JPS584227B2 - パツキン - Google Patents

パツキン

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Publication number
JPS584227B2
JPS584227B2 JP11409177A JP11409177A JPS584227B2 JP S584227 B2 JPS584227 B2 JP S584227B2 JP 11409177 A JP11409177 A JP 11409177A JP 11409177 A JP11409177 A JP 11409177A JP S584227 B2 JPS584227 B2 JP S584227B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
sheet
clamping body
waterproof
heating
Prior art date
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Expired
Application number
JP11409177A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5447950A (en
Inventor
大橋望
平郡正俊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11409177A priority Critical patent/JPS584227B2/ja
Publication of JPS5447950A publication Critical patent/JPS5447950A/ja
Publication of JPS584227B2 publication Critical patent/JPS584227B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Gasket Seals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、建造物、電気機器、車輌などの基体におい
て、ネジ、ボルトなどの締圧体にて締付けあるいは固定
したその部分から、水が浸入したりして基体内部を腐食
させたり、変色させたりするのを有効に防止するパッキ
ンに関する。
従来、パッキンとしては、フエルト、皮革、ウール、厚
手不織布などの多孔質材料に、重油、アスファルト、ゴ
ム、樹脂などの防水性物質を含浸させてなるシート状パ
ッキン材を、略ドーナツ状に打ち抜き加工してなるもの
が汎用されている。
しかしてかかるパッキンは、基体に締圧体にて取付け後
、外気の温度が上昇すると含浸されている防水性物質が
滲出するために経日でのパッキン自体の防水性が低下し
たり、冬場など外気の温度が低くなるとパッキンが収縮
し、パッキンと締圧体との間に間隙が生じるために防水
性が損われるなどの欠点がある。
一般に水の浸入あるいは漏れなどの原因は、前記の如き
パッキン自体の特性によるもののほかに、締圧体にてパ
ッキンを締付けたときのパッキンと締圧体の密着不良に
よるものが多いとされている。
即ちパッキンは、締圧体が挿入し易いように該締千体の
外径より若干大きく形成された内径を持つ孔を有してお
り、このパッキンを締圧体で締付けることによってパッ
キン自体に変形を与え、パッキンと締圧体とが密着して
防水性を発揮するような防水構造となされているが、こ
れまでのパッキンでは、パッキン自体の変形能が少なか
ったり、変形能は本質的には有するが十分な変形を得る
ためには相当なトルク圧を要したりするために、好適な
防水性を有する防水構造とすることができないという問
題があった。
近時、小さいトルク圧で十分な変形能を有するパッキン
として、発泡倍率7〜10倍に発泡せしめたポリエチレ
ン、ゴムなどの発泡シートを用いてなるパッキンが一部
使用されている。
該パッキンは取り付け初期においては小さいトルク圧で
十分に変形して締圧体と密着し良好な防水性を発揮する
が、経日でパッキンに圧縮永久歪が出て回復性が失われ
ると防水性が徐々に損われてくる欠点がある。
この発明はかかる従来技術の情況に鑑み種々検討の結果
開発された新規なパッキンに関するもので、その要旨と
するところは、シート状パッキン材を略ドーナツ状に打
ち抜いてなるパッキンにおいて、該シート状パッキン材
として加熱により収縮し得るシート材料を用いてなるこ
とである。
この発明に用いられる加熱により収縮し得るシート材料
としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニルなどの熱可塑性樹脂単独あるいは該樹脂とゴム例え
ばエチレン、α−オレフインおよび非共役二重結合を有
する環状または非環状ポリエンからなる共重合物(EP
T)、ブチルゴム、クロロブレンゴムなどとの混合物厚
さ3〜10mmのシート状に成形し、縦軸および横軸方
向に10〜200%好ましく20〜150%延伸してな
るものが用いられる。
しかして該シート材料として、前記樹脂または混合物に
公知の発泡剤などの配合剤を添加してシート状に成形し
、発泡加硫して後縦横軸方向に5〜150%好ましくは
10〜70%延伸してなる発泡シート(発泡倍率1.5
〜10倍)の延伸物の使用は、樹脂または混合物の使用
量に比して十分な肉厚を有するシート材料が得られるの
で経済的であり、しかも該発泡シート材を打ち抜き加工
してなるパッキンは少ないトルク圧で締圧体に密着させ
ることができるので好ましいものである。
このようなシート材料を略ドーナツ状に打ち抜いて形成
してなるパッキンは、基体にネジ、ボルトなどの締圧体
にて他の物品あるいは部品を締付けあるいは固定するに
際して、パッキンの内孔に締圧体を挿入して締付けある
いは固定して後、該締付けあるいは固定部分をドライヤ
ー、バーナーなどの熱源を用いて加熱収縮させることに
よって良好な防水性を発揮するものである。
即ち加熱によって略ドーナツ状に打ち抜かれたパッキン
