JPS584270B2 - 貯蔵乾燥装置 - Google Patents

貯蔵乾燥装置

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JPS584270B2
JPS584270B2 JP3182676A JP3182676A JPS584270B2 JP S584270 B2 JPS584270 B2 JP S584270B2 JP 3182676 A JP3182676 A JP 3182676A JP 3182676 A JP3182676 A JP 3182676A JP S584270 B2 JPS584270 B2 JP S584270B2
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JP
Japan
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paddy
drying
dryer
blowing
finishing
Prior art date
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Expired
Application number
JP3182676A
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English (en)
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JPS52117765A (en
Inventor
金子愛次郎
小河原克之
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Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Kaneko Agricultural Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は収穫した高含水率の籾を腐敗や変質現象も起さ
ずゆっくり乾燥して長期の貯蔵に耐えさせると共に静置
状態をもって堆積された籾を乾燥に供された風を使用し
て迅速かつ的確に排出せしめることができる貯蔵乾燥装
置に関する。
収穫した高含水率の籾を仕上がり水分まで連続的に或は
断続的に乾燥する所謂一段乾燥方式は循環乾燥方式或は
テンパリング乾燥方式としてよく知られている。
そして上記の乾燥方式によれば仕様書に示されている1
日当りの最大処理量が持ち込まれた時には籾を速かに乾
燥処理できるが、一たん一日当りの最大処理量以上の高
水分生籾が搬入されると定量を超過した分の生籾は、貯
蔵法が適切でないと発熱し、半日も経たないうちに変質
し、着色して落等の原因となることもよく知られている
一般に収穫機等によって収穫された生籾は略25%〜2
75位の含有水分を保有しており、この様な高水分の生
籾を変質、着色なしに乾燥させたり或は貯蔵しておくた
めには、前述高水分の生籾を適当な予備乾燥機で略18
%程度まで乾減させれば無通風のまま堆積していても特
に高温多湿でない限り常温の付近で1ヵ月近く貯留する
ことができることは実験によって立証されている。
そこで近年能率的な収穫機により一時に大量に収穫され
た生籾が乾燥施設に持ち込まれた場合にあっても変質や
着色現象を起さず、貯留しながら乾燥作業を営ませる目
的をもった貯蔵乾燥方式が注目されて来た。
上記の貯蔵乾燥方式は一般に収穫した生籾をグレン、サ
イロ又はビン内に投入し、これに原則として常温の空気
を送って仕上り水分に乾減するまで静置式の通風乾燥を
行い、その後は籾をそのままビン内に貯蔵して置くこと
を建前としているものである。
従って上述の乾燥施設を採用して高水分の生籾を乾燥せ
しめた際には乾燥速度が緩慢で厚積すると1〜2ヵ月を
要し甚だ不能率となる許りか、籾は時間の経過とともに
ゆっくりと排気側に及ぶので静置式通風乾燥の欠点であ
る「むら乾燥」を起すことになる。
そこで本発明者は、これが乾燥能率を向上させる目的の
ために、先ず収穫した高水分の生籾を一機若しくは複数
機からなる予備乾燥機により速かに略18%位になるよ
う乾減し、次いで乾減された籾を今度は一機若しくは複
数機からなる仕上乾燥機により仕上がり水分までゆっく
り貯留しながら乾燥すれば、乾燥能率の向上は勿論のこ
と適宜のローテションも行うことができて「むら乾燥」
も発生させず長期の貯蔵を営ませることができ、これに
より大量の生籾が一時に乾燥施設に持ち込まれても、変
質、着色現象も起さず貯蔵乾燥せしめることに成功した
ものである。
そして上述のような予備乾燥および仕上乾燥に供された
乾燥風を有効的に使用して籾の搬出作業を遂行させれば
装置全体の構成はより簡潔となって安価でかつ操作が簡
便な貯蔵乾燥装置が提供でき、大量生籾の貯蔵と、乾燥
を能率的に遂行できる貯蔵乾燥装置を開発したものであ
って、上記装置の構成を添附図面に示された好適な一実
施例について説明する。
1は収穫した高水分の生籾を略18%位迄乾燥させるた
