採取することを初めて可能としたものであ
り、且つ本発明の工程を循環させることによってシクロ
デキストリンを再利用し、高い抽出率をもって石油を連
続して採取し得る工業的採油方法を確立したものであっ
て、エネルギー資源の開発において本発明による利益は
極めて犬である。
以下に、本発明方法を実施例によって詳述する。
実施例 1 クールサンド(油分:20重量%)10gに1%(w、
’v)β−シクロデキストリン(セルデツクス)の水溶
液20m1を添加し、50℃で60分間混合攪拌(2,
00orpm) L/て懸濁液となし、次いでこの懸濁
液100℃、5分間、加熱処理した後、10分間遠心分
離(2,000r11m)すると、上層部に油層、中層
部に水層、下層部に砂層の3層区分が形成された。
上層部の油層をそのま\分離採取して石油1.78.!
9(抽出率89.0%)を得た。
実施例 2 実施例1で油層を分離した後、残部の水層を砂層から分
離して100℃、10分間加熱処理し、10分間遠心分
離(2,000rl)[11) (、て生じた沈澱層を
除去した。
残部の水層に1%(W/V )β−シクロデキストリン
の水溶液6.6mlとタールサンド10gを再び添加し
て以下、実施例1に記載の方法を繰り返すと、同様に油
層、水層及び砂層の3層区分が形成された油層を分離し
て石油1.83g(抽出率91.5%)を得た。
以下同様に残部の水層を処理し、β−シクロデキストリ
ンを補給して上記操作を繰り返した。
結果を第2表及び第3図に示す。
実施例 3 実施例1においてβ−シクロデキストリンの水溶液に代
えて40%(w、’v )のシクロデキスト’Jン含有
澱粉分解物〔商品名:セルデツクスCH−30(シクロ
デキストリン含有率15wt−%)〕11及び水10m
1を用いた他は、すべて実施例1と同様に処理し、石油
15g(抽出率75%)を得た。
実施例 4 澱粉1.5 % (W/V )液(pH10)1 lに
バチルス属/1617−1 (微工研菌寄第612号、
ATCC31007)の生産する粗酵素0.1 gを加
え、40℃で4時間反応させて1%(W/V)相当のシ
クロデキストリン水溶液(α10%、β:80%、71
20%)となし、これにタールサンド(油分20%)1
,001’を加えて常温で約10分間混合攪拌(1,0
0Orpm)する。
約10分間静置するか、または遠心分離(1,000r
11m)すると、上層部に油層、中層部に水層、下層部
に砂層が形成され、上層部の油層をそのま5分離採取す
ると、石油的190g(抽出率95%)が得られた。
比較例 タールサンド10g(油分=20%)に20%(W/V
)β−シクロデキストリン(セルデツクス)水溶液を2
0rul添如し、50℃で60分間混合攪拌(2,00
orp叱、次いでこれを100℃、5分間加熱処理した
後、10分間遠心分離(2,000rpりしても油層、
水層及び砂層の3層区分は形成されず、懸濁層と砂層に
分かれ、油はシフロブキスh IJン包接化合物として
砂層に沈降し、油分として上層には分離できなかった(
石油抽出率:0%)。
更に、上記シフロブキス) IJン包接化合物を遠心分
離して集め、水蒸気蒸留しても採取される石油は約1.
12.?(抽出率:56%)に過ぎなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図はβ−シクロデキストリン水溶液の濃度と石油抽
出率の関係を示すグラフであり、第2図はβ−シクロデ
キストリンを含有する澱粉分解物の濃度と石油抽出率の
関係を示すグラフであり、第3図はβ−シクロデキスト
リンの循環使用回数と石油抽出率の関係を示すグラフで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油砂と、シクロデキストリンと、水とを含む混合物
    を攪拌して懸濁液となし、該懸濁液を放置又は遠心分離
    して油層、水層及び砂層に相分離せしめ、前記油層を分
    離採取することから成る、油砂からの採油方法において
    、シクロデキストリンが、油砂に対して0.5〜10重
    量%であり、且つ水対油砂の重量比が1〜7対1である
    ことを特徴とする油砂からの採油方法。 2 攪拌が加熱下に行われる特許請求の範囲第1項に記
    載の方法。 3 相分離が加熱下に行われる特許請求の範囲第1項又
    は第2項のいずれか1項に記載の方法。 4 シクロデキストリンが、α−2β−1及びγ−シク
    ロデキスl−IJンから選ばれる特許請求の範囲第1〜
    第3項のいずれか1項に記載の方法。 5 シフロブキスI−IJンが、好アルカリ性細菌の生
    産するシクロデキストリン・グリコジルトランスフェラ
    ーゼと澱粉との反応生成物である特許請求の範囲第1〜
    第4項のいずれか1項に記載の方法。 6 油砂と、シクロデキストリンと、水とを含む混合物
    を攪拌して懸濁液となし、該懸濁液を放置又は遠心分離
    して油層、水層及び砂層に相分離せしめ、前記油層を分
    離採取し、前記水層を前記混合攪拌工程において再使用
    することから成る、油砂からの採油方法において、シク
    ロデキストリンが油砂に対して0.5〜10重量%であ
    り、且つ水対油砂の重量比が1〜7対1であることを特
    徴とする油砂からの採油方法。 7 攪拌が加熱下に行われる特許請求の範囲第6項に記
    載の方法。 8 相分離が加熱下に行われる特許請求の範囲第6項又
    は第7項のいずれか1項に記載の方法。 9 水層が、再使用の前に80℃以上に加熱され、析出
    固形分が分離除去される特許請求の範囲第6〜第8項の
    いずれか1項に記載の方法。 10 シクロデキストリンが、α−2β−及びγ−シ
    クロデキストリンから選ばれる特許請求の範囲第6〜第
    9項のいずれか1項に記載の方法。 11 シクロデキストリンが、好アルカリ性細菌の生
    産するシクロデキストリン・グリコジルトランスフェラ
    ーゼと澱粉との反応生成物である特許請求の範囲第6〜
    第10項のいずれか1項に記載の方法。
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