は、内孔方向に収縮して締圧体との密着性を高めると共
に収縮によって圧締後の厚みが増加する傾向を示すから
基体面との密着性が高められ良好な防水性を発揮するも
のである。
図面はこの発明のパッキンを用いてなる建造物の外壁部
の防水構造を示している。
第1図において、1は建造物の骨材、2はスレート板、
3はボルト、4はワツシャ、5はナット、6は加熱によ
り収縮し得る発泡シート材料から構成されたパッキンで
ある。
この図例においてはパッキン6は締付け後加熱されてい
ないものであり、パッキン6は建造物の外壁部に受ける
太陽光線による輻射熱によって加熱され収縮する状態で
使用されている。
従ってパッキンへの加熱は前述の如き熱源を用いること
なく前記の如き輻射熱あるいはダクトなどにおいては該
ダクト内を通る熱風の温度などを用いて、パッキンを加
熱せしめるようにしてもよいものである。
以下この発明の実施例を示す。
実施例1 ポリエチレン(メルトインデックス5、密度0.930
)100重量部とチャンネルカーボン10重量部とをロ
ール温度95〜100℃に保持されたゴム用オープンロ
ールで5〜6分間混練して混和物を得る。
この混和物を加熱スクリュ一式押出機して、厚さ7mm
、幅500mmのシート状に成形し、このシート状物を
120〜130℃の温度条件下で遅駆動ロール(500
mm/min)と速駆動ロール(1000mm/min
)とに順次挿通して縦軸方向に約35%延伸し、次いで
80〜90℃の温度条件下でテンタ一方式にて横軸方向
に約25%延伸し、放冷してシート状物中の歪を固定し
た厚さ4mmシート材料を得る。
このシート材料を外径38mm、内径5.5mmの略ド
ーナツ状のパッキンに打ち抜き、第2図に示す方法で防
水性の試験を行った結果24時間経過後も良好な防水性
を示し、漏水は見られなかった。
第2図において、12はスレート板、13はボルト、1
4はワツシャ、15はナット、16はナット15にて締
付け後80℃×15分間加熱した前記パッキン、17は
50φの円筒で水深は500mmである。
なお図中18はブチルゴム系シーリング材である。
実施例2 EPT 70重量部ポリエ
チレン(メリトインデックス5.5密度0.935) 30重量部 硫黄 1.5〃加硫促進剤
(ジチオカルバメート系) 1〃亜鉛華
2〃ステアリン酸
3〃重質炭酸カルシウム 50〃
発泡剤(ニトロソ化合物) 5〃上記配合組
成からなる発泡素材を常法により発泡加硫し、厚さ12
mmの発泡シート(発泡倍率1.7倍)を得る。
次いで該シートを140〜150℃の温度条件下で遅駆
動ロール(400mm/min)と速駆動ロール(80
0mm/min)と順次挿通して縦軸方向に約50%延
伸し、次いで80〜90℃の温度条件下でテンタ一方式
にて横軸方向に約20%延伸し、放冷して発泡シート中
の歪を固定した厚さ6.5mmのシート材料を得る。
以下実施例1と同様の操作にてパッキンを作製し、80
℃×15分加熱後に防水性の試験を行ったところ、漏水
は全く見られなかった。
この発明のパッキンは上記実施例からも明らかなように
、加熱により収縮させて使用することにより、優れた防
水性を有するものである事実が顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のパッキンの使用状態を示す部分断面
図、第2図はこの発明のパッキンの特性を測定するため
の試験装置の説明図である。 3・・・・・・締圧体、6・・・・・・パッキン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シート状パッキン材を略ドーナツ板状に打ち抜いて
    なるパッキンにおいて、該シート状パッキン材として加
    熱により収縮し得るシート材料を用いることを特徴とす
    るパッキン。 2 シート材料が発泡シートの延伸物である特許請求の
    範囲第1項記載のパッキン。
JP11409177A 1977-09-22 1977-09-22 パツキン Expired JPS584227B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11409177A JPS584227B2 (ja) 1977-09-22 1977-09-22 パツキン

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JP11409177A JPS584227B2 (ja) 1977-09-22 1977-09-22 パツキン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5447950A JPS5447950A (en) 1979-04-16
JPS584227B2 true JPS584227B2 (ja) 1983-01-25

Family

ID=14628867

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JP11409177A Expired JPS584227B2 (ja) 1977-09-22 1977-09-22 パツキン

Country Status (1)

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JP (1) JPS584227B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63107370U (ja) * 1986-12-26 1988-07-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63107370U (ja) * 1986-12-26 1988-07-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5447950A (en) 1979-04-16

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