めの予備乾燥機であって、該予備乾燥機1は本体2の底
部に複数列の送風室3を籾通路4が形成せられるよう並
列状に立設し、上記送風室3の左右側壁3a,3bの低
位側には第3図に示す如く切り起し片5を籾通路4側へ
傾斜状に張出させることにより風が籾通路4の底部に沿
い排出側へ一斉に噴出できる多数の噴気孔6を開口させ
ると共に、上記送風室3の上方本体2内には乾燥風を本
体2内に充填された生籾へ均等に浴びぜて乾燥作用を営
ませることができる多孔製の噴風体7と前記噴風体7よ
り噴出された乾燥風を木体2外へ速かに排出せしめる下
端開放状の排風体8とを交互に横方向となるよう段設し
て構成したものであって、上述の予備乾燥機1は一機若
しくは複数機を縦長状に併設する。
9は前記予備乾燥機1によって水分18%位に予備乾燥
された籾を通風作用によって仕上がり水分迄乾燥するこ
とができる仕上乾燥機であって、該乾燥機9は本体10
の底部に複数列の送風室11を籾通路12が形成される
よう併列状に立設し、上記送風室11の左右側壁11a
,11bには予備乾燥機1と同様に切り起し片の形成で
塑成された噴気孔13を多数開口して風が籾通路12上
を排出側へ向け一斉に噴出できるようにして構成したも
のであり、上記の仕上乾燥機9も一機若しくは複数機を
縦長状に併設する。
前述予備乾燥機1と仕上乾燥機9とは中間に適宜大きさ
の送風供給室14が設けられるように対向状に配設され
、前述した乾燥機1および9の送風室3および11なら
びに噴虱体7の一端を適宜の開閉弁(図示せず)を備え
た送風口15,16、17を介して送風供給室14に接
続して風の流通遮断作用を営ませる。
なお予備乾燥機1および仕上乾燥機9の上部は開放状に
形成されると共に、送風供給室14の一側には送風機1
8が接続されている。
前記の予備乾燥機1および仕上乾燥機9内に設けられた
籾通路4,12の排出側には開閉弁20を有する排出筒
19が夫々接続され、これが下端を搬送ベルト21、2
2上にのぞませてある。
前記搬送ベルト21,22は昇降機23に接続された搬
送ベルト24,25と接続され、籾の移動搬送作用およ
び集収作用を営ませる。
又昇降機23の上部には二本の供給管26、27が切替
装置(図示せず)を介して接続されており、然かも前記
供給管26,27は予備乾燥機1および仕上乾燥機9上
に横設した搬入樋28.29に接続され、生籾或は半乾
減籾を搬送ペルト30により任意の乾燥機へ供給せしめ
る。
なお前述した排風体8の一側は第4図に示した如く一端
が開口部31を介して本体2外と連通せしめる。
32は張込用ピットであり、33は乾燥室の輪郭を示す
次に本発明の作用について説明する。
今収穫した高水分の生籾を張込ピツト32に連続して投
入すれば、該生籾は昇降機23、供給管26および搬入
樋28を介して併設された予備乾燥機1内へ搬入充填す
る。
この様にして所定量の籾が充填されたら生籾が充填され
た仕上乾燥機1の送風口16、17のみを開口し、送風
機18を運転すれば起成された風は送風室3および噴風
体7に供給され、噴気孔6を経て充填された籾中に向け
噴出する。
その結果、静置状態をもって充填された生籾は噴気孔6
より噴出する風と噴出体7より出て排風体8に入る風の
流通作用を浴びて乾減され、略18%位の水分となる。
この様にして収穫された生籾が予備乾燥機1によって予
備乾燥されたら開閉弁20を上昇して排出筒19を開口
すれば、充填された籾は安息角迄自動的に排出されて搬
送ペルト21および24により昇降機23側へ搬送され
る。
その結果、上記のような自動排出作用により排出筒19
近傍の籾通路4上には薄層状態をもって籾が堆積される
ところが噴気孔6よりは常に排出側へ向け風が流通され
ているので、前述籾はこの噴出する風の噴送作用で順次
排出側へ向け噴送され、総ての籾を一粒も残さず排出し
、搬送ベルト21、24、昇降機23、供給管27、搬
送樋29を経て併列された仕上乾燥機9内へ投入され充
填せられる。
このようにして予備乾燥された籾が仕上乾燥機9に充填
されたら送風口16を開いて導入された風を前述と同様
に噴気孔13より噴出させれば、籾を上方へ向けて流通
する風を浴びて仕上乾燥されると共に、その供給送風量
を調節すれば貯蔵しながら乾燥作用を営むことができる
なお上述仕上乾燥作業中に空になつた予備乾燥機1内へ
は新たな生籾を供給して予備乾燥させることは勿論であ
る。
以上の操作で仕上乾燥が終了し、乾燥籾を取り出したい
時には前述と同様に開閉弁20を上昇し、排出筒19を
開口すれば、充填された籾は安息角迄自動排出された後
、排出側へ向けて一斉に噴出する噴気孔13よりの風の
噴送作用で本体10内に残留された籾は籾通路12内を
排出側へ移行され、搬送ベル}22,25を経て適宜の
場所へ集収される。
従って前述予備乾燥機1および仕上乾燥機9の数を処理
能力に応じて設置しておけば乾燥時にローテションも任
意に行って乾燥ムラの発生を防止できる許りか、乾燥プ
ロセスを予備乾燥機1で半乾し、これを仕上乾燥機9に
移し、その一部を仕上乾燥し、放冷後引き続き籾摺り工
程に回す。
なお半乾のまま貯留された籾は適宜積み重ねて厚積みに
