JPS5843121B2 - 泡鐘式気液接触装置の製造方法 - Google Patents

泡鐘式気液接触装置の製造方法

Info

Publication number
JPS5843121B2
JPS5843121B2 JP5873882A JP5873882A JPS5843121B2 JP S5843121 B2 JPS5843121 B2 JP S5843121B2 JP 5873882 A JP5873882 A JP 5873882A JP 5873882 A JP5873882 A JP 5873882A JP S5843121 B2 JPS5843121 B2 JP S5843121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
riser
height
tray plate
liquid
valve cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5873882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5898102A (ja
Inventor
栄一 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Kakohki Coltd
Original Assignee
Chuo Kakohki Coltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chuo Kakohki Coltd filed Critical Chuo Kakohki Coltd
Priority to JP5873882A priority Critical patent/JPS5843121B2/ja
Publication of JPS5898102A publication Critical patent/JPS5898102A/ja
Publication of JPS5843121B2 publication Critical patent/JPS5843121B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は泡鐘式気液接触装置の製造方法の改良に関する
蒸溜装置中に用いられる気液接触装置は、還流液の流動
停止時に該還流液をトレープレート上に滞留させておく
ようにした所謂非滞留形のものと還流液を流出させてし
まう所謂非滞留形のものとに区別されるが、前者即ち液
滞留形のものは、蒸溜装置の運転開始後直ちに蒸気を還
流液に接触させ得て、運転時間のロスが少なく運転効率
が高いといった利点を有するものである。
而して、従来より液溜留形の気液接触装置としては、そ
の代表的なものとして泡鐘式のものが供されているが、
これは、トレープレート下方からライザー内を立昇って
バルブキャップ内部中央に侵入した蒸気を下方に方向転
換させ、該バルブキャップの外周に還流液中に没するよ
うに形成した多数のスロットを介してバルブキャップ外
に流出させることにより、還流液と接触させる構成であ
る。
しかしながらこのような従来の泡鐘式気液接触装置では
、バルブキャップ内における蒸気の方向転換角度が大き
いため、蒸気の圧力損失が太き(なるといった欠点があ
り、またライザーはトレープレートと別部品であって該
トレープレートに溶接あるいはかしめによって取付けら
れているため、取付作業が面倒であると共に、ライザー
とトレープレートとの接合部に液洩れのないように配慮
を拡う必要があり、さらにバルブキャップを別体の取付
具を介してライザーあるいはトレープレートに取付ける
ようにしているため、部品数が多く、総じて組立作業性
が悪いと共に、コスト高を来たす欠点もあった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、液溜留形の気液接触装置が有する利点をそのまま備
え、且つ蒸気の圧力損失を減少でき、また組立性の向上
を図り得ると共に部品数の減少も図り得、総じてコスト
安となる等の効果を奏する泡鐘式気液接触装置を提供す
るにある。
以下本発明の一実施例につき図面を参照して説明する。
まず概略的構成について述べる。即ち棚段塔の一部を示
す第1図において、1は塔体、2はこの塔体1内に水平
多段(三個のみ図示)に配設した金属製例えばステンレ
ス(JIS表示SUS 316もしくは5US304.
