JPS5844850B2 - 内燃機関空燃比調整装置 - Google Patents
内燃機関空燃比調整装置Info
- Publication number
- JPS5844850B2 JPS5844850B2 JP5137076A JP5137076A JPS5844850B2 JP S5844850 B2 JPS5844850 B2 JP S5844850B2 JP 5137076 A JP5137076 A JP 5137076A JP 5137076 A JP5137076 A JP 5137076A JP S5844850 B2 JPS5844850 B2 JP S5844850B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel ratio
- air
- internal combustion
- combustion engine
- sensing port
- Prior art date
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- Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関の気化器のパワシステムに関する。
内燃機関の排気ガス浄化対策システムにおいては、その
効果を高めるために内燃機関への供給空燃比を、排気管
に装備された空燃比検出器の感知信号をフィードバック
して理論空燃比に近づける必要がある。
効果を高めるために内燃機関への供給空燃比を、排気管
に装備された空燃比検出器の感知信号をフィードバック
して理論空燃比に近づける必要がある。
このために従来は、気化器への供給空燃比を理論空燃比
よりも若干濃く(たとえばA/F=12〜14)設定し
、これに対する稀釈空気量を空燃比検出器の感知信号に
よりフィードバック制御していた。
よりも若干濃く(たとえばA/F=12〜14)設定し
、これに対する稀釈空気量を空燃比検出器の感知信号に
よりフィードバック制御していた。
しかしながらこの場合、冷間始動後のある期間は、排気
温度が低いため空燃比検出器が充分に機能せず稀釈空気
量をフィードバック匍砒することができなかった。
温度が低いため空燃比検出器が充分に機能せず稀釈空気
量をフィードバック匍砒することができなかった。
またこの場合、使用する触媒は活性温度に達せず、この
期間では酸化窒素NOxの発生も少量であることと併せ
考え、供給空燃比を理論空燃比よりも若干薄く(例えば
A/F=15〜17)設定する必要があった。
期間では酸化窒素NOxの発生も少量であることと併せ
考え、供給空燃比を理論空燃比よりも若干薄く(例えば
A/F=15〜17)設定する必要があった。
このためには機関の冷却水のある温度(例えば40℃)
で空燃比特性を切換えなければならなかった。
で空燃比特性を切換えなければならなかった。
一方、暖機後の空燃比制御をさらに精密に行なうために
は供給空燃比は理論的空燃比に近い濃い側にあることが
好ましい。
は供給空燃比は理論的空燃比に近い濃い側にあることが
好ましい。
特に低空気量域においては排気ガスの流速が遅いことな
どから供給空燃比の「荒れ」が甚しくなり易く、上記の
ように設定することがフィードバック制御上有利である
。
どから供給空燃比の「荒れ」が甚しくなり易く、上記の
ように設定することがフィードバック制御上有利である
。
この従来の装置におけるセンシングポートは常にスロッ
トルバルブの下流側となる位置に設けられ、水温40°
以下では気化器のパワピストンとセンシングポートが導
通し、第2図の破線で示すような稀薄な空燃比となり、
40°以上ではパワピストンが大気に開放されて同図の
実線のような濃い空燃比となる。
トルバルブの下流側となる位置に設けられ、水温40°
以下では気化器のパワピストンとセンシングポートが導
通し、第2図の破線で示すような稀薄な空燃比となり、
40°以上ではパワピストンが大気に開放されて同図の
実線のような濃い空燃比となる。
この状態で理論空燃比より濃く設定するとき、図から判
るように一100miHg前後が最も薄い空燃比である
からこれに合わせると軽負荷領域ではかなり濃くなる(
例えばA/F=12〜13)。
るように一100miHg前後が最も薄い空燃比である
からこれに合わせると軽負荷領域ではかなり濃くなる(
例えばA/F=12〜13)。
本発明は上記の問題点に鑑み提案されたもので、機関運
転の異質な領域においても所期の理論空燃比に近い混合
気を供給することによって機関の正常な作動を確保する
とともに排気ガス対策に効果あらしめる内燃機関空燃比
調整装置を提供することを目的とする。
転の異質な領域においても所期の理論空燃比に近い混合
気を供給することによって機関の正常な作動を確保する
とともに排気ガス対策に効果あらしめる内燃機関空燃比
調整装置を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関空燃比調整装置は、軽負荷時にはスロ
ットルバルブの下流側に、さらにスロットルバルブが開
いたときにはスロットルバルブの上流側になるような位
置に配置された第1のセンシングポートと、常にスロッ
トルバルブの下流側となる位置に配置された第2のセン
