JPS5845883Y2 - 断熱性複合材料 - Google Patents

断熱性複合材料

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JPS5845883Y2
JPS5845883Y2 JP17602478U JP17602478U JPS5845883Y2 JP S5845883 Y2 JPS5845883 Y2 JP S5845883Y2 JP 17602478 U JP17602478 U JP 17602478U JP 17602478 U JP17602478 U JP 17602478U JP S5845883 Y2 JPS5845883 Y2 JP S5845883Y2
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JP
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film
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sheet
metal
heat
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JP17602478U
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JPS5594822U (ja
Inventor
繁雄 鈴木
Original Assignee
宇部興産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、断熱性が優れており、緩衝性、防音性、耐
湿潤性などを有し、さらにその製作が非常に簡便であり
、プラスチックフィルムを主体として作成されている軽
量な断熱性複合材料に係るものである。
すなわち、この考案は、独立した空気室を形成している
凸状の突起を多数有するプラスチックシートが、片面に
金属皮膜を有するプラスチックフィルムによってそのフ
ィルムの金属皮膜の側を内面にして包み込まれている断
熱性複合材料に係るものである。
従来、プラスチックフィルムを主体として作成された断
熱材としては、特公昭46−10978号公報、特公昭
46−10979号公報に記載された断熱材などが知ら
れていた。
上記の公知の断熱材は、金属皮膜が断熱材の最外表面に
露出していて、金属皮膜が直接透明合成樹脂シートに附
着されているので、断熱材の製作時または直後、あるい
はこの断熱材を取扱ったり、使用する際に、その金属皮
膜が破損したり、剥離するという欠点を有していた。
また、上述の断熱材は、金属皮膜を透明合成樹脂シート
にしっかりと附着させなければならないので、その製作
プロセスが入相りとなってしまうという欠点を有してい
た。
この考案の断熱性複合材料は、独立した空気室を形成し
ている凸状の突起を多数有するフィルムの積層されたプ
ラスチックシート(以下、突起シートともいう)と、片
面に金属皮膜を有するプラスチックフィルム(以下、金
属皮膜付フィルムともいう)とから、突起シートを金属
皮膜付フィルムで包み込むことによって製作されるので
、特殊な装置を使用しなくても簡単に製作することがで
きる。
したがって、この考案の断熱性複合材料は、これを使用
する現場で、突起シートと金属皮膜付フィルムとを用意
すれば、自由に、適当な大きさ、厚さのものを製作する
ことができるという優れた特長を有している。
なお、この考案の断熱性複合材は、公知の物品の包装方
法と同様の方法で、工業的に大量生産することも可能で
あることは言うまでもない この考案の断熱性複合材料は、突起シートが、金属皮膜
付フィルムで包み込まれているので、その両面に、輻射
熱を遮断または反射するための層を有しており、その内
部には突起シートの独立した空気室を形成している凸状
の突起が多数配置されているので、熱対流を防止してお
り、さらにその全体が主としてフィルムで作成されてい
るので熱伝導が小さいという総合的に優れた断熱性を有
しているのである。
また、この考案の断熱性複合材料は、輻射熱の遮断9反
射のための金属皮膜面を内面にすることによりその皮膜
がプラスチックフィルムに保持されているので、前記の
公知の断熱材の金属皮膜のように簡単に破損したり剥離
することがない。
この考案の断熱性複合材料は、単位体積あたりの重量が
小さく、非常に軽量である点も優れている。
以下、この考案の断熱性複合材料について、図面も参考
