JPS5842119B2 - 巻上機械用過負荷防止装置 - Google Patents

巻上機械用過負荷防止装置

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JPS5842119B2
JPS5842119B2 JP51036955A JP3695576A JPS5842119B2 JP S5842119 B2 JPS5842119 B2 JP S5842119B2 JP 51036955 A JP51036955 A JP 51036955A JP 3695576 A JP3695576 A JP 3695576A JP S5842119 B2 JPS5842119 B2 JP S5842119B2
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D1/00Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans
    • B66D1/54Safety gear
    • B66D1/58Safety gear responsive to excess of load

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は口・−プホイスト、チェンブロツク、あるいは
これらに類する装置に適用される過負荷防止装置に関す
るものである。
一般的な過負荷防止装置としてチェンブロックに用いら
れている例をもとに説明する。
単に奏上時の過負荷を防止するという目的で、チェンブ
ロツクに内蔵された減速歯車の一部に摩擦により動力を
伝達する所謂スリップギヤを用いるものがある。
すなわち、スプロケット軸上に配置された減速歯車の任
意の歯車を二分割して形成し、歯車を組合せる。
これらの歯車相互間のトルクの伝達は仲介されるライニ
ングを介し、一方の歯車に皿ばね等の弾性体により押圧
力を付し、ねじにより押圧力の調整をして所定の伝達摩
擦トルクを得るものである。
然し、この従来の過負荷防止装置付のチェンブロックで
は、所定の設定トルクにほぼ釣合った臨界状態で、荷が
巻上がってしまった場合は宙吊中に、揺動、振動等によ
る何らかの外力を付与されると、釣合いがくずれ、荷が
落下することとなり危険である。
例えば、これらの従来技術による過負荷防止機能を装置
した巻上機械を簡易リフトに使用した場合、宙吊り状態
において、設定トルク以上の過荷重を吊上げた場合、荷
は落下する結果となり非常に危険である。
また、上述に同様の状況で、一旦巻上げた荷物をインチ
ングし乍ら上げ、下げ停止をする様な場合、荷の急停止
、揺動等により衝撃力が発生し、設定トルクとの釣合い
が崩れ、荷物が下降すること等が挙げられる。
何れにしても、この技術は、不安定な摩擦力にトルク伝
達を委ねているものである。
本来、安全を補償すべき目的により付加する過負荷防止
機能は、逆に危険性を増大している結果となっていた。
本発明の目的は、安全で確実な機能を有した奏上機械用
過負荷防止装置を提供するにある。
本発明の他の目的は、初張力を弾性体に付加することに
より、各部摺動部の摩滅を軽減しうる巻上機械用過負荷
防止装置を提供するにある。
本発明の他の目的は、脈動現象をなくし、動作荷重の精
度の向上を計った巻上機械用過負荷防止装置を提供する
にある。
本発明の他の目的は、トルク調整の作業を不要にした奏
上機械用過負荷防止装置を提供するにある。
本発明の構成は、巻上機械に内蔵されている減速機構部
の任意の伝達歯車をアウタギヤユニットとインナギヤユ
ニットとで形成し、これら両ユニットの相互間トルクの
伝達はある一定な荷重に見合う弾性体を介して行なう。
そして一定荷重以上の過負荷になった場合には、弾性体
が圧縮され。
両ユニット間の相対位置が回転方向に変化する。
これらの回転方向の位置変化により、スラスト方向に動