等)製のトレープレート、3は液を上部のトレープレー
ト2から下部のトレープレート2に順次流下させるため
のダウンカマー、4は各トレープレート2に設けられた
流入増、5は各トレープレート2の液面を所定高さに維
持する溢流堰で、ダウンカマー3の上部をトレープレー
ト2より所定高さく例えば30間)に突出することによ
り形成されている。
次に第1図中A部分の詳細につき第2図に基き述べる。
即ち6はライザーで、これは次の如くにしてトレープレ
ート2に一体成形されたものである。
まず予め板厚3mm程度のトレープレート2にプレスに
よる打抜きにて38闘より若干径小の下孔を形成すると
共にその後該下孔の周縁を切削して38山程度の直径の
孔部を形成し、そしてトレープレート2において該孔部
の周囲部を上方へ向うに従い漸次径小となるテーパ筒状
にプレスにより絞り加工し、以てライザー6をトレープ
レート2に一体成形する。
この場合ライザー6の先端開口は直径60mm程度とさ
れ、又基端開口は直径120間程度とされ、さらに該ラ
イザー6のトレープレート2上面からの高さhlは30
間以上とされる。
而してこのライザー6においてその周壁部は傾斜部6a
とされ、該ライザー6のトレープレート2の上面からの
高さh□は前記溢流堰5のトレープレート2の上面から
の高さh2 との関係においてh1≧h2となるように
設定しである。
7は全体として笠状をなすバルブキャップで、これは一
枚の金属板をプレス加工することにより形成されており
、その手順につき説明する。
即ち第3図に示すように一枚の金属板Pをプレス加工に
より打抜くことによって、略円形状をなす周縁部に多数
のスロット8を間欠的に切込み形成すると共に、4個の
脚片9を延設し、且つ該各脚片9に補助スロット10を
夫々形成する。
そして第3図に示す金属板Pをさらにプレス加工によっ
て絞り、以て第2図に示す如き笠状のバルブキャップ7
を形成すると共に、各脚片9の先端部を外方に向けて折
曲する。
斯ようにして形成したバルブキャップ7の下部開口の径
寸法はライザー6の立昇り基部6bの径寸法に略合致す
るように設定しである。
而して斯るバルブキャップ7は、ライザー6を上方から
包囲するようにライザー6の立昇り基部6bに脚片9を
介して溶着されており、各スロット8のトレープレート
2上面からの高さh3は前述の溢流堰5の高さh2 に
対してh2≧h3の関係にあり、従ってライザー6の高
さhl、溢流堰5の高さh2及びスロット8の高さh3
の関係はh1≧h2≧h3となる。
次に上記構成の作用につき説明する。
蒸留運転中には、棚段塔の下部より蒸気が塔内を上昇す
ると共に、棚段塔の上部からは液Bがダウンカマー3及
びトレープレート2を第2図中矢印Cで示すように流れ
、またスロット8及び補助スロット10はh2≧h3の
関係から常時液B中に没している。
而して、塔内を立昇る蒸気は、第2図中矢印りで示すよ
うに、ライザー6内を立昇ってバルブキャップT内に侵
入し、トレープレート2を挾む上下空間において下部空
間における蒸気圧が上部空間におけるそれよりも高いこ
とから、該蒸気はバルブキャップT内で方向を転換して
液B中に没するスロット8を通過し、液B中を気泡とな
って浮上してトレープレート2の上部空間へ移動し、斯
して液Bと接触する。
ところで、バルブキャップT内における蒸気はバルブキ
ャップ7の傾斜部7a及びライザー6の傾斜部6aによ
って案内されるようにして方向転換されるから、その方
向転換角度が従来のものに比べて小さく、従って蒸気の
圧力損失も減少する。
次に蒸留運転を停止した場合、液Bの供給が停止される
と共に、蒸気の立昇りもなくなる。
そしてこの運転停止状態では、ライザー6の高さhl、
溢流堰5の高さh2及びスロット8の高さh3の関係が
h□≧h2≧h3であるからトレープレート2上に常に
高さh2だげの一定液位の液Bが滞留する。
従ってこの後再び蒸留運転を開始しても、蒸気は直ちに
液B中を通過して鉄液Bと接触するものであり、液滞留
形の気液接触装置の有する利点即ち運転時間のロスが少
なく運転効率が高いといった利点をそのまま備えている
ところで、近時、ライザーをトレープレートに一体成形
することが行なわれており、これは通常、トレープレー
トに打抜きにより下孔を形成し該下孔の周囲部をプレス
により絞って所定形状のライザーを得る様になっている
しかしながら、上述の場合、ライザーの基端開口の直径
や高さについて本実施例と同様の寸法を得ようとすると
きライザー先端開口縁に材料の圧延方向に延びるクラツ
り(き裂)が生ずることがあった。
即ち、打抜き形成された下孔の縁部はその加工の際硬化
すること及び傷付くこと等の理由からき裂が生じ易くな
り、そして絞り時の伸展作用によってき裂が生ずる。
従って上述のものにおいてライザー基端開口の直径を従
来からの標準寸法の一つである120間に設定し且つラ
