JPS5842528B2 - ジキキロクサイセイソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は録音、再生等の操作を電気的に制御して行なう
磁気記録再生装置に関するものである。

従来より、録音、再生等の各操作指令スイッチを瞬時オ
ンにすると電気回路が働いて録音、再生等、指令スイッ
チの指令に応じた動作が行なわれる磁気記録再生装置が
使用されている。

しかしながらこの種の装置は操作指令スイッチを瞬時オ
ンすることによって得られるパルス信号にてフリップフ
ロップ回路等で構成される各指令記憶回路をセット状態
に成し所望の動作を行なわせる構成であるので、たとえ
ば電源コードにタイマーを接続し留守中に聞きたいラジ
オ番組等を録音する留守録音を行なうことはできないも
のであった。

本発明はこのような従来の欠点を解消するものであり、
以下にその一実癩例について図面とともに説明する。

図において、１は再生指令スイッチ、２は録音指令スイ
ッチ、３は停止指令スイッチであり、上記再生指令スイ
ッチ１および停止指令スイッチ３の一方の固定接点ａは
接地されている。

上記録音指令スイッチ２の一方の固定接点ａは再生指令
スイッチ２の他方の固定接点すに接続されている。

上記再生指令スイッチ１、録音指令スイッチ２における
他方の固定接点すはそれぞれＮＡＮＤゲートの組合わせ
によるプリップ・フロップ回路によって構成された再生
指令記憶回路４、録音指令記憶回路５のセット端子Ｓに
接続されている。

上記停止指令スイッチ３の他方の固定接点すは逆流防止
用のダイオード６．７それぞれを介して上記記憶回路４
，５のリセット端子Ｒに接続されている。

続いて上記再生指令記憶回路４の第２出力端子Ｑは反転
回路８を介して再生駆動回路９に接続され、録音指令記
憶回路５の第２出力端子Ｑは反転回路１０を介して録音
駆動回路１１に接続されている。

この録音駆動回路１１は左、右両チャンネル用回路を含
んでおり、これらの回路は録音モードスイッチ１２．１
３それぞれに連動するバイアス電流断続用等のスイッチ
群（図示せず）によって録音可能状態に切換えられる構
成となっている。

すなわち上記録音モードスイッチ１２．１３を図に示す
如くそれぞれオフになるように切換えたとき、録音駆動
回路１１は録音可能状態となるように構成されている。

上記録音モードスイッチ１２゜１３は直列に接続され、
この直列回路は録音指令記憶回路５のリセット端子Ｒと
アースとの間に挿入接続されている。

次に１４は電源端子であり、この電源端子１４とアース
との間には抵抗１５とコンデンサ１６の直列回路、抵抗
１７とトランジスタ１８の直列回路および抵抗１９とト
ランジスタ２０の直列回路がそれぞれ接続されている。

上記抵抗１５には並列に抵抗２１とダイオード２２の直
列回路が接続され、上記抵抗１５とコンデンサ１６の接
続点と上記トランジスタ１８のベースとの間にはダイオ
ード２３が接続され、上記トランジスタ１８のコレクタ
とトランジスタ２０のベースとの間にはコンデンサ２４
が接続され、上記トランジスタ２０のベースと電源端子
１４との間には抵抗２５が接続されている。

上記トランジスタ１８のコレクタは反転回路２６と逆流
防止用のダイオード２７を介して停止指令スイッチ３の
固定接点すに接続されている。

また上記トランジスタ２０のコレクタは反転回路２８と
スイッチ２９の直列回路とこの直列回路に接続された逆
流防止用のダイオード３０．３１を介して再生指令記憶
回路４、録音指令記憶回路５それぞれのセット端子Ｓに
接続されている。

なお電源端子１４と再生指令記憶回路４、録音指令記憶
回路５それぞれのセット端子Ｓおよびリセット端子Ｒと
の間には上記両端子Ｓ、Ｒを通常高電位に保つためのプ
ルアップ抵抗３２，３３および３４゜３５が接続されて
いる。

ところで上記再生指令記憶回路４と録音指令記憶回路５
はいずれも、そのセット端子Ｓが接地されてここに低レ
ベルの信号（以下り信号という）が供給されると、第１
、第２出力端子Ｑ、Ｑにそれぞれ高レベルの信号（以下
Ｈ信号という）、Ｌ信号が出力され、リセット端子Ｒが
接地され、ここにＬ信号が供給されると上記第１、第２
出力端子Ｑ、Ｑの出力がＬ信号、Ｈ信号にそれぞれ反転
させる如く動作するものである。

また再生駆動回路９は反転回路８からＨ信号が供給され
ることによって動作し、テープを走行させ再生を行なう
ものである。

録音駆動回路１１は反転回路１０からＨ信号が供給され
ることによって動作し、録音が行なわれるように電気回
路を切換えるものである。

上記実症例について、次にその動作を説明する。

まず再生指令スイッチ１を瞬時オンにすれば、再生指令
記憶回路４がセットされてその第２出力端子ＱにＬ信号
が出力され、このＬ信号は反転回路８を介してＨ信号に
変換され再生駆動回路９を動作させ、テープが走行して
再生が行なわれる。

次に上記再生指令スイッチ１と録音指令スイッチ２を同
時に押圧して瞬時オンにすれば上述したと同様な過程を
経て上記再生駆動回路９が働きテープの走行が開始させ
るとともに録音指令記憶回路５がセットされてその第２
出力端子ＱからＬ信号が出力され、このＬ信号が反転回
路１０を介してＨ信号に変換され録音駆動回路１１を動
作させ電気回路が録音状態に切換えられて、録音が行な
われる。