シングポートと、第1、第2のセンシングポートをそれ
ぞれ気化器のパワピストンに連結する管路中に配置され
て、内燃機関の冷却水の温度が設定温度以下の場合には
第2のセンシングポートを、設定温度以上の場合には第
1のセンシングポートをパワピストンの作動部に選択的
に導通させる切換三方弁とからなる。
ットルバルブの下流側に、さらにスロットルバルブが開
いたときにはスロットルバルブの上流側になるような位
置に配置された第1のセンシングポートと、常にスロッ
トルバルブの下流側となる位置に配置された第2のセン
シングポートと、第1、第2のセンシングポートをそれ
ぞれ気化器のパワピストンに連結する管路中に配置され
て、内燃機関の冷却水の温度が設定温度以下の場合には
第2のセンシングポートを、設定温度以上の場合には第
1のセンシングポートをパワピストンの作動部に選択的
に導通させる切換三方弁とからなる。
以下、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例の内燃機関空燃比調整装置を
備えた気化器の断面図、第3図は本発明の空燃比調整装
置を備えた気化器における吸気管負圧と空燃比の関係を
示す図である。
備えた気化器の断面図、第3図は本発明の空燃比調整装
置を備えた気化器における吸気管負圧と空燃比の関係を
示す図である。
本発明の空燃比調整装置は、パワピストン1、第1のば
ね2、ストッパ3、第2のばね4、パワバルブ5、パワ
ジェット6からなる従来の気化器ヘノ吸気管の、軽負荷
にはスロットルバルブ10の下流側に、さらにスロット
ルバルブ10が開いたときにはスロットルバルブ10の
上流側になるような位置に配置された第1のセンシング
ポート7と、常にスロットルバルブ10の下流側となる
ような位置に配置された第2のセンシングポート8と、
これら両センシングポート7.8をそれぞれ気化器のパ
ワピストン10作動部に連結する管路中に配置されて、
内燃機関の冷却水の所定の温度(本実施例では40℃と
する)に応答して切換り、冷却水が40℃以下の場合に
は第2のセンシングポート8を、40℃以上の場合には
第1のセンシング7を気化器のパワピストン10作動部
に導通させる感温性の切換三方弁9とからなる。
ね2、ストッパ3、第2のばね4、パワバルブ5、パワ
ジェット6からなる従来の気化器ヘノ吸気管の、軽負荷
にはスロットルバルブ10の下流側に、さらにスロット
ルバルブ10が開いたときにはスロットルバルブ10の
上流側になるような位置に配置された第1のセンシング
ポート7と、常にスロットルバルブ10の下流側となる
ような位置に配置された第2のセンシングポート8と、
これら両センシングポート7.8をそれぞれ気化器のパ
ワピストン10作動部に連結する管路中に配置されて、
内燃機関の冷却水の所定の温度(本実施例では40℃と
する)に応答して切換り、冷却水が40℃以下の場合に
は第2のセンシングポート8を、40℃以上の場合には
第1のセンシング7を気化器のパワピストン10作動部
に導通させる感温性の切換三方弁9とからなる。
次に、車装?作動について説明する。
パワピストン1に吸気管負圧が作用すると、負圧が第1
のばね2の力に打勝ってパワピストン1が上昇し、パワ
バルブ5は第2のばね4により押上げられパワジェット
6からの燃料は遮断される。
のばね2の力に打勝ってパワピストン1が上昇し、パワ
バルブ5は第2のばね4により押上げられパワジェット
6からの燃料は遮断される。
これとは逆に、負圧が下った場合はパワジェット6から
燃料が流出する。
燃料が流出する。
内燃機関の冷却水の温度が40℃以下の、冷間始動後の
ある時間では第2のセンシングポート8がパワピストン
1と導通スるので、吸気管負圧に対する空燃比特性は従
来(第2図)と同じである。
ある時間では第2のセンシングポート8がパワピストン
1と導通スるので、吸気管負圧に対する空燃比特性は従
来(第2図)と同じである。
冷却水の温度が40℃以上の場合には第1のセンシング
ポート7がパワピストン1と導通する。
ポート7がパワピストン1と導通する。
そして、内燃機関の軽負荷領域(本実施例では約−32
0mmHg以下)ではスロットルバルブ10の開度は小
さく(図実線)、第1のセンシングポート7はスロット
ルバルブ10に対して吸気管の下流側に位置するので第
3図の実線で示すような空燃比特性となり、従来(第2
図)よりも空燃比は薄くなる。
0mmHg以下)ではスロットルバルブ10の開度は小
さく(図実線)、第1のセンシングポート7はスロット
ルバルブ10に対して吸気管の下流側に位置するので第
3図の実線で示すような空燃比特性となり、従来(第2
図)よりも空燃比は薄くなる。
さらに、スロットルバルブ10が開いて(2点鎖線)第
1のセンシングポート7がスロットルパル7’10の上
流側に位置すると、吸気管の負圧作用が停止してパワピ
ストン1が下降し、パワジェット6が開いて空燃比が従
来と同じように濃くなる。
1のセンシングポート7がスロットルパル7’10の上
流側に位置すると、吸気管の負圧作用が停止してパワピ
ストン1が下降し、パワジェット6が開いて空燃比が従
来と同じように濃くなる。
本発明の実施例による実験結果から切換三方弁9の切換
動作する冷却水の温度は約40℃が好ましく、この温度
以上のときの空燃比のバナツキは従来装置の2〜2.5