にして、さらに詳しく説明する。
第1図および第2図は、この考案の断熱複合材料を例示
する斜視図である。
第3図は、第2図に示す断熱性複合材料の断面を一部拡
大して示す断面図である。
この考案において使用する突起シート2は、独立した空
気室4を形成している凸状の突起5を多数有している積
層されたプラスチックフィルム製のシートで゛ある。
そのような突起シート2としては、例えば特公昭37−
13782号公報、特公昭38−330号公報に記載さ
れた方法で製造される独立した空気室を形成している凸
状の突起を多数有するプラスチックフィルム製の積層フ
ィルムからなるシートを挙げることができる。
その突起シート2の製造方法の1例を詳しく述べると、
例えば、加熱、軟化させた一枚の原料フィルムを、凹部
を多数有する加熱されたカレンダーロールに巻き掛けて
、その凹部内に原料フィルムを密着させるようにして凸
状の突起部を最初の原料フィルムに形成させ、ついで突
起部が形成された最初のフィルムの上に、加熱、軟化さ
せた三枚目の原料フィルムを巻き掛けて、最初のフィル
ムの凸状の突起部以外の面に後から巻き掛けた三枚目の
原料フィルムを熱接着する方法が、好適である。
また、突起シート2としては、前述のようにして製造さ
れた二枚のフィルムから形成された突起シートに、さら
に加熱、軟化させた三枚目の原料フィルムを、その突起
シートの突起の先端部側から重ね合わせて接合した三層
の積層フィルムからなる突起シートであってもよい。
前述の突起シート2の凸状の突起5は、角柱状。
円柱状、楕円柱状、半円球状などの形状、あるいは、そ
れらを組合わせた形状の空気室4を形成しているもので
あればよく、特に円柱状、楕円柱状などの柱状の空気室
4を形成しているものが好ましい。
その凸状の突起5は、高さが2〜20 mm 、特に5
〜18mm程度であって、底面積が0.2〜150m2
、特に0.5〜100m2程度である柱状の空気室4を
形成しているものが好適である。
さらに突起シート2は、互に隣り合っている凸状の突起
5の側壁間の最短距離が1〜15mm、特に1〜10m
mとなるように全面的に配列された多数の凸状の突起5
を有するものが好ましい。
この考案において、突起シート2を形成するプラスチッ
クフィルムの材質は、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレンな
どのエチレン系付加重合体、ナイロン、ポリエステルな
どの縮合重合体などが好ましく、特にポリエチレン、ポ
リプロピレンを主体とする重合体が好適である。
また、これらの重合体は、各種の補強剤、充填剤、ある
いは各種の添加剤を含有するものであってもよい。
突起シート2の製造に使用されるプラスチックフィルム
製の原料フィルムは、単層であっても積層されたもので
あってもよい。
さらに突起シート2の製造に使用される原料フィルムに
おいて、凸状の突起部が形成される最初(一枚目)の原
料フィルムの厚さは、50〜250μ、特に75〜20
0μ程度であればよく、凸状の突起部が形成されたフィ
ルムにさらに貼着される三枚目または三枚目の原料フィ
ルムの厚さは、20〜200μ、特に30〜150μ程
度であればよく、一枚目の原料フィルムの厚さが、三枚
目または三枚目の原料フィルムの厚さの1゜0〜3倍、
特に1.2〜2.5倍程度であることが好ましい。
この考案において使用されている突起シート2を包み込
んでいる金属皮膜付フィルム3は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンなどのエチ
レン系付加重合体、ナイロン−6、ナイロン−6,6,
などのようなポリアミド。
ポリエステル、ポリイミドなどの縮合重合体などの熱可
塑性重合体から成形された厚さ10〜500μの透明ま
たは半透明のプラスチックフィルムの片面に、光沢を有
する金属皮膜を有するものである。
その金属皮膜付フィルム3としては、例えば、金属アル
ミニウムなどをプラスチックフィルムに蒸着させたもの
、あるいは、アルミニウム、銅、亜鉛、錫などの金属箔
をプラスチックフィルムに貼着したものなどを挙げるこ
とができ、特にアルミニウムを蒸着したプラスチックフ
ィルムが好適である。
また、金属皮膜付プラスチックフィルムのプラスチック
フィルムとしては、特に耐熱性を有し透明であるフィル
ムが最適である。
この考案において、断熱性複合材料1は、前述の突起シ
ート2が、前述の片面に金属皮膜を有するプラスチック
フィルム3によってそのフィルムの金属皮膜の側を内面