しておき、降雨などで生籾の持ち込みがない日、或は収
穫が完了した後に予備乾燥機1に移送して仕上乾燥させ
たり、或は高水分籾が予備乾燥機1の処理能力以上に持
ち込まれた時には過剰分を仕上乾燥機9に一時貯留して
通風作用を行わせ、生籾の変質を防止させた後、予備乾
燥機1に移して半乾させ、再び仕上乾燥機9に移して仕
上乾燥せしめたり、種々の乾燥操作が出来る。
それ故本発明装置によれば、高水分の生籾を如何なる状
態の下で大量に持ち込まれたとしても、これが変質や着
色現象も起さず、良好な状態で乾燥させることができる
と共に籾を変質や腐敗も発生させず長期に亘り貯蔵して
、必要時にこれが排出を営ませることができる許りか、
予備乾燥時や仕上乾燥時に用いられた風を使用して充填
された籾を自動排出できるので、排出装置を非常に簡潔
ならしめて装置全体を安価に提供できる外、各種の乾燥
プロセスを遂行してより的確な乾燥作業を営ませること
ができるは勿論のこと送風供給室14を予備乾燥機1と
仕上乾燥機9との中間に設けて送風作用を一個の送風供
給室14で営ませた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明装置の一実施例を示すものであって、第1
図は平面図、第2図は第1図A−A線矢視方向における
断面図、第3図は送風室の一部切欠した拡大斜視図、第
4図は噴風体および排風体の一部切欠した拡大縦断側面
図であり、第5図は噴出体の一部切欠した拡大斜視図、
第6図は排風体の一部切欠した拡大斜視図である。 1・・・予備乾燥機、2・・・本体、3・・・送風室、
4・・・籾通路、6・・・噴気孔、7・・・噴風体、8
・・・排風体、9・・・仕上乾燥機、10・・・本体、
11・・・送風室、12・・・籾通路、13・・・噴気
孔、14・・・送風供給室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 本体底部に複数列の送風室を籾通路が形成せられる
    よう並列状に立設し、上記送風室の左右側壁低位部に排
    出側へ向け風を噴出せしめる多数の噴気孔を開口し、上
    記送風室の上方本体内には噴風体と排風体とを交互に段
    設して構成した一機若しくは複数機からなる予備乾燥機
    と、本体底部に複数列の送風室を籾通路が形成せられる
    よう並列状に立設し、上記送風室の左右側壁低位部に排
    出側へ向け風を噴出せしめる多数の噴気孔を開口して構
    成した一機若しくは複数機からなる仕上乾燥機とを送風
    供給室を挾んで併設すると共に上記送風供給室は夫々の
    送風室および噴風体に接続せしめたことを特徴とする貯
    蔵乾燥装置。
JP3182676A 1976-03-23 1976-03-23 貯蔵乾燥装置 Expired JPS584270B2 (ja)

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JP3182676A JPS584270B2 (ja) 1976-03-23 1976-03-23 貯蔵乾燥装置

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JP3182676A JPS584270B2 (ja) 1976-03-23 1976-03-23 貯蔵乾燥装置

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JPS52117765A JPS52117765A (en) 1977-10-03
JPS584270B2 true JPS584270B2 (ja) 1983-01-25

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ID=12341873

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JP3182676A Expired JPS584270B2 (ja) 1976-03-23 1976-03-23 貯蔵乾燥装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6340300Y2 (ja) * 1983-07-14 1988-10-21
JPS6437459U (ja) * 1987-08-31 1989-03-07

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EP0010419A1 (en) * 1978-10-20 1980-04-30 Simplex Of Cambridge Limited Duct apparatus for treating bulk material

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JPS6340300Y2 (ja) * 1983-07-14 1988-10-21
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