きを変換する機構を、上記歯車動作に連動して設け、過
負荷時のスラスト動作により、このスラスト量を感知ス
イッチにより検知し、奏上回路を遮断し、巻上動作を停
止させる巻上機械用過負荷防止装置にある。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発′明の過負荷防止装置が適用されるに好
適なチェンブロツクを示したものである。
図面において、チェンブロツクは、奏上用電動機1を内
蔵しており、この電動機1は主枠2に固着されている。
電動機1により動力を伝達される減速機構部3を備えて
いる。
この減速機構部3は、主枠4,5により支持される1段
ピニオン6.1段ギヤT、2段ピニオン8.2段ギヤ9
.3段ピニオン10.3段ギヤ15およびスプロケット
軸1Bを内蔵している。
減速機構部3は平行に配された入力軸と出力軸を備えて
いる。
そして一段ビニオン6.2段ピニオン8.3段ビニオン
10およびスプロケット軸18は、それぞれ主枠4,5
上に配置されたベアリング11a。
11b、ベアリング12a、12b、ベアリング13a
、13bおよびベアリング14a、14bにより軸支持
されている。
3段ギヤ15はスプロケット軸18に連結されている。
このスプロケット軸18は荷重巻土用リンクチエン16
を巻回し、下フック17を上下行させる。
電動機1と1段ピニオン6とはカップリング19により
連結される。
そして電動機1への電圧付勢を受けてトルクの伝達を行
ない荷物の上下行を行なうものである。
第2図は本発明による過負荷防止装置を上述の電気チェ
ンブロックの1段減速部に装着した例である。
この過負荷防止装置に過負荷検出ユニットを付加しであ
る。
なお、本発明による過負荷防止装置を1段減速部に装着
した一例を示したが、2段減速部以降に装着してもよい
しかしながら低速部に至る程伝達トルクが犬となる為に
過負荷防止装置が大形化する。
本発明の一実施例ではこの理由により1段減速部に設置
している。
第2図ないし第6図において、2段ピニオン8に配置さ
れる改良された1段ギヤの構造を説明する。
アウタギヤユニットである外周ギヤ20は、外周部には
トルク伝達用の一般的な歯車部21を有している。
外周ギヤ20の内部には、ギヤサポート23a 、23
bが対向して配置されている。
ギヤサポート23a 、23bとでインナギヤユニット
を構成している。
ギャサポー)23aは、内側に3個の突起部24aを有
する突出部材24bを有している。
そしてギヤサポート23aと突起部24cの中心部は、
2段ピニオン8に係止するためのスプライン8aを有し
ている。
また外周ギヤ20の内周部には、3個の突起部24cを
有している。
ギヤサポート23aの突起部24aと、この突起部24
cの間にそれぞれ3個の圧縮ばね22を挿入している。
すなわち外周ギヤ20の内周部には、圧縮ばね22およ
びギヤサポート23aの突起部24aに衝合するために
3個の突起部24bを設けている。
また外周ギヤ200両側端内周部には、ギャサポー)2
3aおよびギヤサポート23bが嵌合するリング状の凹
部よりなる嵌合部25a、25bを形成している。
そして、外周ギヤ20は、ギヤサポート23a。
23bを介して2段ピニオン8に支持されている。
ギャサポー)23aの内周部は、2段ピニオン8に係止
するためのスプライン8aを有している。
ギヤサポート23aのギヤサポート23bに対向する側
の突出部24aの側面には、第3図、第6図に示す如く
、外周ギヤ20の突起部24cに対向する3個の係止部
26aを形成している。
この係止部26aの側面は、圧縮ばね22に衝合してい
る。
外周ギヤ20とギヤサポート23aおよびギヤサポート
23bとは圧縮はね22の一定荷重を介して弾性支持さ
れている。
従って、これらの相互関係は、荷重側より伝達されるピ
ニオン8側のトルクにより変化する。
すなわちギャサポー)23aおよび23b側に付勢され
るトルクが圧縮はね22の保持トルクよりも大きい場合