にして包み込まれているものである。
この考案において、突起シート2を金属皮膜付フィルム
3で包み込む方法は、公知のどのような包み込み方法で
あってもよく、特に限定されるものではない。
この考案の断熱性複合材料1としては、突起シート2の
表裏両面が金属皮膜付フィルム3でおおわれており、全
体が一体に結束されていればよい。
例えば、第1図に示すように、筒状の金属皮膜付フィル
ム3で突起シート2が包み込まれているものであっても
よく、また、各種の袋状に形成されている金属皮膜付フ
ィルム3の中に、突起シート2が入れられているもので
あってもよく、さらに、第2図に示すように、突起シー
ト2が金属皮膜付フィルム(袋状形体)3で完全に密封
されているものであってもよい。
前記の密封された断熱性複合材料は、断熱性において、
片側または両側が開封されているものより優れているの
で好適である。
この考案において、金属皮膜付フィルム3がその金属皮
膜のある側を内面となるように、突起シート2を包み込
んだ断熱性複合材料は、その金属皮膜が最外表面に露出
していないので、破損したり剥離することが非常に少な
く好適である。
この考案において、断熱性複合材料1は、金属皮膜付フ
ィルム3の中に包み込まれている突起シート2が1枚(
1層)であってもよいが、第3図に示すように、突起シ
ート2が複数層重ねられて共に包み込まれているものが
、断熱性においてより優れたものであるので好ましく、
特に、2〜10層、さらに2〜6層程度突起シート2が
重ねられた状態で金属皮膜付フィルム3で一体に包み込
まれたものが好適である。
この考案において、金属皮膜付フィルム3がこの断熱性
複合材料1の全体の結束材として働いているので、特に
それぞれの突起シート2および金属皮膜付フィルム3を
互に接着する必要はないが、必要であれば互に接着剤で
接着したり、接着テープなどで連結したり、その他の材
料で結束してもよい。
この考案の断熱性複合材料1は、全体の形状、全体の大
きさ、厚さなどが特に限定されるものではないが、特に
全体の厚さが1〜20cm、からに好ましくは3〜10
cm程度であるものが適当である。
この考案の断熱性複合材料1は、優れた断熱性を有して
いると共に、緩衝性、防音性、耐湿潤性および釘打性能
を有していて、軽量であるので、建築物の側壁、床、天
井、屋根などの種々の場所に使用することができる。
特に現在、断熱材として広く使用されているグラスウー
ルについては、その吸湿。
吸水性から、浴室9台所等水をよく使用する部分には不
適であるが、その点この考案による断熱性複合材料であ
れば全く関係なく使用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の断熱性複合材料を例
示する斜視図であり、第3図は、第2図に示す断熱性複
合材料の断面を一部拡大して示す断面図で゛ある。 1;断熱性複合材料、2;突起シート、3:金属皮膜付
フィルム、4;空気室、5:凸状の突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 独立した空気室を形成している凸状の突起を多数有する
    プラスチックシートが、片面に金属皮膜を有するプラス
    チックフィルムによってそのフィルムの金属皮膜の側を
    内面にして包み込まれている断熱性複合材料。
JP17602478U 1978-12-25 1978-12-25 断熱性複合材料 Expired JPS5845883Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17602478U JPS5845883Y2 (ja) 1978-12-25 1978-12-25 断熱性複合材料

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JP17602478U JPS5845883Y2 (ja) 1978-12-25 1978-12-25 断熱性複合材料

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Publication Number Publication Date
JPS5594822U JPS5594822U (ja) 1980-07-01
JPS5845883Y2 true JPS5845883Y2 (ja) 1983-10-19

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