イザー先端開口の直径を60山に設定しようとする場合
、下孔を大きくしなげればならず、而して下孔を大きく
すればライザーの高さが低くなってしまう。
さらに又、ライザーの高さが低くなると、バルブキャッ
プのスロットの高さも低くせざるを得す、これでは蒸気
の通過面積が小さくなって気液の接触量が低下する欠点
が生じる。
従って上述のものでは、実際上スロットの高さをライザ
ーの高さより低くすることは効率上の問題があってでき
ず、この結果スロットの全面を液中に没させる液滞留形
とすることはできなかった。
尚、下孔の直径を予め小さくしておけばライザーの必要
高さを得られるが、しかしこれではライザー先端開口の
直径も小さくなってしまい、蒸気の通過面積が小さくな
る問題が生ずる。
この点本実施例では、トレープレート2に打抜き形成し
た孔部の周縁部を切削することで上記クラックの原因を
除去し、そして該トレープレート2における孔部の周囲
部を絞ることによりライザー6を形成したので、トレー
プレート2におけるクラックがなくて該孔部の周囲部に
おける材料の延び率が向上し、よって本実施例の如く、
基端開口の直径が120mmで且つ先端開口の直径が6
0mmで、さらに高さhlが30mm以上という蒸気通
過効率及び気液接触効率の良い寸法のライザー6を得る
ことができる。
そして本実施例ではライザー6の高さり、を30山以上
という充分の値に設定し得たことにより、スロット8の
高さh3を、ライザー6の高さhl より小ならしめ
る条件のもとで、気液接触について充分な値に設定でき
、よってスロット8全面を液中に没させる構成とするこ
とができる。
本発明は以上の説明から明らかなように、ライザーを、
前記トレープレートにおいて打抜かれた後周縁部が切削
された孔部の周囲部を上方へ向うに従い漸次径小となる
テーパ筒状に絞り加工することにより該トレープレート
と一体形成したので、ライザーをトレープレートに一体
成形する際に、該ライザーの先端縁部におけるクラック
を防止でき、よってライザーを充分な高さを有する様に
形成でき、これによって、スロットをその全面が液中に
没し且つ充分な蒸気通過面積を有する高さに設定でき、
この結果、ライザーがトレープレートと一体成形された
ものにおいてスロット全面が常時液中に没する形態の液
滞留形なる構成を実現でき、又、ライザーの高さhl、
溢流堰の高さh2及びスロットの高さh3の関係をh1
≧h2≧h3 としたから、液滞留形の気液接触装置が
有する利点をそのまま備え、且つ、ライザーをテーパ筒
状に形成してその周壁を傾斜させると共にバルブキャッ
プを笠状になしてその周壁を傾斜させたので、蒸気の方
向転換角度を小さくできてその圧力損失を減少でき、さ
らにライザーをトレープレートにプレス加工により一体
成形したから液洩れの虞がないと共に製作が容易であり
、さらにバルブキャップに脚片を一体に形成し該脚片に
よってバルブキャップをトレープレートに取付けるから
、部品数の減少を図り得ると共に組立作業性も向上し、
総じてコスト安となり、加えてライザーの立上り基部に
バルブキャップに一体成形した脚片を取付けるから、組
立時バルブキャップのライザーに対する位置決めが容易
であると共に、スロットのトレープレート上面からの高
さが自ずと定められその高さ調節を後加工により行なう
必要がない等種種の優れた効果を奏する泡鐘式気液接触
装置の製造方法を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は棚段塔の一部
を示す縦断面図、第2図は第2図中A部分の拡大縦断面
図、第3図はバルブキャップの製造工程を説明するため
の平面展開図である。 図面中、2はトレープレート、5は溢流堰、6及び6a
はライザー及び傾斜部、Tはバルブキャップ、8はスロ
ット、9は脚片である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 溢流堰及びライザーを有する金属製のトレープレー
    トと、全体として笠状をなし且つ脚片を一体成形すると
    共に複数のスロットを有し前記ライザーを上方から包囲
    するように該脚片を介して前記トレープレートのライザ
    ー立上り基部に溶着されたバルブキャップとを具備し、
    前記ライザーを、前記トレープレートにおいて打抜かれ
    た後周縁部が切削された孔部の周囲部を上方へ向うに従
    い漸次径小となるテーパ筒状に絞り加工することにより
    該トレープレートと一体形成し、且つ前記トレープレー
    ト上面を基準とした前記ライザーの高さh□及び前記溢
    流堰の高さh2並びに前記スロットの高さh3の相互関
    係をh□≧h2≧h3に設定して成る泡鐘式気液接触装
    置の製造方法。