には、係止部26aが圧縮はね22を圧縮させて一定位
置まで荷重トルクによって付勢される側に回転する。
一方圧縮ばね22の保有する圧力以下のトルクを伝達す
る場合は外周ギヤ20の突起部24Cとギヤサポート2
3の係止部26aが衝合した状態で一体的に回転する。
ギヤサポート23bは、ギヤサポート23aに類似した
形状を有している。
そしてギヤサポート23bは、2段ピニオン8にギャサ
ポー)23aに対向して係止されている。
外周ギヤ20およびギヤサポート23a、23bで形成
される内部空間には、圧縮はね22のほかにボール支持
板27を内蔵している。
このボール支持板27は回転力′向の相対位置関係の変
化をスラスト量に置換するために設けたものである。
ボール支持板27の形状は第4.5,6図に示すように
、外周部に外周ギヤ20の突起部24cに係止するため
の3個の凹部28aを有している。
またボール支持板27′の内周部には、上記した外周部
の凹部28aにほぼ対向する位置に凹部28bを形成し
ている。
この内周部の凹部28bは、ギヤサポート23bの係止
部26bに対し、一定方向に一定値の回動範囲を保有す
る状態で係止する。
さらにギヤサポート23bに対向する面には第5図にそ
の断面形状を示すような円錐状の3個のボール受けであ
る開口29を形成している。
ギヤサポート23bの内周部には、2段ピニオン8に係
止するためのスプライン8bを有している。
またギャサポー)23bは、ギヤサポート23aに対向
する側に、突出部材26cを設けている。
この突出部材26cに上記した3個の係止部26bを一
体的に形成している。
そして、ギヤサポート23bはボール支持板27に設け
たボール受け29に対向する位置に3個のガイド穴であ
る開口31を有している。
3個の円球のスチールボール30が、ボール受29およ
びガイド穴31に挿入される。
ボール受29のギヤサポート23a側の直径は、スチー
ルボール30の直径より小さい。
一方、ガイド穴31の直径は、スチールボール30の直
径より大きく形成されている。
従って、一定値以上の過負荷の付勢を受けて外周ギヤ2
0とギヤサポート23a、23bの相対関係が変化した
場合、ボール支持板27は外周ギヤ20と一体的に動作
する。
−カポール受け29に押圧されるスチールボール30は
、ギャサポート23bのガイド穴31により、ギヤサポ
ート23bに一体的に回転する。
かくして、スチールボール30は、ボール受け290円
錐状斜面を乗り上げ、第2図において右方へ移動する結
果となる。
ギヤサポート23bの側面にスチールボール30に接触
するストライカ−31aが設けられている。
このストライカ−31aは、ボール30のスラスト方向
移動の押圧を受けるものである。
このストライカ−31aは、2段ビニオン8の外周をガ
イドとし、2段ピニオン8に対して回動、摺動自在に設
けられている。
また主枠4に配置されたベアリング12aの下方に、同
様に主枠4に感知スイッチ32を取りつけている。
この感知スイッチ32は、ボール30のスラスト方向移
動の抑圧を受けて、圧接されることにより、回路の開ま
たは閉動作を行なう。
ストライカ−31の円筒空間部には、圧縮ばね33が挿
入されている。
この圧縮ばね33は、他端をばね受け34により支持さ
れている。
この圧縮ばね33は、ストライカ−31aおよびスチー
ルボール30を押圧する作用を有している。
またシーリング34a 、34bを有している。
本発明の基本原理について、簡単化した構造により説明
する。
第7図においてシリンダー101aは荷重支持用弾性体
102a及び荷重に連結する支持杆103a等を内蔵し
ている。
シリンダー101aの下端はホイスト本体等に固着され
る。
支持杆103aにはスイッチ104aの遮断を行なうた
めの突出杆105aが併設されている。
調整ネジは弾性体102aに所定の動作荷重に見合う初
張力を付加する。