に比し1〜1.5以下に制限することができ、フィード
バック制御の精度は大巾に向上した。
動作する冷却水の温度は約40℃が好ましく、この温度
以上のときの空燃比のバナツキは従来装置の2〜2.5
に比し1〜1.5以下に制限することができ、フィード
バック制御の精度は大巾に向上した。
以上のように、本発明による内燃機関空燃比調整装置は
機関の低負荷から高負荷まで広範囲の作動領域にわたり
、供給混合気を理論空燃比に近く維持せしめて正常な運
転を確保し、併せて排気ガス対策に著しい効果を示すこ
とができる。
機関の低負荷から高負荷まで広範囲の作動領域にわたり
、供給混合気を理論空燃比に近く維持せしめて正常な運
転を確保し、併せて排気ガス対策に著しい効果を示すこ
とができる。
第1図は本発明の一実施例の内燃機関空燃比調整装置を
備えた気化器の断面図、第2図は従来、第3図は本発明
の実施例の空燃比調整装置を備えた内燃機関の吸気管負
圧と空燃比の関係を示す図である。 1・・・・・・パワピストン、2・・・・・・第1のば
ね、3・・・・・・ストツバ、4・・・・・・第2のば
ね、5・・・・・・パワバルブ、6・・・・・・パワジ
ェット、7・・・・・・第1のセンシングポート、8・
・・・・・第2のセンシングポート、9・・・・・・切
換三方弁、10・・・・・・スロットルバルブ。
備えた気化器の断面図、第2図は従来、第3図は本発明
の実施例の空燃比調整装置を備えた内燃機関の吸気管負
圧と空燃比の関係を示す図である。 1・・・・・・パワピストン、2・・・・・・第1のば
ね、3・・・・・・ストツバ、4・・・・・・第2のば
ね、5・・・・・・パワバルブ、6・・・・・・パワジ
ェット、7・・・・・・第1のセンシングポート、8・
・・・・・第2のセンシングポート、9・・・・・・切
換三方弁、10・・・・・・スロットルバルブ。
Claims (1)
- 1 内燃機関の気化器のパワシステムにおいて、軽負荷
時にはスロットルバルブの下流側に、さらにスロットル
バルブカ開いたときにはスロットルバルブの上流側にな
るような位置に配置された第1のセンシングポートと、
常ニスロットルバルブの下流側となる位置に配置された
第2のセンシングポートと、前記第1、第2のセンシン
グポートをそれぞれ気化器のパワピストンに連結する管
路中に配置されて、内燃機関の冷却水の温度が所定温度
以下の場合には前記第2のセンシングポートを、前記所
定温度以上の場合には前記第1のセンシングポートを前
記パワピストンの作動部に選択的に導通させる切換三方
弁とからなることを特徴とする内燃機関空燃比調整装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5137076A JPS5844850B2 (ja) | 1976-05-07 | 1976-05-07 | 内燃機関空燃比調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5137076A JPS5844850B2 (ja) | 1976-05-07 | 1976-05-07 | 内燃機関空燃比調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52134936A JPS52134936A (en) | 1977-11-11 |
JPS5844850B2 true JPS5844850B2 (ja) | 1983-10-05 |
Family
ID=12885045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5137076A Expired JPS5844850B2 (ja) | 1976-05-07 | 1976-05-07 | 内燃機関空燃比調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5844850B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08133431A (ja) * | 1994-11-11 | 1996-05-28 | M & K:Kk | てこ型物体自動持ち上げ装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55112842A (en) * | 1979-02-24 | 1980-09-01 | Fuji Heavy Ind Ltd | Exhaust gas purifier of internal combustion engine |
-
1976
- 1976-05-07 JP JP5137076A patent/JPS5844850B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08133431A (ja) * | 1994-11-11 | 1996-05-28 | M & K:Kk | てこ型物体自動持ち上げ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52134936A (en) | 1977-11-11 |
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