この場合、録音モードスイッチ１２．１３は少なくとも
一方が開となっている必要がある。

両スイッチ１２．１３共に閉であれば、録音指令記憶回
路５がセットされず、録音を行なうことはできない。

次に上記再生状態あるいは録音状態において停止指令ス
イッチ３を瞬時オンにするとセット状態にある記憶回路
がリセットされ停止状態となる。

次にタイマーを用いて所定の時間に装置を録音あるいは
再生状態にする動作について説明する。

まず電源端子１４と電源（図示せず）との間にタイマー
（図示せず）を接続し、所定の時間に電源が投入させる
ようにセットする。

そしてタイマーにセットした所定の時間が来ると電源端
子１４に電源が投入される。

電源が投入されると抵抗１７を介して反転回路２６にＨ
信号が供給され、このＨ信号は上記反転回路２６を介し
てＬ信号に変換された後ダイオード２７とダイオード６
．１を介して再生指令、録音指令の両記憶回路４，５の
リセット端子に印加され、上記両記憶回路４，５をリセ
ットする。

また上記電源の投入によってトランジスタ２０のベース
電位は高電位となって上記トランジスタ２０はオンとな
り、電源端子１４から抵抗１７、コンデンサ２４、トラ
ンジスタ２０のベース・エミッタを介してアース側に電
流が流れ、上記コンデンサ２４に充電が行なわれる。

これと同時に抵抗１５を介してコンデンサ１６にも充電
が行なわれる。

コンデンサ１６の充電が進行し、その両端電位がダイオ
ード２３、トランジスタ１８をオンさせるに充分な電位
になると上記ダイオード２３、トランジスタ１８がオン
となす、トランジスタ１８のコレクタはほぼアース電位
に等しくなる。

したがって今までＨ信号が供給されていた反転回路２６
の入力端にＬ信号が印加されることになり、この反転回
路２６の出力はＬ信号からＨ信号に反転する。

上記トランジスタ１８がオンになると、充電状態にある
上記コンデンサ２４の一端が等偏曲に接地されることに
なり、上記コンデンサ２４の充電電荷は放電を行なう。

このコンデンサ２４の放電によってトランジスタ２０の
ベースには一定時間負の電圧が印加されることになり、
上記トランジスタ２０はオフとなる。

トランジスタ２０のベースに負の電圧が印加される時間
は抵抗２５とコンデンサ２４との時定数によって決定さ
れる。

上記トランジスタ２０がオフとなると、今までＬ信号が
供給されていた反転回路２８の入力端にＨ信号が供給さ
れることになり、上記反転回路２８の出力はＨ信号から
Ｌ信号に反転する。

この時、切換スイッチ２９と録音モードスイッチ１２．
１３のオン、オフ状態によって次のような３つの動作が
行なわれる。

まず切換スイッチ２９がオンで、録音モードスイッチ１
２．１３が少なくとも一方のみが開である時には上記反
転回路２８のＬ信号出力によって再生指令記憶回路４、
録音指令記憶回路５が共にセットされ、再生、録音の両
駆動回路９，１１が動作して装置は録音状態となる。

次に切換スイッチ２９がオンで録音モードスイッチ１２
．１３が共に閉である時には上記反転回路のＬ信号出力
によって再生指令記憶回路４のみがセットされ再生駆動
回路９が動作して装置は再生状態となる。

次に切換スイッチ２９がオフである時には上記再生指令
、録音指令の両記憶回路４，５はいずれもセットされず
、停止状態が保持される。

このように本実横倒の装置は切換スイッチ２９と録音モ
ードスイッチ１２．１３の切換状態によって上述したタ
イマーが動作して電源端子１４に電源が投入された時、
装置は録音状態、再生状態停止状態のうちいずれかの状
態になるように構成されている。

加えて上記録音状態と再生状態の判別は録音モードスイ
ッチの切換状態によって行なわれるものであり、使用す
るスイッチの接点数、回路数を少なくするように構成し
ている。

以上説明したように本発明の磁気記録再生装置はフリッ
プフロップ回路等で構成される操作指令記憶回路を操作
指令スイッチの操作によってセットあるいはリセットし
所望の動作を行なわせることに加えてタイマー等を用い
て電源の投入が行なわれた時、録音モードスイッチの切
換状態に応じて装置を録音、再生いずれかの状態に自動
的に到らしめるように構成したものであり、その構成も
きわめて簡単であって実用上の効果の犬なるものである
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明装置の一実横倒を示す電気的結線図である
。 １・・・・・・再生指令スイッチ、２・・・・・・録音
指令スイッチ、３・・・・・・停止指令スイッチ、４・
・・・・・再生指令記憶回路、５・・・・・・録音指令
記憶回路、８，１０゜２６．２８・・・・・・反転回路
、９・・・・・・再生駆動回路、１１・・・・・・録音
駆動回路、１２，１３・・・・・・録音モードスイッチ
、２９・・・・・・切換スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ テープ定速走行指令記憶回路および録音指令記憶回
   路のリセット端子と電源端子との間に電源を投入した時
   上記２つの記憶回路にリセット信号を供給するリセット
   信号発生回路を接続し、上記２つの記憶回路のリセット
   端子と上記電源端子との間に、上記リセット発生回路の
   動作時点より遅れて動作しセット信号を供給するセット
   信号発生回路を切換スイッチを介して接続するとともに
   上記２つの記憶回路のリセット端子を録音モードスイッ
   チを介してリセット信号源に接続して成る磁気記録再生
   装置。