これらの構成に於いて、支持杆103aにより懸吊する
荷重(図示せず)が、弾性体102aの張力P。
を越えた時点で突出杆105aがスイッチ104aを押
圧し、接点を開放し、巻上動作の停止をし、過荷重の検
知を行なうことが出来る。
従って、Po以下の荷重に於いては荷重は弾性支持では
なく、剛体的支持と見做され、弾性体102aの伸縮は
生じない。
第8図は、従来例の基本原理を簡単化した構造のものを
示し、弾性体102bには初張力は付加されていないも
のである。
この場合の動作点は弾性体102bが荷重P。
を得る点、即ちδ。の撓みが生じた点で、スイッチ10
4bが遮断される。
またP。
以下の荷重に於いても、弾性体102bは常に伸縮動作
を繰り返すこととなる。
なお、シリンダー101b、支持杆103b、突出杆1
05bをそれぞれ有している。
これらの結果から、本発明になる構成に於いては初張力
を付加することにより、検知荷重P。
以下の荷重を懸吊している限り弾性体の伸縮はなく各部
摺動部の摩滅が従来方式に対して大巾に軽減出来る。
また弾性体の伸縮は過電懸吊時のみに生じるもので、は
ぼ静荷重として考慮することが出来、繰り返し疲労強度
に対′して有利となり、結果的に弾性体、その他の小形
化が可能となる。
更に従来例に於いては、δ0の撓みを得てスイッチが作
動する為、この撓みを得る迄の時間内で荷重は惰性を得
る。
第11図は、本発明と従来例の弾性体の脈動現象を示し
たものである。
図においてAは本発明の場合、Bは従来例の場合である
従って従来例では、惰性によりスイッチ動作点を超越し
て荷重が変化し、脈動する。
一方、本発明の実施例によれば撓みδ。
に達する為の時間(1)を要せず、従って脈動現象が生
じない。
即ち動作荷重の精度の向上を計ることが出来ることを示
している。
次に本発明の電気チェンブロックの電気回路を第12図
に示す。
3相電源35は、奏上用電磁スイッチ36、巻下用電磁
スイッチ37に電圧付勢する。
巻上用電磁スイッチ36は接点38a−38b、39a
−39b、40a−40b及び接片41,42゜43、
励磁コイル44からなり、巻下用電磁スイッチ31も同
様の構成である。
巻上用リミットスイッチ52は、下フック1Tが上限に
来た場合に機械的に接点53a−53bを開路する。
巻下用リミットスイッチ54は、下フック17が下限ま
で下降した場合に接点55a−55bを開路し、動作の
停止を行なうものである。
奏上用押釦スイッチ56および巻下用押釦スイッチ5T
が設けられてる。
巻上押釦56の一端はサーマルタイマー59のb接点5
8を経て巻上用励磁コイル4402次側に接続される。
サーマルタイマー59は感知スイッチ32と直列に接続
され、一端はb接点58と巻上用押釦56の中程に接続
され、他端は励磁コイル44の一次側に接続される。
サーマルタイマー59は電圧付勢を受けると内蔵するヒ
ーターが加熱されエバイメタルとなっている接点58が
数秒の後に変形開路する作用を持っている。
そして電圧付勢が中止されると自然冷却し、数秒〜数1
0秒の後に復帰するものである。
これら機構は要するに感知スイッチ32の動作に対して
奏上回路の動作を遅延させて作動させる機能または感知
スイッチ32の寸動動作を感知してその動作を自己保持
する機能であればよい。
以上述べたような構成に於いて動作、作用について詳述
する。
所定の電源に電源線35を接続し、押釦スイッチ56,
57の何れかを押す。
この結果電磁スイッチ36または37の励磁コイル44
または51が励磁される。
そして接点38a−38b 、39a−39b 、40
a−40bまたは45a−45b 、46a−46b
、+7a−47bが閉路し、奏上用電動機1が付勢され
る。
この付勢と同時に制動機構60が電気的に開放され、奏
上用電動機10回転トルクはカップリング19を介し、
減速歯車群6,7,8,9,10,15を経てスプロケ
ット18を回転させる。
このスプロケット18に巻廻するリンクチエン16及び