JP5873882A 1982-04-08 1982-04-08 泡鐘式気液接触装置の製造方法 Expired JPS5843121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5873882A JPS5843121B2 (ja) 1982-04-08 1982-04-08 泡鐘式気液接触装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5873882A JPS5843121B2 (ja) 1982-04-08 1982-04-08 泡鐘式気液接触装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5898102A JPS5898102A (ja) 1983-06-10
JPS5843121B2 true JPS5843121B2 (ja) 1983-09-24

Family

ID=13092852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5873882A Expired JPS5843121B2 (ja) 1982-04-08 1982-04-08 泡鐘式気液接触装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5843121B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01107617A (ja) * 1987-10-16 1989-04-25 Sanyo Electric Co Ltd 漏電遮断装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11201636A (ja) * 1998-01-09 1999-07-30 Nippon Sanso Kk 空気液化分離装置及びその運転方法
KR100893692B1 (ko) 2007-11-06 2009-04-17 원진중공업 주식회사 냉각자켓을 구비한 흡수탑
CN110022955B (zh) * 2016-12-06 2022-04-08 科思创德国股份有限公司 阶式盘、包含所述阶式盘的精馏塔、操作所述精馏塔的方法及其用途

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01107617A (ja) * 1987-10-16 1989-04-25 Sanyo Electric Co Ltd 漏電遮断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5898102A (ja) 1983-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5843121B2 (ja) 泡鐘式気液接触装置の製造方法
US5839936A (en) Pressure-actuated bubble blowing toy
US2438536A (en) Bubble cap structure
US2753166A (en) Fractionating apparatus
CN209501697U (zh) 一种高效组合型填料塔盘
JPS5937951A (ja) 浴用気泡発生装置及びその製造方法
US2804028A (en) Metal storage tank
JPS6026290Y2 (ja) 気液接触装置
CN214363969U (zh) 一种虹吸地漏
JPS56139101A (en) Vapor-liquid contacting apparatus
JP3079356B2 (ja) バーナキャップ及びその製造方法
CN209208486U (zh) 一种油箱
CN214146735U (zh) 节流阀
KR880002486Y1 (ko) 저낙차 대 사이펀
CN210848679U (zh) 一种铝合金泵壳型材线切割用底座
JP2005188872A (ja) 空気調和機のドレン水排水孔構造及び一体型空気調和機
CN211483928U (zh) 一种茶盘
CN209213117U (zh) 一种阀体引流体
CN211837121U (zh) 一种带有微型阀的高效塔盘
SU1011774A1 (ru) Водосливное водосбросное сооружение
EP0681884B1 (en) Submerged type wire cutting electrical discharge machining equipment
JPH0532161Y2 (ja)
CN109433151A (zh) 一种高效组合型填料塔盘
JPH0957004A (ja) 段塔式気液接触装置
SU956770A1 (ru) Устройство дл отделени газа от жидкости в скважине