JPS5845010Y2 - 排気カバ−付きエアモ−タ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はエア式ナツトランナなどの空気動カニ具に使
用するエアモータの改良に関する。

エアモータは高圧空気を送り込んで、回転力を取り出す
ものであって、ナツトランナ（ナツト締付機）などの空
気動カニ具には不可欠のものである。

ところが、このエアモータでは当然の如く吹き込んだエ
アの排気が必要となる。

通常、この排気はエアモータのケースの側面に設けた多
数の排気孔を通して行われるが、この排気孔はケースの
側面の全周に互って適当な間隔で設けられている。

この為、ケースの排気孔から噴出するエアはエアモータ
の四方へ吹き出し、近くに作業者がいると。

その作業者の方にも吹き付けるので１作業の邪魔になる
という欠点がある。

本考案は、このような欠点を解消せんとするもので、エ
アモータの排気孔の外面を排気カバーで覆い、この排気
カバーにはその側面の一個所に集中的に排気孔を設けて
、エアモータからの排気を一定力向にのみ噴出させるよ
うにすると共に、この排気カバーをエアモータに対して
回転自在となし、排気の方向を自由に調節できるように
なし、更に、排気カバーとエアモータとの間に板パイ・
を挟み込んで、この板バネの弾性作用により排気カバー
をエアモータに対して一定の力で固定させ、必要な場合
には排気カバーを自由に回転調節できるが、排気カバー
が振動などによってひとりでに回転移動することのない
ようにしたことを特徴とするものである。

地下に本考案を図面の実施例について説明する。

１はエアモータ本体で、内部には高圧空気の吹き込みに
よって回転するベインなどが組み込１れている。

２はモータのケースであって、その側面には多数の排気
孔３が穿設されている。

ケース２の外面には排気カバー４が取付けられていて、
排気孔３の外側をケース外壁面との間に一定の間隔を開
けた状態で覆っている。

５は排気カバー４に設けられた排気孔で、排気カバー４
の側面の一個所に集中させて設けである。

６，７は排気カバー４を係止する為の割リングで、モー
タケース２の側面に形成された溝８，９に嵌め込はれ、
排気カバー４の両端を当接係止し、排気カバー４がモー
タケース２の外壁面を軸方向に移動するのを防止してい
る。

但し、排気カバー４はその両端が割リング６．７で当接
係止されているだけだから、同位置で回転移動すること
は自由である。

１０は排気力バー４とモータケース２との間に介装され
た板バネである。

この板バネ１０は単、に排気カバー４の内壁面に嵌め込
１れているにすぎず、その両端は排気カバー４の内壁面
に接触しているだけである。

但し、この板バネ１０は排気カバー４の内面に嵌め込１
れ、この排気カバー４がモータケース２に嵌合された状
態では、バネの中央部がモタケース２の外面と接触し、
適当な弾性押圧力でモータケース２の壁面を押すように
なる。

この為−排気カバー４の回転が一定の力で抑制される。

以上の如く、本考案のエアモータでは、モータケースの
外面に排気カバー４が取付けられており、この排気カバ
ー４の排気孔５は一個所に集中的に設けられているので
、エアモータからの排気は排気孔５の位置する方向にし
か噴出せず、また、排気カバー４はモータケースに対し
て自由に回転できるから、排気の噴出する方向を自由に
調整でき、従って、作業者の方向をさけて噴出排気させ
ることにより、排気による作業の邪魔を防止できる。

更に、本考案では排気カバー４とモータケース２との間
に板バネ１０が介装されていて、排気カバー４の内面と
モータケース２の外面との間に板ハネ１０による弾性反
発力が作用しているので、排気カバー４の回転に一定の
抑制が働き、排気カバー４がひとりでに回転して、排気
の方向を変えるようなことがなく、常に所定の方向に排
気するようになる。

また、排気カバー４は板バネの弾性力によって回転が抑
制されているだけだから、排気カバー４を回転させるこ
とは可能であり、排気ノ方向を所望状態に調節すること
が可能である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は排気カバーの部
分を断面で表わした側面図、第２図はＡ−Ａ線部の断面
図である。 １・・・エアモータ本体、２・・・モータケース ３・
・・排気孔、４・・・排気カバー ５・・・排気孔、６
，７・・・割リング、８，９・・・溝、１０・・・板バ
イ・。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ モータケース２の外面に排気カバー４を回転自在に
   取付けて、モータケース２の外壁に設けられた排気孔３
   を排気カバー４が間隙を開けて覆うようになし、更に排
   気カバー４にはその外壁の一個所に集中させて排気孔５
   を形威し、且つ、排気カバー４とモータケース２との間
   に板パイ・１０を介装し、排気カバー４とモータケース
   ２との間に板パイ・１０による弾性反発力を作用させた
   ことを特徴とする排気カバー付きエアモータ。 ２ 排気カバー４の両端を割リング６．７で係止して、
   排気カバー４がモータケース２に対シて軸方向に移動し
   ないようにした前記実用新案登録請求の範囲第１項記載
   の排気カバー付きエアモータ。