下フック1Tが上下動し、荷重の上下行を行なうもので
ある。
巻上荷重が定格荷重を越さない範囲、即ち、圧縮ばね2
2の圧力により弾性支持される外周ギヤ20とギヤサポ
ート23a 、23bの突張り力以内の発生トルクであ
れば、これら二分割化された歯車の相対位置関係は伺ら
変化することはなく、過負荷防止装置を内蔵しない通常
歯車に同じ動作を行なう。
従ってスチールボール30及びストライカ−31a等の
スラスト方向動きは発生せず、電気配線上も何らの変化
はなく正常動作を行なうものである。
懸架荷重が定格荷重を越えた場合は、第3図に於いて、
荷重トルクがギヤサポート23a、23bに対して、反
時計方向即ち圧縮ばね22を撓ませる方向に作用する。
この結果ギャサポー)23a及び23bは内径をスプラ
イン8a、8bにより2段ビニオン8に係止している為
、荷重トルクを受けて反時計方向に強制回転させられる
此の時、ギヤサポート23bに形成されるスチールボー
ルのガイド孔31は一体的に廻動する。
一方、ボール支持板27は係止部28により外周ギヤ2
0に一体的に構成される為、ボール受け29とスチール
ボール30は相対位置が変化し、円錐状穴から平担部に
、即ち第2図、第5図に於いて右方へ移動する結果とな
る。
これによりストライカ−31aは圧縮ばね33を押圧し
ながら右方へ移動し、感知スイッチ32を押し回路遮断
を行なう゛ものである。
感知スイッチ32が閉路することにより、直ちに40−
47−32−59−56−46−39の回路が構成され
る。
′そしてタイマー(ヒーター)59が付勢され、数秒の
後にこれに連動するb接点58を開路し、巻上用電磁ス
イッチ36の励磁コイル44を遮断し、巻上動作を停止
させるものである。
これらの感知スイッチ32は奏上用回路のみに挿入され
るがこれは、−長巻上げた過荷重を巻下ろすに容易なる
様にするもので、感知スイッチ32が動作しても、巻下
げ回路は正常動作が可能である。
また、感知スイッチ32が動作してから、タイマースイ
ッチ5B、59を併用し数秒の遅延時間を保有させてい
る。
これは前述した如く、圧縮ばね22の・保持するトルク
に見合う過負荷即ち臨界荷重を吊り上げた場合に振動が
生じ、これらの周波数に応じてストライカ−31aが左
右に移動する。
この結果感知スイッチ32がチャタリングし、電磁スイ
ッチ36.37がこれに追随してチャタリングし、接点
寿命を痛める可能性がある為に設ける。
このようにタイマースイッチ58,59は、地離れ時の
荷重揺動等によるトルク変化が沈静するまでの間、電磁
スイッチの開路動作を遅延させる目的により挿入するも
のであり、特にバイメタル式遅延タイマーに拘わるもの
ではない。
此の場合、感知スイッチにより直接的に奏上回路を遮断
しても良いが、荷重は通常、地離れ時の揺動等により付
勢を受けて、地離れ直後数秒間は脈動する為、これらの
小刻みなトルク変化がスラスト量変化となって生じ、奏
上回路の開閉を頻繁に発生させ(チャタリング)る場合
が生ずる為、遅延タイマーを併設しているものである。
感知スイッチは、奏上回路のみに作用するもので、過荷
重により巻上げ、一旦停止した荷物は、巻下げ回路は側
ら変化を受けないので、伺ら支障なく作動することが出
来るものであり、本発明は、摩擦力による過負荷検知を
完全廃止し、性能を確実にし、且つ、安価な装置を形成
するものである。
以上説明したように本発明によれば設定荷重は、圧縮は
ねの圧力により、一義的に決定され、非常に高精度の過
荷重の吊上げ防止装置を得ることができると共にトルク
調整等の作業も必要としない。
また、−長巻上げた過荷重であっても何ら支障なく巻下
げ動作が可能であり、更に万一、圧縮ばねが切損しても
、検知荷重の低下の方向に作用し、更に安全になるもの
である。
更に、また装置全体の寸法も過負荷防止装置を備えてい
ない従来装置に比して、それ程大きくならないという効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用され得る電気チェンブロツクを示
し、特に減速機構部をおおうカバーを取除いた全体図、
第2図は本発明の一実施例を示す要部の断面図、第3図
は第2図のI−II線に沿った断面図、第4図は同じく
第2図におけるIV−IV線に沿った断面図、第5図は
スチールボールとそのガイド部の断面図、第6図Aは本
発明の過負荷防止の要部構成の展開図、第6図Bはギヤ
サポート23bの斜視図、第7図および第8図は、従来
技術の基本原理を示した要部断面図、第9図は、第7図
の構造に基づく弾性体の撓み一張力関係図、第10図は
、第8図の構造に基づく弾性体の撓み張力関係図、第1
1図は、本発明と従来技術の比較を示した弾性体・の特
性図、第12図は、本発明による電気チェンブロックの
電気回路図である。 1・・・・・・電動機、3・・・・・・減速機溝、18
・・・・・・スプロケット、20・・・・・・外周ギヤ
、22・・・・・・圧縮ばね、23a 、23b・・・
・・・ギヤサポート、31a・・・・・・ストライカ−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電動機の回転を減速して荷重を昇降するものにおい
    て、 平行に配された入力軸と出力軸と、この入力軸と出力軸
    間に連結されるギヤと、このギヤはアウタギヤユニット
    とインナギヤユニットを含み、このアウタギヤユニット
    は外周部にピニオンと噛合う歯車を有し、インナギヤユ
    ニットは対向する第1のギヤ支持手段と第2のギヤ支持
    手段でなされると共に前記アウタギヤユニットに組込ま
    れ、スプリング部材は前記ギヤ支持手段間で、かつアウ
    タギヤユニットと接触するように設けられ、このスフリ
    ング部材は荷重のトルクがある一定値を越えた場合は、
    前記ギヤユニットの相対位置関係を回転方向に変化させ
    、この変化量をスラスト方向の動作に変換するための手
    段、更に上記手段による動きを検知する手段とから構成
    されることを特徴とする巻上機械用過負荷防止装置。 2 前記特許請求の範囲第1填記載のものにおいて、前
    記スプリングは圧縮ばねであることを特徴とする奏上機
    械用過負荷防止装置。 3 前記特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、前
    記第1、第2のギヤ支持手段はそれぞれ突出部を有する
    突出部材を設けており、これらの突出部材を接触させた
    ことを特徴とする奏上機械用過負荷防止装置。 4 @記特許請求の範囲第3項記載のものにおいて、ア
    ウタギヤユニットの内部に突出部を設け、この突出部を
    第1のギヤ支持手段の突出部と対向させ、この間にスプ
    リング部材を介在させたことを特徴とする奏上機械用過
    負荷防止装置。 5 前記特許請求の範囲第4項記載のものにおいて、前
    記第1、第2ギヤ支持手段の間に介在部材を設け、この
    介在部材は第2のギヤ支持手段の突出部材に装着したこ
    とを特徴とする巻上機械用過負荷防止装置。 6 前記特許請求の範囲第5項記載のものにおいて、第
    2のギヤ支持手段と前記介在部材間に対向する開口をそ
    れぞれ設け、この開口間にボールを挿入し、かつ第2の
    ギヤ支持手段を圧接するストライカを設け、このストラ
    イカによりボールを第2のギヤ支持手段と前記介在部材
    間を移動可能に構成した°ことを特徴とする奏上機械用
    過負荷防止装置。 7 前記特許請求の範囲第6項記載のものにおいて、前
    記ストライカをスプリングにより圧接するように構成し
    たことを特徴とする巻上機械用過負荷防止装置。
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